リンウェル
「私の魔法が役に立つなら……」
「私もみんなと一緒に戦うよ!」
テイルズ オブ アライズ
性:女
年齢:14歳
身長:158cm
体重:?kg
CV:原 紗友里

プロフィール

少女にとってレナ人は侵略者であり、憎むべき仇の仲間だった。しかし、その敵の一員であるはずのシオンやテュオハリムと接していく内に、少女の心情に変化が生まれる。その変化は、やがて彼女自身が疎んでいたはずの魔法使いとしての力と向き合うきっかけをあたえることになるのだった。

ミリーナの一言

この前、リンウェルに出会えた記念に彼女が好きなアイスクリームを作ってご馳走したの。すごく喜んでくれたのよ。その時の笑顔ときたら、もうすごく幸せそうで可愛くて、ついつい頭をなでなでしちゃったわ。リンウェルの笑顔には相手を幸せにしてくれる魔法がかかっているんじゃないかしら。でもすごく恥ずかしそうにしていたから、次からはちゃんとなでなでの許可をもらわないとね。

イクスの一言

リンウェルは魔法使いの一族の末裔で、レナ人しか使えないはずの星霊術を使うことができるそうなんだ。でもそのせいで力を隠しておかなければいけなくて、最初はアルフェンさんたちにも秘密にしていたんだって。嫌な思いも沢山したんじゃないかと思うけど、この力で仲間を守れるって前向きに話してて、俺もリンウェルの強さを見習いたいって思ったよ。どんな力も、使う人の心持ち次第だもんな。


Characterいつもの二人
ダークかめにんチッ !  バレてしまったからには、さっさと撤退っす !覚えてやがれっすよー !
レイス……やれやれ、逃げ足の速いことだ。君も災難だったね。次からは気を付けるといい。
リンウェルあ、レイスさん、だったよね。助けてくれて、本当にありがとう。
リンウェルまさか、あのカメの人が売ってた骨董品が全部偽物だったなんて……。もっとよく見ておけばわかったかもしれないのに……。
レイスそうさせないように、相手も言葉巧みに君を騙して買わせようとしていたのだろうね。ところで、君は骨董品に興味があるのかい ?
リンウェルう、うん。装飾や作りから、いろんな歴史や背景が分かるのが楽しくて、ついつい見ちゃうんだ。
レイスだったら、この壺なんてどうだい ?オルバース大陸の遺跡から発見された壺なんだが通常一万のところを今なら五千ガルドでお譲りしよう !
リンウェルええっ ! ?  も、もしかしてレイスさんも私を騙そうと…… ?  あっ、でも、この壺……本当に珍しい装飾がされてる。
レイスなるほど、君の鑑識眼は本物みたいだ。手に取って、よく見てくれても構わないよ。買うかどうかは、そのあとに決めればいい。
リンウェルいいの ?  じゃあ、ちょっとだけ……。
ロウ――お前、こんなとこにいたのかよ。勝手にどっか行くから探したじゃねえか。
リンウェルきゃあ ! ?
ロウうおっと ! ?  あぶねぇ !ったく、何やってんだよ。俺が受け止めなきゃこの壺、割るとこだったぞ ?
リンウェルロウがいきなり引っ張るからじゃない !本当に加減知らないんだから !
ロウお、俺のせいかよ ! ?俺はお前が迷子になってんのかと思ったからずっと捜し回ってたんだぞ !
リンウェル勝手にいなくなったのはそっちでしょ !大体、今日の買い物だってロウがどうしてもお肉が食べたいっていうから付き合ってあげたのに――
レイス……ふっ。ははははっ !
リンウェルレ……レイスさん ?  どうしたの ?
レイスいや、すまない。君たちのやりとりを見ていると私の友人たちのことが目に浮かんでね。
レイス彼らも今の君たちのようによく言い争いをしていたものさ。
リンウェルえっ ?  じゃあ、その人たちって仲が悪かったの ?
レイスそんなことはない。彼らは互いに信頼しているからこそ相手の前では素直になっていたんだよ。
レイスだから君も、彼に対してはそうなんじゃないかと思ってね。
リンウェルべ、別に信頼なんて…… !大体、いつもロウが余計なことを言うから怒ってるだけで…… !
ロウ余計なことなんて言ってねえだろ !いつもお前が勝手に怒ってるだけで……。
リンウェルうるさい !  ――サンダーブレード !
ロウおわっ !  だから、急にそれやるの止めろって !
レイスふむ、見ているこちらは微笑ましいものなのだが当事者同士は、案外気付かないものなのかもしれないな。

