| Character | 27.悪役ムーブ |
| | リコレクション本編7話のイクスたちを襲撃する前のお話です。 |
| コダマ | ……えっと、登場の仕方はこんな感じで……最初の台詞は……これでいくか。 |
| アイリス | コダマ、さっきから何ブツブツ言ってるの ? |
| コダマ | ああ、ちょっと鏡映点たちに会ったときのイメージトレーニングをしてたんだよ。 |
| リワンナ | そうね、戦うとなれば一筋縄ではいかないでしょうし何か作戦を立てておいたほうがいいかもしれないわ。 |
| バルド・M | はい、改めて忠告をする必要はないでしょうが鏡映点の方々はみな手練れです。 |
| セイリオス | 油断すれば、こちらが返り討ちというわけか。 |
| コダマ | あー、うん、それもあるんだけどさ。鏡映点の人たちには、俺たちが悪い奴らだって思ってもらわなきゃいけないだろ ? |
| コダマ | だから、少しでも俺が悪役っぽく登場する方法を考えているわけ。 |
| セイリオス | ほう、そいつは興味深いな。例えば、どんなプランを考えているんだ。 |
| コダマ | そうだなぁー、例えば、高笑いしながら登場するとか ? |
| アイリス | ええっ……それってなんか小物くさくない ? |
| ヘイズ | 高笑いをするコダマか…… !うむ ! それはそれで可愛いな ! |
| アイリス | いや、全然可愛くないと思いますけど……。もっと別のプランはないの ? |
| コダマ | まぁ、あとはシンプルに挑発するようなことを言うとかかな ?俺、そういうの結構得意だし。 |
| セイリオス | まぁ、どのみち奇襲をかけるつもりなんだ。嫌でも敵対勢力だと思ってくれるだろうさ。 |
| アイリス | ……でも、やっぱりちょっと悲しいよね。こっちも事情があるとはいえ戦わなきゃいけないのは……。 |
| コダマ | アイリス、別に無理することはないんだぜ ?悪役なら俺だけで充分だし。 |
| アイリス | そういうわけにはいかないよ。私だって……ちゃんと覚悟を持ってこの時代に来たんだから。 |
| ヘイズ | そうだ、私たちは全員で鏡映点の想珠を回収しエルナトを止める。その作戦に変更はない。いいな、コダマ ? |
| コダマ | ……はい、わかりました。 |
| バルド・M | ……皆さん、静かに。人の気配がします。おそらく近くに鏡映点がいます。 |
| コダマ | 噂をすればって奴だな。早速会えそうで安心したよ。 |
| ヘイズ | では、視界を奪うために霧を発生させる。相手が動揺するのを見計らって、こちらも動くぞ。 |
| リワンナ | いよいよね……。 |
| コダマ | んじゃ、悪役は悪役らしく乱暴な挨拶をさせてもらおうぜ ! |