リヒター・アーベント
「必要とあらば、力を貸そう。」
テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-
性:男
年齢:20歳
身長:180cm
体重:75kg
CV:浜田 賢ニ

プロフィール

迫害され、地下施設での研究に従事させられていた日々。人という存在そのものに期待しなくなっていた彼を変えたのは、勇気は夢を叶える魔法だと教えてくれた親友だった。しかし唯一無二の友は、眠りから目覚めた精霊に殺される。絶望に苛まれ、復讐に駆り立てられたリヒターは、精霊殺しを決意した。力を手に入れるため、魔族の力を借り、世界をも巻き込んで。仇はかつての樹の精霊、その名はラタトスク。

ミリーナの一言

リヒターさんってとってもいい人なの。私たちの味方というわけではないけれど、たまに協力し合うことがあると、すごく面倒見がいいのよ。きっと困っている人を放っておけない優しさを持っている人なのね。元の世界では色々と酷いこともしたという話だけれど、話をしていると全然そんな感じがしないから不思議よね。うちのアジトにもリヒターさんを慕っている人がいるから、たまには顔を見せて欲しいわ。

イクスの一言

この間、街で買い物をしていたら押し売りにあっちゃって、中々断れないでいたんだ。そうしたら、たまたま通りかかったリヒターさんが助けてくれたんだけど、その後ですごく怒られたんだよ。しっかりしろだの、甘い顔を見せるなだの、挙げ句の果てには豚呼ばわりまでされちゃって……。けど、その後で買い物を手伝ってくれて、アジトの近くまで荷物を運んでくれたんだ。いい人なんだけど誤解されやすい人でもあるんだよな。


Character同窓会
ミトスあれ…… ?  あそこにいるの、リヒター ?
チェスターお、本当だ。おーい !  リヒター !
リヒター……何だ。魔弓の。
チェスターその呼び方やめろって言ってるだろ ! ?
ミトス焔獄も買い物 ?  人間もハーフエルフも食べなきゃ生きていけないからそういうところは不便だよね。
リヒターミトス。貴様もその呼び方はやめろ……。それにしてもお前たちが二人で買い物というのも珍しいな。ミトスは人間が嫌いだろう。
チェスターそれがオレは別らしいんだな。
チェスター心に傷を負い、異世界に集った誇り高き三人の戦士たち。その出自は違えど――
ミトスはい、ナレーションはそこまで。魔弓はニンゲンだけど、一応仲間だったからね。……裏切られたけど。
チェスターだから魔弓って言うなって !それに、裏切りの話をほじくり返すとオレたち全員裏切り者だろうが。
リヒターフ……そうだな。そういえばアミィは……元気か ?
チェスター――ああ。元気にやってるよ。オレのせいでこんな世界に連れてこられちまって申し訳なかったと思うこともあるけどな。
チェスターそれでもオレは……あいつの笑顔を見られるのが嬉しいんだ。
リヒター……そうか。アミィは無理矢理に具現化されてしまったからな。大変な状態だったが元気になって良かった。
チェスターお……おう……。しかしリヒターは……元の世界でやってることと性格にギャップがありすぎるな。
ミトスリヒターは善人だからね。世界を滅ぼす側にいるのがおかしいんだよ。
リヒターいや、俺は文字通り悪魔に魂を売り渡した男だ。本来なら俺は、チェスターのような男とは交わるはずのない道を歩いてきた。
リヒター元の世界に帰れば、俺は、チェスターが仇と狙うあの男のように、誰かの恨みを買っている。
チェスターまあ、そうなんだろうけどな。だが、お前らはアミィやトーティス村のみんなの仇って訳じゃねえ。
チェスターやり合ったこともあったが助けてもらったこともある。恨みはないぜ。
ミトスさすが魔弓のチェスター。格好いいね。
チェスターお前、馬鹿にしてるだろ ! ?お前だって飛天なんだからな ! ?
リヒター……相変わらずだな、お前たちは。
リヒターああ、そうだ。この街で薬を買うならそこの露店はやめておいた方がいい。質が悪い。
リヒター奥の路地の突き当たりに、珍しい品を集めている店がある。そこは珍しい菓子などもあったからアミィやマーテルのような女たちが喜ぶだろう。
二人………………。
リヒターではな。次に会う時は戦う時かも知れないが。
チェスター……いや、マジで人がいいよな、あいつ。

