キャラクター4話【クモの巣チョコレート3個 準備】
カイル楽しみだなあ♪もう待ちきれないよ !
イクスカイル、ずいぶんご機嫌だけどどうしたんだ ?
カイル街の子たちから聞いたんだ。もうすぐハロウィンっていうお祭りがあるんでしょ ?
リアラ毎年この時期にセールンドの街で開催されている秋の収穫を祝うお祭りって聞いたわ。
カイルお菓子がいっぱいもらえるんだって !リアラも一緒に行こうよ !
リアラええ、もちろんよ。わたしもすごく楽しみ。
ミリーナあぁ…ハロウィン……。
イクスえっと…そのことなんだけど……。
カイルそうだ ! 父さんたち…じゃなくてスタンさんたちにも伝えてくるよ。オレ、先にケリュケイオンに戻ってるね !
イクスあっ、カイル ! ちょっと待って !
ミリーナ行っちゃったわね…。
リアラ二人ともどうしたの ?もしかして、何かあったんじゃ…。
ミリーナ…実は、今年のハロウィンなんだけど準備が間に合ってなくてこのままだと中止になりそうなのよ。
リアラそうだったの ! ?
ミリーナ街の子たちはすごく楽しみにしてるから…。中止が確定したわけではないけどこのままだと……。
イクス鏡震や光魔とかも原因みたいだから俺たちのせいでもあるんだ…。
イクスだからハロウィンの準備に俺たちも協力することにはしたんだけどそれでも人手不足みたいで…。
ミリーナリアラ。ごめんね…。
リアラううん。気にしないで。それより、わたしもハロウィンの準備、手伝うわ !
イクスえっと…本当にいいのか ?本来これは大人の仕事なのに…。
リアラ気にしないで。カイルがあんなに楽しみにしてるんだもの。協力させてほしい。
ミリーナふふっ。リアラもカイルと過ごすハロウィンが本当に楽しみみたいね。ふふふ、かわいいんだから♪
イクスリアラ、ありがとう。それじゃあ一緒に頑張ろう。
ミリーナカイルとリアラのためにもハロウィンを開催できるよう急いで準備をすすめなくちゃ。
リアラもちろん街の子たちのためにもね。
? ? ?とりっく・おあ・とりーと。
イクス待ちきれない子もいるみたいだな、……って、あれ ?いまの声…ソフィか ?
ジューダスおいっ、マントを引っ張るな !僕は仮装しているわけじゃないと言っているだろう !
ソフィごめんね。お菓子をもらえなかったらイタズラしないといけないんだって。
コンウェイ諦めてお菓子を用意したらどうだい ?そうするまで彼女は解放してくれないみたいだし。
ジューダスそんなの知ったことか。コンウェイ、見ているだけならこいつを何とかしろ。
コンウェイ他力本願は感心しないな。自分のことは自分で解決しないと…ね。
ジューダス手を貸す気はないということか…ふん、ならいい……って、いい加減にマントから手を放せ !
リアラジューダス ! ?ジューダスじゃない !
ジューダスリアラ ! ? お前…どうしてここに ! ?
ソフィリアラはジューダスと知り合いなの ?
リアラそうよ。一緒に旅していた仲間なの。ソフィ、マントから手を放してあげてくれる ?
ソフィわかった。ジューダス、イタズラしてごめんね。
ジューダス謝るならはじめからするな。
イクス…ジューダスって名前、覚えてる。カイルとリアラが俺たちと出会ったときリオンのことをそう呼んでいた……。
ジューダスなっ ! ? いまなんと言った ! ?
リアラま、待って ! とりあえず話をさせて !

キャラクター5話【クモの巣チョコレート3個 準備】
イクスえ ! ? コンウェイさんとジューダスさん、救世軍に捕らわれていたんですか ! ?
