プロフィール
母の温もりを知らない。\n父に利用されていることもわかっていた。\n自分の本当の名前など捨てたかった。\n何も知らないくせに、友だなんて能天気な奴だ。\n信じられるのは、シャルとマリアンだけ。\n裏切るも何も、初めから仲間じゃなかった。\n愛も、名誉も、この命もいらない。\n大切な人の命を守るためなら。
ミリーナの一言
リオンさんの笑った顔見てみたくて、カーリャといろいろ試してみたんだけど、かえって怒らせちゃった。 でも、私、見ちゃったの…! シャルティエさんとおしゃべりしてるときのあの微笑み…。\n何だかルーティに似ていて、可愛かったな。あ、ルーティに似てるからって、女の子みたいっていう意味じゃないのよ。同じ黒髪だから似ているように感じるのかもね。
イクスの一言
旅の疲れを癒すのに、みんなで温泉に行ったんだ。リオンは女湯男湯を念入りに確認してたけど…間違えた過去でもあるんだろうか? いや、まさか、リオンに限ってそれはないな。ソーディアンたちも一緒に温泉に浸かっていたのは微笑ましかったよ。…あれ?温泉には硫黄が含まれてるけど、変質しないのかな?
キャラクター | リオンの苦手なモノ |
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リオン | ここがケリュケイオンか。思っていたよりは広いな。 |
シャルティエ | たくさんの鏡映点がケリュケイオンに集まってるんですねぇ。 |
シャルティエ | そういえば、坊ちゃん。乗り物酔いは大丈夫ですか ? |
リオン | ここは揺れをあまり感じないからな。あの時のようなことにはならなさそうだ。 |
スレイ | あなたは確か…、リオンさんですよね。ここでなにしてるんですか ? |
リオン | …お前には関係ない。 |
ミクリオ | 無愛想なやつだな。 |
リオン | ……。 |
スレイ | そうだ ! 今からケリュケイオンを探検するんですけどよかったら、一緒に行きませんか ? |
リオン | な、なんなんだお前は ! |
ミクリオ | スレイ ! 探検が楽しみなのはわかるが突然誘われたら彼も困るだろう。 |
スレイ | ああ、ごめん…。つい夢中になってしまって…。 |
スレイ | 調理場や、動力部分とか回りながらいろいろと話を聞けたらと思って…。 |
リオン | 僕にかまうな。僕には僕の都合がある。 |
スレイ | …なら仕方ないか…。オレたちだけで回ることにします。じゃあまた、リオンさん。 |
シャルティエ | 慌ただしい人だなぁ。坊ちゃんの苦手なタイプですよね。 |
リオン | ……。 |
シャルティエ | せっかくだから、一緒に行けばよかったのに…あぁ、そうか ! 揺れの大きいところに行きたくなかっーー |
リオン | うるさいぞ ! シャル ! |
キャラクター | 秘する想い |
リオン | ! あれは……。 |
ルーティ | はい……できあがりっと。いつもルドガーにやってもらってるみたいだけどあんたも髪のセットぐらいそろそろ覚えなさいよ。 |
エル | ほ、ほんとは自分でできますー。……でも、ありがと。 |
エリーゼ | ルーティ、すごく慣れた手つきでした。 |
ティポ | もしかして美容師さんだったりー ? |
ルーティ | 違うわよ。孤児院で暮らしてたとき小さな女の子にやってあげてたの。 |
リオン | …………。 |
シャルティエ | 坊ちゃん……。 |
コンウェイ | 小さな子の面倒をみている姿はまさに『お姉さん』だね彼女のあの性格は孤児院で育ったからなのかな ?それとも……弟がいたりするのかな ? |
リオン | 知るか。僕に構うな。 |
コンウェイ | つれないね。もちろん干渉するつもりはないよ。ただボクは見ていたいだけさキミと『彼』が彼女に対してどう振る舞うのかをね。 |
リオン | お前……あいつから何を聞いた。何を知っている。 |
コンウェイ | ジューダスくんからは何も聞いていないよ。あまり自分のことを口にするタイプではないとキミも知っているだろう ? |
コンウェイ | ボクも口は堅い方だから安心して。キミたちのことを他人に話すつもりはないよ。 |
リオン | 僕に言いたいことがあるなら、ハッキリと言え。僕は忙しいんだ ! |
コンウェイ | ……それじゃあ同じ「弟」として1つだけ。ボクが思うに、キミには彼女に真実を打ち明ける権利がある。 |
コンウェイ | またいつ離ればなれになるかわからない。キミにとっても彼女にとっても悲しい結末を選ばないようにね。 |
リオン | 余計なお世話だ。僕はお前の指図は受けないし、お前の願望を代わりにかなえるつもりも無い。 |
コンウェイ | キミはきついことを言うね。やはりジューダスくんとは違うみたいだ。 |
リオン | ふん。もう一度言うぞ。……僕に構うな。 |
コンウェイ | ふっ……わかったよ。それじゃあね。 |
リオン | まったく。いったいあいつは何なんだ……。 |
ルーティ | うん ? 何してるのよ ? |
リオン | …… ! |
ルーティ | な、なに…… ? |
リオン | い、いきなり話しかけるな ! |
ルーティ | あんたがそんなとこで突っ立ってるのがいけないんでしょう ! |
リオン | 悪かったな。ほら、どいてやったから、早くあっちに行け。 |
ルーティ | いわれなくても行くわよ ! |
