| Character | #N/A |
| カーリャ | は~…また立派な山ですねぇ。こんなとこに、ホントに鏡映点がいるんですかぁ ? |
| ミリーナ | ゲフィオン様が言ってた鏡映点って二人とも女の人なのよね ? |
| ミリーナ | 確かにこんなに険しい山、たった二人で来るとは思えないけど…。 |
| イクス | いや、鏡映点になるほどの人だからこれくらいの山なら苦労しないのかもしれない。 |
| イクス | それより、問題は俺たちの方だ。山の天候は変わりやすいというから、雨具の用意をしていかないと。 |
| イクス | いや、山の中では満足いく食料も調達できないかもしれない。 |
| イクス | もしものときのための非常食と、遭難した場合には宿泊できるように準備を整えて…。 |
| カーリャ | うーん、今日もイクスさまは絶好調ですねぇ。 |
| ミリーナ | でも、心配になる気持ちはわかるわ。鏡映点の人も、大丈夫なのかしら…。 |
| カーリャ | たしか、ジュードさまの知り合いなんですよね ?心配じゃないんですか ? |
| ジュード | うーん…。心配は心配だけど、山に入ったのはミラとエリーゼだっていうしきっと無事だよ。 |
| イクス | 二人はそんなに強いのか ? |
| ジュード | うん、強いよ。とっても頼りになるんだ。 |
| ジュード | 特にミラには、何度も助けられたし… |
| ジュード | 一緒にいるエリーゼも、まだ小さいんだけど、精霊術のすごい使い手なんだよ。 |
| カーリャ | ほえ~…。ジュードさまの身の回りって、もしかして強い女性ばっかりですか ? |
| ジュード | そんなことな… |
| ジュード | …いや、ある…かな ? |
| イクス | あるんだ…。 |
| ジュード | そうだね…。幼なじみのレイアは男の子顔負けの棍術の使い手だし…。 |
| ジュード | 僕に護身術を教えてくれたその幼なじみのお母さんは最強で、誰も敵う人はいなかったんだ。 |
| カーリャ | さ、最強のお母さん ! ? |
| ミリーナ | それって、ジュードさんの世界の精霊術の使い手として、っていうこと ? |
| ジュード | いや…。物理的に…。 |
| イクス | ぶ、物理的に…。 |
| ジュード | あと、口撃力的にも…。 |
| カーリャ | もしかして、これから迎えに行くミラさまとエリーゼさまって筋肉ムキムキだったりして…。 |
| ジュード | いや、そんなことはないよ !ミラもエリーゼも…き、綺麗だから ! |
| ミリーナ | へえ…綺麗で強いなんて、憧れちゃうなぁ… ! |
| カーリャ | カーリャ的には、強いっていうのと綺麗っていうのがまだ結びつかないですけど…。 |
| カーリャ | でも、そもそもジュードさまだって、あのつよーい拳法のことを「護身術」って言っちゃうんですもんね。 |
| イクス | もしかして、ジュードの世界ってみんなとんでもなく強いのが当たり前なのか ? だから当然のように…。 |
| ジュード | そういうわけじゃない…。と、思うんだけど…。 |
| ジュード | たぶん、会ってみたらわかるんじゃないかな ? |
| ミリーナ | そうね。いつまでもこうして想像を膨らませていたところで何も進まないし。 |
| カーリャ | またイクスさまの心配性の虫がうずきだしても困りますしね~。 |
| イクス | だ、大丈夫だよ !――あ…でも…。 |
| カーリャ | はいはい、もういいですから !出発しましょ~ ! |
| Character | #N/A |
| ミリーナ | あっ ! あそこに人影が ! |
| ジュード | あれは…。ミラ ! それに、エリーゼ ! |
| ミラ=マクスウェル | ん… ?おお、ジュード ! |
| エリーゼ | わぁ、ジュードです ! |
| ティポ | ぼくをムシするなー !ジュードのバホー ! |
| ジュード | うわああああ、ごめんってティポ !ティポも無事でよかったよ ! |
| ミリーナ | ジュードさんの言った通り、綺麗な人…。それにとなりの子もとっても可愛らしいわ ! |
| ティポ | やだなーもー。てーれーるー。 |
| カーリャ | あなたじゃないと思いますけど…。 |
| ミラ=マクスウェル | ――やはり彼らもエレンピオス、リーゼ・マクシア、どちらの者とも違うな…。 |
| ミラ=マクスウェル | ここが異世界だという話は間違いないようだ。 |
| ミラ=マクスウェル | ところで、君たちも登山に来たのか ? |
| ジュード | えっ ! ? 登山 ! ? |
| ミラ=マクスウェル | うむ。この山は登山好きに人気があるらしい。 |
| ミラ=マクスウェル | ただ最近は魔物がでるとかで麓の街の人間も難儀しているそうだ。 |