コンウェイそうなんだ。薔薇の…なんとかって名乗る男がボクを具現化したらしくてね。
イクス薔薇の…ってことはディストか。どうして個人的に具現化なんてしたんだろう…。
コンウェイさあ、よくわからないけどボクの世界の技術について興味があったみたいだよ。
コンウェイそのことについておいそれと話す気はなかったけどね。
コンウェイここがどこかもわからない以上、下手には動けないし。
コンウェイ少し様子を見るためにしばらく捕まってたんだ。
コンウェイそれで同じ牢屋に閉じ込められていたジューダスくんと一緒に隙を見て逃げ出してきたのさ。
コンウェイジューダスくんはファントムとか言う男に無理矢理、具現化されたみたいだね。まぁ。そんなことよりも――
ジューダスそうか…。リオン・マグナスにスタンとルーティ…それから、マリアンまで具現化されているのか…。
リアラスタンさんたちにはわたしたちが未来の存在だってことは話していないわ。
ジューダス賢明な判断だな。これ以上、僕にかまう必要もない。
リアラジューダス、待って !私たちと一緒に来ましょうよ。
ジューダス僕がいては面倒なことになる。それに…カイルには隣にいるにふさわしい人間がいるんだ。
リアラジューダスだってその一人よ。
ジューダス忘れたか。ジューダスなんて奴は本来は存在しない人間だ。
ルーティリアラ、ちょうどよかったわ。話し中悪いけど、イクスとミリーナ、見なかった ?
リアラあっ……えっと。二人なら……。
イクススタンさんにルーティ。どうかしたのか ?
スタンハロウィンのことなんだけどさぁ――
ジューダス……スタン、ルーティ。
スタンうん ? そこにいるのは…。
スタンなんだ。誰かと思ったらリオンじゃないか。
ルーティあんだけハロウィンなんて興味ないとか言っておきながらなにバッチリ仮装してんのよ。
ジューダス…………っ。
ルーティな、何よ。ちょっとからかっただけでしょ ?いつものように言い返してくればいいじゃない。
スタン…リオン ? どうかしたのか ?
ジューダス……人違いだ。
ディムロススタン。よく見てみろ。確かに背格好や声色などそっくりだが腰の剣…シャルティエではないだろう。
アトワイトソーディアンとマスターは一心同体よ。リオンさんがシャルティエ以外の剣を使うはずないものね。
リアラそ、そうなの。リオンさんにそっくりだけど彼はジューダスっていう別人で私とカイルが一緒に旅してきた仲間なのよ。
スタンあ、あぁ…。そうだったのか。すいません。俺、勘違いしちゃって。
ルーティ……けど、似すぎじゃない ?
ジューダス……遠い親戚。そんなところだ。あいつは僕のことなど知るよしもないだろうがな。
ルーティそう……。
ジューダス…………。
イクスえっと…スタンさんとルーティは俺たちに何か用ですか ?
スタンあ、あぁ。そうなんだよ。ハロウィンの開催、大丈夫かと思って――
ルーティちょっと ! バカ !リアラがいるのよ ! ?
スタンあぁ ! ごめん、そうだった !
リアラ大丈夫です。ハロウィンの開催が危ないことは知っています。わたしも準備を手伝うことにしたんです。
ルーティ何よ…もう。先に言ってよね。あんたも楽しみにしてるかと思ったからショックを受けないように気を遣ったのに。
リアラありがとうございます、ルーティさん。カイルと一緒に行く約束をしているから頑張って準備を進めます !
ルーティホント…あんたたちは……。
スタンとにかく、俺たちも準備を手伝うよ。カイル、すごく楽しみにしてるみたいだし一緒に頑張ろう。
ジューダス……カイルが。
リアラ…そう ! そうよ !カイルもハロウィンをとても楽しみにしているの !
リアラだからジューダス !一緒にハロウィンの準備をしましょ!
コンウェイイクスくん。仲間になった早々で悪いけどボクはこの街を散歩してくるよ。ここはボクの知らない世界だし--
コンウェイボクの国と違って、ここでは宗教がずいぶん親しみやすい形になっている。参考にさせてもらいたくてね。
イクスあ、はい。わかりました。街中なら安全だと思いますけど一応、気をつけてください。
コンウェイご心配ありがとう。自分の身は自分で守るさ。
コンウェイ元の世界のボクはやることはやったみたいだし、気楽な物見遊山だと思って楽しませてもらうよ…じゃあまた。
コーキスマスター。コンウェイさまって何考えてるのかよくわかんねぇな。何故かめっちゃご機嫌みたいだしよ。
イクス不思議な人だよな。ティル・ナ・ノーグのこと知らないってそりゃあ異世界なんだから当然なのに…。

キャラクター6話【パンプキンパイ4個 飾りつけ】
スタンイクス ! 広場の飾り付け終わったぞ !
イクスあ、あぁ…はい。ありがとうございます。
ルーティどうしたのよ。浮かない顔して。なんかあったの ?
