プロフィール
商隊ギルド「セキレイの羽」。その裏の顔である暗殺ギルド「風の骨」の頭領。殺すべき人物か見定めて追った、風変わりな導師スレイ。戦場で人を助けて陥った彼の窮地を、気付けば救ってた。導師の切り拓く未来。それを見届けるべく、少女はスレイと共に旅立つ。
ミリーナの一言
ロゼがいうには、情報は商売人にとって最も大切なものなんですって。具現化されてしまって、ゼロからのスタートになってしまったけれど、持ち前の天真爛漫な笑顔と物怖じしない話術ですぐに商売ルートを切り拓いたわ。彼女がいると、どんな事も何とかなるって気持ちになる。まさに勝利の女神って感じね。
コーキスの一言
ロゼ様は風みたいな身のこなしで、敵の懐にあっという間に潜り込むんだ。クレス様が「忍者」みたいだって言ってたな。忍者は「忍び足」っていうのができるんだってさ。俺もコツを教えてもらったけど無理だわ。ロゼ様ってバランス感覚が優れてるって事なのかもな。でも音もなく着替えるのって何の役に立つんだ ?
Character | 商売人の話術 | |
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ロゼ | ん~♪木彫りでイフリートってこんな感じ ? いやもっとこう、パンチが欲しいな……。 | |
ロゼ | 題材を誤ったかな……。でも美人天族の像じゃ人間と変わらないしなぁ。 | |
ロゼ | ねぇミラ。ここにちょっとコゲ目入れてよ。 | |
ミラ=マクスウェル | あ、ああ。こうか ? | |
ロゼ | おっ ! これなら ! なんか可愛くなったと思わない ? | |
ミラ=マクスウェル | おお、これは良いな。さっきよりチャーミングになった。 | |
スタン | ミラもロゼも器用だなぁ。俺の炎なんか、勢いに任せてバーッって出すことしかできないよ。 | |
ルーティ | ちょっとちょっと。なに楽しそうなことやってんのよ。 | |
ロゼ | ちょっと新製品をね。ベースはあたしがナイフで掘って、細かいところをミラに調整してもらうの。 | |
ロゼ | んでもってこれを量産して捌けば、この大所帯の資金面は心配なくなるってわけ。 | |
ルーティ | やっと話がわかる人が来たわね。それだったらあたしも手伝うわ ! | |
ルーティ | さっそくだけど、これいくらで売るつもりよ ? | |
ロゼ | 精霊の主様が作ったとなれば、ご利益だってハンパじゃないでしょ ! | |
ロゼ | ひとまず六桁はいきたいとこね……。もう少しイケるか……。 | |
ルーティ | ウフフフフ……いいんじゃない。強気で行きましょ ! | |
スタン | た、高すぎるよ ! ルーティに悪い友だちが増えたな……。 | |
ルーティ | 何言ってんの ! ? 資金の確保だって大事な仕事なのよ。その辺の石ころにだって価値はあんの。 | |
ルーティ | 大体、みんなお金のことに無頓着すぎなのよ。 | |
ルーティ | 1ガルドを笑う者は1ガルドに泣くんだから ! | |
ミラ=マクスウェル | ふむ、なかなか含蓄のある言葉だな。窮地をくぐり抜けて来たからこそ出てくる言葉だ。 | |
スタン | お金のことはわかったよ。でもご利益はあるのか ? ないならそれってサギ……。 | |
ロゼ | ……いい ? スタン。ご利益があると思っているから売るんだよ。 | |
ロゼ | これは人を幸せにする仕事なの。だから、スタンも売るの協力してね ! | |
スタン | あ、ああ……。みんなが幸せになるって言うんなら……。 | |
ミラ=マクスウェル | これが商売人魂……というやつか。敵にすると恐ろしいが味方にするなら頼もしいな。 |
Character | 恐がり | |
スパーダ | それじゃあ準備はいいな ? | |
ロゼ | お、おうっ ! 荷物を取りに出発 !ほら、エドナも行くよ。 | |
エドナ | ……ちょっとロゼ。くっつかれると歩きづらいのだけど。さっきからビクビクし過ぎよ。 | |
ロゼ | だ、だってぇ。この倉庫、お化けがでるってシェリアが噂しててさ……。 | |
エドナ | 天族もお化けも同じように恐がっていたのだから。まったく失礼だわ。 | |
ロゼ | そりゃあ声だけ聞こえてきたら恐いに決まって……、って、ちょっと ! 変なこと思い出させないでよ !もぅ……本当にお化けがでたらどうしよう。 | |
スパーダ | 安心しろって。何かあってもオレが守ってやるよ。 | |
ロゼ | スパーダ、ありがとう。わざわざ自分から手伝い役を買って出てくれて助かったよ。 | |
スパーダ | 当然だろ、可愛い女の子……もとい困ってるヤツがいたらほっとけねェよ。 | |
エドナ | 本当にそれだけが目的かしら。 | |
スパーダ | どっ……どういう意味だよ。 | |
エドナ | ワタシには何でもお見通しということよ。スボ、いいことを教えてあげる。ロゼを後ろから驚かせてみなさい。 | |
スパーダ | あぁ ? なんでそんなこと……はっ ! ! | |
スパーダ | (さては驚いた拍子に恐がってオレに抱きついてくる……そういうことか。ナイスアシストだぜ、エドナ ! ) | |
エドナ | さあ。いきなさい。 | |
スパーダ | 恩に着るぞ、エドナ ! いくぜ……1、2の―― | |
スパーダ | ワッ ! | |
ロゼ | うわああっ ! ! でたあぁあああっ ! ! ! ! | |
スパーダ | ヒャヒャヒャ。計算通りだ。さあ、オレの胸に飛び込んで―― | |
ロゼ | うわあああ~~~~~~っ ! ! ! ! | |
スパーダ | うおぉっ、あぶねえっ !こんな狭い所で武器振り回すな ! ! | |
ロゼ | あっちいけ ! あっちいけ !悪霊退散 ! 悪霊退散 ! | |
スパーダ | 待て待て待て ! !悪かった ! 冗談 !いまのはオレの声だーー ! | |
ロゼ | ………・・えっ。 | |
ロゼ | はぁ……もうビックリした。本当恐かったんだから。お化けかと思った。 | |
スパーダ | ………。 | |
ロゼ | あれ ? スパーダ、どうかしたの ?足がすくんでるみたいだけど。 | |
スパーダ | お化けより……お前の方がおっかないっつーの……。 | |
エドナ | いい勉強になったようね。 | |
ロゼ | なんかあたし恐がられてる ! ? |