マティウス
「人は争い合うだけだ。愛だの絆だの、偽りにすぎぬ」
「憎しみと裏切りのない世界のため、私は何でも捧げよう」
テイルズ オブ イノセンス R
性:女
年齢:?歳
身長:168cm
体重:?kg
CV:田中 敦子

プロフィール

愛した女と唯一無二の親友。かけがえのない者に裏切られた魂は、絶望と迷いを抱えたまま二つに分かれて転生を果たした。その魂の一つがマティウスである。前世の因縁を焼き付けたような異様な容姿と強力な力ゆえに故郷を追われ、国からは転生者として利用されていた彼女が、教団の大主天の座に就いて抱いたある野望。それは、差別と憎しみと裏切りが横行する、腐った世界の破壊であった。

ミリーナの一言

セキレイの羽に支援を頼んでいる施設に、マティウスさんが現れたそうよ。迷子になった子を送り届けて、ついでに勉強も教えてくれたんですって。ルカたちにその話をしたら、元の世界でも、居場所のないシアンって子の面倒を見ていたらしいわ。それは思惑があっての事だったみたいだけれど……。でもやっぱり、あの面倒見の良さはマティウスさんの素顔なんじゃないかしら。

イクスの一言

マティウスさんが世界を滅ぼそうとした理由を知って、何とも言えない気持ちになったよ。全て滅んでしまえば差別もない完全なる平等で、それこそが救いだなんて……。俺は救いも何もない虚無の世界の声を聞いた。だからこそ思うんだ。これからマティウスさんには、幸せだと思えるような絆を見つけて欲しいって。その時こそ、自分のやろうとしたことを省みることができるんじゃないかな。


Character救い救われ
二人…………。
デクス……なんだ、この緊張感は。どうしてこうなった。
チトセあなたが引き合わせたんでしょう ?私たちはすぐに立ち去ると言ったのに。
デクス仕方ないだろう。「遭難した兵を救った者に礼がしたい」ってエルレインが言い出したんだからな。
マティウスあの兵士、「聖女の元に帰る」とうわ言を繰り返していたがお前のことだったとはな。
マティウス相変わらず『神による救済』を掲げて人を惑わせているのか。
エルレイン惑わせる ?己の行いに思うところがある者ほどそう見えるのでしょうね。
エルレインマティウス、やはりあなたのような人こそ神の救いが必要です。しばし救世軍に滞在して話し合いませんか ?
マティウス断る。救世軍で腑抜けたお前に私を理解できようはずもない。
デクスあの二人、帝国で何かあったのか ?
チトセ何も。ただ、信念そのものが違うのよ。全てを滅ぼしたいマティウスさまと全てを救いたいエルレインだもの。
チトセしかも、マティウスさまは前世が神でエルレインも神とほぼ同等の存在……。とにかく色々と複雑なの。
デクスなるほど、わからん。オレにわかるのはただ一つだけだ。
デクスアリスちゃんは神 !
チトセは ?
デクスアリスちゃんがいるだけで救われる。存在自体が奇跡で特別でアリスちゃんのためなら何だってできる。むしろアリスちゃんの望みを叶えるためにオレが神にならねば !
エルレイン始まったか……。デクス、アリスの部隊に報告を。遭難者は無事に発見したと伝えなさい。
デクス了解した !  今いくよ、アリスちゃーーん !
マティウス……何だ、あれは。
エルレインアリスという娘に会わないと起こる発作のようなものです。今回は単独任務が続いていましたから。
マークエルレイン、バルバトスが派遣先で暴走してるんだ。悪いがちょいと行って収めてくれねえか。
エルレイン……仕方ありませんね。すぐに向かいましょう。
シンクねえ、アンタ地上に降りてるんだろ ?だったら地上部隊の小隊一つ、アルタミラに送ってよ。カジノの周辺でキナ臭い話が出てるから。
エルレインわかりました。手配しましょう。
ゼロスあー !  シンくんズルいぜ。エルレイン様と話してる !俺さまも目と耳の保養がした――
二人…………。
エルレインそういえば礼がまだでしたね。今日は配下の兵が世話になりました。
マティウスふむ……それよりも先ほどの滞在の申し出、受けるとしよう。色々と面白い話が聞けそうだ。
エルレイン……感謝します。

Characterうつろいゆく魂
スタンあ !  いたぞ。ルーティ、マティウスを見つけた。こっちに来てくれ。
マティウスお前たちは確か……ソーディアンマスターの。
スタンああ。スタンだ。それと、これがソーディアンのディムロス。
S・ディムロス我の紹介はいい。引き留めているのだから先に用件を伝えろ。
スタンわかってるよ。あのさ、この前、ファンダリア大陸の施設で迷子の子、見つけてくれただろ ?
マティウスそんなこともあったな。
ルーティ――やっと見つけたわ。あんた、魔鏡通信で連絡とってもすぐチトセと一緒にどっか行っちゃうから。
S・アトワイトルーティ、お礼をしに来て第一声がそれはどうかと思うわ。先に言うべきことがあるでしょう。
ルーティはいはい。――マティウス、あんたがファンダリア大陸に寄ってくれたおかげで子供が一人助かったわ。ありがとう。
ルーティそれと、施設のチビたちの勉強も見てくれたんだってね。みんなすごく喜んでたわよ。
マティウスあれは成り行きだ。大したことは教えていない。
スタンそうか ?  すごくわかりやすくて楽しかったって言ってたけどな。
マティウス……それより、預かっているものとはなんだ。
ルーティこれよ。ほら、開けてみて。
マティウスこれは……。手紙に、絵、それに……木の実か ?
ルーティへえ、あんたの似顔絵ね。結構似てるじゃない。それにこの木の実、チビたちがおやつにしてる実よ。
スタン「マティウスお姉ちゃん、ありがとう」だってさ !手紙の字も、なんか読みやすくなってるぞ。マティウスが教えたおかげかな。
S・アトワイトあなたたち、人の物を勝手に見るなんて失礼よ ?
ルーティ仕方ないじゃない。見えない物の中身が気になるのはハンターの性ってもんよ。
S・アトワイトまったく……。ディムロス、後でスタンさんにもちゃんと言って聞かせてちょうだい。
S・ディムロスあ、ああ。無論だ。
スタンなんかごめん、ディムロス……。
マティウス用は済んだか ?ならばもういいだろう。
スタンああ、引き留めて悪かったな。それと、子供たちみんな、また来てくれってさ。じゃあな。
マティウス……。
チトセマティウスさま、こちらにいらしたんですね。……どうしました ?
マティウスいや……こういう世界もあるのだなと思っていただけだ。