| ミラ=マクスウェル | 自分を迎えに来る者がいると聞いたが、この状況は見過ごせないのでな。ちょっと山の魔物の退治に来たところだ。 |
| ジュード | そうなんだ…。でも、聞いてミラ。その「迎え」っていうのが僕らのことなんだ。 |
| ミラ=マクスウェル | ほう…なるほど、鏡映点か…。それで突然この世界へと呼ばれたのだな。 |
| ミリーナ | はい。それではぐれ鏡映点であるお二人を光魔という危険な魔物が襲う可能性が…。 |
| エリーゼ | 光魔…さっきミラが倒してくれた魔物でしょうか… ? |
| イクス | えっ ! ? 倒した ! ? |
| ミラ=マクスウェル | ああ。自分に襲いかかってくる魔物なら片付けた。お前たちの目的はあれだったのか。 |
| ミラ=マクスウェル | 私たちの心配なら無用だ。イクス、ミリーナ、成すべきことのため、次に向かうといい。 |
| カーリャ | は~…。本当に強いんですねぇ…。 |
| ミラ=マクスウェル | ……。 |
| ジュード | ミラ…。 |
| エリーゼ | ミラ、元気ありません…。 |
| ミリーナ | うん。なんだか上の空みたい。 |
| イクス | やっぱり不安なんじゃないか ?突然別の世界に来てしまったんだから。 |
| ジュード | 不安というより、考えてるんじゃないかな。ミラは成すべきことがあるのに、ここではそれが出来ないから。 |
| イクス | 成すべきこと ? |
| ジュード | 僕らのいた世界と人々を守ること。 |
| ミリーナ | …急にその重い責任がなくなって戸惑ってるのかしら。 |
| ジュード | ううん。きっとそれも違う。ミラは…。 |
| ティポ | みんなー ! 難しい話は後にしてミラがカッコいいバリバリ系バリボーに戻る方法考えよー ! |
| イクス | ば、バリバリバリボー ! ? |
| エリーゼ | ティポの言う通りです !だから、やることなくて元気ないのなら、やることを作ればいいんです ! |
| カーリャ | カーリャ理解しました !現役引退したお年寄りに趣味を薦めるのと同じですね ! |
| エリーゼ | それです !ミラに趣味を作ってあげましょう ! |
| 三人 | えー ! ? |
| ティポ | ミラの趣味ゲット大作戦 !開始だー ! |
| エリーゼ | 行きましょう、ミラ ! |
| イクス | いいのかな…。 |
| ミリーナ | いいんじゃない ?ほら、ミラさん、笑ってるよ。 |
| ジュード | ホントだ。僕たち難しく考えすぎてたのかも。 |
| ミラ=マクスウェル | おい、ジュード、イクス、ミリーナ。準備はいいか ? |
| ジュード | え、何 ? |
| ミラ=マクスウェル | 登山だ。このまま山頂を目指すぞ。 |
| ミリーナ | ええ ? どういうこと ? |
| ミラ=マクスウェル | エリーゼたちにまずは登山を趣味にと勧められてな。ちょうどここは山だ、まずこれから試してみようと思う。 |
| イクス | わ、わかりました。 |
| ミラ=マクスウェル | では行こう。エリーゼ、魔物が出ても、私は本当に戦わなくていいんだな ? |
| エリーゼ | はい ! ミラは登山を全力で楽しんでください。 |
| イクス | なんだか大変なことになってきてる…。 |
| ジュード | なんかごめんね…二人とも…。 |
| ミリーナ | 大丈夫。私も楽しくなってきちゃったし ! |
| ミラ=マクスウェル | よし、みんな行くぞ ! 登山だ ! |
| Character | #N/A |
| カーリャ | う~…疲れました…。 |
| ジュード | え ? カーリャは飛んでるだけでしょ ? |
| カーリャ | 羽の付け根が痛いんですよぅ ! |
| ミラ=マクスウェル | もう少しだ、カーリャ。山を下りるまでが登山なんだ。 |
| カーリャ | それはそうですけど、ちょっとぐらい休憩しても…。 |
| ミラ=マクスウェル | ふむ。だがここで休憩してしまったら登山の達成感が得られないかもしれないぞ。 |
| イクス | え、ミラさん、山頂に着いた時に達成感なかったんですか ? |
| ミラ=マクスウェル | 特に感じなかったな。今までの旅の道と特に違いはなかった。 |
| ミリーナ | 景色は ? 遮るものも何もない、とてもすごい景色だったでしょ ? |
| ミラ=マクスウェル | ああ、たしかに。素晴らしい景色だった。ん ? |
| ミラ=マクスウェル | …ふふ。それと比べるのは酷というものだ。 |
| カーリャ | … ?ミラさま、誰かとお話してます ? |
| ジュード | きっと、四大だよ。 |
| カーリャ | 四大 ? |
| ジュード | ウンディーネ、シルフ、ノーム、イフリートミラに仕えてる四大精霊だよ。ミラは精霊の主なんだ。 |