イクス…実は毎年ハロウィンの目玉になってるパレードが今年はもう準備が間に合わないからできないみたいなんだ。
イクスだからパレードに代わって何か盛り上がるものが欲しいんだけどどうも良い案が思い浮かばなくて。
スタンお菓子の家がたくさんあったら子どもたちも喜ぶんじゃないか ?
ルーティそんなのどうやって作んのよ。人手も予算も足りないでしょうが。
スタンた、確かにそうなんだけど…。じゃあルーティはどんなのがいいと思う ?
ルーティ子どもは体を動かしてなんぼでしょ。たとえば、鬼ごっことか。鬼に捕まらなかったらお菓子ゲット ! とか。
スタンおぉ ! それ楽しそうだな !
イクスうーん。毎年当日は大勢の人が街にやって来るんだ。走り回ったりは危険だし迷子もでちゃうかもな…。
ルーティあぁ…確かにそうね。孤児院の庭とは訳が違うってことかぁ。そうなるとちょっと難しいわね。
スタンジューダスは何か良い案、思いついたか ?
ジューダス…ない。決まったら教えてくれ。協力はする。
ルーティ…あんた、どうしたの ?さっきからずっと…苦しそうにして。
スタン体調でも悪いのか ?
ジューダス違う。
スタンもしかして…俺、何か気に障るようなことしたかな ?もしそうだったら謝らせてくれ。
ジューダスなんでそうなる。
ルーティだったらどうしたの ?
ジューダスこれは僕の問題だ。お前たちには…関係ない。
スタンけど何か悩みがあったら相談してくれよ。それだけで気が晴れたりもすると思うし。
ジューダス…何も知らないからって本当にお前という奴は…。
スタンジューダス ?
ジューダスもういいだろう。協力はすると言ってるんだ。
ジューダス代案はお前たちが決めろ。…僕はこういった子どもの催し物には興味がない。
スタンあはは。さすが親戚だな。その言い方、なんだかリオンっぽいよ。
リアラみんな。ここにいたのね。
イクス二人とも。何かあったのか ?
ミリーナそれがハロウィンのお菓子作り用のカボチャが全然足りないの。
リアラカボチャ畑に魔物も出たみたいだから農家の人たちも近づけなくて困ってるみたい。
イクスわかった。それなら魔物の退治とカボチャの収穫を手伝うよ。向かいながらパレードの代案も考えよう。
ジューダス……。
リアラジューダス。大丈夫 ?
ジューダス何でもない。行くぞ。

キャラクター7話【ほうきスナック菓子6袋 収穫】
イクス近くの魔物は倒しきったな。今のうちにカボチャを収穫しよう。
ルーティさぁて ! みつけるわよ !あたしのカボチャ♪
スタンいや、ルーティのじゃないだろ。というよりカボチャならここになってるじゃないか。
ルーティバカね。あたしが探してるのはただのカボチャじゃないわ。\"幸運のカボチャ\"よ。
スタン\"幸運のカボチャ\" ? なんだそれ ?
イクスここのあたりの畑でごくまれに収穫できる珍しいカボチャのことです。
ミリーナお菓子にするとすごく美味しいって評判なんですよ。
イクスけどなかなか見つからないし数も少ない。だから\"幸運のカボチャ\"って言われてるんです。
ルーティ見つけて売りさばけば大儲けできるわよ。ある意味、レンズとお金がこの畑に隠されてるみたいなものね。
スタンいや、そういうわけじゃないと思うけど。まぁルーティが楽しそうだしいいか。
ジューダス……。
ルーティ…うん ? 何見てるのよ ?
ジューダス…いや。何でもない。
スタンジューダスもこっちに来て一緒にカボチャ穫ろうぜ。
ジューダス僕はここで見張りをしている。
スタン……そ、そうか。
ジューダス…………っ。
スタンなぁ、やっぱり待ってくれ。どうして俺と話すときそんな苦しそうにするんだよ。
スタンジューダスは自分の問題だって言ってたけど本当に俺は無関係なのか ?俺、ジューダスのこと放っておけないよ。
スタンもし何かあるならちゃんと話して欲しい。このままじゃ俺…ジューダスのこと何もわからないままだ。
ジューダス…僕からいうことはない。
スタンけど―― !