Character自由の星
リヒター……休憩にするぞ。
コーキスは ! ?  俺、まだ全然動けるぞ ! ?
リヒター俺も戦うことに関しては素人だ。だが、理論は頭の中に入っている。動けることと、正しい動きができることは別の話だ。
コーキス……そっか。
リヒター……何故、俺に教えを請う ?強い奴は他にいくらでもいるだろう。
コーキスリヒター様って魔族と契約したんだろ ?魔族ってイマイチよくわかんねーけどなんか強そうな気がしたんだよ。
コーキスなあ、魔族との契約ってこの世界でも有効なのか ?
リヒター有効……なのだろうな。異世界の化け物じみた英雄たちと遜色なく戦えるぐらいだ。
リヒターもっとも魔族が具現化されたと言う話も聞かないからエンコードによって、何かが書き換えられている可能性はあるな。
リヒター――そうか。魔族による力のみの具現化。これはマナがキラル分子に置き換えられていることに近いのかも知れないな。とすると……。
コーキスおーい、リヒター様。
リヒター―― !……ああ、悪い。少し考え込んでしまったようだな。
コーキス……そういうとこ見るとリヒター様も学者なんだなって思うよ。やっぱ、勉強とか好きなのか ?
リヒターいや。単に研究以外してこなかっただけで好きでも嫌いでもないな。
コーキスえ ?  じゃあ、リヒター様の好きなものって何だ ?
リヒター……………… ?
コーキスえええ ! ?  なんかないのかよ ! ?この際食べ物とかでもいいから。
リヒター……ハーブは、まあ好きな方かも知れない。
リヒター………………。
コーキス――それだけかよ ! ?
リヒター……そうだな。何かを望んで得られるような環境ではなかった。強いて言えば……自由には憧れていたのかも知れない。
コーキスえ ! ?  リヒター様どんな環境で育ったんだよ。
リヒターどんな……といわれても。地下施設で軟禁されて、精霊の研究をさせられていた。
コーキス………………。
リヒター俺はハーフエルフだったからな。自由はなかった。時代が変わって、自由が与えられるようになっても何をしていいかわからなかった。
リヒターアステルがいなければ、自由だと言われても地下施設にとどまっていたかも知れない。
コーキスそうか。リヒター様にとってアステル様は『自由』の象徴みたいなもんなんだな。
リヒター……あいつは、生き様が自由すぎるからな。
リヒター――さて、そろそろ稽古を再開するか。
コーキスああ。俺は強くならなきゃいけないんだ。本気で頼むぜ、リヒター様 !

Character訓練のための訓練
リヒター……。…………。
リグレットそう落ち込むな。見込みがないと思っていたが意外と悪くないぞ。
リヒター……そうだろうか。
アステルリヒター、捜したんだよ。あれ ?  リグレットもいたんだ。二人で何してるの ?
リグレットああ、リヒターたっての願いでたまご丼の――
リヒターなんでもない。気にするな、アステル。それより何か用か ?
アステルたまご丼 ?  今たまご丼って言ったよね ?それに今リヒターの拳でぐしゃぐしゃにつぶれてるのはたまごの殻だよね ?
リヒター……ちっ。
リグレットすまない、秘密にすべきだったか。
リヒターいや、構わない。……そうだ。ヴァンのたまご丼の作り方をリグレットから教わっているところだ。
アステルえ……でもリヒター、君の料理って……。
リヒターむ……すまない。魔鏡通信だ。
エミルすみません、リヒターさん。今大丈夫ですか ?
リヒターああ。どうした ?
エミルあの……新しい技の訓練、次はいつやるかまだ決めていなかったと思って……それで……。
リヒター日程はこちらからまた連絡する。……そんなことより、お前はちゃんと食べているのか ?
エミルえ ?  えっと、それってどういう…… ?
リヒター前回の訓練の時、動きにキレがなかった。健康管理ができていなければ訓練どころではない。
エミルす……すみません。
リヒターいや……いい。次の訓練は午前中に行おう。昼前に終わらせるぞ。
エミルは、はい !それじゃあ、連絡待ってます。
アステルふーん……なるほどね。
リヒター……なんだ。
アステルまったく、素直じゃないんだから。たしかにたまごは栄養あるし、いいかもね。
リグレット閣下のたまご丼は栄養があるだけでなく美味だからな。作り方を覚えておいて損はないぞ。
リグレットエミルに食べさせたいのなら持ち運び用の容器も用意しないとな。
リヒターああ。……気遣い感謝する、リグレット。
リグレット感謝するのは早いぞ。お前の作るたまご丼は、まだまだ食えたもんじゃないからな。
アステルあちゃー。新しい技の訓練の前にリヒターがたまご丼作りの訓練に励まなくちゃね。
リヒター……うるさい。