プロフィール
ベビーフェイスにいつも気怠げな表情を映しながら副長の座と土方の命を虎視眈々と狙う真選組随一の剣士。土方が隙を見せたなら容赦なくバズーカを撃ち込む。剣の腕があれど剣に拘らず敵を倒す大胆かつ非情かつクールな青年。かと思えば、「真性のドS」「サディスティック星から来た王子」と、周囲は恐れ半分に呼ぶがそれもどこ吹く風。だが、ひとたび怒らせようものなら、ホルモン、レバーへと変えられるだろう。
ミリーナの一言
沖田さんは私と同じ歳らしいわ。18歳で組織の隊長になるなんてずいぶん努力したんでしょうね。実際、剣の腕前は真選組で一番なんですって。なのに、土方さんに勝つことにすごくこだわっているの。この間も、通りかかった土方さんにいきなり魔鏡技を撃ち込んで大変なことに……。よくケンカする二人よね。でも、私、二人は本当は仲が良いんだと思うわ。例えるならお兄さんに対抗意識を燃やす弟っていう感じかしら。そう考えるとちょっと微笑ましいわね。
イクスの一言
土方さんは沖田さんのこと「怖い」って言うけど、俺にはとても親切で優しい人だよ。理由を聞いたら「世の中にはイジっていい相手とダメな相手がいる」って言ってたな。詳しく聞きたかったんだけど、ミリーナに呼ばれて振り返っていた間に、沖田さんがいなくなってて聞けなかったんだ。ちょっと残念だよ。そういう不思議なところも沖田さんの魅力なんだろうな。
Character | 上司の不満 | |
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沖田 | はー、退屈だ……。何かヒマつぶしねーかな。たとえば── | |
沖田 | 見回り中の土方にUFOが突っ込んで大爆発。見事なアフロヘアになってくたばるとか。 | |
カーリャ | 沖田さま、今のは言い過ぎですよっ。 | |
沖田 | あれ ? おかしいなァ。 | |
カーリャ | なにがおかしいんですか !仲間にあんな酷いことを言ってはダメです ! | |
沖田 | いや、こういう場合、土方が聞いてて「総悟てめェ ! 」とか言ってくるのがいつものパターンなんだけどねィ。 | |
沖田 | やっぱり別の世界ともなりゃあいつも通りにはいかねーや。 | |
沖田 | じゃ、俺はちょっくら昼寝でも── | |
カーリャ | 逃げないでください ! | |
沖田 | 何でィお前、羽なんか生やして。 | |
カーリャ | これは生まれつきです !って、誤魔化さないでください ! | |
カーリャ | 沖田さまは、土方さまの部下なんでしょう ?いいんですか、そんなこと言って。 | |
沖田 | 気に食わねー奴の悪口くらい言うだろ。 | |
沖田 | お前だってマスターにこき使われて山ほど不満溜まってんじゃねーのか。 | |
カーリャ | 不満なんてそんなのありません !ミリーナさまは素晴らしいマスターです ! | |
沖田 | 本当かァ ? ちょっとくらいあるだろよ。不満じゃなくても、もっとこうしてほしいとかああしてほしいとか……ねえ ? | |
カーリャ | うう……それは……。 | |
沖田 | ほぉら、やっぱりあるんじゃねーか。ぶちまけて見ろよ。 | |
沖田 | 腹の中にイライラを抱え込んでるといつか思わぬところで爆発するぜィ ? | |
カーリャ | ううっ……。それじゃあ、一つだけ……。 | |
カーリャ | も、もっと褒めてほしいです !それと褒める時は頭を撫でたりぎゅ~ってしたり ! | |
カーリャ | ああっ、言っちゃった ! | |
沖田 | ……何でィ、そりゃあ。 | |
沖田 | もっとドロドロしたもんねーのかィつまんねーな。 | |
カーリャ | な、ななな、なんですかドロドロって ! ? | |
沖田 | 人間、どんなキレーな面してても内にはドロドロしたもん抱えてるもんだ。 | |
沖田 | だからほら、てめーももっとドロドロしようや。 | |
カーリャ | い、いやああああっ ! |
Character | 親の顔 | |
沖田 | そらそらァ ! | |
光魔 | ……ウゥ~。 | |
……ドサッ。 | ||
沖田 | もうギブですかィ呆気ねぇなぁ。 | |
クラトス | 見事な腕前だな。今の技は誰に教わったのだ ?あの土方という男か。 | |
沖田 | バカ言わねーでくだせェ。あいつから教わったことなんざ一つもありませんぜ。 | |
クラトス | ならば、師に鍛えられたか。才能もそうだが、良い師にも巡り会えたようだな。 | |
沖田 | まあ、そんなところですかね。 | |
クラトス | しかし、どうも危ういな。 | |
クラトス | 鬼気迫ると言えば聞こえはいいがお前の剣は自分の命が勘定に入っていない気がする。 | |
沖田 | 何でィ、急に。 | |
クラトス | 危ういと言っているのだ。 | |
沖田 | そいつはご心配どーも。 | |
沖田 | ですが、俺が死のうが生きようがあんたにゃ関係ねェことでしょう。 | |
クラトス | 私には関係なくともお前の死を悲しむ者はいるだろう。 | |
沖田 | いやしませんよ。そんな人は。 | |
クラトス | ……そうか。すまない、余計なことを聞いてしまった。 | |
沖田 | 気にしないでくだせェ。そういやあんた息子さんが一人いるんでしたっけ。 | |
クラトス | ああ……。父親らしいことは何もできていないがな。 | |
クラトス | だが、そんな男でも息子には生きて幸せになってほしいと思う。 | |
クラトス | 親とは皆、そういうものだ。 | |
クラトス | お前の両親も、我が子が元気でいればそれで十分だと思っているだろう。 | |
沖田 | へぇ、そうですかィ。 | |
クラトス | ああ……そういうものだ。 |