リアラスタンさん ! あの…ジューダスには……ううん…わたしも含めて……どうしても言えないことがあるんです。
ジューダスおい。
リアラだから…全部は話せないかもしれない。けど…それでもわかり合えることはできると思います。
リアラはじめはわたしたち何も知らなかった。けど、ジューダスとわたしたちにはちゃんと絆がありますから。
ジューダス……リアラ。
スタン…わかった。一緒に行動を共にしてわかることもあるよな。
スタンだけど…ジューダス。俺のこと嫌いなのかもしれないけど俺はお前と仲良くしたいと思ってるから。
ジューダススタン……。
スタンそれじゃあ、カボチャ集めてくるから !見張り頼んだぞ !
リアラ…ジューダス。スタンさんもルーティさんも優しい人よね。
ジューダスだがあいつらは何も知らないだけだ。僕が過去に犯した罪は決して消えることはない。
ジューダスいっそのこと、裏切り者と罵ってくれた方が楽なのにな。
リアラたとえジューダスのことを知ってもスタンさんたちはそんなことしないわよ。ジューダスも本当はわかってるでしょ ?
ジューダス素知らぬ顔で…またやり直せとでも言うのか。
リアラそうじゃないわよ。どんな過去の思い出であっても全てがジューダスの生きた証なんでしょう ?
リアラ大切なのは、自分自身がどうするか決断して前に進んでいくこと。
リアラ忘れちゃった ?ジューダスがわたしたちに教えてくれたのよ。
ジューダス…目の前をどう生きるか。
リアラそうよ。だってジューダスはもうジューダスとして生きるって決めたんだもの。だから――
ジューダス待て。また魔物の群れがやってきたようだ。皆に知らせてきてくれ。
リアラええ。わかったわ。
ジューダス…まったく。どうして僕がこんなことを。だが…何があろうとこのハロウィンの邪魔はさせん。

キャラクター8話【虹色シュークリーム7個 幸運のカボチャ】
ジューダス…ふんっ。雑魚が。
イクスジューダスさん…。その剣筋…俺、戦ったからこそこの目に焼き付いてる……。
ルーティというか…あの剣捌き……。何もかもが…あいつに似すぎてるわよ…。
ディムロス一朝一夕で身につく技量ではない。さすがにここまでいくと親戚だからという理由では説明ができん。
ミリーナ…同一人物の具現化。ベルベットと出会ったときも…。
アトワイト…ジューダスさん。彼…いったい何者なの……。
ジューダス言いたいことがあればはっきり言えばいい。
スタン俺はないよ。
ルーティスタン…けど、あんただって…。
スタン本当はちゃんと話し合えるのが一番だとは思うよ。けど、無理に聞き出すことはしたくない。
スタンこれ以上、ジューダスが苦しそうにするの俺は見たくないからさ。
ジューダス……。
スタンだから顔を上げてくれよ。仮面をかぶっていても、俺たち互いに目を見て話すことはできると思うんだ。
ジューダス……スタン。
ルーティまぁ、それもそうね。あたしだってあんまり身の上話はしないから人のこと言えないわ。
ミリーナいまはひとまずみんなで一緒にハロウィンの準備よね。
イクスハロウィンを盛り上げるための代案も考えなくちゃだからもう一踏ん張りだな。
リアラみんなで一緒にね。ジューダス、そうでしょ ?
ジューダスあぁ。そうだな。
スタンよーし ! それじゃあ気を引き締めて――
ジューダスおい ! 待て !そこを動くな !
スタンな、なんだよ ! ?
ジューダスお前の足下の……。これ…お前たちが話していた幸運のカボチャじゃないか ! ?
スタンえっ…この小っこいやつか ! ?
ルーティどれ ! ? 見せて ! !
ミリーナええ。間違いないわよ。ジューダスさん、よく見つけたわね。
ジューダスこ、これぐらい注意深く観察していれば誰だって気づく。
ルーティなーに、嬉しそうにしてんのよ。どうせなら万歳でもしてはしゃげばいいのにさ。
ジューダスそんなことするか !僕を子ども扱いするな !
スタンあははっ。見つけられて嬉しいってのは否定しないんだな。
ジューダス僕は別に嬉しくなど…。だが、まぁ…子どもは喜ぶだろうな。だから…こういうのもいいんじゃないか ?
イクスこういうの ?
