キャラクター | 1話【大海賊1 開園のお知らせ】 |
コーキス | はー、今日も平和だなー。 |
イクス | みんなで勝ち取った平和だからな。こういうなんでもない日を過ごせるのはいいことだよ。 |
コーキス | わかってるよ。わかってるけどさ。なんか張り合いがないっていうか……。 |
カーリャ | あれ ?なんか魔鏡通信が入ってますよ ? |
ミリーナ | 何かしら ?一斉に通信してるみたいだけど……。 |
パティ | ぱんぱかぱーん ! ! |
イクス | うわっ、なんだ ! ? |
パティ | 寄ってらっしゃい見てらっしゃい !アイフリードランド開園なのじゃ ! ! |
パティ | ティル・ナ・ノーグの海を駆けたどり着いたはナム孤島 ! |
パティ | 自然あふれるワンダーランドにアイフリードのテーマパークが爆・誕 ! |
パティ | 開園記念で入園料無料 ! とっても楽しい夢の国アイフリードランドでうちと握手じゃ ! ! |
パティ | おっ、ユーリがさっそく食いついたのじゃ !ほれ、握手――おわっ ! なにするのじゃ―― |
ミリーナ | ……通信、終わったわ。 |
イクス | 今のは、なんだったんだ…… ? |
カーリャ | アイフリードランド、とかいうやつの宣伝でしょうか……。 |
コーキス | っていうか、ナム孤島なんて島、あったっけ ?パイセンは知ってるか ? |
カーリャ | カーリャも知りませんよ、そんなヘンテコな名前の島なんて。 |
ミリーナ | よくわからなかったけど……すごいわね。一人でテーマパークを作ってしまうなんて。 |
イクス | 確かに……。アイフリードランド、どんな所なんだろう。 |
ユーリ | やれやれ……。 |
イクス | あれ、今度はユーリさん ? |
ユーリ | ああ、ウチのアレが悪ぃ。どうも一斉に通信してたみたいでな。 |
ユーリ | 迷惑かけたとこに謝罪してまわってるんだ。 |
イクス | お、お疲れ様です……。けど、俺たちは気にしてませんよ。 |
ミリーナ | はい、アイフリードランドがどんな所なのか気になってるくらいです。 |
ユーリ | ああ、お前らもそっちのクチか。 |
コーキス | というと ? |
ユーリ | 案外反響がいいんだよ。「気になる」とか、「行ってみたい」とか。 |
ユーリ | 平和になって刺激に飢えてんのかねぇ。カロル先生も目をキラキラさせて出動準備中だ。 |
コーキス | 実は、俺もだったりして……。 |
ユーリ | ま、どうするかはお前らの自由だからな。引き留めたりはしねえよ。 |
ユーリ | なんだかんだパティのことだから危険はないだろうし。 |
イクス | そうだな……みんな、どうする ? |
コーキス | もちろん行く ! |
イクス | じゃあ、行ってみよう。ナム孤島、アイフリードランドに―― |
キャラクター | 2話【大海賊2 大盛況】 |
カロル | あ、あそこ、わたあめ売ってるよ !アイフリードわたあめだって ! |
ソフィ | どんな味なんだろう ?買ってもいい ? |
アスベル | ああ、一緒に食べよう。 |
ユーリ | カロル、あんま無駄遣いすんなよ。 |
イクス | 思った以上ににぎわってるなアイフリードランド……。 |
ミリーナ | あそこ、大きな船のゴンドラがあるわ。向こうには、えーと……回転イルカ…… ? |
イクス | 説明によると……メリーゴーランドのイルカ版でアイフリードが乗りこなした姿をイメージした、と。 |
イクス | アイフリードってイルカに乗ってたのか、すごいな…… ! |
チャット | 乗ってません ! ! |
ミリーナ | ひゃっ ! ? |
チャット | 色んな世界にアイフリードの名が轟いているのは承知しています。でも……。 |
チャット | ボクの偉大な先祖、ひいおじいさんの名を使って金儲けをするなんて許せません ! |
チャット | こんなテーマパーク、閉園です !責任者……パティさんはどこにいるか知りませんか ! ? |
イクス | い、いや、俺たちもさっき来たところで……。 |
ミリーナ | 力になれなくてごめんなさい。 |
チャット | そうでしたか。誰か知っていそうな人は……。 |