Character魔法使い
リンウェル――あっ、いけない。もうこんな時間 !私、そろそろ帰らないと……。
エステルすみません !  わたしがついつい話し込んでしまったせいですね……。
リンウェルううん、そんなことないよ。エステルのお話、凄く面白かったから私も、もっと聞きたかったくらい。
リタあんたたち、まだ話し足りないの ?あれだけずっと自分の好きな本の話をしてたのに。
エステルはい、まだまだ全然足りません !今度はエステル読書会の人たちも呼んでまたお茶会を開きましょう。
リンウェルうん、楽しみにしてるね !
エステルそうです ♪ちょうど読み終わった本があるのでリンウェルも読んでみません ?
リンウェルえっ、いいの ?
エステルもちろんです !そうしたら、次に会う時にお互いの感想を言い合えて楽しいと思いますし。
リンウェルじゃ、じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな。この本ってどんなお話なの ?
エステルはい !  少しあらすじを説明すると魔法使いの女の子が世界中を旅するお話なんです。
リンウェル魔法使い……。
エステルはい。その女の子は、自分だけが使える魔法の力で仲間と困難を乗り越えたり、時には困っている人を助けたりするんです ♪
リンウェル……そっか。
エステル……リンウェル ?もしかして、あまり好みのお話ではなかったです ?
リンウェルえっ ?  ううん !  そんなことはないんだけど……。ただ、その魔法使いの女の子は……本当は普通の子でいたかったって思ったりしないのかな ?
リタどういうこと ?
リンウェルだって、その子の魔法は特別な力なんだよね ?だったら、どうして自分だけそんな力が使えるのかって考えたりしないのかなって……。
リンウェル……って、ごめん、変なこと言っちゃって。別にその本に言うことじゃないよね。
エステル……いえ、確かに特別な力を持っているとそれだけで自分が他の人とは違うと悩んでしまうことがあるかもしれません。
リタ…………。
エステルですが、例え特別な力だとしてもしっかり向き合うことが、わたしは大切だと思います。
リンウェルしっかり向き合うこと…… ?
エステルはい。そうすれば、今まで見えていた景色も違ったように見えるかもしれません。
リンウェルそっか……そう、だよね。でなきゃいつまで経っても答えなんて出ないよね。
エステル……リンウェル ?
リンウェルううん、なんでもない。でも……ありがとう、エステル。なんだか、ちょっとスッキリしたかも。
リンウェルこの本、大事に読ませてもらうね。それじゃあ二人とも、またね。
エステルえっ ?  は、はい……。えっと、リタ。わたし、リンウェルからお礼を言われるようなことをしたでしょうか ?
リタさあ、どうかしら。気になるなら今度聞いてみたら ?あんたが渡した本の感想と一緒にね。