ジューダスパレードの代案に…こういう宝探し…とでもいうのか ?きっとカイルも喜ぶだろう。
イクス宝探し…。幸運のカボチャで作ったお菓子を街に隠して…子どもたちがそれを探す…とかか……。
ジューダスただの思いつきだ。別に、聞き流してもらってかまわん。
スタンジューダスがせっかく提案してくれた意見を聞き流したりするわけないだろ。
スタンだって俺たちみんな、このハロウィンを準備する仲間なんだから。
ミリーナそれに私、とっても良い案だと思うわよ。
ルーティそういや、チビたちも宝探しごっこ大好きだったわ。
イクス手間も時間もそこまでかからないけどちゃんと盛り上がりそうだな。
リアラそれじゃあジューダスの案で決まりね !
ジューダスお前たちがそれでいいなら僕も異論はない。
イクスジューダスさん。ありがとうございます。本当に助かりました。
ジューダス礼などいらん。それと…その話し方、なんとかしろ。
イクスあ、ああ…。わかったよ。ありがとう、ジューダス。
スタンそれじゃあカボチャを街に運んでジューダス案でハロウィンを盛り上げるぞ !
一同おーっ ! !
ジューダスいちいち僕の名を口にするな !

キャラクター9話【コウモリゼリー8個 開催まであと少し】
イクスよしっ。街の飾り付けは全部完了だ。
ミリーナ子どもたちへのお菓子も準備できたわよ。
スタンなんだかんだあと数時間でハロウィン開催だけどギリギリ間に合って良かったよ。
ルーティいや、まだ終わってないでしょ。\"幸運のカボチャ\"で作った幸運のお菓子を街に仕込まないと。
リアラ急がなくちゃいけませんね。
ジューダスリアラ。お前はカイルを迎えに行ってやれ。あとのことは僕たちがやっておく。
リアラえっ…だけど……。
ジューダスお前は本来、ハロウィンを楽しむ側だ。宝の隠し場所を知られるわけにはいかないからな。
リアラジューダスは一緒に来ないの ?
ジューダス僕のことは後でゆっくり話せばいい。はじめてのハロウィンなんだろう ?二人で楽しんで来い。
リアラ一人でどこかに行ったりしないわよね ?
ジューダススタンが勝手にジューダス計画と呼び始めたせいで宝探しは僕が取り仕切ることになったんだ。
ジューダスどのみちハロウィンまではこの街から離れられん。
リアラ…約束だからね。絶対に、あとで会いましょう。カイルと私とジューダスの三人で。
ジューダスそれまで僕のことは伏せておけ。驚かせてやる。
リアラうん ! わかったわ !みんなで準備したハロウィン、カイルと楽しんでくるわね !
ルーティ…あんたもなかなか気が利くわね。
ジューダス……そういうわけではない。いまはカイルも楽しみにしているハロウィンを成功させることが僕の役目。
ジューダスそれが終わったら…僕はもう……。
スタンジューダスも一緒に楽しんで来いよ。カイルやリアラのこと子ども扱いしてるけどジューダスも歳、そんな変わらないだろ ?
ジューダス…本当に。お前は。脳天気な奴だな。
スタン…えっ ?
ジューダス一つ聞かせてくれ。スタン…お前は……。
ジューダスリオン・マグナスをどう思っている ?
スタン大切な仲間。そして友達だ。離れていても、どれだけ時が経っても何があってもな。
ジューダス……そうか。
スタン俺からも一つ聞いていいか ?
ジューダス…ああ。もう、最後だ。なんでも答えてやる…。
スタン俺と友達になってくれよ。
ジューダスなっ…なんだそれは ! ?
スタン俺、ジューダスのこと少しだけわかったよ。カイルとリアラ…仲間を大切にするとっても良い奴じゃないか。
スタンだから…俺と友達になってくれ。
ジューダス……なんだその手は。
スタン…わかるだろ。
ジューダス…ふっ。僕は質問には答えてやると言ったが握手をしてやるとは一言も言っていないぞ。
ジューダス……考えておいてやる。
スタンああ。それで十分だ。
ルーティジューダス。これ、受け取りなさい。
ジューダス……なんだこれは。
ルーティハロウィンのお菓子。余ったから。\"幸運のカボチャ\"で作ったクッキーだから売りさばけばお金になるんだけどさ。
ルーティあんたのおかげで作れたわけだし特別にあげるわよ。
ジューダスなるほど。明日は雪かもしれないな。
ルーティちょっと。どういう意味 ?ありがたく受け取りなさい。
ルーティそれと。あんたがリアラとした約束、あんたなら絶対に守るってあたしは信じてるからね。
ジューダス……勝手にすればいい。
スタンよし。それじゃあお菓子を街に隠すぞ !