| ミリーナ | 精霊の主 ! ? ジュードさんたちの世界には精霊がいるのね。何だかおとぎ話みたい… ! |
| カーリャ | それで色々と超越してるっぽいのですね~。 |
| イクス | ジュードとエリーゼはそんなすごい人と旅をしてたんだな。 |
| ジュード | うん。ミラと出会えたから、僕も自分の道を見つけることができたんだ。 |
| ジュード | いや、僕だけじゃない。エリーゼや他の仲間たちも。 |
| エリーゼ | はい ! |
| イクス | そうか。尊敬してるんだな。ミラさんのこと。 |
| ジュード | うん。 |
| カーリャ | え~、本当に尊敬なんですか~ ? |
| カーリャ | ジュードさまがミラさまのこと話すとき、すっごく嬉しそうなんだけど~。 |
| ジュード | あ、えっと…。み、ミラ、四大は何て言ってたの ? |
| ミラ=マクスウェル | ああ。シルフのやつが、「山頂からの景色など、空からのと比べれば大したことない」などとな。 |
| カーリャ | ありゃりゃ。はぐらかされちゃった。 |
| ミリーナ | こら、カーリャ !ほどほどにしなさい ! |
| ジュード | ほ、ほどほどって…。ちょっとはいいんだ…。 |
| イクス | でも、上空からの景色か…。いろんなところを旅してきたミラさんにとって登山は今更だったみたいだな。 |
| ミラ=マクスウェル | そんなことはない。楽しい経験だったぞ。 |
| ミラ=マクスウェル | わざわざ肉体に負担をかけてまで達成感や充実感のために山頂を目指す…。そんな人の情熱に想いを馳せることができた。 |
| ジュード | なんだか、ミラらしいね。 |
| エリーゼ | むー。登山がミラの趣味にならないのはわかりました…。 |
| ミラ=マクスウェル | すまないな。みんな。だが、お前たちは登山の達成感をしっかりと味わってほしい。 |
| ミラ=マクスウェル | さぁ、登山を完遂しよう ! |
| イクス | これは手ごわいな…。 |
| エリーゼ | どうしましょう…。 |
| ミリーナ | みんなのオススメの趣味を薦めていけば、きっと気に入ってくれるものがあるわ。次は私のオススメ、いってみましょう。 |
| ティポ | ミリーナ、頼もしいー ! |
| Character | #N/A |
| エリーゼ | わぁ…すごいです !綺麗なお花がいっぱい… !あ、プリンセシアも咲いてます ! |
| イクス | プリンセシアが好きなのか ? |
| ティポ | エリーゼの、パパとママとの思い出の花なんだよー。 |
| エリーゼ | はい。この森で見られるなんて思いませんでした。 |
| ミリーナ | そうなんだ… !よかったね、エリーゼ。 |
| ジュード | でも、本当に色々な花が咲いているね。まるでリーゼ・マクシア全土の花を集めてきたみたいだよ。 |
| ミラ=マクスウェル | ああ。あり得ない光景だ。これが、この世界の力…。 |
| ミラ=マクスウェル | 人の記憶や想いでこの花畑は作られているということか。いずれにせよ、美しいな。 |
| エリーゼ | ここのお花を使ってミリーナの趣味の「ボンサイ」をするんですか ? |
| ミリーナ | ええ、オーデンセの文化の卓上ガーデニングなのよ。 |
| ミリーナ | 小さな鉢植えの中に、いろんな種類の木や花を植えて、自分らしく飾り付けるの ! |
| ジュード | へぇ…面白いね。この鉢の中でひとつの世界を作るんだね。 |
| ミリーナ | そうなんです !可愛らしくしてみたり、渋くしてみたり、工夫するのが楽しくって ! |
| ミラ=マクスウェル | ほう、それほど目を輝かせるとは楽しいものなのだろうな。さっそく教えてもらえるか ? |
| ミリーナ | はい ! まずは鉢の中心に置く木か花を決めて、その周りに合うような草花を可愛く置いていくんです。 |
| エリーゼ | わぁ…わたしもやっていいですか ? |
| ミリーナ | もちろん !みんなで可愛い「ボンサイ」を作りましょう ! |
| ミラ=マクスウェル | ああ。さっそく始めるぞ ! |
| Character | #N/A |
| エリーゼ | 出来ました !えへへ、ピンクをいっぱいちりばめたピンクの「ボンサイ」です ! |
| ミリーナ | わぁ、可愛い !中心はプリンセシアで、その周りに小さくてピンクの花がいっぱい ! |
| ジュード | エリーゼらしくていい「ボンサイ」だね。僕のは…こんなのでいいのかな ? |
| カーリャ | ジュードさまのは…。松の木に…苔 ! ?緑に包まれててむちゃくちゃ渋いですよ ! |
| ティポ | ジュードってばオトナー !というより、もはやおじいさんかもー |
| ミリーナ | ええ、そういう「ボンサイ」は初めての人はなかなか作らないものなんです。すごいですよジュードさん ! |
