キャラクター | 1話【強き想い1 新たな力】 |
スタン | お、いたいた !おーい、メルディ ! こっちこっち ! |
メルディ | スタン、リオン、見つけたよ !修行の誘い、ありがとな ! |
スタン | こっちこそ、付き合ってくれて助かるよ。一緒にオリジン魔鏡を使いこなせるように頑張ろうぜ ! |
メルディ | はいな ! |
リオン | 随分と気合が入っているな……。念のために聞いておくがオリジン魔鏡についてどこまで理解している ? |
スタン | ……すごい技 ! |
メルディ | はいな !…………あれ、それだけか ? |
S・ディムロス | 詳しい事も聞かずに飛び出していったからな。 |
スタン | ははは、すごい技だって聞いたらいても立ってもいられなくてさ。 |
リオン | まったく……そんなことだろうと思っていた。最近、普通の攻撃が効かない魔物……幻影種とやらが現れた。ここまではわかるな ? |
スタン | 俺だってそれぐらいわかってるって。 |
メルディ | リオン、先生みたいだな ! |
リオン | 僕は先生なんかではないしこんな出来の悪い生徒は願い下げだ。メルディ、続きを頼む。 |
メルディ | はいな !幻影種やっつけるがため、キールやハロルドがミリーナたちと一緒に作ったのが……んしょ。 |
メルディ | この新しい魔鏡――オリジン魔鏡だよー ! |
スタン | おー、カッコいいな ! |
メルディ | この試作型ならオリジン魔鏡、使えるしアイテムもすぐ使える !キールが言ってたよ。 |
スタン | なるほど、なんとなくわかったよ !リオンもメルディも、教えてくれてありがとな ! |
リオン | まったく、手間のかかる……。やはり僕も来て正解だったようだな。 |
スタン | ああ、やっぱりリオンは頼りになるな ! |
リオン | お前も少しは自分で学ぶことを……いや、忘れろ。言うだけ無駄だ。 |
スタン | う……ごめんな、リオン。確かに頼りすぎるのもよくないよな。 |
リオン | ……フン。まあ、今回は仕方ない。幻影種に対処できる者は多い方がいいしな。 |
メルディ | 二人とも、仲良しだなー。 |
リオン | なっ……なぜそうなる ! |
S・シャルティエ | やっぱりそう見えますよねえ。気づかぬは本人ばかりなり、ですよ。 |
リオン | シャルまで…… !……もういい、言いたければ勝手にしろ。 |
クィッキー | クィッキー……。 |
リオン | ……なんだ、お前。 |
メルディ | クィッキー、慰めてる !元気だすよー。 |
リオン | ……そうなのか。 |
クィッキー | クィッキー ! |
メルディ | ん、クィッキーも一緒。みんなでがんばろな ! |
スタン | おう、頑張ろう ! |
リオン | ……頑張るのはわかった。だが、なぜ砂漠を修行場所に選んだ ? |
スタン | 別に山でも海でもよかったんだけど砂漠の方が厳しい感じがするだろ ? |
スタン | やっぱ修行をするなら厳しいとこが一番かなって ! |
メルディ | リオンは砂漠で修行、嫌か ? |
リオン | そういう訳ではないが……考えが浅すぎて驚いていたところだ。 |
スタン | じゃあいいよな ?山ごもり、じゃなくて砂漠ごもりだ ! |
リオン | ……好きにしろ。 |
リオン | まあ、砂漠の利点もないわけではない。……ここなら思い切り暴れられる。 |
S・ディムロス | 気配が変わった…… !来るぞ ! |
スタン | ああ…… ! |
メルディ | ビリビリするな !行くよ、クィッキー ! ! |
リオン | 始めるぞ。二人とも、かかってこい ! |
キャラクター | 2話【強き想い2 白熱の戦い】 |
リオン | やるな !だが、この程度でっ ! |
メルディ | リオン、すごい迫力 !左手が光ってるよ…… ! |
スタン | 来るならこいっ !こっちもっ ! |
スタン | うおおぉっ !虹凰裂翔閃 ! ! |
メルディ | バイバ !でっかい火の鳥だよ ! |
クィッキー | クィック、クィッキー ! |
リオン | スタン、それがお前のオリジン魔鏡技か ! |
スタン | いっけええぇっ ! ! ! |
リオン | なら、僕はっ ! ! |
リオン | 爪竜幻襲剣 ! ! |
メルディ | リオン、増えた ! ? |
リオン | 幻影は、焼けない ! |
メルディ | ワイール !火の鳥、バラバラ ! |
スタン | アレを破られるなんて……俺の負けだな ! |
リオン | いや、僕の幻影も掻き消えた。引き分けといったところか。 |
メルディ | 二人とも、すごいー !おめでとな ! |
スタン | おう、ありがとな ! |
メルディ | でも、どうしたら技出せたか ?メルディにも教えてほしいよ。 |
スタン | え ?うーん、そうだな……。 |
スタン | 戦ってるうちにこう、胸がぐあーって熱くなって ! |
リオン | そんな説明で誰が理解できるんだ。 |
スタン | えー、でもそうとしか言いようがないじゃんか。 |
リオン | ……確かに感覚的なモノではある。人に教えられて身に付くものではないだろう。 |
メルディ | でも……メルディも早く使えるようになりたいよ。 |
リオン | 幻影種に対抗する力を身に付けるのは早い方がいいのはその通りだ。だが……。 |
リオン | 焦って無闇に修行をしても非効率的だろう。オリジン魔鏡を使いこなせない心当たりを自分の中で見つけることだ。 |
メルディ | 心当たり……。実はちょっとだけ、ある……。 |
メルディ | 修行ってわかってても、リオンやスタンに本気で攻撃できない。メルディ、思い切りやれてないよ。 |
リオン | ……なるほどな。確かに、さっきのお前の術はためらいが見えた。 |
スタン | メルディは優しいもんな。でも、大丈夫 ! 俺たちなら頑丈だからさ。 |
リオン | お前と一緒にするな !僕はちゃんと攻撃を見てかわしているんだ。 |
スタン | わかってるって。だから俺も信じて本気を出せるんだからさ。 |
リオン | フン……まあ、そういうことだ。 |
リオン | だからお前も本気で来い、メルディ。僕を殺すぐらいのつもりでな。 |
メルディ | うん……。 |
クィッキー | クィッキー……。 |
スタン | いや、殺す気はやっぱり無理だって……。 |
クィッキー | クィッ……キー……。 |
メルディ | クィッキー ! ? |
リオン | これは……。砂漠の暑さにやられたか ? |
メルディ | クィッキー、元気出すよぅ !ヒール ! ! |
スタン | あっ、そうだ !おやつのアップルグミ、こいつも ! |
クィッキー | クィ……。クィ……ッ……。 |
メルディ | よかった、ちょっと元気出た ! |
リオン | だが、所詮は応急処置だ。水を飲ませてやらないと……。 |
スタン | あっちだ !向こうにオアシスがあったはずだ ! |
メルディ | クィッキー、もうちょっとがんばってな ! |
スタン | あった、オアシスはあそこだ ! |
リオン | だが……厄介な奴もいるようだ。 |
魔物 | シャアアアア…… ! ! |
メルディ | おっきな魔物…… ! |
スタン | もうちょっとだってのに ! |
リオン | 来るぞ ! ! |