カイウス・クオールズ
「オレだってやるときはやるんだからな!」
「力を貸してほしいのか?やってやるよ!」
テイルズ オブ ザ テンペスト
性:男
年齢:15歳
身長:165cm
体重:56kg
CV:高城 元気

プロフィール

養父と共に暮らしていた日々。それは傷を負った騎士の訪れによって崩壊した。異端の民、リカンツとして連行された養父を助け出すためにルビアと共に旅立つ。旅路の途中で知ることとなった己が引く『レイモーンの民』の血、そして双子の弟の存在。明かされた実の父親の正体。父に託された想いを受け継ぎ、カイウスは立ち向かう。国王の欲望で、これ以上命を奪わせないために。

ミリーナの一言

この間カイウスを歓迎するつもりでケーキを焼いたんだけど、カイウスったら誰もいないところでケーキとにらめっこして唸っていたの。甘いものが嫌いなんですって。悪いことをしちゃったわ。言ってくれればいいのに、何とか食べようと努力してくれたみたいで……。だから今度みんなで甘くないお菓子を作ってあげようと思うの。あんな顔をさせるのは申し訳ないものね。

コーキスの一言

カイウス様が首から下げているペイシェントって石は、お母さんの形見なんだって。カイウス様はレイモーンの民っていう獣人の血を引いてるらしいんだけど、ペイシェントはそのレイモーンの民に関わりが深い、強い力を持ってる石らしいんだ。そのせいで悪い奴らに狙われたりもしたらしい。そんなすごい石なら帝国も狙ってきそうで心配だよな。


Character恐怖?百物語
ナタリアこれは、興味深いですわね……。
ロゼおっ、ナタリアじゃん。本なんか読んでどうしたの ?
ナタリアファラに面白いお話をしていただいたので、私も何かないかと探していたんですの。それで――ほらこれ、見てください !
カイウスなになに……『誰でもわかるオーデンセ百物語』 ?
ロゼ百物語ってことは、もしかして……。
カイウスどうしたんだロゼ、顔ひきつってるぞ ?それって一体なんなんだ ?
ロゼあ、あはは……ちょーっと野暮用 ?緊急で思い出した !  ごめん、カイウス !
カイウスあっ、おい !すごい早さで逃げてったぞ……。
ナタリアまぁ、ロゼは怖い話が苦手でしたのね。
カイウスえ、怖い話…… ?
ナタリア不可思議なものから、身の毛のよだつ出来事まで……この本にはそんな怖いお話が沢山詰まっていますのよ。
カイウス…… !
ナタリアちょうどいいですわ。どのお話がいいかカイウスも一緒に選んで下さいませんか ?
カイウスオレ ! ?い、いや !  他の人に聞いた方がいいんじゃ…… ?
ナタリアそうですわね……例えばこれなんかどうでしょう ?黒の森で彷徨う少年と少女、歩くとなぜか影が四つ……
ナタリア振り返ると当然、人影はありません。安心した二人が正面を向くとそこにはなんと――……
リッド女の人が !
カイウスぎゃーっ ! !
リッドそ、そんなに驚くほどだったか ?
ナタリアそういうリッドこそ、同じようにされたら驚くのではなくって ?
リッドたしかにオレもあんまり得意じゃねぇけど……。あんなに驚かないって。
ナタリア……あら ?  リッドの肩に……。
リッドなに ! ?  なんだ ! ?手とかないよな ! ?
ナタリア……あなたが言うと説得力がありませんわね。