チャット | おや ? そういえば今日はお二人だけで来たのですか ? |
イクス | ああ、コーキスたちもナム孤島に着くまでは一緒にいたんだけど……。 |
イクス | 島に着いたらすぐ「探検に行ってくる ! 」って……。まあ、そんなに遠くには行ってないと思うけど。 |
チャット | そうなんですね。それほど、この場所を楽しみにしてたんでしょうか ? |
ミリーナ | そ、そうね……。 |
アニス | おや~、イクスも鈍感ズの一員かな ?それともわかってて気づかないフリしてる~ ? |
イクス | アニス、イオン !え、えっと、何のことかな ? |
アニス | コーキスたちが気を遣ってくれたに決まってるじゃん。二人の時間を邪魔しないようにって ♪ |
イクス | い、いや……俺たちは遊びに来たわけじゃなくてあくまで調査のために……。 |
アニス | 調査も何も危険なことなんかないし ?ね~ ? イオン様 ? |
イオン | こういう賑やかなところは気後れしてしまうのですがアニスたっての願いもありまして。 |
アニス | えへへ、イオン様……ありがとうございます ! ! |
イオン | フフ……真面目な話をすると、パティはどうやってこんな大規模な施設を作ったのか気になったんですよ。 |
イオン | 従業員……園内ではクルーと呼ぶようですが彼らはみんな、かめにんやねこにんですね。 |
アニス | かめにんの商人たちにアイフリードの名義を貸してテーマパークを作らせたんじゃないかな ? |
チャット | な、なんですって…… ! アイフリードの名前を使うだけじゃなく、貸し渡すなんて…… ! |
チャット | パティさん ! ! どこにいるんですか ! !アイフリードの名はあなただけのものじゃないんです ! |
アニス | あっ、行っちゃった。そうと決まったわけでもないのに。 |
アニス | それじゃ私たちも戻りましょう。イオン様、あのアイフリードハットいいですね ♪ |
イクス | アニス、すごく楽しそうだったな……。 |
ミリーナ | ふふっ、そうね。 |
イクス | それにしてもパティの居場所か……そこの案内板に思い切りそれっぽい施設が書いてあるんだけど。 |
ミリーナ | これね、『パティ・アイフリード城』……。確かにランドの真ん中にあるし一番いそうではあるわね。 |
イクス | ここからだと真っ直ぐ行けば着くけど……その前に、ぐるっと園内を回ってみようか。 |
ミリーナ | ……うんっ ! |
キャラクター | 3話【大海賊3 アイフリードコンテスト】 |
イクス | これが『パティ・アイフリード城』か……。遠くからも見えてはいたけど……。 |
ミリーナ | 近くで見ると、立派ね。こんなに大きなお城を建てるなんてすごいわ。 |
チャット | おや、お二人もここへたどり着いたんですね。まあ……この城はアイフリードの偉大さを示していてなかなかのモノだとは思いますが……。 |
チャット | 問題はその手前、イベントステージです !あれを見てください ! ! |
パティ | うむ ! 皆の者、よく集まってくれたのう !今こそ錨を上げて、大海原へ ! ! |
パティ | ティル・ナ・ノーグの未来を担う真のアイフリードは誰じゃ ! ? |
パティ | 栄えある第一回 ! !アイフリードコンテストの始まりなのじゃ ! ! |
アイゼン | ……あれだけしゃべっておいて内容が何一つわからんとはな。 |
ヨウ・ビクエ | あら、私はわかったわよ。要は、多くの世界で名を馳せる大海賊アイフリードにあやかって……。 |
ヨウ・ビクエ | ここにいる皆で大海賊っぽさを競うコンテストが始まるってことね。 |
パティ | そうなのじゃ !さすがアイフリードの幼馴染なのじゃ ! |
パティ | 審査員はうちと、アイフリードの専門家 !アイゼンとヨーランド姐なのじゃ ! |
アイゼン | 勝手に専門家にするな。あいつは船長で、俺が副長だっただけだ。 |
パティ | そんなに照れなくてもいいじゃろ~。アイフリードの相棒じゃったんじゃろ ? |
アイゼン | ……ただのダチだ。 |
パティ | ふむふむ。つまり、アイフリードにも色々な呼び名があるというわけじゃな。出世ガツオのように ! |
