キャラクター | 1話【ランクD-1】 |
カーリャ | はー…大変なことになっちゃいましたねぇ。 |
イクス | まさか闘技場の現チャンピオンを倒して欲しいなんて頼まれるとはな…。 |
カーリャ | こんなことしてていいんですかね ?正直、ちょっと買い出しに立ち寄っただけの街ですし…。 |
ミリーナ | 確かにやらなきゃいけないことは色々あるけれど、この街の人たちが困っているのを放っておく訳にはいかないでしょ ? |
イクス | 確かチャンピオンが酷いゴロツキで街の人たちに迷惑をかけまくってるんだっけ。 |
ミリーナ | 酷い話よね。せっかく寂れた街を盛り上げようと、闘技場を作ったのに変なゴロツキに居座られるなんて。 |
コレット | 怖い人がいるせいで、観光に来るお客さんもいなくなっちゃったんでしょ ?街の人たち…かわいそう。 |
ロイド | 俺たちでそのゴロツキチャンピオンをボッコボコに倒して、追い出してやろうぜ ! |
ミリーナ | そうね。それに私たちが闘技場で活躍して話題になれば、観光客も戻ってきて街が活気づくかもしれないし。 |
イクス | けど、まがりなりにもチャンピオンだしきっとすごく強いはずだ。今の俺の力で勝てるかどうか…。 |
ロイド | 勝てるさ ! イクス、結構強くなってるぜ ?それに俺たちも協力するしさ。 |
コレット | うん、だいじょぶだいじょぶ !まずはチャレンジしてみよ ? |
イクス | …それもそうだな。腕試しにもなるだろうし何より、まず自分を信じないとな…。 |
ミリーナ | イクス、偉いわ ! |
イクス | や、やめろよ。子ども扱いは…。 |
ミリーナ | うふふ、ごめんね。 |
イクス | …ちぇっ。まあいいや。気を取り直して、闘技場に行こう ! |
キャラクター | 2話【ランクC-1】 |
イクス | ふぅ…なんとか勝てたな。 |
ミリーナ | 闘技場のランクが上がったみたい。またチャンピオンに一歩近づいたわね。 |
イクス | 喜んでばかりはいられないぞ。ランクが上がるほど対戦相手も強くなるみたいだから。 |
ロイド | なぁ…。この闘技場ポイントって何だ ? |
コレット | あ、参加要項の紙に書いてあったよ。戦いに勝利して得たポイントは交換所で景品と交換できます…だって ! |
ロイド | へぇ…。強い相手を倒すほど闘技場ポイントってのも多く貰えるんだな。へへっ、ますますやる気が出てきたぜ ! |
ミリーナ | あっちに交換所があったから気が向いたときにでも行ってみましょう。 |
イクス | ああ、そうだな。それにしても景品まで貰えるなんてこの街の人たち、頑張ってるんだな。 |
イクス | 噂のゴロツキチャンピオンって言うのも姿が見えないし、このまま街に活気が戻ってくるといいんだけど…。 |
ロイド | そのことなんだけどさ、あんまり心配しなくても大丈夫そうだぜ。 |
コレット | さっきね、私たちサインを頼まれたの。くりーんな戦いが見られるようになったって話題になってるんだって。 |
ロイド | なんか照れるよ。サインなんて書いたことなかったからさ ! |
コレット | ふふ、ロイドってばサインに自分の似顔絵まで描いたんだよ ! |
ロイド | あれは…失敗だったな。俺、工作は得意なんだけど絵はディザイアンレベルなんだった…。 |
イクス | でぃざ… ?まぁ、なんにしても街が賑わいはじめてるなら良かったよ ! |
ミリーナ | さぁ、この調子で目指せ新チャンピオンよ ! |
イクス | そろそろ次の対戦が始まるな。行こう ! |
キャラクター | 3話【ランクB-3】 |
ミリーナ | イクス ! 聞いて !あともう少しランクが上がればチャンピオンとの対戦資格が得られるわよ ! |
イクス | まさかここまで勝ち進められるなんてな。一緒に参加してくれたロイドたちには感謝しないと。 |
ミリーナ | イクスだって負けてないわよ。さっきの対戦、すごく格好良かったもの。カーリャも観ていたでしょ ? |
カーリャ | う~ん……どうしよっかな……。 |
ミリーナ | …カーリャ ?紙とペンを持ってどうしたの ? |
カーリャ | 決まってるじゃないですか。サインの練習ですよ。 |
イクス | サインの練習 ? なんでカーリャが ? |
カーリャ | イクスさまとミリーナさまを支える優秀な鏡精ってカーリャも人気になってサインを求められるかもじゃないですか。 |
カーリャ | イクスさまたちのようにカーリャだってチャンピオンを目指してるんですよ !闘技場マスコットキャラクターの ! ! |
イクス | そ、そうなのか…。サイン求められるようになるといいな。 |
ミリーナ | ふふっ。なんだか楽しそうだしそっとしておきましょう。 |
