プロフィール
たとえ友との決別につながろうとも、罪人と呼ばれることになろうとも、\n信じた己の正義を貫く。それは暗く孤独な道。\nだが仲間たちが重荷を分かち合うと言った時、友との変わらぬ誓いを\n確かめ合った時、辛さは去った。小さな幸せを守る、その剣に迷いはない。
ミリーナの一言
ユーリさんは私たちが初めて出会った鏡映点の人で、頼れる大人のお兄さんって感じがするな。\nイクスが剣術を教えて欲しいってお願いしてるけど「俺のは我流だから」って言って断られてるみたい。
イクスの一言
ユーリさんは初めて出会った鏡映点の人で、モンスターに囲まれてピンチだった俺を助けてくれたんだ。\n剣は自分も漁師をやりながら練習してたけど、ユーリさんの剣は本に書いてあったのとは全然違うんだ。ユーリさんの剣はなんていうか、自由で型もないんだけど、力強くて速さがあるんだよな。あんな剣術初めてみたよ。
Character | 腹を括った心配性 | |
---|---|---|
イクス | …。 | |
ユーリ | どうした ? 浮かない顔してんな。 | |
イクス | あ、ユーリさん…。何だか不安になってきたんです。 | |
イクス | もし鏡映点がユーリさんたちじゃなくて、 小さな子どもだったり、お年寄りだったら 助けられたのかなって。 | |
イクス | この次だってユーリさんが 必ずそばに居てくれるわけじゃ ないだろうし―― | |
ユーリ | はは。ホント心配性だな。 どうせ出たとこ勝負だ。 腹くくるしかないんじゃないか ? | |
イクス | それはそうなんですけど…。 俺の力が足りなくて、ミリーナやみんなを 危ない目に遭わせるわけにはいかないし…。 | |
ユーリ | …ずっと力が足りないつもりでいるのか ? それよりこれからイクスがどうしたいか、だろ。 | |
イクス | 俺が、どうしたいか…。 | |
イクス | でも、今の俺にはできないことがありすぎて…。 | |
ユーリ | けど、お前にしかできないこともある。 そうだろ ? | |
ラピード | ワンワン ! ! アオーン ! | |
ユーリ | ラピードもそう言ってるぜ。 | |
イクス | 俺にしかできないこと… | |
ユーリ | ま、いざとなったら 体当たりでいいじゃねえか。 | |
ユーリ | 頭固くて融通きかねえくせに 腹括ってるヤツが、そうやって 道を拓いてるのを何度も見たからな。 | |
ユーリ | 結構バカにできないぜ ? | |
イクス | …色々ありがとう、ユーリさん。 自分のやりたいこと、できること、 見つめ直してみます。 |
Character | 危険な野外活動 | |
ユーリ | はぁ……はぁ……冗談じゃねぇ……。あんなの……絶対ただじゃ済まねぇ……。 | |
? ? ? | どっち行った ? | |
ユーリ | やべぇ ! もう追いつかれたのか ? ! | |
? ? ? | 何としても見つけ出しますわ ! | |
ユーリ | 早くここから逃げないと…… ! | |
? ? ? | トラクタービーム ! | |
ユーリ | 何ッ ? ! うおおぉお ! | |
? ? ? | 見つけましたわよ ! | |
? ? ? | もう ! なんで突然いなくなんのよ ! | |
ユーリ | ……アーチェ……ナタリア……。 | |
ナタリア | ユーリ ! 料理が苦手でも簡単に作れる方法があると仰ったのはあなたですのよ ! | |
アーチェ | そうだよ ! だからキャンプに来たんでしょ !試食して感想くれるって言ってたじゃん ! | |
ナタリア | かくれんぼがお上手ですわね。全然見つからないので捜索隊の増援まで要請してしまいましたわ。 | |
ユーリ | ……そこまで事が大きくなっちまったか……うかつだったぜ……色々と……。 | |
? ? ? | 見つかったの ? もう、世話焼かせないでよね。 | |
? ? ? | まったく。あなたらしくないわね、ユーリ。 | |
ユーリ | げぇ ! ! | |
ユーリ | マルタ ! リフィル ! !お前らが増援なのかよ ? ! | |
ユーリ | よりにもよって、なんでこんな人選なんだよ ! | |
リフィル | あら、何かおかしいかしら。このキャンプのコンセプトをもとにアーチェが選んだのよ。 | |
アーチェ | えへ ! | |
ユーリ | そりゃあ、気の利いたこって……。 | |
マルタ | 選択に責任を持つ、それがギルド流なんでしょ ? | |
ユーリ | それを言われちまうとはな……。わかったよ。腹ぁ括った。とりあえず、やるだけやってみるか。 | |
ユーリ | あー、そこ、肉にディスペルしても間違った味付けは消えねぇ。 | |
マルタ | えぇーっ ! ? そんなぁ……。 | |
ユーリ | おいそこ。肉焼いてる網が火事になってもアイスニードルは禁止な。普通に氷使え。 | |
アーチェ | え~。近づくと熱いじゃん。 | |
ナタリア | ヒール ! ヒール ! | |
ユーリ | 努力は認めるけどな……。 | |
リフィル | シャープネス ! | |
ユーリ | 一応聞くが……先生さんよ、何してんだ ? | |
リフィル | 彼女たちを見て、料理で魔術を使うという発想を持っていなかった事に気付いたの。これでみじん切りがより手早くできるわ。 | |
ユーリ | まな板ごと切る、なんてことはやめてくれよ。 | |
ユーリ | ……バーベキューってこんなに難しいものだったんだな。知らなかったわ。 | |
四人 | そんな無責任な ! | |
