| Character | 1話【Ep1-1 アジト】 |
| イクス | デミトリアス帝との戦いから一週間。俺たちは帝国の崩壊という現実に立ち向かうため必死に動き続けていた。 |
| クレス | ――こんなところかな。アセリア領に関する報告は以上だ。 |
| イクス | ありがとう、クレス。また何かあったら教えてくれ。 |
| ミリーナ | まだ帝国の兵士たちは動きを止めていないのね。 |
| イクス | ああ。ハロルドさんも言ってたけど、今の帝国兵の殆どはレプリカ兵で、帝国を守るという刷り込みだけが行われている状態だから、降伏って考えがないんだよ。 |
| ミリーナ | なんとか刷り込みから解放してあげて一人の人間として生きていけるようにしないとね。 |
| カーリャ | ただいま戻りましたー ! |
| コーキス | マスター、ミリーナ様 !今のところ浮遊島には異常なかったぞ。 |
| ミリーナ | お疲れ様、カーリャ、コーキス。みんな、疲れたでしょう ?少し休憩しましょうよ。 |
| イクス | ありがとう。確かにちょっと疲れたかな。けど、俺はもう少しだけ……。 |
| コーキス | 無理すんなって。一息入れようぜ。 |
| イクス | ……わかったよ。けど、すぐに仕事に戻るぞ ?やりたいことが山積みなんだ。 |
| イクス | 各領地の戦況も知りたいし浮遊島の警備体制も見直さないといけないし……。 |
| カーリャ | 鏡映点のほとんどが地上に降りちゃってますからね。みなさん、お忙しいようでなかなか戻ってこられないですし。 |
| ミリーナ | いずれ、この浮遊島を離れてそれぞれの土地に移る人も多くなると思うわ。このアジトも、どうするか決めないといけないわね。 |
| カーリャ | 寂しくなりますねぇ……。 |
| コーキス | パイセン、元気出せよ。前に話したヴァン様のたまご丼作ってもらえるように、俺が話つけてやるからさ ! |
| カーリャ | 噂に聞くあの…… !いやいや、食欲で寂しさを誤魔化せると思ったら大間違いです ! でもお願いします ! |
| イクス | それは、戦況が落ち着いてからにしてくれよ ?今はたまご丼作ってくれなんて連絡しづらいからさ……。 |
| コーキス | わ、わかってるって。今だって、みんな大変なんだろ ? |
| イクス | ああ。さっきもクレスから連絡が来たところだ。残党の兵士はまだ多いけど領内の鎮圧は計画通り進んでるってさ。 |
| カーリャ | さすがクレスさまたちです。他の領地はどうなってるんでしょうね。 |
| イクス | そっちも報告が来てるよ。各領とも、帝国の影響下から脱しつつあるそうだ。 |
| イクス | やっぱりアセリア領を筆頭にした五領の蜂起がいい切っ掛けになったみたいだな。 |
| イクス | とはいえ、解放した各領地をこれからどんな風にまとめていくか……。まだまだ問題は山積みだよ。時間がいくらあっても足りない。 |
| コーキス | 時間、か……。 |
| 二人 | …………。 |
| カーリャ | やっぱり、このまま『時間』は止まっていた方が……。 |
| ミリーナ | カーリャ。 |
| カーリャ | わかってます ! けど……。 |
| イクス | なあ、カーリャ。帝国を倒したことでクロノスの力で停止していた時間がやっと動かせるようになったんだぞ ? |
| イクス | これで鏡映点のみんなも『俺』もこの世界の人と同じ時の中で年を重ねることができるんだ。 |
| イクス | どれだけ月日が経っても、何一つ変わらないままなんてやっぱり歪じゃないか。時間は動かさないと。 |
| カーリャ | それでも、イクスさまだけは鏡映点のみなさんと条件が違うじゃないですか。 |
| カーリャ | ゲフィオンさまと魔鏡結晶の中にいた時にイクスさまは時間が操作されたって聞きましたよ。 |