イクスハロウィン開催時間までもう残り僅かだ。急ごう。
ミリーナジューダスさん。指示、頼んだわよ。
ジューダス任せておけ。

キャラクター1話【トリック・オア・トリート!】
カイルやったー ! ハロウィンだ !リアラ、いっぱいお菓子集めようね !
リアラカイル、ずっと楽しみにしてたものね。そんなにお菓子欲しかったの ?
カイルそれもあるけどオレの中ではリアラと一緒に過ごす初ハロウィンっていうのが一番かな。
リアラふふっ、ありがとう。わたしもカイルとのハロウィン、ずっと楽しみにしてたよ。
? ? ?うっ…い、息ができな……。
? ? ?おい、ルーティ ! ? 大丈夫か ! ?しっかりしろ ! !
? ? ?付き合ってられん、勝手にしろ。
? ? ?どこ行くんだよ !
カイル…うん ? いま父さんと母さん…それから……リオンさん…かな。三人の声、聞こえなかった ?
リアラえっ…そ、そうだった ?気のせいじゃないかしら ?
カイルうーん…聞き間違いか。確かリオンさんはハロウィンなんて興味ないってケリュケイオンに残ってたはずだし…。
カイルまぁいいや。時間がもったいないし行こう。ガロウズから聞いたんだけど毎年恒例のパレードもあるんだってさ。
リアラそのパレードなんだけど今年は中止で代わりに宝探しをやってるんですって。
カイル宝探し ! ? それめっちゃ面白そう ! !それで、お宝は何なの ! ?
リアラ希少な\"幸運のカボチャ\"で作られたとっても美味しいお菓子なんですって。見つけた人に幸せが訪れるらしいわよ。
カイルへぇ、そうなんだ。それにしてもリアラ、なんだかすごく詳しいね。
リアラあ、あぁ…。えっと…これは……。
ミリーナリアラもハロウィンを楽しみにしてたから私が教えてあげたのよ。
リアラそう、そうなのよ。ミリーナから聞いたの。
カイルそういうことだったんだぁ。って、二人とも ! ?どこから出てきたの ! ?
イクスカイル、この封筒の中に宝探しのヒントが書かれた紙が入ってる。よければ…じゃなくて絶対に見つけてくれ。
ミリーナそれじゃあティル・ナ・ノーグのハロウィンを楽しんでね♪
カイルあっ…行っちゃった。なんだか様子が変だったけどイクスとミリーナ、どうしたんだろ。
リアラ何か用事があって忙しいんじゃないかしら。それより封筒を開けて宝探しに挑戦してみましょうよ。
カイルそうだね。それじゃあさっそく――
アーチェおっ、カイルとリアラじゃない。二人っきりでハロウィンなんて相変わらず見せつけてくれるじゃん♪
ミント仲睦まじいようで何よりです。こちらも楽しい気持ちになってきますね。
カイルアーチェさん、ミントさん !二人も参加してたんですね !
ミントはい。私たちはお菓子を配る役として。ですけれど……。
カイルあぁ、そうだった !リアラ、宝探しはいったん置いておいてほら…アレ言わなきゃ !
リアラえ、えぇ。そうね。それじゃあ…せーのっ――
二人トリック・オア・トリート !
ミントハッピー・ハロウィン。どうぞ、カボチャのマフィンです。
カイルやったー ! ありがとうございます !初ハロウィンの初収穫だ ! !
リアラありがとうございます。カイル、後で一緒に食べようね。
カイルもちろんだよ !この調子でどんどん集めるぞ ! !
リアラそれと宝探しを――
アーチェトリック・オア・トリートですって ?仕方ないわねぇ。
アーチェさぁ、トリートよ ! なんかあたしのお菓子、誰も受け取ってくれなくて余ってるのよほら、じゃんじゃん持ってって !
カイルこんなにもらっていいんですか ! ?やったー ! ありがとうございます !ハロウィン最高 ! !
カイルリアラ、アーチェさんのお菓子すごいよ。この唐辛子みたいに真っ赤なクッキーとか青いクッキーとかカラフルでいいよね。
リアラそ、そうね。アーチェさんもありがとうございます。
アーチェいいって。いいって。それじゃあ、まったねー。
ミントあの…アーチェさんのお菓子は、気をつけてくださいね。それでは、良いハロウィンを。
カイルさぁ、次だ ! !リアラ、行こう ! !

キャラクター2話【黒猫キャンディ1個 ハロウィン】
カイルリアラ、あっちはまだ回ってなかったよね。行ってみない ?