| ジュード | そ、そうかな…。 |
| ジュード | そうだ、ミラはできた ?…って、ミラは ? |
| エリーゼ | さっきあっちの方にいたんですけど…。どこに行ってしまったんでしょう ? |
| ミラ=マクスウェル | みんな、ここだ。 |
| ジュード | え…上… ?って、ええええええっ ! ? |
| ティポ | ミラがでっかい木の上にいる ! ?しかも周りに岩が芸術的に並んでるよ ! ? |
| ミラ=マクスウェル | 中心に据える木をこれに決めたのはいいが、どうしても鉢に入らなくてな。ノームが鉢となるよう岩を隆起してくれた。 |
| ジュード | 鉢まで作っちゃうなんて… !その発想はなかったよ… ! |
| ティポ | さっすがミラー ! |
| エリーゼ | すごいです… ! |
| カーリャ | いやいや…ジュードさまたち、色々麻痺してませんかぁ ? |
| ミラ=マクスウェル | どうだろう ?これは良い「ボンサイ」だろうか ? |
| ミリーナ | 「ボンサイ」っていうか、これは庭園ね鉢の中で作り上げないと…。 |
| ミラ=マクスウェル | ふむ。これではダメだったか。 |
| エリーゼ | ミラ、鉢の中だけでもう一度やってみましょう ! |
| ミラ=マクスウェル | いや、やめておこう。どうやら今の私は、鉢植えの中よりありのまま広がる世界に興味があるようだ。 |
| ジュード | ミラ…。 |
| エリーゼ | そうですか…。これならミラも楽しめるかと思ったんですけれど…。 |
| ミラ=マクスウェル | 気を落とすな、エリーゼ。「ボンサイ」は私の趣味になりそうにないが良い時間を過ごさせてもらった。 |
| ミラ=マクスウェル | お前たちの「ボンサイ」作りは見ていて全く飽きなかったよ。人の娯楽への想いは底知れないな。 |
| ミラ=マクスウェル | ありがとう、エリーゼミリーナも。 |
| ミリーナ | うふふ… ! 予定とは違ったけれど楽しんでもらえたのならよかった ! |
| ミリーナ | …そういえば、イクスは ?姿が見えないけど… ? |
| イクス | 「ボンサイ」の極意はまずテーマを決めてそこから色彩を…いや、その前に形を決める方が先だろうか。いやでも… |
| カーリャ | …考え過ぎの虫が出ちゃってますね。ほっといて次行きましょ~。 |
| Character | #N/A |
| エリーゼ | うーん、登山も、ボンサイもダメ…。ミラの趣味が見つかりません。 |
| ティポ | どーしよー。ミラが無趣味でぼーっとしてるだけの干からびた精霊の主になっちゃうよー ! |
| カーリャ | 干物系精霊ですね… ! |
| ジュード | ひ、干物系 ! ?ともかく、外出系、室内系、どっちも足がかりがないね…。 |
| ミリーナ | 困ったわね…。 |
| イクス | …ちょっと、発想を変えてみるっていうのはどうかな ? |
| ミラ=マクスウェル | どういうことだ、イクス ? |
| イクス | みんなで楽しめるものだとどうかなって。登山やボンサイみたいな突き詰める、みたいなのじゃなくてさ。 |
| ミラ=マクスウェル | ふむ。 |
| ミリーナ | 名案だわ ! イクス !それで、何をするの ? |
| イクス | いや、それをみんなで考えようかなって…。 |
| カーリャ | それなら、バーベキューですよ ! |
| エリーゼ | バーベキュー…って何ですか ? |
| ジュード | バーベキューは、屋外で食材を焼いてみんなで盛り上がりながら食べるんだ。 |
| ミリーナ | 好きな人は、頻繁にやってるって聞いたことがあるよ。 |
| ティポ | みんなでワイワイ ! |
| カーリャ | おなかもいっぱい ! |
| 二人 | やったー ! ! |
| ミラ=マクスウェル | ふふ。決まったようだな。イフリートがバーベキューにちょうど良い場所を見つけてくれたようだ。 |
| ミラ=マクスウェル | ここからもさほど離れてはいない。行ってみないか ? |
| ティポ | 行こ行こー !バーベキュー ! |
| イクス | それじゃあ、ミラさん、場所を教えてください。 |
| ミラ=マクスウェル | わかった。みんなついてきてくれ。 |
| イクス | こ、ここは……火山 ? |
| ミラ=マクスウェル | ああそうだ。バーベキューは屋外で食材を焼くのだろう ?ここならばいくらでも火があるからな。 |
| カーリャ | 火って…火山の火じゃ丸焦げになっちゃいますよ~ ! |
| ミラ=マクスウェル | ふふ、さすがにマグマで焼くわけではない。マグマで熱せられた岩がちょうどいいかまどになるというだけだ。 |
| エリーゼ | なるほど…。でも、肝心の食材がないですよね。 |