ユーリ | ……むしろ、責任感あるだろ。これに付き合ってんだから……。 |
Character | 似たもの同士 | |
ユーリ | よし、誰もいねえな。こんな時間に帰ってくるとまたあいつが煩いから―― | |
フレン | あいつっていうのは誰のことだい ? | |
ユーリ | げっ、フレン……。 | |
フレン | まったく、最近の君は働き過ぎだと言っているだろう ?エステリーゼ様も心配していた。少しはそういう気持ちに寄り添うことも覚えたらどうだ ? | |
フレン | そもそも、今は長期の調査が必要な事案はなかったはずだ。それなのにどこに行っていたんだ ? | |
フレン | もしかして、僕たちが知らないうちに何か事件に巻き込まれているんじゃ―― | |
ユーリ | あー、はいはい、一気にまくし立てるなっての。別に事件に巻き込まれたとかじゃねえから。途中で道が土砂に埋まってたから応急処置しただけだ。 | |
フレン | え ? ああ、そうだったのか。すまない、てっきりまたこっそり動いているのかと。 | |
ユーリ | ったく、余計な気を回しすぎなんだよ。こんだけの人数で動いてんだ。そうそう勝手なことするかよ。 | |
ユーリ | つーわけで、オレは寝るわ。そんじゃあ―― | |
アニー | あ、フレンさん、ここにいたんですね。よかった、また出かけてしまったのかと思いました。 | |
フレン | え ?何かあったのかい ? | |
アニー | 最近、ずっと忙しそうにしていて少し働き過ぎなんじゃないかってジュードさんやルカさんと話していたんです。 | |
フレン | そうかな ? ちゃんと休息はとっているつもりだけど。 | |
アニー | でも、昨日たまたま食堂に集まった人と話していたら皆さんフレンさんに頼み事を引き受けて貰っていたことがわかって。 | |
アニー | ですから、ハードワークになってしまっているんじゃないかと心配で……本当に、大丈夫ですか ? | |
ユーリ | ……へぇ ?人には働き過ぎだとかなんとか言っといて誰かさんも同じみてーだなぁ。 | |
フレン | な ! ?いや、僕は決して無理をしているわけでは……。 | |
アニー | だとしても、少し仕事を整理した方がいいですよ。それと、念のためジュードさんが診察したいそうです。今日、お時間ありますか ? | |
ユーリ | ははっ ! 言われちまったな、フレン。おとなしく診察受けてこいよ。 | |
アニー | 他人事みたいに言ってますけど、ユーリさんもですよ ?今日だって途中で頼まれごとが増えたからって3日の予定が7日に伸びたって、カロルが。 | |
フレン | ……ユーリ ? | |
ユーリ | あー、別に嘘ついたわけじゃねえって。最後に土砂崩れに巻き込まれたってのはマジだ。隠れてコソコソ動いてるわけじゃねえのもな。 | |
フレン | そういうことじゃないのはわかってるんだろう ?だから君は働き過ぎだって―― | |
アニー | ユーリさんもフレンさんも、本当にそっくりですね。とにかく、お二人とも今日は診察を受けてくださいね。 | |
二人 | 了解……。 | |
ユーリ | ……ったく、ほっとけない病が多いアジトだな。ま、たまには大人しく休みますかね……。 |
Character | 白熱!ビーチバレー対決 | |
カロル | ねえねえ、ユーリ !ビーチボールがあったんだけどこれで一緒に遊ばない ? | |
ユーリ | おっ、いいぜ。フレン、お前もやるか ? | |
フレン | ああ。だけど、ボール遊びなんて久々だな。 | |
パティ | ならば、一度みんなで練習するのじゃ。 | |
ユーリ | そうだな。ラピード、お前は……。 | |
ラピード | ……ワフッ。 | |
ユーリ | 興味なし、ってところか。んじゃ、オレたちでやろうぜ。 | |
カロル | よ~し、それじゃあ始めるよ !えいっ ! | |
パティ | うちに任せるのじゃ !ユーリ ! | |
ユーリ | おっと、次はオレかよ…… !ほらっ、フレン……あっ ! | |
ラピード | ! ? | |
フレン | くっ、さすがに届かない…… ! | |
ラピード | ――ワウッ ! ! | |
パティ | ラピード ! ナイストスなのじゃ ! | |
ユーリ | 悪いな、ラピード。ちと手元が狂っちまった。 | |
ラピード | ……フッ。 | |
フレン | 言い訳なんて情けないってさ。 | |
ユーリ | なに ? 言ってくれるじゃねえか。だったら、どっちの実力が上か白黒つけるか ? | |
ラピード | ワンッ ! ! | |
ユーリ | よし、手加減はしねえからな ! | |
ラピード | ワウッ ! ! | |
カロル | えっ ? ちょ、ちょっと二人とも ! ? | |
フレン | ふふっ……。相変わらずだね、君たちは。 | |
パティ | フレン、笑ってないで止めたほうがいいのではないか ? | |
フレン | いや、好きにさせておけばいいよ。二人とも昔から何かに夢中になったら周りが見えなくなるタイプだからね。 | |
フレン | お互い満足したら、僕たちを置いてけぼりにしていることにも気付くはずだよ。 | |
ユーリ | どうした、ラピード !もう動きが鈍くなってきてるぜ ! ? | |
ラピード | ワフッ ! ! ワフッ ! ! | |
カロル | でも、ユーリとラピードの真剣勝負なんてちょっと新鮮かも ! | |
パティ | うむ ! 勝負の行方はうちらがしっかりと見届けるのじゃ ! |