パティ | そこで参加者のみんなも自分がいかに大海賊アイフリードなのかをアピールするのじゃ ! |
パティ | うちらが見事アイフリードだと認めた者には……願いをひとつ叶えてやるのじゃ ! |
チャット | 何を勝手に認めようとしてるんですか !ボクは認めませんよ、断じて ! |
ミリーナ | でも、願いを叶えてくれるってすごいわね。魔鏡術とはまた違う方法なのよね、きっと。 |
イクス | そうだろうな。でもどうやって願いを叶えるんだろう。さすがにどんな願いでもというわけではないだろうけどこんなテーマパークを作れるんだから……。 |
チャット | ……あなたたちもアイフリードコンテストに参加するつもりじゃないでしょうね ? |
イクス | いや、俺は別に……。 |
ミリーナ | 私も今回は見るだけにしておくわ。私はイクスが生きていてくれるだけで満足だから。 |
チャット | そうですか……それはよかったです。ライバルが増えなくて。 |
イクス | ライバルって、まさか……。 |
チャット | ボクは参加しますよ !本家アイフリードの名に懸けて ! |
チャット | 優勝して、このアイフリードランドの閉園を願ってやります ! ! |
パティ | おっ、今向こうのほうで新しい挑戦者が現れたみたいじゃの。 |
パティ | コンテストは飛び入り大歓迎なのじゃ !ではエントリーナンバー1から ! |
コングマン | 俺様が優勝して、この島全てをフィリアさんに捧げる ! |
パティ | 陸の王者、闘技場のチャンピオンが海の王者、二階級制覇へ挑戦じゃ ! |
ヨウ・ビクエ | うーん、肉体美は素晴らしいけど海賊というよりは……。 |
アイゼン | 山賊だな。5点。 |
コングマン | 5点ってのは、高いのか ? |
パティ | 審査員一人10点満点じゃ。 |
ヨウ・ビクエ | 最初だし、とりあえず基準として私も5点にしておくわ。 |
パティ | じゃあうちも5点、合計15点 !ほれ、暫定王者の席へ向かうのじゃ ! |
コングマン | くっ…… ! こういうコンテストじゃトップバッターは不利だぜ……。 |
パティ | どんどんいくのじゃ !エントリーナンバー2 ! |
ゼロス | かわいこちゃ~ん !見てる~ ? イェーイ ! |
レイヴン | 踊る阿呆に見る阿呆 ♪同じ阿呆なら参加しなきゃソンソン ! |
パティ | アイフリードが一人とは誰が決めた !ゼロスとレイヴンがコンビで登場じゃ ! |
アイゼン | 2点だ。一人1点で合計2点。 |
ゼロス | えーっ ! ?なんで ! ? 低くない ! ? |
アイゼン | 海の上では一瞬の隙が命取りになる。お前らのようなお調子者に背中は預けられん。 |
レイヴン | いやいや、もうちょいおっさんを信じてよ ! |
パティ | ほい、アピールタイム終了 !コングマンが変わらず首位 ! |
パティ | エントリーナンバー3 !出てくるのじゃ ! |
ヒスイ | え、エントリーナンバー3……。ヒスイ・ハーツだ。 |
ヨウ・ビクエ | あら、緊張してるわね。そんなんじゃあ、アイフリードにはなれないわよ ? |
ヒスイ | いや、それはコハクの奴が勝手に……。 |
コハク | お兄ちゃ~ん ! がんばれ~ !ロイヤルおみそゲットだよ~ ! |
シング | いつものヒスイでいこう ! 深呼吸深呼吸 ! |
アイゼン | フン、妹へのプレゼントが目当てか……。 |
アイゼン | ……100点。 |
パティ | おーい、一人10点までなのじゃ。 |
ヒスイ | アイゼン、お前の気持ちはうれしいけどよ……男には曲げちゃならねえもんがあるだろ ? |
アイゼン | ……10点だ。 |
パティ | ゼロスはアピールポイントを間違えたのう。 |
アイゼン | 勘違いするなよ。これは今の物言いにあいつを思い出したからだ。 |
ヨウ・ビクエ | 可愛い妹のために頑張る気持ち確かに私も受け取ったわ。8点よ。 |
パティ | 海賊に船と泳ぎは付き物じゃが、大丈夫じゃろうな…… ?うちは7点、合計25点でトップ入れ替わりじゃ ! |
