プロフィール
人前では決して弱音を見せないユーリも、ラピードにだけは違った顏を見せる。\nもちろんラピードは何も言わない。ただ黙って主人の目を見つめるだけだ。\nそしてそれで十分なのだ。そこには人と人、あるいは飼い主と犬の関係以上の絆が確かに存在する。
ミリーナの一言
この前、イクスとちょっとケンカして落ち込んでた時に、ラピードさんがいつの間にかイクスを連れてきて、仲直りのきっかけを作ってくれたの。\n一見ちょっと怖そうだけど、絶対優しい人(犬)だと思うな。それにもふもふかわいい!
イクスの一言
ラピードさんとユーリさんは戦闘中の連携が凄いんだ。\nユーリさんに聞くと「こいつとは長いからな」って言うんだけど、お互いが何を考えているのかが分かってるように動くって並大抵の信頼関係じゃ無いと思うんだよな。\nあと、何で普段キセルを咥えているんだろう…?煙を吸っているんだろうか?戦闘中はどこに置いてあるんだろう?ん?何か気配が…。
Character | 名探偵ラピード | |
---|---|---|
ミリーナ | ユーリさんの剣術も不思議だけど…ラピードさんもすごい戦い方するわよね。 | |
ユーリ | そういうあんたもなかなかだと思うぜ。 | |
ミリーナ | あはは、そうでした。 | |
ミリーナ | …でも、ラピードさんが戦わない時にキセルを咥えてるのは、どうして ? | |
ラピード | ワウッ ! | |
ユーリ | こいつの前の飼い主の愛用品でな。 | |
ユーリ | ――ま、預かりもんってところだ。 | |
カーリャ | ワイルドでハードボイルドですね~ ! 難事件もすぐに解決しちゃいそうです~ | |
ユーリ | 鼻が利くから間違っちゃいないかもな。 変装したぐらいじゃすぐにバレちまうぜ。 | |
イクス | ――なあ、皆。 オヤツに取っておいた 俺のドーナツ知らないか ? | |
カーリャ | … ! | |
ラピード | ウウ~~…ワンワン ! ! | |
ユーリ | …カーリャが犯人だとさ。 | |
カーリャ | まだ何も言ってないじゃないですか~~ ! ! | |
ユーリ | 鼻が利くっつったろ。 それに「まだ」って… 何か言うことでもあったのかよ ? | |
ミリーナ | ラピードさんお手柄 ! | |
ミリーナ | …もう盗み食いできないわね。 カーリャ。 | |
カーリャ | ふえぇ~~ 言い訳するタイミングすらないです~…。 | |
イクス | ラピードさんがすごいのは分かったけど、 俺のドーナツはもう 帰ってこないってことか… |
Character | 集い | |
ラピード | バウ。ワンワン。バウ。 | |
ミュウ | ふむふむ。 | |
ルル | ナァ~。 | |
クィッキー | クィッキー ! | |
ラピード | ワン。 | |
ミュウ | なるほどですの~。 | |
デゼル | ……。 | |
ビエンフー | デゼル、何してるでフか ? | |
デゼル | ビエンフーか。別に何もしてない。いや、できやしない。あれを見ろ。あの和み空間に入り込む余地などあるものか。 | |
ビエンフー | なるほど……。確かにすごい癒し領域でフ……。けどマスコット達の集いに、ボクを呼ばないなんて許せないでフ ! | |
デゼル | おい、待て ! 立ち入るな !あれはひとつの聖域だぞ ! | |
ビエンフー | お~い ! ボクも混ぜるでフ~。 | |
ミュウ | あ、ビエンフーさんですの。 | |
三匹 | ……。 | |
ビエンフー | あの……。 | |
ラピード | ……フン。 | |
ビエンフー | ああ ! なんか拒否られたくさいでフ ! | |
デゼル | まったく、少しは空気を読め。 | |