リアラそうね。けど、けっこうお菓子も集まったしそろそろ宝探しの封筒、開けてみない ?
カイルあっ、そうだった。忘れてた。お宝のヒントが書かれてるんだよね。えっと……なになに。
カイル『\"いろは\"のカボチャ』…って書かれてる。
リアラどういう意味かしら。
カイルあぁ~…ダメだ。全然わかんない。こういう頭使うの苦手なんだよなぁ。もう頭痛くなってきた。
リアラカイル、わたしも一緒に考えるからもう少し頑張ろうよ !
カイルう、うん。わかった。リアラ、そんなにお宝が欲しかったんだね。
リアラえっと…そういうわけじゃ。きっとカイルも楽しいと思って。そう、それだけなの。
カイル……リアラ ?
? ? ?…仕方ないな。キミには救世軍から逃げる際に助けられたからね。けど、これでもう貸し借りはなしだよ。
カイルリアラ…ちょっと来て……。あの路地裏で話してる人…いま救世軍って…言ったよね ?
リアラえぇ。わたしにもハッキリ聞こえたわ。
カイル…怪しいな。
コンウェイどうなるかは大体、想像つくけどね。わかったよ。それじゃあね……ジューダスくん。
カイルえっ…ちょ、ちょっとすいません !いま…ジューダスって言いました ! ?
コンウェイ…キミは。
リアラコンウェイ ! ?
コンウェイリアラさんじゃないか。つまり、隣にいる元気がいいのがカイルくんか。
カイルリアラ、知り合いなの ! ?
リアラえっ…えぇ。少し前にちょっと。大したことじゃないのよ。
カイルけど気になるよ。コンウェイさんは何者なんですか ?あと、さっき誰と話してたんですか ?
コンウェイいきなり質問責めだね。僕はコンウェイ・タウ。そうだな…ただの学生だよ。
カイル……学生 ?
コンウェイたったいま宝探しの補佐役にも任命されたところだけどね。
リアラそれってわたしたちを助けてくれるっていうこと ?
コンウェイああ。あのヒント、難しかったろう ?
カイル…大丈夫です。オレたちだけで解いてみせますから。
コンウェイそうかい。けどキミよりボクの方が頭が切れるのは確かだ。後ろについてるからいつでも頼ってね。
カイルオレたちに付いてくる気なんですか ! ?
コンウェイ英雄の活躍ぶり、期待してるよ。
カイル…え、英雄ってそんな。いや、それよりさっき話してた相手、もしかしてジューダスですか ?
コンウェイ違うよ。
カイル……本当ですか ?
コンウェイ信じられないかい ?
リアラカイル。コンウェイは悪い人じゃないわよ。わたしたちと同じ具現化された存在でイクスたちの協力をしてくれることになったの。
カイルえっ…そうだったの ?
コンウェイそういうこと。ボクたちはもう仲間だ。信じてくれるかい ?
カイルあぁ、はい。わかりました。なんかもうややこしい。リアラの知り合いみたいだし信じるよ。
コンウェイありがとう。それじゃあ宝探しを続けようか。

キャラクター3話【魔女っ娘クッキー2個 出会い】
カイル『\"いろは\"のカボチャ』…。わっかんないよ…。もうちょっと簡単にしてくれればいいのに。
コンウェイいろはっていうのに何か意味がありそうだよね。数字とか別の表記にしてみるといいよ。
カイル数字かぁ…って、コンウェイさん !オレは自力で解きますから何も言わないでください。
コンウェイふふっ。そうかい。
リアラ数字だと…1、6、8になるわよね。
カイルあぁ~…ムズい ! !知恵熱でてきたよ ! !
ソフィアスベル、シェリア。次は商店街の方に行ってみたい。
カイル…あっ。ソフィたちだ。ハロウィン、来てたんだね。
リアラそうみたいね。ソフィもハロウィン、楽しみにしていたから。
アスベルよし。それじゃあ商店街に行ってみるか。人もたくさんいるだろうからソフィもたくさんお菓子もらえそうだしな。
シェリアもう十分もらったと思うけど…。あら、ソフィこのお菓子はどうしたの ?
ソフィジューダスがくれたの。もうイタズラするなって言われた。
カイルえっ…ソフィ ! ちょっと――
リアラカイル、待って。えっと…宝探しのヒントなんだけど…。
カイルそれどころじゃないでしょ !ジューダスがこの街にいるかもしれないんだよ ! ?