イクス | ヒスイさん、かなりの高得点だな。これはこのまま決まるんじゃないか ? |
チャット | アイフリードの子孫であるボクが負けるなどありえません ! |
チャット | 見ていてくださいボクには秘策があります ! ! |
キャラクター | 4話【大海賊4 優勝の行方】 |
パティ | さあティトレイの点数は……惜しいっ !アイフリードの座はヒスイが死守 ! |
ティトレイ | ちくしょう~~ ! !次は必ずリベンジしてやるからなーー ! ! |
パティ | このままヒスイが逃げ切るのか ?最後は飛び入り参加の―― |
チャット | アイフリードのコンテストでボクが負けるわけにはいきません ! |
パティ | うちと一緒に冒険もした大海賊 !キャプテン・チャットの登場じゃ ! |
チャット | あなたにキャプテンと呼ばれるのは不本意です !まぁ、ボクの子分になると言うならそう呼んでいただいても構いませんが……。 |
チャット | コホン ! それはそれとして……アピールをさっそく始めます ! |
チャット | まずはパートナーに登場してもらいます !さあ、どうぞ ! |
ディオ | ど、どうもーディオでーす。 |
アイゼン | パートナー ? ゼロスもそうだったが同行者を連れてきてもいいのか ? |
パティ | 面白ければなんでもよし、なのじゃ ! |
ヨウ・ビクエ | 海のように広い心……それもアイフリードに必要な素養ということね。 |
アイゼン | 適当なだけの気もするがな……。 |
チャット | みなさん知っての通り、ボクはアイフリードの子孫 !もうこの時点でほぼアイフリードです ! |
チャット | しかし念には念を入れて……なりきり士である彼の力を借りることにしたのです ! |
ディオ | オレ、メルと一緒に遊びに来ただけなんだけど……。まあいいや、大海賊だな ! |
チャット | はい、先程打ち合わせた通りにお願いします。 |
ディオ | それじゃ、さっき借りた衣装で……。 |
ディオ | どうだ !オレが大海賊アイフリードだっ ! ! |
パティ | おおっ ! 堂々たる決めポーズ !大海原の波しぶきが目に見えるようじゃ ! |
ディオ | 銃の扱いもお手の物だぜ ! |
ヨウ・ビクエ | あら、百発百中ね ♪ |
アイゼン | フッ、器用なもんだな。 |
チャット | どうですか、今の動き !これをボクもマスターしたので、披露―― |
パティ | 見た目、所作、まさに大海賊 !10点じゃ ! |
ヨウ・ビクエ | お見事ね。私も10点をあげるわ。 |
アイゼン | あいつはもっと大馬鹿だが……求める必要もない。10点。 |
パティ | 文句なしの満点 ! ここで王座交代なのじゃ !優勝は…… ! ! |
チャット | あの、ボクのアピールの番なんですけど。 |
パティ | 飛び入りの飛び入り、ディオなのじゃ !おめでとうー ! ! ! |
チャット | なんでこうなるんですかー ! ! ! |
パティ | 二人の飛び入りで予想以上に盛り上がったのじゃ !感謝感謝じゃ ! |
チャット | はぁ……まさかボク以上にディオさんがアイフリードっぽくなってしまうなんて……。 |
ディオ | な、なんか、ごめんな。 |
チャット | いえ、いいんです。 |
チャット | ボクが真のアイフリードだとみんなに示せなかったのは残念ですが……本来の目的は別ですから ! |
パティ | 本来の目的 ? |
チャット | 優勝者にはなんでもひとつだけ願いを叶えるというアレです ! |
パティ | おお、そういえばそんな副賞があったの !ではディオよ、好きな願いを言うのじゃ。 |
チャット | ディオさん、ちょっといいですか ? |
ディオ | え ? |
チャット | ボクの代わりに優勝したんですからボクの願いを叶えてください ! |
ディオ | チャットの願いって……。 |
チャット | それはもちろん、アイフリードの名を汚すここを閉園させることです…… ! |
ディオ | ……。 |
パティ | おーい、どうしたのかの ?仲間はずれはちょっとさみしいのじゃ。 |
チャット | い、いえ ! なんでもありません !話は終わりました ! さあ、ディオさん ! |