ルーティ | まったく、あたしも暇じゃないのに、何でこう構っちゃうんだか……。旅のときの言い合いしてたのが癖になってるのかしら。 |
リオン | …………。 |
シャルティエ | 坊ちゃん……いいんですか ? |
リオン | 何がだ、シャル ? |
シャルティエ | まあ坊っちゃんが良ければ、僕は良いんですけどね。 |
リオン | お前は、おしゃべりが過ぎるぞ !行くぞ、シャル ! ! |
シャルティエ | 坊っちゃん、そっちに行ったら、また鉢合わせしますよ ! |
リオン | うるさい ! ! |
キャラクター | 二つの仮面 |
リオン | このアルバム……まさか警備部の資料に紛れ込んでいたとはな。 |
ソーディアン・シャルティエ | あ、スタンとルーティがウェディングのモデル撮影をしたときの写真がありますよ。いやぁ、懐かしいですね。 |
リオン | そういえば、そんなこともあったな。いきなり写真を渡されたときはさすがに何事かと思ったものだ。 |
ソーディアン・シャルティエ | 僕も驚きました。まぁ、二人が未来で本当に結婚して二人の間に生まれた息子が、あのカイルだっていう話の方がもっと驚きましたけどね。 |
リオン | ……あいつの子供、か。 |
ソーディアン・シャルティエ | 坊ちゃん……。 |
リオン | ――シャル、静かにしろ。あいつが来る。 |
ジューダス | やはり警備部にいたか。 |
リオン | ……なんの用だ ? |
ジューダス | ちょっとした伝言だが……いま何を隠した ? |
リオン | 仮面で素顔を隠した奴が他人の詮索とは笑えるな。 |
ジューダス | ふっ……それもそうか。もっとも、仮面を付けているというのはお前にも言えることの筈だがな。 |
リオン | これ以上、無駄話に付き合うつもりはない。さっさと要件を言え。 |
ジューダス | ルーティがお前を捜していたぞ。おおかた、またガルド集めにでも連れて行こうと考えているのだろう。 |
リオン | お前が行けばいい。お節介が趣味なようだからな。僕は断る。 |
ジューダス | 聞こえなかったか ?僕ではなく、お前を捜していると言った筈だ。断るなら、自分の口で伝えるんだな。 |
リオン | ……ふん。 |
ソーディアン・シャルティエ | 坊ちゃん……僕はまだこの状況に慣れません。スタンとルーティは落ち着いたみたいですけどやっぱり色々気になることがあって……。 |
リオン | あいつがジューダスで僕は……リオン・マグナス。それだけの簡単な話だ。 |
ソーディアン・シャルティエ | 坊ちゃんがそう言うなら……わかりました。そういうことにしておきます。 |
リオン | …………。行くぞ、シャル。 |
ソーディアン・シャルティエ | えっ ? どこにですか ? |
リオン | どうせ断っても、ガルド集めに協力しろとしつこく付きまとわれるんだ。早く行って、片付けるとしよう。 |
キャラクター | 本当に大切なもの |
リオン | ……っ !今のを避けるとはな。 |
ユーリ | お褒めにあずかりどうも。そっちも、なかなかいい線いってたぜ。 |
S・シャルティエ | 坊ちゃん、そろそろ休憩しませんか ?もう何時間も訓練のしどおしですよ。 |
ユーリ | シャルティエの言うとおりだ。こっちはもうくたくただっての。 |
リオン | この程度で音を上げるとはな。お前のことを買い被っていたようだ。 |
ユーリ | そうかい ?ま、いいから座んな。 |
リオン | …………。 |
ユーリ | 素直で結構。……で ?何か話したいことがあるんだろ。 |
リオン | ……何故わかった。 |
ユーリ | そんな思いつめたような顔してりゃ、な。 |
リオン | ……お前にも覚えがあるはずだ。もっと強くならなければいけないという焦り守るべき者が増えることの重さ……。 |
ユーリ | まあ、わかるっつーか……たしかに身に覚えのある話ではあるがな。……それで生き急ぐみてえに剣を振ってたのか。 |
ユーリ | 偉そうに講釈を垂れるつもりはないがお前が焦れば焦るほどその守るべき者ってのは遠のくんじゃないか ? |
リオン | どういう意味だ。 |
ユーリ | 言葉どおりの意味さ。向き合うのは剣だけでいいのかってことだ。最近、話してんのか ? |
リオン | …… ! |
ユーリ | もちろん腕が鈍っちまったら話にならねえ。けどな、そこまで守りたいと思える奴らとの時間をまずは大切にしろよ。 |
ルーティ | ―― ! |
S・シャルティエ | …… !坊ちゃ―― |
ユーリ | ――しっ。 |
リオン | ここにはマリアンも、友も……家族、もいる。ゆっくり話す時間もある。だが、僕は―― |
ユーリ | ――その続きは直接言ってやったらどうだ ? |
ルーティ | もー ! こんなとこにいた !捜したんだからね ! |
リオン | どうしてここに……っ ! ?まさか、今の話を……。 |
ルーティ | なに ? 今の話って。あたしが来たのは、あんたがスタンたちとご飯食べる約束をすっぽかすつもりだと思ったからよ ! |
リオン | 行けるかわからんと伝えたはずだ !そんなことより僕は―― |
ルーティ | そんなこと ! ? 今そんなことよりって言ったわね !次それ言ったら罰金100万ガルドだから !ほら、さっさと行くわよ ! |
リオン | おい、やめろ !引っ張るな ! |
ルーティ | 世話になったわね、ユーリ。――いろいろと ♪ |
ユーリ | へいへい。楽しんでこいよ、リオン。 |