リアラ……ごめん。
コンウェイはぁ……。
カイルコンウェイさんだけじゃない。リアラも…何かオレに隠してるでしょ。どうして何も教えてくれないんだよ。
カイルそりゃ…ハロウィンは楽しいよ…。お菓子もらうのも宝探しするのも楽しいけどさ……。
カイルこんなんじゃ全然、ハロウィン楽しめないよ ! !
ジューダスカイル。二人を責めるな。
カイルジューダス !やっぱりいたんだね !
コンウェイ結局こうなったか。
カイル…どういうこと ?やっぱり知ってたんだよね ?
スタンカイル。あのな…。ジューダスはお前のことを思って俺たちに黙ってるよう言ってきたんだ。
ルーティハロウィンが終わった後に伝えるつもりだったのよ。
カイル父さ…じゃなかった。スタンさん、ルーティさん ! ?えっ…なに ! ? どういうこと ! ?
イクスカイル…ごめん。
ミリーナ結果的に嫌な思いをさせちゃったわね…。
カイルイクスとミリーナも ! ?ちょ、ちょっと待って。みんなジューダスのこと知ってたの ! ?
コンウェイもう全部話した方がいいと思うよ。
リアラ…そうよね。実は…このハロウィンの準備、わたしたちがしたの。
カイルリアラたちが ! ? そうだったの ! ?
カイルあれ…ってことは……ジューダスも ?
スタンジューダスはカイルのためにってすごく頑張ってたんだぞ。
ジューダスやめろ。余計なことは言わなくていい。
カイル……ジューダス。ううん…余計なことじゃないよ。ちゃんと全部…聞かせてくれない ?
ジューダスわかった…。僕から話そう……。

キャラクター10話【おばけドーナツ9個 仲間】
カイル…そうだったんだ。
ジューダス……。
カイルジューダス ! ありがとう ! !オレ、すごく嬉しいよ ! !
カイルけどさ、やっぱりジューダスも仲間なんだ。だからオレはジューダスとも一緒にハロウィンを楽しみたいな。
ジューダス…カイル。
リアラうん。やっぱりそうよね。ジューダスとも一緒に、街を回ったりお菓子食べたりしたいもの。
カイルあっ…けどリアラと二人っきりなのも…。うーん…どっちも捨てがたいな……。
ジューダスふっ…カイルらしいな。別に僕はどちらでも構わない。
カイルどっちかなんて選べないよ。だから、どっちも楽しそうだしオレはどっちも取る !
カイルさっきまでリアラと一緒だったけど今度はジューダスも交えて宝探しの続きだ !
リアラ賛成 ! ジューダスも来てくれるわよね ?
ジューダス仕方がない。
カイルやったー !
ルーティホント…あいつも一人で抱え込もうとするわよね。
ミリーナいつでもどこでもちゃんとカイルの隣にジューダスさんの居場所はあるのにね。
スタン当然だよな。だって仲間っていうのはそういうもんだからな。
コンウェイああ、そういえば。広場の飾り付けはジューダスくんがやったんだったね。カイルくん、見てきたらどうだい ?
カイルありがとうございます。コンウェイさん。それじゃあまず広場に……。
カイルあっ ! !
リアラカイル、どうしたの ?
カイル『\"いろは\"のカボチャ』…。いろはって1,6,8……。
カイル1,6,8って広場とも読めるから…。わかった ! ヒントの意味は、広場のカボチャだよ ! !
リアラあぁ ! つまりランタンの中を調べれば ! !
カイルいやぁ、オレって天才だな ! !ついに謎を解いちゃったよ ! !
ジューダス何をはしゃいでいる。急がなければ他の誰かに取られてしまうかもしれないぞ。
カイルそれなら急がなくちゃ !リアラ、ジューダス ! 走るよ ! !
リアラ待って ! カイル ! !
ジューダスお、おい ! 走ると危ないぞ ! !
イクスジューダスも楽しいハロウィンを過ごせそうだな。
ミリーナコンウェイさん、さっきの広場への提案ってカイルがヒントの謎に気付くようにわざと言ったんですよね ?
コンウェイふふっ、これから仲間になる子たちに悲しい思いはさせたくないからね。
ミリーナふふっ、コンウェイさんっていい人ですね♪
カイルジューダス、この世界でもオレたちは一緒だからな。
ジューダスふっ…まったく。この世界でも変わらず…か。