イクス | そういえば現チャンピオンってどんな奴なんだろうな ?噂によると男女の二人組らしいけど。 |
ミリーナ | 街の人たちを困らせてるみたいだし喧嘩っ早い荒くれ者なんじゃない ? |
イクス | やっぱりそんな感じだよな…。 |
? ? ? | エミル ! エミルってば~ !次はあっちのお店に行こう ! |
イクス | …うん ? 噂をすれば男女の二人組か ? |
エミル | マルタ、なんでそんなに楽しそうなの ?あっちのお店は変なタペストリーとか光るペンみたいなお土産しか置いてないよ ? |
マルタ | 私はエミルと一緒にいられてエミルと同じ空気を吸えてるだけですっごく楽しいの ! |
エミル | あ、あはは……。そ、そう…。 |
マルタ | でも、エミルがあっちのお店に行きたくないなら、別のお店にしようか ! |
エミル | う、うん――って、ちょ、ちょっと ! ?何も腕を組まなくても―― |
マルタ | だって、みんなに見せつけたいんだもん !私の王子様らしくしっかりエスコートしてね♪ |
エミル | …わ、わかったよ。それじゃあ行こうか。 |
マルタ | ありがとうっ !エミルだーい好き ! ! |
ミリーナ | ふふ、闘技場を観に来たのかしら ?可愛いカップルね。 |
ミリーナ | あの女の子、花飾りがとっても似合ってるわ。 |
イクス | はやくゴロツキを追い出してああいう人たちがもっと気軽に来られる環境にしてあげないとな ! |
カーリャ | …ぶるぶるぶる。 |
イクス | カーリャ ? どうかしたのか ? |
カーリャ | んー… ?いえ、何でもないです。 |
カーリャ | 光魔って感じじゃないし鏡映点らしき人もいないし…。 |
ミリーナ | カーリャ ? 何か感じたんじゃないの ? |
カーリャ | いえ、気のせいだと思います。――そんなことよりカーリャのサインを見てください ! |
イクス | ――あ、もうすぐ次の対戦みたいだ。それが終わったらでいいかな ? |
カーリャ | はい ! わかりましたぁ ! |
ミリーナ | ふふ、後でサイン帳を買ってくるからカーリャのサインもちょうだいね。 |
カーリャ | うわぁ ! いいんですか ! ?緊張で震えてきちゃいますよぅ ! |
イクス | ロイドたちはどこかな ? |
ミリーナ | コレットの握手会が終わったら合流するって言っていたから先に闘技場へ行って待ってましょう。 |
イクス | だいぶ対戦相手も強くなってきているから気を引き締めていこう ! |
キャラクター | 4話【VSチャンピオン】 |
イクス | いよいよチャンピオンとの対戦だな。 |
ミリーナ | この街の人たちのためにも絶対に勝ちましょう。 |
カーリャ | あれ ?ロイドさまとコレットさまはどこですか ? |
イクス | また握手会でもやってるのかな ? |
ミリーナ | さぁ、そんな話は聞いていないけれど…。 |
エミル ? | はっ、お前たちか。次の挑戦者ってのは。こっちは生活がかかってるんだ。チャンピオンの座は渡さねぇからな。 |
マルタ | ちょっと、ラタトスク !挨拶ぐらいもう少し丁寧にしなさいよ。 |
マルタ | 私たちがこの闘技場のチャンピオンよ。よろしくね ! |
ミリーナ | ええっ ! ?あなたたちがゴロツキチャンピオン ! ? |
ラタトスク | はぁ ! ? 誰がゴロツキだと ! ? |
イクス | この人たちこの間見かけたカップルだよな ?全然印象違うけど……。 |
カーリャ | イクスさま ! ミリーナさま !あの人たち鏡映点ですよ ! ?カーリャ、ぶるっときてます ! ! |
ミリーナ | そ、そうなの ! ? |
マルタ | …きょうえいてん ? 何それ ? |
ラタトスク | おい、マルタ。こいつらなんか怪しいぞ。 |
ロイド | 悪い ! 遅くなった !サイン入りの木彫りのコレット像を作ってたら、凄い人だかりになっちまって。 |
コレット | 凄く可愛く彫ってくれたの。ロイドって本当に手先が器用で凄いなぁ。 |
マルタ | ロイドにコレット ! ?どうして二人がここに ! ? |
イクス | えっ…二人とも知り合いなのか ? |
ロイド | え ! ? いや、知らない…と思うけど。 |
コレット | 私たちのファンなのかな ? |
マルタ | ええ ! ? ひどいよ ! 一緒に旅してたのに !――あ ! まさかデクスのなりすまし ! ? |
ラタトスク | それはないな。あの馬鹿になりそうな臭いがしないだろ。 |
ラタトスク | 俺たちのことを忘れたなんて再生の神子もロイド『様』も所詮その程度のものってことだ。 |
