ヘイズ・シーザリオ・イデアフェルト
「私にも、世界にも、お前の力が必要だ。よしなに頼む」
「良き縁(えにし)に感謝する。共に救世の道を切り開こうぞ」
テイルズ オブ ザ レイズ リコレクション
性:女
年齢:18歳(外見)
身長:176cm
体重:54kg
CV:千本木 彩花

プロフィール

ネオイデア王国の民が子供だった頃も、その親が子供だった頃も、ヘイズは王であった。そして民が老いてその子供が老いても、ヘイズは王のままだろう。幻影種の研究の際、老いない体となった彼女は、不死王として今日もネオイデア王国を導き、幻影種との戦いに明け暮れている。長く生きれば生きるほど、国を愛し憂う気持ちは募り、ヘイズを駆り立てる。全ての民に平穏な時を、と願って。

リワンナの一言

ヘイズ様は素晴らしい御方よ。不死の体を得られたのは、自分の代で幻影種を駆逐せよとの神の思し召しだとおっしゃって、起きている時間のほとんど全てを国のために尽くしておられるの。私は……あそこまで自分を捨てて国に尽くすことなんてできない……。あとはとても……その、スキンシップがお好きな方ね。嫌ではないけれど……少し照れてしまうぐらいよ。

コダマの一言

ヘイズ様は最高だよ。最高。最の高。めちゃくちゃ尊い御方なのに、優しくて強くて、いい匂いがして……。ネオイデア王国は小さな国だからかも知れないけど、お出ましの時は住民一人一人に気さくに声を掛けてくれたりして、凄く皆を愛してくれる人なんだ。本当はヘイズ様の愛を独占したいけど、そうしたら皆が不幸になっちまうから我慢するよ……。


Character王様ハラスメント
エルナトコダマの始末書は誤字が多すぎですね。やっぱりもう一度書き直してもらわないと……。
ヘイズ邪魔をするぞ。
エルナトヘイズ様 ! ?  どうしてこちらに ! ?何かご用事でしたらこちらから王宮に伺いましたのに !
ヘイズ防衛システムの確認のために街まで出て来たのでな。ついでに私の可愛い死神たちの様子を見に来ただけだ。しかし、皆、出払っているようだな。
エルナトはい。もう少しすれば防衛任務を終えた死神たちが戻ってきますが……。
ヘイズそうか……。
ヘイズ…………………………。
ヘイズ……そうであった。二ヶ月前から死神たちのシフトを変えたのであったな。うっかりしていた。済まぬ。
ヘイズ何の因果か、かれこれ100年以上も生きている。長生きをしているせいか、物忘れが酷くてな。
エルナトとんでもない。この国の舵取りだけに留まらず幻影種の研究や防衛システムまで全てヘイズ様が手ずから行っているのです。
エルナト些末なことはこぼれ落ちてしまうのも当然だと思います。
ヘイズ些末なこと、か……。
ヘイズこぼれ落ちてしまった記憶を、些末と切り捨ててしまいたくはないのだが……。私の脳はそろそろ限界なのかも知れぬな。
エルナト……でしたら、私がヘイズ様の代わりにヘイズ様が大切に思うことを覚えておきます !いえ、大切でないことでも、何でも !
ヘイズフフ……。そうか。エルナトが私の代わりに覚えていてくれるか。それは心強いな。
ヘイズけれど、私の記憶係になってくれるというならまずはそのように目の下にクマを作って働くのはやめておくれ。
エルナトク、クマができていますか…… ?
ヘイズああ。セイリオスもエルナトを案じていた。年若くタナトス隊の隊長に任じられ人一倍仕事を抱え込んでいる、とな。
エルナトあ……。まさかヘイズ様、セイリオスから話を聞いてこちらにいらしてくださったのですか ?
ヘイズそうだと言ったら休めるときはしっかり休んでくれるか ?
ヘイズ事務処理は別に担当の人間を用意しているだろう ?彼らを信じて託すことも隊長の器量だ。
ヘイズ真に完璧を目指すのであれば自身の体調にも気を配らねばな。
エルナト……わかりました。気を付けます。
ヘイズ――いい子だ。
エルナトんんっ ! ?  ヘイズ様…… ! ?
エルナトだ、抱きしめて頂くのは光栄ですが――
ヘイズ……そうか、今時はこういうスキンシップは『ハラスメント』であったな。済まぬ。次は許可を得てからにしよう。
エルナトい、いえ……あの……ヘイズ様は国王陛下ですからそれも結局ハラスメントになってしまう可能性が……。
ヘイズむう……。そうか……。当世に合わせて生きるのは難しいな……。