Character雪の日の出会い
リンウェル今日はいいお肉が手に入ってよかったね、フルル !夕飯はビーフシチューにしようかな。
フルルフルルゥ !フル ?  ……フルルゥ !  フルゥ !
リンウェルん、どうしたの ?あそこに何か――あっ !
リンウェルリタ !  大丈夫 ?  転んじゃったの ! ?
リタみ、見ればわかるでしょ。あいたたた……。もー、まさかここだけ凍ってるなんて思わなかったわ。
リンウェルあー、今朝はすっごく寒かったし……。
リンウェルにしても、すごい荷物だね。重そうだし、それのせいもあるかも。
リタまあねえ。これ、全部本だし。
リンウェルえ、これ全部 ! ?すごい、何冊あるの ! ?
リタ全部持ち帰れなくて送ったやつもあるから。三十……四十冊くらい ?  仕入れたんだけど。
リンウェルそんなに ! ?地質学の本と、工学の本と……あ、星霊術についての本もある !
リタ一番の目的がそれね。あちこち回ってみると別の世界の技術や学問の文献が見つかるのよ。
リタで、ここにはあんたたちの術についての本があるっていうから、探しに来たの。
リンウェルへえ、そうなんだ !  知らなかった……。どんなことが書いてあるんだろう ?
リンウェル……ねえ、リタ。転んじゃって服、濡れてるでしょ ?
リンウェルよかったらうちで温まっていかない ?これから夕飯にしようと思ってたところだし。
リタで、あたしが買った本を見せてほしいって ?
リンウェルえへへ……ダメ ?
リタダメじゃないわよ。あんたからも話を聞きたいしね。
リタこの本に書かれていることと、あんたの知識を照らし合わせたら面白い発見がありそうだもの。
リンウェルやった !何が書いてあるのかどうしても気になっちゃって。
リンウェルそうだ、うちにも色々本があるんだ。よかったら見ていってよ。
リタもちろんよ。他の人が読んでる本って意外な発見があったりするから好きなのよね。
リンウェルそうそう、自分一人だとどうしても偏っちゃうからね。あ、ちなみに今日はいいお肉が手に入ったから夕飯はビーフシチューだよ !
リタいいわね。それじゃ、ごちそうになりながら色々と聞かせてもらおうかしら。
リタ転んじゃってサイアク、とか思ってたけど悪いことばかりじゃなかったみたいね。
リンウェルこれで釣り合いがとれるかな ?
リタええ、お釣りが来そうよ。じゃ、さっそくあんたの家に案内してくれる ?さすがにそろそろ寒いし。
リンウェルわ、そうだよね。こっちだよ !本も半分持つね。
リンウェルよ~し、今夜は思いっきりおしゃべりしよう !

Character思わぬ火種
マークやっぱり安かったろ、あの店の食材 !
キサラああ。おかげで随分と節約することができた。ありがとう。
マークパイセンは大食いだから材料もしこたま買わないとな。
カーリャ・Nマーク !  一言余計ですよ。
マークははっ !  事実だろ、パイセン。――じゃあ、パイセンのことよろしく頼むな。美味い物をたらふく食わせてやってくれ。
キサラよし、では早速食事の準備に取り掛かるとしよう。
リンウェルうん ! ところで……気になってたんだけどなんでネヴァンはマークにパイセンって呼ばれてるの ?
カーリャ・N何故かと改めて聞かれると、答えに困りますが……マークよりも私のほうがあらゆる意味で先輩……だからでしょうか。
リンウェル先輩ってことは……見た目はあんまり変わらないように見えるけどネヴァンのほうがマークより年上なの ?
キサラ色んな事情があるんだろう。私たちと同じ物差しで比べるのは難しいと思うぞ
キサラそれに、年齢以外にも先輩の定義は存在する。経験や素質が優れていたり、立場が上だったりな。
リンウェルなるほど。じゃあ、キサラもネヴァンも私からしたら先輩だね !
リンウェルあ、違うか。キサラパイセン !  ネヴァンパイセン !
リンウェルネヴァンパイセンはこの世界の先輩だしキサラパイセンは今も元の世界でも強くて頼れる存在だし。
カーリャ・Nふふふ。なんだか照れ臭いですね。
キサラああ。悪い気はしないが、少しくすぐったいな。
ロウあ~、腹減った !今日の夕飯はなんだ ?  肉か ?
リンウェルロウ !  暇なら手伝ってよ。
ロウ俺は昨日やったっての !今日の料理当番はリンウェルたちだろ。
カーリャ・N……リンウェル様とロウ様でしたらどちらが先輩になるのでしょうか ?
ロウ俺とリンウェル ?そんなの、俺が先輩に決まってるだろ。
リンウェルちょっと !ロウの一体どこに先輩要素があるって言うの ! ?
ロウどこにって……お前より大人っぽいところとか ?
リンウェルはあ ?ロウなんて、全然子供っぽいしそもそも野菜が苦手じゃん !
ロウ野菜より肉のほうが好きってだけじゃねえか !お前だってアイスばっか食ってるだろ。
リンウェルう……。だ、大体こんな話で熱くなってる時点でぜんっぜん先輩っぽくないし !
ロウおま……っ !それ、そっくりそのまま返してやりてえ…… !
カーリャ・N……すみません。私が余計なことを言ってしまったばかりに……。
キサラいや、謝らなくていい。可愛い後輩が増えたと思って見守ってやってくれ。