ミュウ | ラピードさんは厳しい方ですの。悪者に縄張りを取られないように、目を光らせてるんですの ! | |
ビエンフー | それ、ボクが悪者ってことでフか ? !ビエーン~……。 | |
ラピード | ワン ! | |
ビエンフー | おお ! ラピードさん、戻ってきてくれたでフね ! | |
ノイシュ | ワフゥ ? | |
デゼル | ノイシュまで……全員で見極めようというのか。ビエンフーの器を……。 | |
三匹 | …………。 | |
ラピード | ………………。 | |
デゼル | (……なんて目をしてやがる……) | |
ビエンフー | ……ゴクリ。 | |
ラピード | ワン ! | |
ルル | ナァ~。 | |
クィッキー | クィッキー ! | |
ノイシュ | ワフ。 | |
ビエンフー | ……これ、合格なんでフか ? | |
ミュウ | 多分そうですの ! | |
ビエンフー | 多分て……。ミュウさん、何て言ってるかわかるんでフよね ? | |
ミュウ | はいですの。ギリギリ大丈夫ですの ! | |
ビエンフー | ギリギリでフか ! | |
デゼル | いずれにせよ相応の覚悟をしておけ。見ろ、あのラピードのあの目を……。お遊び気分じゃ置いてかれるぜ。 | |
ビエンフー | え……。 | |
ラピード | …………。 | |
デゼル | (すげぇメンチ切りだ……。ラピード……ただ者じゃねぇ……) |
Character | 相棒の隣 | |
ユーリ | サンキュー、パティ。またこの全自動駆動車ってやつ、借りてくぜ。 | |
パティ | うむ、それはいいんじゃが急ぎの用事でもあるのか ? | |
ユーリ | いや、別に用ってほどじゃねえんだが結構気に入っちまってな。 | |
ラピード | ワフッ ! ! | |
ユーリ | この通り、ラピードもハマってるんだ。 | |
パティ | そうか。ならば、ユーリとのドライブデートも近いうちに実現するというわけじゃな ! | |
ユーリ | ま、まあ、そのうちな……。 | |
ラピード | ワウッ。 | |
ユーリ | 悪ぃ、ラピードが早く出発しろとさ。 | |
パティ | ん ? この前ラピードは後部座席に乗っていなかったか ? | |
ユーリ | そうだな。ラピード、今日は助手席でいいのか ? | |
ラピード | ワンッ ! ! | |
ユーリ | 後ろのほうが広いんだけどな。ま、オレは構わねえが……。 | |
パティ | ふむふむ、なるほどなるほど。ラピード、うちにはお前の気持ちがよ~くわかるぞ。 | |
パティ | ラピードはきっと、ユーリの隣は相棒である自分こそが相応しいと思っておるのじゃ ! | |
ユーリ | そうなのか ? | |
ラピード | ワフッ。 | |
パティ | 正解みたいじゃな。 | |
ユーリ | いや、だったらなんで最初は後部座席に乗ったんだ ? | |
パティ | それは、きっとフレンの為に席を空けておいたのじゃ。 | |
パティ | いつもは自分が隣にいるがフレンだけは例外ということじゃな。 | |
ラピード | ワンッ ! | |
ユーリ | へえ。お前らしいな、ラピード。 | |
パティ | つまりじゃ ! 助手席に乗ったら、ユーリとの仲をラピードに公認されたというわけじゃな ! | |
パティ | ラピード~ ! うちにその席を譲ってほしいのじゃあ~ ! | |
ラピード | ! ! ワウッ ! ワウッワウッ ! ! | |
ユーリ | ははっ、残念だったな。まだここは譲れねえってよ。 | |
パティ | ううっ~、じゃが、うちは諦めん !絶対にユーリの隣に座ってドライブデートに行くのじゃ ! | |
ユーリ | また妙なことに巻き込まれちまったな。しばらく相手してやってくれよ、相棒。 | |
ラピード | ワウッ……。 |