Character愛する者たちへ
ヘイズすまない。お前たちにも付き合わせてしまうことになったな。
ロイド気にすんなって。俺たちも丁度腹減ってたところだったし。
ミラ=マクスウェルああ、あの店のフルーツ焼きそばは絶品だった。
ヘイズ確かに、あれは不思議な味がしたな。今度はコダマたちも連れてくるとしよう。
ロイドけど、どうして急に近くにある街に寄りたいなんて言い出したんだ ?
ミラ=マクスウェル何か用事があるわけではなさそうだったが。
ヘイズああ。ただ、この時代の民たちがどういう暮らしをしているのか、ふと気になってな。一度、ゆっくりとこの目で見ておきたかったのだ。
ヘイズ私の時代では安全に暮らせる区域はごく僅かだったからな。
ロイドそっか。俺たちからは普通に見えてもヘイズにとっては新鮮なんだな。
ミラ=マクスウェルヘイズ、お前から見てこの世界はどのように映っている ?
ヘイズそうだな……確かにロイドの言う通り新鮮ではあるが人が営み、民たちが暮らしている姿そのものは私の国と何も変わらない。
ヘイズだからこそ、愛おしく思う。私の可愛い民同様、この時代の人々もな。
ヘイズ人が笑い、喜びを共にする……。そのような世界を築くために私はこの世界へやって来たのだ……。
ミラ=マクスウェルああ、ここには多くの人間がいる。私たちのように、異世界から呼ばれた者も含めてな。
ヘイズ鏡映点か……。お前たちの活躍によってこの星は守られ、多くの命が救われた。
ヘイズまさに、お前たちは救世主のような存在だな。
ロイドそんな大袈裟なものじゃないと思うぜ。俺たちはこの世界のことが好きになった。だから、みんなと一緒に戦ったんだ。
ミラ=マクスウェルヘイズ、お前の言葉を借りるのなら私たちもこの世界の人間が『愛おしい』ということだな。
ヘイズ……ああ。私は民を愛おしく思い愛しているからこそ救いたい。
ヘイズそして、この世界の人々も同じように『愛おしい』。だから――
ヘイズミラ、ロイド。お前たちが守ったものを私も一緒に守らせてほしい。
ヘイズそして、この世界を救うと約束しよう。
ミラ=マクスウェルああ、もちろん私たちも協力する。
ロイドけど、こういう堅苦しいのはこれっきりにしようぜ。
ロイド仲間が困っているときに助け合うのは当然なんだからさ。
ヘイズはっはっはっ、そうだな。その通りだ。私はついつい堅苦しくなってしまうようだ。気を付けよう。
ヘイズ私も、多くの者たちに助けられてここまで来た。彼らの想いに応えるためにも私は使命を果たそう。
ヘイズミラ、ロイド。今日はありがとう。二人のことも愛しているよ。

Character祭りの後の
ヘイズほう、そんな不思議な場所があるのか。
コダマでも、祭りの手伝いとか楽しそうじゃん。
コーキスそれがいっつもトラブルばっか起きるんだよ。この前なんて――
イクスコーキス、ウォーデンさんたちとの打ち合わせが終わったから戻るぞ。カーリャもそっちにいるんだろ ?
カーリャはい、もぐもぐ、いますよ !
ミリーナまたヘイズさんのところでご馳走になっていたのね。ちゃんとお礼を言うのよ。それじゃ待ってるわ。
ヘイズそうか、もう帰るのか。
カーリャはい、ご馳走様でした。このスコーン、とっても美味しかったです。
ヘイズそれは何よりだ。私もカーリャの喜ぶ顔が見られて嬉しいよ。コーキス、また楽しい話を聞かせておくれ。
コーキスああ。いいぜ !
ヘイズそれと、これはいつものお土産だ。持っていってくれ。
カーリャ飴ですね。嬉しいです !
コダマじゃあ、またな。イクスさんたちにもよろしく。
ヘイズ……帰ってしまったな。
コダマはい。楽しかったですね。さて、セイリオスたちが買い出しから帰って来る前にここを片付けておかなきゃな。
ヘイズそうだな。……なんだか、静かだな。
コダマですね。二人とも賑やかだったから。
ヘイズ…………。
コダマ寂しいんですね。
ヘイズ……そうだな。楽しければ楽しかっただけ、静けさが胸に刺さる。
ヘイズ今までいた者が、いなくなった時と同じだな。私は長く生きているからそのうち失うことにも慣れるだろうと思った。
ヘイズだが……慣れないものだよ。どうしても寂しいと感じてしまう。失いたくないと執着してしまう。
コダマ俺は傍にいますよ。ずっと。あなたを支えると誓いました。
ヘイズコダマ……。
ヘイズそうか。嬉しいが、私に縛られることはないんだぞ ?
コダマむしろ縛られたくてたまらないですけど !……っと、こういう冗談はアイリスに怒られるな。出掛けててよかったぜ……。
ヘイズふふふっ、では皆が戻る前に片付けてしまおう。
コダマそんなの俺がやりますって。
ヘイズ私が一緒に片付けるのは嫌か ?
コダマもう、ずるいなぁ。それじゃ、そっちのお皿お願いしますね !