プロフィール
孤独を怖れ、それ故に自分を導く者を糧として生きてきた。だが、世界の命運をかけた戦いに敗れ、生きる意味を失った彼女にたった一人の妹が手を差し伸べる。その手を掴んだ未来で、彼女は探し続けた自己を手に入れた。天真爛漫な今の性格は、彼女の心の中に眠っていた本当の姿なのかもしれない。
ミリーナの一言
ミュゼさん、キール研究所からとても楽しそうに出て来たの。でも、その反面クラースさんたちは随分疲れた顔をしていたわ。「有望な使役人さんがいっぱいね ♪」ってミュゼさんは言っていたけれど、一体研究所で何があったのかしら ?ルドガーさんは心当たりがあるみたいだけれど教えてくれないし。でも、ミュゼさんの笑顔がとっても可愛かったから気にしないでおくわね。
コーキスの一言
ミュゼ様は大精霊っていうすげー偉い人らしいぜ。でも、一緒にいると俺にも気さくに話しかけてくれるんだぜ。パレンジの実が食べたいとかお願いされたりするのも、俺が頼りにされてる証拠だよな。俺も成長してるのかな ?でもレイヴン様に「おっ、さっそく小悪魔ミュゼちゃんの虜だねぇ~」ってにやにやされたんだけど、あれはどういう意味なんだろーな ?
Character | ご趣味は? | |
---|---|---|
二人 | じーーー。 | |
ミュゼ | うふふっ。どうしたの、エリーゼ、ティポ。そんなに見つめられると恥ずかしいわ。 | |
エリーゼ | あの、本当に、大精霊の、ミラのお姉さんのミュゼ、なんですよね ? | |
ミュゼ | そうよ。ミラの優しいお姉さん。それから、ルドガーやあなたたちの癒しの仲間♪ | |
ティポ | ぶっころーとか言ってぼくたちに襲いかかってきただろー ! | |
ヴェイグ | そんな物騒なことを言っていたのか ? | |
ミュゼ | そんなこともあったような……。でも、昔のことよ。 | |
エリーゼ | わたしたちにとっては、昔じゃないです。そりゃ、今目の前にいるミュゼはそんな風には見えませんけど……。 | |
クレア | ミュゼさんとエリーゼたちは元いた世界では敵同士だったのね。 | |
エリーゼ | はい。空間や重力を操る大精霊で、すっごく強かったんです。戦艦すらいとも簡単に破壊して……。 | |
ティポ | にこにこしてたのにグッサーって感じー。ガラスハートだし触るとケガしちゃいそー。 | |
ミュゼ | まぁ。人を思春期の不良みたいに。困ったわ、どうしたら過去のことを忘れてあなたたちに仲良くしてもらえるかしら。 | |
クレア | そうね……ミュゼさんは趣味とかないの ?共通の趣味を楽しめばすぐ仲良くなれると思うわ。 | |
ミュゼ | 趣味、ねぇ。それじゃあ、一緒にガイアスをからかうなんてどう ? 面白いわよ。 | |
エリーゼ | ええ ! ? あのガイアスを、ですか ! ?怖すぎます ! | |
クレア | もっと楽しい遊びにしましょう。ヴェイグもうちに来たばかりの時はあんまり喋らなかったんだけど……。 | |
クレア | 一緒にお人形遊びするようになってからはすぐに仲良くなったのよ。 | |
エリーゼ | ヴェ、ヴェイグが……。 | |
ティポ | お・にん・ぎょう~~ ! ? | |
ヴェイグ | なっ…… ! ? あれは子供の時の話だ !クレアが誘ってくれたのがたまたまそれだっただけで…… ! ! | |
エリーゼ | ヴェイグ、今度わたしと遊んでください♪ロイドが可愛いドールハウスを作ってくれたんです ! | |
ティポ | エレノアにお人形さんのドレス作ってもらおー !ピンクのフリフリー♪ | |
ヴェイグ | クレア ! | |
クレア | ね ?こんな風に仲良くなるわ。 | |
ミュゼ | ずるいわ、ヴェイグばっかり !私も何かプレゼント作ろうかしら。 |
Character | あなたの気持ちが知りたい環 | |
ミュゼ | うふふ……。 | |
ヒスイ | へへっ……。……ん ? ミュゼ、何笑ってるんだ ? | |
ミュゼ | 私はミラを見てたのよ。ヒスイも妹を見てたの ? | |
ヒスイ | ああ。コハクが笑ってると、うれしいからな。コハクの可愛さは世界一だぜ ! | |
ミュゼ | あら。ミラは精霊界と人間界を足して一番よ。 | |
ヒスイ | そーかそーか。コハクは宇宙一にまで到達したけどな ! | |
ミュゼ | 何よ ! 誰が決めたのよ ! | |
ヒスイ | 決めてるんじゃない !決まってるんだ ! ! | |
ミュゼ | すごい気迫ね…… !でも最近全然コハクと一緒にいないわね ?今だって離れた所から見てるだけだし。 | |
ヒスイ | そ、それは……。 | |
ヒスイ | ここって、同じ年くらいの女の子が多いだろ ?コハク、それが楽しいみたいでよ……。 | |
ミュゼ | なるほど。男の子ならいつもの調子で追い払えるけど、女の子相手じゃそうはいかないものね。 | |
ヒスイ | コハクが笑ってくれるのはうれしい。けど、兄としては…… ! ! | |
ミュゼ | ……さみしい気持ちはわかるわ。でも大丈夫。この腕輪をつけて。 | |
ヒスイ | これは…… ? | |
ミュゼ | “あなたの気持ちを知りたい環”よ。これをつけて目を閉じれば、コハクの本当の気持ちが聞こえるの。 | |
ヒスイ | 本当の気持ち……。そんなの怖くて聞けねぇ !俺のことなんか忘れてるに決まってる ! | |
ミュゼ | それならそれで、離れる気にもなるじゃない。さ、早く、目を閉じて ? | |
ヒスイ | お、おう……。 | |
コハク ? | みんなとおしゃべり楽しい♪毎日いろんなミソ食べれて幸せ♪ | |
コハク ? | はぁ~。でも何か物足りない。そうだ、お兄ちゃんがいないから…… ! | |
ヒスイ | ……コハク…… !おめぇもおらのことを…… ! | |
コハク ? | ダメダメ、いつまでもお兄ちゃんにべったりじゃ。わたしも子供のままじゃダメなんだから ! | |
ヒスイ | コハク、大きくなっただなぁ…… ! | |
コハク ? | ……その辺にしておけ、ミュゼ。 | |
ヒスイ | な ! ? ガイアス ! ! | |
ミュゼ | あら。バレちゃった。 | |
ヒスイ | えっ、今のコハク……じゃないのか ? | |
ガイアス | ミュゼの声真似だ。 | |
ヒスイ | ほ~、ミュゼうまいな……ってゴルァ ! 腕環はニセモノか ! ? | |
ミュゼ | ごめんなさい。だって、あんまりにもさみしそうだったんだもの。 | |
ミュゼ | でも、あながち間違ってないと思うわ。だって、兄妹ですもの。お兄さんがどうでもいいわけないわ。 | |
ヒスイ | ……だといいんだけどよ。 | |
ミュゼ | ……ガイアスも、ね ? | |
ガイアス | ……どうだろうな。俺の妹はミラと同様、自立しているからな。 | |
ミュゼ | そうなのよ~ !もうちょっと頼ってくれてもいいと思わない ! ?私、お姉さんなのよ ! | |
ヒスイ | はぁ……。どっちが姉だかわかんねぇな。 |