Character野生?個性?
カイウスよし。これで買い出しは完了だな。戻ろうぜ……ってあれ ?サラ ?  ロディ ?  ラピード ?  どこいったんだ ?
ラピードワン !
サラカイウスさん~ !  置いてかないで~ !
ロンドリーネはぁはぁ……何をそんなに急いでんのよ。
カイウスあ !  悪い !  先に行っちゃってたのか !別に急いだつもりはないんだけど……。
ロンドリーネラピードが気付いて戻ってくれなかったらはぐれるところだったよ。
カイウスごめん……。
ロンドリーネごめんより、ラピードにありがとう、でしょ ?
カイウスそうだった。ありがとう、ラピード。
ラピードワン !
カイウスそれにしても二人を置いていってるって全然気付かなかったぜ。
カイウス大きな街の人混みの中を歩くの、初めてみたいなもんだったからかな。注意しないと。
サラなんだかすごかったよ。カイウスさんとラピード。この人混みで荷物もたくさん持ってるのにスイスイ進んでいくんだもん。
カイウスそうか ?  サラもロディも、人がどっちに動くのかって、何となくわかるだろ ?
サラええ~ ?  戦ってる時ならまだしも、普通に歩いてるときはわからないよ。
ロンドリーネ研ぎ澄まされた野生のカンってやつ ?ラピード並みだなんて、レイモーンの民ってすごいんだね。
カイウスそ、そうかな。へへ、ありがとう !レイモーンの民だってことを褒められるとすごく嬉しいぜ !
サラそうだったね……カイウスさんは元の世界で……。
カイウスああ。レイモーンの民だってだけで差別されて迫害されてた。
カイウス忘れない。忘れてたまるか。あの時の気持ちを……。
サラ辛かったね……。
カイウスけどさ !  今はここのみんなと頑張るって決めたし、頑張れるってわかった !  だからこの話は終わり !
カイウスさぁ、戻ろうぜ――って、あれは !
ロンドリーネちょ、ちょっとどこいくのよ !  カイウス ?
カイウススリだ !  そこのお前 !  止まれ~ ! !
サラああ~ !  また人混みをスイスイと……。追いつけないよ~ !やっぱりレイモーンの民ってすごい !
ロンドリーネふふふ。それ以前にカイウスって、なんだか落ち着きのない子供みたい。
ロンドリーネそう言ったらきっと――ふふ。ムキになって言い返すね、あれは。
サラあ~……。目に浮かぶよう……。
ラピードワフ……。
カイウス待て~ ! !

Character眠れないから…
カイウスううーん……。なんでだろうなぁ……。
ティルキスどうしたんだ、カイウス。うんうん唸って。
カイウスあれ ?ティルキスもまだ起きてたのか ?
ティルキスああ。今日、店で会った連中からいろいろと面白い話を聞かせてもらってな。
ティルキスなかなか良さそうな場所を教えてくれたんだ。アーリアを連れていったら喜びそうだなとか考えてたら、こんな時間ってわけさ。
カイウスへぇ……考えごとしてたのか。
ティルキスお前は、眠れないみたいだな ?
カイウスうん。その通りなんだけど、なんか変でさ……。
カイウス今日、みんなで出かけただろ ?あちこち回ったし、メシも思いっきり食べたからすぐに眠れると思ったんだよ。
カイウスベッドに入ったら身体も休まってる感じがするし……。なのに、頭はずっと冴えたまんまなんだよなぁ。
ティルキスふむ……今日はいろんなことがあったからまだ興奮してるんじゃないか ?
カイウスそうなのかな……。確かに初めて行くところばっかで楽しかったけどさ。
カイウスそれで興奮して眠れないとか子供みたいで、ちょっとなぁ……。
ティルキスははは !  いいじゃないか。カイウスは俺より年下なんだしさ。
ティルキス経験してないことや、知らないことも多いだろう。つまり、これからまっさらな状態でいろんな『初めて』を手に入れられるってことだ !
カイウスこれから手に入れる『初めて』か……。
カイウス……なんか、そういう風に言われるとこうやってまだ興奮してるのも悪いことじゃないって気がしてきたな。
ティルキスそうさ。楽しい、すごい、面白いって感じる機会は多いほうがいいに決まってる。
ティルキスルビアをどこに連れてってやろうかなってソワソワ考えてみたりさ。
カイウスなっ……ル、ルビアは関係ないだろ !
ティルキスいやいや、大アリだぞ ?それも大事な経験のひとつだからな。
カイウスそう……なのか ?
ティルキスそうだよ。ルビアが喜んでくれたらお前だって嬉しいだろ ?
カイウスうーん、まあ……。
カイウスこの間も、綺麗な景色を見せてやったらすごく喜んでて……やった、って思ったし……。
ティルキスうんうん、俺も同じさ。だから、そうだな……。
ティルキスさっきの店で聞いた女の子が喜びそうな場所カイウスにも教えてやるよ。
カイウスいいのか ! ?
ティルキスもちろん。俺もまだ眠れそうにないしな。なんか飲みながら、ゆっくり話すか !
カイウスああ、ありがとう !よーし、ルビア、覚悟しとけよ。また驚かせてやるからな !