キャラクター1話【精霊片を求めて】
シャーリィえーっと……確か、この道を真っ直ぐに行けば目的地にたどり着けるんだったよね ?
ティポそうだよー !この先に、精霊片がたーっくさんある場所があるんだってー。
ファラいよいよだね !預かってきた『精霊片吸引器』を使って相性のいい精霊をいっぱい集めるんでしょ ?
エリーゼそれから人工精霊核に固着させると精霊の力を擬似的に借りることが出来て精霊装が使えるようになるんですよね。
ファラうん ! ついにわたしたちも相性の良い精霊がわかって強くなるチャンスが来たんだもん。しっかり成果をあげないとね !
二人はい…… !
ティポこれでぼくたち、いっぱい強くなっちゃうねー !
シャーリィそうだね。もちろん、今までだって一生懸命にやってたけど、それだけじゃ足りない……もっと強くなって帝国軍との戦いに備えなきゃ。
エリーゼはい…… !わたしも、みんなのために強くなります…… !
ティポそうだよー !強くてカッコよくてバリボーになるんだー !
シャーリィばりぼー ?
エリーゼティ、ティポ…… !
ファラあはは !バリボー……は、わかんないけど。
ファラ先に精霊装を使えるようになった人たちに負けてられないって気持ちは一緒だから。ムキムキになって帰ろう !
ティポええー ? ムキムキは、ちょっと嫌かも。
シャーリィふふ。そういう気持ちで、だよね。
ファラそういうこと !わたしは地、エリーゼは闇、シャーリィは水……それぞれの精霊の力、身に付けようね !
ファラというわけで……はい !エリーゼとシャーリィにもコレ、渡しておくね !
シャーリィえ ? この包みは……もしかして、お弁当 ?
ティポわざわざ作ってきたのー ! ?
ファラもっちろん !精霊片を集めるのって、すぐには終わらないでしょ ?でも元気に戦おうと思ったらお腹が減るじゃない。
ファラ最後まで全力で戦うためには、やっぱりお弁当は必須だからね !
ティポなるほど、イチリあるー !
エリーゼあ、ありがとうございます。えへへ、すごく楽しみです !
シャーリィお腹が空いても、お弁当があれば頑張れますね。ファラさん、ありがとうございます !
ファラふふ、よかった !それじゃあ、改めて行こうか。
ファラわたしは、地の精霊ノームの力を手に入れる !そしてみんなのことを護れるくらいに強くなるんだ…… !
シャーリィ私は、水の精霊ウンディーネの力を。水の民として……ううん、わたし自身の想いのために今よりも大きな力を操れるようにならなくちゃ !
エリーゼ闇の精霊、シャドウ……その力があればわたしももっと勇気を出して踏み出せると思います…… !
ティポよぉーし、それぞれの想いを胸に全力でがんばっちゃおー !