ラタトスク | 胸くそ悪い。だから人間は嫌いなんだよ。 |
アナウンス | これよりチャンピオン戦を開始します。出場者の方はアリーナへ進んで下さい。 |
イクス | あ、時間だ ! とりあえず試合を済ませよう。話はまた後で…。 |
ラタトスク | 話は後で、だと ? 後悔するなよ。話すことができないぐらいにボコボコにしてやるぜ ! |
カーリャ | あわわ、めちゃくちゃゴロツキですよぉ…。 |
キャラクター | 5話【VSチャンピオン】 |
リフィル | マルタにラタトスク。説明ありがとう。 |
リフィル | ――要約すると、あなたたちは私たちが世界を統合して再生した後、つまり未来で私たちと出会ったのね。 |
ラタトスク | …ああ。まぁ、俺たちにとってそっちは過去だけどな。それにしてもお前は昔から理屈っぽいんだな。 |
マルタ | ちょっと、ラタトスク ! リフィルさんを怒らせたら蹴られるわよ ! |
ロイド | あ、本当に未来の俺たちと旅してたんだな。 |
ラタトスク | おい、ロイド !マルタを嘘つき扱いするんじゃねぇっ ! |
マルタ | ラタトスク ! 怒鳴らないの ! |
ラタトスク | …フン。悪かったな。胸くそ悪いからエミルに変わるぞ ! |
エミル | ――え ? 試合終わったの ? |
エミル | あれ ! ? ロイド ! ? それにコレットも ! ?ああ、よかった !やっと知ってる人に会えたよ ! |
ミリーナ | え ? 何 ? 急に性格が変わっちゃったけど…。リフィル先生の遺跡モードみたいなもの ? |
マルタ | あ、それはね。凄く単純に言うとエミルの中にはエミルの人格だけじゃなくてラタトスクっていう人格もいるの。 |
マルタ | 二人はその…二人だけど一人で…。 |
リフィル | …ああ、なるほど。一人の中に二つの人格がいるのね。 |
リフィル | どうやらエミルの方はラタトスクの記憶を共有していないみたいだから説明してあげましょう。 |
エミル | そうか…。ここは異世界だったんですね。色々腑に落ちました。 |
エミル | 言われてみればロイドもコレットもちょっと若いような気がするし。 |
マルタ | 過去のロイドたちなら私たちのこと知らなくて当然だよね。 |
ロイド | それにしても俺たちちゃんと世界を統合できるんだな。ちょっとホッとしたよ。 |
コレット | そだね !みんなちゃんと幸せになってるかなぁ ? |
リフィル | ……コレット。未来のことを今知ってしまったら楽しみがなくなってしまうわよ。 |
コレット | そっか。そうですよね ! |
リフィル | でもはぐれ鏡映点が見つかって良かったわね。今後のことはケリュケイオンで話しましょう。 |
マルタ | その前に一ついいですか ?どうして私たちゴロツキチャンピオンなんて言われてたの ? |
イクス | それはラタトスクさんのせいじゃないかな。 |
マルタ | 確かにラタトスクはちょっと乱暴なところもあるけど、ゴロツキなんかじゃないよ ? |
農民 | ラ、ラタトスク様。今日の分のお野菜をお届けに上がりました…。 |
エミル | あ、いつもありがとうございま―― |
ラタトスク | ああん ? なんだよ、この野菜は ! ?形も悪いし傷が付いてるぞ !こんなものをマルタに食わせるつもりか ! ? |
五人 | ! ? ! ? ! ? |
農民 | も、申し訳ありません。 |
ラタトスク | おい、謝るってことは悪いと思ってるってことだよなぁ ?どう落とし前つけてくれる気だ ? ああ ? |
農民 | 今回はこっちの食材もおまけするので許してくださーーい ! ! |
カーリャ | ありゃりゃ…。逃げていっちゃいました。 |
ロイド | おいおい、完全にゴロツキじゃないか。 |
マルタ | 私たちお金がないのに、いつもたくさん食べ物を調達してきてくれるなって感動してたら、こういうことだったの ! ? |
ラタトスク | な、何が悪いんだよ ! ? |
リフィル | 悪いところだらけです !ラタトスク、マルタ。街の人たちに謝ってきなさい。 |
マルタ | …わかりました。 |
マルタ | ラタトスクも行くのよ ! |
ラタトスク | ちっ…。 |
コレット | 私も謝ってあげるから、一緒に行こう。 |
ロイド | 謝りついでに改心した元チャンピオンとして闘技場を盛り上げる仕事を引き受けたらいいんじゃないか ? |
ミリーナ | そうね ! 早速提案に行きましょう ! |
マルタ | 闘技場を盛り上げる係 ?そんなのできるかな…。 |
イクス | 俺たちも協力するよ。乗りかかった船だしさ。 |
カーリャ | じゃあ闘技場へ戻りましょう ! |
ラタトスク | くそっ。勝手にしろ ! |