| イクス | ああ。ゲフィオンは俺とイクスさんの年齢のズレを無意識に修正しようとしたらしいな。それだけ、イクスさんへの思いが強かったんだ……。 |
| ミリーナ | ええ。私とイクスの記憶を重ねたことで状況がよくわかったわ。 |
| ミリーナ | それが……どれだけイクスの『時間』に負荷をかけてしまったかということも。 |
| カーリャ | そうですよ ! このままじゃイクスさまの体は無理やり進められた時間経過と、正常に戻ろうとする時の流れに耐え切れなくなって……。 |
| イクス | 崩壊するかもしれない、だろ ? |
| イクス | わかってるよ。止まっていた時間を一気に戻さずに数年かけて少しづつ進めたほうがいいってフィルさんも言ってた。 |
| ミリーナ | 私も、負荷の緩和策がないかゲフィオンの記憶から情報を集めているわ。それはカーリャも知ってるでしょう ? |
| カーリャ | はい……。でも、考え出すと不安になっちゃうんです。ミリーナさまや、イクスさまや、コーキスがいてそれが普通になればなるほど……。 |
| イクス | ありがとな、カーリャ。でも昔と逆だな。心配するのは俺の仕事みたいなものだったのにさ。 |
| コーキス | ――あー、もう、ほら !また仕事の話になってるぞ ! |
| イクス | あっ、悪い。そういえば一息入れようって言ってたんだったな。 |
| コーキス | 俺がお茶淹れるよ ! あっちにいる時はバルドやメルクリアと淹れてたんだ。期待していいぜ、マスター ! |
| イクス | 嬉しいな。コーキスのお茶、楽しみだ。 |
| コーキス | (マスター、顔色悪いな……。最近疲れ気味だし……) |
| イクス | どうした ? |
| コーキス | いや、なんでもない。ほら、ミリーナ様もパイセンも、休憩、休憩 ! |
| Character | 2話【Ep1-2 ケリュケイオン1】 |
| カーリャ・N | 失礼します。 |
| ファントム | ……また、あなたですか。 |
| カーリャ・N | 起きていましたか。調子はどうです ? |
| ファントム | まあまあですよ。 |
| カーリャ・N | ふふっ。「問題ない」と言わなくなっただけ素直になりましたね。その調子なら、今日はゆっくり話せそうです。 |
| ファントム | 聞きますよ。逃げられそうにありませんし。 |
| カーリャ・N | あなたに改めて伝えたかったんです。 |
| カーリャ・N | ゲフィオン様を守ってくださりありがとうございました。 |
| ファントム | …………。 |
| カーリャ・N | あなたは命がけで、ゲフィオン様を自分の仮想鏡界に取り込んでくれました。 |
| カーリャ・N | そのお陰で、私もフィリップ様も最後に言葉を交わすことができたんです。 |
| ファントム | ……全部、終わりましたね。 |
| カーリャ・N | ええ。終わりを見届けたいというあなたの願いは叶いましたか ? |
| ファントム | どうでしょう。ただ、すっきりはしました。これで私には何もなくなった。 |
| ファントム | 何も……。 |
| カーリャ・N | ……一つ、提案があります。 |
| カーリャ・N | 私と一緒に、新しい月に――もう一つのティル・ナ・ノーグに行きませんか ? |
| ファントム | ! |
| カーリャ・N | あの場所には、私たちと同じ時代を生き私たちが関わった罪に苦しめられた当時の人々がいる筈です。 |
| カーリャ・N | バロールの命の炎によって甦った人々が。 |
| カーリャ・N | 私は向こうのセールンドでその人々を助けたいと思っています。力を貸してくれませんか ? |
| ファントム | 月とは……。あなたには、こちらの世界に帰る場所があるでしょう。 |
| カーリャ・N | ええ。ですがそこにはちゃんと『カーリャ』がいます。 |
| ファントム | ……フィルにマークがいるように ? |
| カーリャ・N | ええ。あの方たちに任せればこの世界はきっと良い方向へ歩み出すでしょう。 |
