| Character | 3.ある意味、問題児? |
| アイリス | バルドさん、いる ! ? |
| バルド・M | ええ、こちらに。どうしました ? |
| アイリス | 『また』あなたの婚約者だって人がいたんだけど一体どうなってるわけ ! ? |
| バルド・M | まさか ! それは誤解です。 |
| コダマ | 落ち着けよ、アイリス。お前が怒ることじゃないだろ ? |
| アイリス | こっちはとばっちり食ってるの !バルドさんとどういう関係だって詰め寄られたんだよ ? |
| リワンナ | 実は私も先ほど、バルドのことをあれこれ聞かれて困ってしまって……。 |
| アイリス | それって金髪で目の下にホクロがあるキツイ感じの女の人じゃありません ? |
| リワンナ | いいえ、長い黒髪の穏やかそうな方だったわ。 |
| アイリス | また増えてる……。バルドさん、どうしてこうなるの ? |
| バルド・M | わかりません。私はただ、女性を尊敬すべき存在として相応の態度で接しているだけなのです。主に誓って邪な気持ちは持ち合わせておりません。 |
| セイリオス | ま、バルドに優しくされたらそりゃのぼせちまうだろうよ。紳士的だしガツガツしてないところがまた良く見える。 |
| セイリオス | とはいえ、相手に誤解される態度ってのは少しばかり問題があるな。そこをどうにかしないと。 |
| コダマ | 意識的に冷たくしてみれば ? |
| バルド・M | 無理ですね。 |
| コダマ | 即答かよ ! |
| バルド・M | 申し訳ありません。こればかりは性分でして。 |
| バルド・M | 例えば、私にとっての全女性がコダマにとってのヘイズ様だと考えてみてください。冷たくできますか ? |
| コダマ | 無理だな。 |
| バルド・M | ですよね。 |
| コダマ | ああ、バルドは悪くない ! |
| アイリス | コダマ ! なに丸め込まれてんのよ ! |
| ヘイズ | 参ったぞ……。これでは愛する我が民の女性が続々とバルドの許嫁になってしまうではないか。 |
| リワンナ | へ、陛下、そこまで大げさに考えずとも。 |
| ヘイズ | ……よし、こうしよう。今後、バルドがイザヴェルの街を歩く際は交代制で監視をつけることとする ! |
| バルド・M | やはり今の私に自由はないのですね……。 |
| セイリオス | いやいや、むしろ自由になれると思うぜ。女絡みのいざこざからな。 |
| コダマ | バルドの主って相当苦労してたんじゃないかなあ……。 |