| ティポ | だよねー。 |
| ミラ=マクスウェル | 食材集めもみんなですればいい。四大たちが食材となる良い獲物を見つけてくれた。 |
| ミリーナ | わぁ~。四大精霊って本当にすごいのね。 |
| イクス | じゃあ手分けして食材をとりに行こうか。 |
| ミラ=マクスウェル | それは違うぞ、イクス。皆でワイワイするのがバーベキューだろう ?ならば食材調達も皆でワイワイするべきだ。 |
| イクス | そ、そうなんですね。 |
| ミリーナ | ふふ。いいじゃない。 |
| ティポ | それじゃみんなでワイワイ食材集め、出発 ! |
| 二人 | 出発~ ! |
| ミリーナ | ああ、待って二人とも。ミラさんより先にいってどうするの。 |
| ジュード | はは…。小さい者同士、気が合うのかな ? |
| ミラ=マクスウェル | ジュード、少しいいか ? |
| ジュード | え ? なに、ミラ ? |
| Character | #N/A |
| ティポ | 釣れないねー。 |
| エリーゼ | うん…。 |
| イクス | 野菜もボアの肉も調達できて、あとは魚だけなのに…。 |
| カーリャ | ス~…ス~…。 |
| ミリーナ | カーリャったら、眠っちゃったわ。 |
| イクス | くそ~。魚影は見えているのにな…。 |
| ミラ=マクスウェル | そういうな。イクス。これは漁ではなく、釣りだ。 |
| ジュード | 火山で釣りなんて考えてもなかったけどね…。 |
| イクス | 目的はバーベキューだし、パパッと手づかみで取っちゃおうか。 |
| ミラ=マクスウェル | 釣りは魚を得るという結果だけを求めるものではない、趣味人は、こういう時の流れを楽しむ。 |
| ミラ=マクスウェル | そう言ったのはイクスだったろう ? |
| イクス | それはそうなんですけど…。 |
| ミリーナ | いいじゃない。ミラさんが楽しんでるんだから。 |
| イクス | そっか。そうだな。 |
| ジュード | …………。 |
| ミリーナ | あら、どうしたの ? ジュードさん。ミラさんのこと、そんなに見つめちゃって。 |
| ジュード | え ! ? べ、別に見つめてた訳じゃないよ。ただ…。 |
| ジュード | ミラと出会ってから今まで…本当に目まぐるしい旅だったんだ。 |
| ジュード | だからミラと…仲間と、こういうゆっくりとした時間過ごすのってなんか不思議で。 |
| エリーゼ | そうですね…。でも、こういうのも、いいですよね。 |
| ミラ=マクスウェル | ああ…。 |
| ミラ=マクスウェル | …イクス、ミリーナ。話したいことがある。いいだろうか。 |
| イクス | え、なんだろう。 |
| ジュード | 待ってミラ、その話の前に…。 |
| ミラ=マクスウェル | む。 |
| ジュード | あそこだ ! ミラ ! |
| ミラ=マクスウェル | はぁっ ! |
| ミリーナ | なに ! ? |
| 光魔 | …ウゥ~…ハルルルルル |
| イクス | こいつは…光魔 ! ? |
| ミリーナ | そうなの ? カーリャ ! って、ええー ! ! |
| カーリャ | むにゃむにゃ…ぶるぶる… |
| ティポ | すごー ! 寝たまま震えてるー ! |
| ミラ=マクスウェル | 四大が捕捉できなかった何者かの気配、それが光魔だったか。 |
| イクス | 捕捉できてないのに襲撃に気づいたのか ! ? |
| ミリーナ | ジュードさん、全然普段通りだったのに。むしろまったりしてるぐらい。 |
| ジュード | 見えない相手じゃないのなら注意を払ってればいいだけだからね。 |
| ミラ=マクスウェル | さすがだな、ジュード。 |
| ジュード | ミラと四大に先に聞いてたからだよ。 |
| 光魔 | …ウゥ~…ハルルルルル |
| エリーゼ | 来ます ! |
| Character | #N/A |
| エリーゼ | う~ん…美味しいです ! |
| カーリャ | バーベキュー最高~ ! |
| ジュード | 結局魚は手づかみだったけどね。 |
| イクス | ありがとう、ジュード。ジュードって、こんなに美味しい料理まで作れるんだな…尊敬するよ。 |
| ジュード | 料理というほどのことはしてないけどね。喜んでもらえたみたいでよかった。たっぷり食べてね。 |
| ミラ=マクスウェル | ス~…ス~…。 |
| ミリーナ | ミラさんったら、すごい勢いで頬張ってると思ったらすぐ眠っちゃった。 |
| ミリーナ | 光魔も倒したし、おなかも膨れたし気持ちもスッキリしたし。安心したのね。可愛い… ! |
| ジュード | うん。意外だったよ。ミラが不安を感じてたなんて。 |
| エリーゼ | はい。しかも、想像以上だったかもしれません。 |