| カーリャ・N | ならば私は、ゲフィオン様への怨嗟が残るあの月でその後始末をしたい。 |
| カーリャ・N | それが、憎しみや悲しみに包まれた戦乱の時代を知りなおかつ歩むべき未来を垣間見た者の役目ではないかと思うのです。 |
| ファントム | 憎しみと悲しみを知る者ですか。では、私たちなら適任だ。 |
| カーリャ・N | ええ。ですから誘っています。 |
| ファントム | 嫌だと言ったら ? |
| カーリャ・N | そうですね。いっそ、さらってしまいましょうか。フィリップ様の許可が下りればですが。 |
| ファントム | では、さらわれてしまいましょう。 |
| カーリャ・N | ……いいのですか ? |
| ファントム | 望むところです。 |
| カーリャ・N | ありがとう、リーパ。 |
| マーク | ……パイセン。リーパと随分話し込んでるな。 |
| フィリップ | フフ、気になるのかい ? |
| マーク | 別にそういうわけじゃねーよ。パイセンなら、後でちゃんと俺に話してくれる筈だし。 |
| フィリップ | そうだった。二人とも、秘密の話まで共有するぐらい仲良しだったよね。 |
| マーク | ……まあな。そういや、フリーセルはどうした ?何か話があったんだろう ? |
| フィリップ | さっきケリュケイオンを降りたよ。ナーザ将軍……いや、ウォーデン殿下への伝言を預けたんだ。 |
| マーク | ああ……。アスガルド帝国崩壊後の世界についてってやつか。 |
| フィリップ | そうさ。本当はウォーデン殿下本人と話したかったんだけど、彼らもすぐに船を降りてしまっただろう ? |
| フィリップ | だからフリーセルに託したんだ。 |
| マーク | 構想はあるのか ? |
| フィリップ | まあね。独裁的な一国家として全体をまとめるよりそれぞれの領地が国として機能できればそれが一番じゃないかと思ってるんだ。 |
| マーク | なるほどね。色んな世界から具現化されてるしエンコード済みとはいえ人種も文化もバラバラだ。その辺は出身の鏡映点に任せるのがベストなのかもな。 |
| フィリップ | その上で、これまでの統一感を失わないようにアスガルド連邦国――なんてどうかなって思ってるんだけど。 |
| マーク | いいじゃねえか !言い出したからには投げ出させねえぞ。ちゃんと樹立まで働いてもらうからな。 |
| フィリップ | わ、わかってるよ。救世軍のことも何とかしないといけないし。ゆくゆくは解散することになるけれど……。 |
| マーク | ああ。それでもまだ数年、この組織は維持しねえとな。紛争はしばらく続くはずだ。各領をまたいで対処できる組織は必要だろう。 |
| マーク | ……ん ? コーキスから ? |
| コーキス | マーク、フィル様に相談があるんだ。そっち行っていいか ? |
| マーク | よお、どうしたコーキス。また家出か ? |
| コーキス | んな訳ねーだろ ! 俺はもう決めてるんだ。マスターを丸ごと全部抱え込んで守るってな。 |
| フィリップ | 頼もしいね。それで、僕に相談があるんだって ? |
| コーキス | あ、うん。ええと……フィル様はマスターの『時間』の話、聞いてるよな ? |
| フィリップ | ああ。こちらでもミリーナと情報共有しながら今後の時間の進め方を研究している。何かあったかい ? |
| コーキス | 最近マスターの顔色が悪くてさ。ここ数日は特に疲れやすくなってる気がする。 |
| コーキス | ミリーナ様も気づいているみたいだけど何も言わないんだ。きっと下手に騒いで俺たちの不安をあおりたくないんだと思う。 |
| コーキス | 俺もなるべく普通にしようとは思うんだけど何かマスターの体に影響が出てるんじゃないかと思って心配でさ。 |
| フィリップ | イクスの時間……か。だったら、エルレインに会ってみるかい ? |
