プロフィール
殺すことが救いになる。不殺を唱える導師スレイに打ち込んだその言葉は、葛藤の末に辿り着いた彼の答えでもあった。憑魔を殺す術を失おうとその流儀を曲げるわけにはいかない。決着を付けるべき二人の顔が瞼に浮かぶ。若き風を背中に受け、いま導師と共に新たな旅へと出立する。
ミリーナの一言
この前、ザビーダさんがブドウのミルフィーユを作ってくれたの。それがとっても美味しくて感動しちゃった。本人は女性ウケがよさそうだからモテるため習得したって言ってたけど、きっといつもの冗談ね。大切な人に喜んで欲しいっていう気持ちがなければ、こんなに美味しくはならないもの。
イクスの一言
ザビーダさんの持っている武器ジークフリートは、恩人から授かった大切なものらしい。ずっと格好いいなって思ってたんだけど、それじゃあ触らせてもらうのは難しそうだな。けどどうしてホルスターにはしまわないんだろう。もしかしてあの場所、そんなに収まりがいいのか……。
Character | かぜ注意 | |
---|---|---|
![]() | チェスター | ザビーダ。この先が女湯だ。よろしく頼むぜ。 |
![]() | ザビーダ | おう。任せとけ。今度こそ風を読み切ってやる。いくぜ…………。 |
![]() | チェスター | いけたか ? |
![]() | ザビーダ | そう焦んなって……。こっからだ。俺様ならできるっ。熱気の中を、駆け抜けるぜ ! |
![]() | チェスター | いけ ! ザビーダ ! |
![]() | ザビーダ | はいった ! |
![]() | チェスター | よしっ ! |
![]() | ザビーダ | どれどれ……って、エドナちゃんかよ。パスパス、3000年後ぐらいにまたな。 |
![]() | チェスター | アーチェもパスだ。 |
![]() | ザビーダ | わかってるって。アニスちゃん、エリーゼちゃんもパスな。 |
![]() | チェスター | ああ。そのへんは全員パス。 |
![]() | ザビーダ | チッ……プレセアちゃんもパスだっつの。ダメだな、今日は外れ――おっ ! |
![]() | チェスター | 大物か ! ? |
![]() | ザビーダ | ああ、ミラちゃんだ。そうっと……ゆっくり近づいて―― |
![]() | ザビーダ | 冷たっ ! ウンディーネか ! ?俺様の風を水で弾きやがった ! |
![]() | チェスター | ザビーダ、諦めるな ! |
![]() | ザビーダ | ああ俺様は絶対に諦めな――アツっ !ライラも加勢しやがったな ! ?って、待て待て ! それはやべえって……アチッ ! |
![]() | チェスター | ザビーダ、大丈夫かよ ! ?ここは一旦退却だ ! |
![]() | ザビーダ | はぁはぁ……なんとか水風呂に逃げ込めた……って……ウソだろ ! ? セルシウス ! ? |
![]() | ザビーダ | うあああっ ! ! ちょ、それマジ勘弁 !俺様、ガチで凍えちまうって !冷たいの通り越してイテェって……アアァッ ! ! |
![]() | ミラ=マクスウェル | 色々あったが今日もいいお湯だったな。……くしゅんっ。 |
![]() | プレセア | ミラさん、大丈夫ですか ? |
![]() | ミラ=マクスウェル | ああ、問題ない。少し湯冷めしただけだ。 |
![]() | ライラ | ですが\"かぜ\"には気をつけてくださいね。くれぐれも。 |
![]() | ミラ=マクスウェル | ああ。\"かぜ\"にはな。 |
Character | 昔の女 | |
![]() | ザビーダ | さてと。そろそろアジトに戻るとするか。迷子になってたガキも送り届けたことだしな。 |
![]() | ライフィセット | ザビーダって面倒見がいいよね。シルバのことも封じられた心が解放されるまで面倒見てやるって言ってたしさ。 |
![]() | エレノア | もしかして子どもが好きなんですか ? |
![]() | ザビーダ | いいや。俺が好きなのはグラマラスなねーちゃん。 |
![]() | エドナ | あなたのそういうところ、昔から本当に変わらないわね。 |
![]() | エレノア | いえ。私たちから見ると浮ついた言動に磨きがかかったように見えますが……。 |
![]() | ザビーダ | こういうのは経験豊富な大人の男の魅力っつうんだよ。 |
![]() | エドナ | けど寄ってくるのは子どもばかり。おまけになんだかんだ面倒みてるし。 |
![]() | ザビーダ | なんでかねぇ。おかげで長いことフリーのままだ。 |
![]() | ライフィセット | ……長いことってことはもしかして……。 |
![]() | エレノア | ……テオドラさん。 |
![]() | ザビーダ | おいおい。話が飛びすぎだろ。ってかお前らが落ち込んでどうする。 |
![]() | ライフィセット | ザビーダは何とも思わないの ? |
![]() | ザビーダ | 長く生きる天族に別れはさけられねぇ。あんときは色々あったが、今の俺にとっちゃあいつもそのうちの一人だったってだけさ。 |
![]() | エレノア | そんな言い方しなくても……。 |
![]() | ザビーダ | けど……あいつはいい女だったな。 |
![]() | ライフィセット | ……ザビーダ。 |
![]() | ザビーダ | おっと。これ以上、昔の女の話するとエドナちゃんが嫉妬しちまうな。安心してくれ、俺様はいまを生きる男だ。 |
![]() | エドナ | そうよね。あなたがつい子どもの面倒を見てしまうのと昔の女が子ども好きだったことの間には何も関係ないものね。 |
![]() | ザビーダ | あれ ? まさか本当に嫉妬しちゃってる ? |
![]() | エドナ | よくいうわ。 |
![]() | エレノア | ふふっ。どれだけ時が経ってもザビーダにとってテオドラさんは大切な人のようですね。 |
![]() | ライフィセット | うん。普段は口に出さないだけでね。 |