| ジュード | …そうだね。ミラがあんな風に自分のことを話すなんて珍しいから…。 |
| ミラ=マクスウェル | 私はこの地に降り立ったことで、もし成すべきことを終えたらどうするのか、それを考えさせられた。 |
| ミラ=マクスウェル | これまで考えもしなかったことだった。だが私のために四苦八苦してくれているお前たちをみて思い出したよ。 |
| ミラ=マクスウェル | お前たち人があるかぎり、私も歩み続けるのだと。私の成したいことは失われない、とな。 |
| ミラ=マクスウェル | イクス、ミリーナ。改めて言う。お前たちの使命を手伝わせてほしい。 |
| ジュード | …初めて僕がご飯作ってあげた時もこんな風に寝ちゃったな…。 |
| ジュード | そうか…あの時のミラも不安でいっぱいだったのかもしれない。色んなことがあったし…。 |
| ミリーナ | ふふ。ミラさんだって女の子なのよ。女の子には自分でも気付いていない深ーいところに眠ってるものがあるの。 |
| イクス | へぇ。そうなんだ。 |
| カーリャ | それにしても、結局ミラさまの趣味ゲット作戦は失敗でしたね。 |
| エリーゼ | はい。でも趣味探しはもういいですよね ? |
| ジュード | うん。きっと大丈夫。イクス、ミリーナ、カーリャ。やるべきことを見定めたミラは強いよ。 |
| ティポ | 覚悟してねー ! |
| イクス | …なんとなく想像できるよ。 |
| ミリーナ | ふふ。頼もしいじゃない。よろしくね、ミラさん。 |
| ミラ | ス~…ス~…。 |
| Character | #N/A |
| エリーゼ | …あれ ?ない…あれ、ない… ? |
| ミリーナ | どうしたの ? |
| エリーゼ | 光魔を倒した時に見つけて、綺麗だから拾ってきたピンクダイヤが無いんです。 |
| イクス | いつのまに拾ってたんだ…っていうか光魔の落とした物なんて持っていて大丈夫だったのか ? |
| カーリャ | でた ! ピンポイント心配性 ! |
| ジュード | エリーゼはピンクのものには目が無いからね。 |
| ミリーナ | それを無くしちゃったの ? |
| エリーゼ | はい…。 |
| ジュード | うーん…火山から下りてくる間に落としちゃったのかもしれないね…。 |
| カーリャ | む~…となると見つけるのは厳しいかもしれませんね~。 |
| エリーゼ | うぅ…。 |
| ミラ=マクスウェル | 魔物を倒せばまた落とすかもしれないぞ。 |
| ジュード | そんな、打ち出の小槌じゃあるまいし…。 |
| ミリーナ | エリーゼ、泣かないで ?また似たような宝石が見つかるかもしれないし…。 |
| イクス | そうだな…。あ、そうだ。そこの店でもっと綺麗な宝石を探すとかは ? |
| エリーゼ | そうじゃないんです ! |
| エリーゼ | ピンキストのわたしが、ピンクのものを大事にできないなんて…。ピンキスト失格です… ! |
| カーリャ | ぴんきすと ? |
| ジュード | ピンクのものが大好きな子のことなんだって。 |
| イクス | なるほど。だからエリーゼはピンクのものをたくさん身につけてるんだ。 |
| エリーゼ | ピンクのものは、全部大事にしようって思ってたのに… ! |
| ティポ | エリーゼ…。うわーん ! ぼくまで泣けてきちゃうー ! |
| カーリャ | うう…。そんなの、私だって泣けてきちゃいますよぅ~ ! |
| ジュード | み、みんな泣かないで !えーっと…そうだ !何か美味しいもの食べて元気出さない ? |
| ティポ | ちょっとジュード !食べ物で釣ろうとするなんて、どういうことー ! ? |
| エリーゼ | わたしはそんなに食いしん坊じゃありません ! |
| カーリャ | 私は………………。実は、すっごくおなかがすいてます…。 |
| ミリーナ | カーリャったら…。 |
| ミラ=マクスウェル | とりあえず、どこか落ち着く先を見つけないか ?ピンクのものについてもそこで考えよう。 |
| エリーゼ | はい…。ミラが言うなら…。 |
| イクス | それなら、あっちにお店があったから、そこでちょっと休憩しながら―― |
| 街の人 | うわー、大変だ !魔物だ ! |
| ミラ=マクスウェル | 何っ ! ? |
| イクス | あの !魔物って、一体どこに ! ? |
| 街の人 | 入口のあたりだ !まだ持ちこたえてるが、このままじゃ街の中に… ! |
| ミリーナ | 大変… ! |
| ミラ=マクスウェル | 助けに行くぞ ! |
| ジュード | エリーゼも、大丈夫 ? |
| エリーゼ | はい、行きます !放っておくなんて、できません ! |
| ティポ | 落ち込んでる場合じゃないねー ! |