| コーキス | エルレイン様 ? なんで ? |
| フィリップ | 彼女の中には時の精霊クロノスがいる。そう簡単に精霊と話せるわけじゃないけれど試してみる価値はあるはずだ。 |
| コーキス | やるよ ! エルレイン様はどこだ ! ? |
| フィリップ | ちょうどケリュケイオンに乗ってるよ。救世軍の地上部隊について話をしたばかりだ。 |
| マーク | よし、待ってろ。今、呼び出してみる。 |
| Character | 3話【Ep1-3 ケリュケイオン2】 |
| エルレイン | ――わかりました。では、私の意識を深く沈めてクロノスに届きやすくしてみましょう。 |
| マーク | 助かるぜ。さすが聖女様だ。 |
| エルレイン | これも救済と思えばこそ。ただし、成功するか否かは保証しかねます。あなたの呼びかけ次第と思いなさい。 |
| コーキス | はい、お願いします ! |
| エルレイン | 始めます。……………………。 |
| コーキス | ええと……、クロノス、出てきて欲しい。クロノス、聞こえるか ? |
| クロノス | ……聞こえている。 |
| コーキス | 早っ ! こんな簡単に ! ? |
| クロノス | 簡単ではない。この体の主が、我の出現を強く願った故。負担もあるだろうから、手短にしてやりたい。 |
| コーキス | エルレイン様……。 |
| クロノス | 鏡精よ、事情は察している。イクスの時間のことであろう。 |
| コーキス | ああ。実際、今はどんな状況なんだ ? |
| クロノス | 魔導砲によって分かたれた我の分霊を鏡映点たちが集めているのは知っているな。 |
| クロノス | その分霊が全て戻った時に、再び時の流れを緩やかに動かす。鏡士たちもそのように事を運ぶ算段をつけているはずだ。 |
| フィリップ | ええ。あなたが力を取り戻しエルレインから離れることができたらそう願うつもりでした。 |
| コーキス | それで、マスターはどうなる ? 大丈夫なのか ? |
| クロノス | 我にもわからぬ。 |
| コーキス | わからないって、そりゃねえよ !マスター、調子悪そうなんだ。今も何か影響してるんじゃないのか ! ? |
| クロノス | あの者の不調は、数多の理由が重なった故だ。 |
| クロノス | ゲフィオンの干渉で時を急激に早められ心核にはバロール、そしてもう一人の己を宿していた。本人の思う以上に、体も心も疲弊している。 |
| コーキス | マスター……。 |
| クロノス | 時間経過による崩壊はともかくとしてまずはオリジンの元で治療するといいだろう。 |
| フィリップ | となると、オリジンを呼び出さないといけないのか。クラトスさんに連絡してみよう。 |
| クロノス | いや、オリジンを呼び出したいのならスレイの方が適任かもしれぬ。 |
| コーキス | スレイ様 ? |
| クロノス | この世界のオリジンは、ヘルダルフの一件以降スレイに一目置いている。故に声も届きやすい。 |
| クロノス | あの者が使う【神依】を利用すればエルレインのように苦しませることもないだろう。 |
| クロノス | クラトスは存在そのものがオリジンを封じる檻でもある。檻を解き放つ時までいたずらに刺激せぬ方がよかろう。 |
| エルレイン | …………っ。 |
| クロノス | そろそろ体を返す頃合いだ。 |
| コーキス | ありがとう、クロノス ! オリジンに会ってみるよ。 |
| エルレイン | ……話は、できたようですね。 |
| コーキス | ありがとう、エルレイン様 !無理させてごめん。 |
| エルレイン | 為すべきことを為したまで。……っ。 |
| マーク | っと、危ねぇ。 |
| フィリップ | エルレイン、少し休んでいるといい。 |
| カーリャ・N | では、私が部屋へお連れします。 |
| コーキス | パイセンのパイセン ! |