ディオ | ああ……。オレの願いは―― |
キャラクター | 5話【大海賊5 叶える願い】 |
パティ | え~、そろそろ日が傾くところで……。スペシャルイベントの開催なのじゃ ! |
パティ | コンテスト優勝者、ディオのリクエストによりアイフリードパレードを始めるぞ ! |
パティ | バンエルティア号による大クルーズ !みんなも見たり乗ったりしてほしいのじゃ ! |
セネル | 運転はできるが、俺が動かしていいのか ? |
パティ | うむ !船長たるもの、操舵は子分にやらせねばの ! |
チャット | まあ、そうですね。そこはパティさんに同意しますよ。 |
セネル | 俺は子分じゃないんだが……。 |
クロエ | そう言うな。私もお前の操舵だから安心して乗船できるんだ。 |
サラ | わぁ……きれい ! |
アレン | 船からの景色は見慣れているけど……。 |
サラ | 全然違うよ ! マイラはほっとする感じだけどこっちはワクワクする ! 明かりがぶわぁ~って ! |
エミル | 昼と夜の境目……どちらでもない時間。日が落ちる寸前の景色、素敵だね。 |
マルタ | うん……風も気持ちいいし船に乗れるなんてラッキーだったね。 |
コレット | こうやって両手を広げると風をいっぱ……きゃっ ! |
ロイド | おっと ! |
コレット | あ、ありがとう……。 |
ロイド | 海に落ちたら大変だぞ――って、コレットは飛べるか。 |
コレット | ううん、ロイドが支えてくれて嬉しいよ。 |
ロイド | それにしても大海賊、ねえ……。 |
コレット | きっと私たちの世界のアイフリードさんも後で有名になるんだよ。 |
ロイド | ……そうかなー。ま、そうかもなめちゃくちゃいい奴になってるかもしれないし ! |
コレット | うん ! |
ルビア | カイウス、何買ってきたの ? |
カイウス | ん ? アイフリードおでん。三角のはんぺんが海賊帽なんだって。 |
ルビア | 面白いわね !ねえ、一口ちょうだい ! |
カイウス | なんでだよ、自分で買えばいいだろ。 |
ルビア | いいじゃない、減るもんじゃないでしょ ! |
カイウス | 減るだろ ! ! |
イクス | カイウスとルビアは相変わらずだな……。 |
ミリーナ | ケンカするほど仲が良い、よね。 |
ディオ | そうなのか ?オレもメルとはしょっちゅうケンカするけど……。 |
メル | それはディオが余計なことばっかするからでしょ。 |
ディオ | 余計ってなんだよ ! メルだって…… ! |
イクス | ははは。なあ、ディオ。ひとつ聞いていいか ? |
ディオ | うん。なに ? |
イクス | ディオは、なんでこのパレードを願ったんだ ? |
チャット | そうですよ !ボクはアイフリードランドの閉園を―― |
ディオ | ほんとは望んでないんじゃないかなって思ったんだ。 |
ミリーナ | あら……。 |
チャット | そ、それは……。 |
チャット | まあ、みなさん楽しそうでしたしこれをきっかけにアイフリードに興味を持っていただけるなら……。 |
チャット | 記念館のような意味合いで残すのもアリかもしれないと思っただけです。もちろん、内容の修正は必要ですよ ! |
メル | チャットも一緒に楽しめるようなイベントをしたかったんだよね ? |
ディオ | うん……まあ、そんなとこ !チャットも楽しまないともったいないじゃん ! |
ミリーナ | すごいのね、ディオは。ちゃんと人のことを見ているんだわ。 |
ディオ | へへっ、本当になりきるにはしっかり観察しないといけないからな ! |
パティ | おっ、チャットもようやくうちのアイフリードランドを認めてくれたかの ? |
チャット | ……うちの、ではありません !ボクたちの、です ! |
パティ | うむうむ、そうじゃの !うちらのアイフリードランドじゃ ! |
パティ | アイフリードランドの未来は明るい !夕日に向かってヨーソローなのじゃ ! |
チャット | あっ、それは船長であるボクの台詞ですよ ! |
パティ | 明日もたーっくさん遊ぶのじゃ ! ! |