| イクス | よし、急ごう ! |
| Character | #N/A |
| ジュード | 治癒功 !…よし、こっちはこれで大丈夫。 |
| ミリーナ | こっちにいた怪我人も、全員手当ができました。 |
| 街の人 | はー…助かったよ。またこんなことになって、今度こそもうダメかと思ったんだ…。 |
| ミラ=マクスウェル | そういえば山に巣くう魔物が街を襲ってくると言っていたな。 |
| ミリーナ | ああ…それでミラさんたちが山に向かったのよね。 |
| イクス | 魔物は俺たちと合流する前にミラさんたちが倒したんだよな ? |
| イクス | だったら原因は山の魔物じゃなかったってことなのか…。 |
| 街の人 | だんだん犠牲者も増えてるんだ…。 |
| エリーゼ | そんな…。大変です。 |
| カーリャ | 何かきっかけになることとか、そういうのはなかったんですかぁ ? |
| 街の人 | きっかけ… ? ああ、そういえば、確か、鉱山で珍しいピンクダイヤが発掘されてから、襲われることも増えたね。 |
| ティポ | えっ… !まさか、ピンクのダイヤが魔物を呼んでるっていうのー ! ? |
| ジュード | うーん…。可能性としては考えられるね。 |
| ジュード | 宝石…特に鉱山で採れるような天然石は特別な力を蓄えていることがあるんだ。 |
| ジュード | その力に反応して、魔物が呼び寄せられてしまうということは、あるかもしれない。 |
| イクス | 俺も、本で読んだことがある。となると…やっぱりそのダイヤが怪しいな。 |
| ミラ=マクスウェル | そのダイヤは、今も街にあるのだろうか ? |
| 街の人 | ああ、美しいものだからって、加工職人のところに持って行ったようだ。 |
| ミリーナ | 大変 ! 急いでその職人の方のところに行って宝石を回収しましょう ! |
| ミリーナ | えっ… ! ?もうダイヤはここにはないんですか ? |
| 職人 | あ、ああ…。加工はもう終わって、アクセサリーとして売ってしまったんだ。 |
| カーリャ | ひと足遅かったんですねぇ…。 |
| エリーゼ | このままじゃ、ピンクのせいで街がどんどん魔物に襲われちゃいます…。 |
| ジュード | 待って。本当にそのダイヤのせいで街が襲われてるなら…。 |
| イクス | そうか… !まだダイヤは街の中にあるはず ! |
| ミラ=マクスウェル | そのアクセサリーを誰に売ったかは覚えているか ? |
| 職人 | うーん…ああ、そうだ。街の奥の家に住んでいる女の子が買って行ったのは覚えてるよ。 |
| 職人 | あとは、街の入口付近の家の子と、若い男性が買って行ったね。 |
| ミラ=マクスウェル | ならば、その宝石の持ち主に会いに行こう。また魔物に襲われてしまうかもしれない。 |
| エリーゼ | ピンクのもの、大事にしてるのに取り上げちゃうなんて可哀想ですね…。 |
| ティポ | ぼくだったら、やだなー。 |
| ジュード | だけど、こればっかりは仕方がないよ。本当ならそのまま持っててもらえたらいいんだけど、そうもいかないし…。 |
| ミラ=マクスウェル | なによりもエリーゼ。ピンクが人に害を及ぼすのを見過ごしてはならない。そうだろう ? |
| エリーゼ | … ! はい… !ミラの言う通りです… ! |
| ミラ=マクスウェル | その意気だ、エリーゼ。宝石を見つけた後のことは進みながら考えよう。 |
| エリーゼ | はい ! |
| ジュード | 購入者は全部で三人だね。順番に尋ねてみよう。 |
| イクス | 近場から行くのが一番だな。よし、行くか ! |
| ティポ | ピンクダイヤ、回収大作戦だー ! |
| Character | #N/A |
| ミラ=マクスウェル | これで最後だ… !はぁっ ! |
| カーリャ | わお~ !ミラさま、つよーい ! |
| ジュード | また街の中に魔物…。 |
| イクス | ああ。やっぱりピンクダイヤに呼び寄せられているみたいだ |
| エリーゼ | あの、大丈夫でしたか ?怪我は… ? |
| 女性 | 大丈夫です、突然魔物に襲われてどうしようかと思いましたが、助けていただいたので…。 |
| ミラ=マクスウェル | そうか、間に合ったのならよかった。 |
| イクス | もしかして、近くの店で買ったピンクダイヤを持っていませんか ? |
| 女性 | え ? ええ、持っているわ。このネックレスがそうなの。 |
| エリーゼ | わぁ…素敵なネックレス… ! |
| ミリーナ | 本当… !細工も細かいし、ダイヤの使い方も上品で綺麗… ! |
| イクス | やっぱり持っていたんですね。実は… |