| カーリャ・N | あなたたち、スレイ様をお迎えに行くのでしょう ?その後はイクス様のところへ ? |
| マーク | 聞いてたのか。 |
| カーリャ・N | ええ。エルレイン様を部屋へお連れしたら私もあなたたちと一緒に行きます。 |
| コーキス | ケリュケイオンでの用事はもういいのか ? |
| カーリャ・N | はい。話はつきましたので。それに、気になることはきちんと解消しておきたいんです。 |
| マーク | わかった。フィル、後を頼むな。パイセンもコーキスも、降りる準備しとけよ。 |
| スレイ | ――っていうわけで来たんだ。 |
| イクス | ……コーキス、お前それで出かけてたのか。 |
| コーキス | うん。ちょっとフィル様に相談したらトントン拍子にこうなった。 |
| イクス | 心配させてたんだな……。ごめん。 |
| マーク | 鏡精としては「ありがとう」って言って欲しいところだぜ ? |
| カーリャ・N | ええ。申し訳なさそうにされると心苦しいです。マスターの笑顔が見たくてやっているのですから。 |
| カーリャ | 鏡精の心、マスター知らずですねぇ。 |
| コーキス | おおっ ! 言いたいこと全部言ってくれた ! |
| イクス | そうか……。ありがとう、コーキス。 |
| ミリーナ | イクス、オリジンに会ってみましょうよ。 |
| イクス | ああ。スレイ、頼む。でも、何かあったらすぐやめてくれよ ? |
| スレイ | 大丈夫。神依のような感覚でやればきっと………………。 |
| オリジン | ……イクス、バロールの子孫よ。 |
| イクス | オリジン ! |
| オリジン | その気配……、随分とバロールに近づいたな。 |
| イクス | ! ! |
| オリジン | 案ずるな。悪いことではない。それだけお前の力が強まったということだ。 |
| オリジン | 時の流れの負荷も懸念しているようだが心核の力さえ回復すれば体の負担は耐えられるだろう。 |
| コーキス | 本当か ! ? やったな、マスター ! |
| オリジン | だが、憂慮すべき点もある。イクスの力の強さに、鏡精が追い付いていない。 |
| コーキス | 俺が…… ? |
| オリジン | マスターと鏡精の強い繋がりにおいての僅かな相違と言うべきか。 |
| オリジン | イクスに告げていないことがあるのではないか ? |
| コーキス | …………。 |
| イクス | コーキス…… ? |
| コーキス | ……うん、考えていることはある。もっとゆっくり話して、それからって思ってたけどそれが原因なら……言うよ。 |
| コーキス | マスター、俺を切り離して欲しい。 |
| イクス | え……なんで……。 |
| コーキス | 俺だって、ずっとマスターと繋がっていたいよ。繋がっていると嬉しいし安心する。助けられることだって沢山ある。 |
| コーキス | けどさ、マスターに何か起きた時に……たとえば俺を具現化している力もなくなったら俺に何ができる ? |
| マーク | …………。 |
| コーキス | 消えてしまったら、俺は何もできない。マスターを助けられない。 |
| コーキス | もし、ネヴァンパイセンみたいに切り離されていればマスターに何かあっても動けるんじゃないか ? |
| カーリャ・N | …………。 |
| コーキス | 俺はさ、一人の人間としてマスターをずっと守りたい。 |
| コーキス | ……そう、思うようになった。 |
| イクス | ……ごめん。何て言っていいかわからない……。 |
| コーキス | だよな。俺もこんな風に打ち明けるとは思わなかった。でも、マスターの命に関わる話になったからさ。 |
| コーキス | これが今の俺の、正直な気持ちなんだ。マスター。 |
| イクス | コーキス……俺は………。 |
| | to be continued |