| 女性 | そんな恐ろしいネックレスだったなんて…だったらこのネックレスをあなたたちにあげるわ。 |
| エリーゼ | はい、こちらできちんと、危険のないようにします ! |
| ジュード | …よし、これでひとつめの回収は完了だね。 |
| エリーゼ | はぁ~…。 |
| ミラ=マクスウェル | そんなに気に入ったのか ?このネックレスが。 |
| エリーゼ | はい…。こんなにピンクがかわいくなるなんてすごいです… ! |
| ミラ=マクスウェル | ふむ…。 |
| ジュード | ひとつめの回収が終わったばかりだけどすぐに次のも取りに行こう。 |
| イクス | そうだな、今の女性も襲われていたし、他の人も危険があるかもしれない。 |
| エリーゼ | ……。 |
| ジュード | エリーゼ、そのネックレス、しまってもいいかな ? |
| エリーゼ | あっ…は、はい。よろしくお願いします。 |
| ミリーナ | これが普通のネックレスだったらよかったのにね。 |
| エリーゼ | はい…すっごくかわいいピンクなのに…。 |
| カーリャ | ともかく、次の回収ですね。街の入口でしたっけ ? |
| ジュード | うん、急ごう。 |
| Character | #N/A |
| ミリーナ | これで全部回収完了ね !…あれ ? |
| ミリーナ | ねぇ、エリーゼ !ちょっとこれ見て ! |
| エリーゼ | え ? …ああっ ! そこら中にピンクダイヤが落ちてます ! |
| ミラ=マクスウェル | この魔物はピンクダイヤを収集する習性も持っているようだな。 |
| イクス | それで、このブレスレットも持っていったのか… ! |
| ジュード | みんな、聞いて。 |
| ミラ=マクスウェル | どうした、ジュード ? |
| ジュード | 思い出して。この魔物、火山で光魔と一緒に襲ってきたのと同じ種類の魔物だよね。 |
| ミリーナ | あ、本当だわ。 |
| ジュード | そしてそこでエリーゼはピンクダイヤを拾ったんだよね。 |
| エリーゼ | はい。そうです。 |
| ジュード | 最初に街を襲ってたのも、他の二件も同じ魔物だったんだ。つまり…。 |
| ミラ=マクスウェル | そうか ! わかったぞ、ジュード。 |
| イクス | なるほど ! そうだったのか ! |
| ミリーナ | ジュードすごい ! きっとそうよ ! |
| ティポ | ……。 |
| カーリャ | ……。 |
| ティポ | …次はカーリャの番でしょー ? |
| カーリャ | …いえいえ。ティポさまこそどうぞ。 |
| エリーゼ | ジュード、どういうことなんですか ? |
| 二人 | がーん ! 断ち切った ! |
| ジュード | あはは…。つまりね、ピンクダイヤはこの魔物だけが狙ってるんだよ。 |
| イクス | つまり、この魔物を倒しつくせば、もうピンクダイヤは狙われない…。つまり、街ももう襲われないってことさ。 |
| エリーゼ | 本当ですか ! |
| ジュード | そしてこの魔物にはピンクダイヤ収集の習性もあるから倒せばきっと落とすと思う。 |
| エリーゼ | じゃあ、みなさんから集めたアクセサリーも返せるんですね ! |
| カーリャ | 一石二鳥じゃないですか ! |
| ティポ | やったー !よかったよー、ジュード ! |
| ジュード | もぐぐぐっ… !なんで飛びついてくるの ! ?てぃ、ティポ、苦しい… |
| ミラ=マクスウェル | ふふ。良かったな、エリーゼ。 |
| エリーゼ | はい ! |
| ティポ | じゃあ、魔物をたくさん倒さなきゃ !それで、ピンクももっとゲットして、みんなをにっこにこの笑顔にしてあげよー ! |
| エリーゼ | はい ! ピンキストの務め、ですよね ! |
| カーリャ | は、ハンターの目になってる… ! |
| ミラ=マクスウェル | ふふ…。成すべきことを見つけた人間は普段は見せないほどの力を発揮する…それが魅力なんだ。 |
| ミリーナ | そういうミラも、なんだか燃えてるみたいね。 |
| ミラ=マクスウェル | ああ。私のために奔走してくれたみんなへのお礼の方法が見つかったからな。特にエリーゼは喜んでくれるだろう。 |
| イクス | あ、ピンクダイヤのアクセサリーか。 |
| ミラ=マクスウェル | エリーゼには秘密にしてくれないか。サプライズプレゼントとやらを試してみたいのだ。 |
| ジュード | うん。すごくいい考えだと思う。 |
| ミリーナ | きっとすごく喜んで、可愛いエリーゼがますます可愛い笑顔になるわ。楽しみ ! |
| エリーゼ | みんなー ! 早くー ! |
| ミラ=マクスウェル | よし、気合いを入れていくぞ !みんな ! |
| 全員 | おーっ ! |
| イクス | ピンクダイヤ狩りに出発だ ! |