プロフィール
天真爛漫なトレジャーハンター兼考古学者の少女。遺跡船でセネルたちと知り合い、その性格故に彼らを振り回す。だが、そんな彼女にも譲れないものがあった。どんな願いでも叶えてくれる秘宝、エバーライト。消息を絶った恩師が追い求めていた宝を彼女も探し求める。世間に嘲笑われようと、そんなことは関係ない。恩師の夢は、いつしか彼女自身の夢となっていたのだった。
ミリーナの一言
ノーマは元気で明るい女の子よ。みんなともすぐに打ち解けて仲良くなったの。セネルたちは「迷惑をかけてすまない」って言っているけれど、全然そんなことないわ。だって、ノーマが来てくれてからアジトの雰囲気が、今まで以上に明るくなったような気がするもの。きっとこれもノーマの魅力の一つなのね。
イクスの一言
この前、ノーマが書庫にいたところを見かけたんだ。邪魔しちゃ悪いかなって思って声はかけなかったんだけど、机の上に凄い量の本が積んであったから驚いちゃってさ。普段のノーマとはまた違った一面を見た気がするよ。クラース精霊研究室やキール研究室にもよく出入りしているみたいだし、もしかしたら学者肌なのかもしれないな。
キャラクター | いきなりあだ名 |
---|---|
ノーマ | ねえねえ、ユーくん。あたし気になって、夜も眠れないことがあるんだけど。 |
ユーリ | そいつは大変だな。で、何が気になってんだ ? |
ノーマ | ユーくんってさ、「エステル」とか「ジュディ」って縮めて呼ぶのに、ラッぴんのことは普通に呼んでるよね ? なんで ? |
ユーリ | ラピードはラピードだろ。別に理由なんかねえよ。大体、お前みたいに律儀に全員の呼び方を変えてるわけじゃねえしな。 |
ノーマ | え~ ! そんないけずなこと言わずに教えてよ~ ! |
ユーリ | そう言われても、ホントに理由なんてねぇしな。 |
ラピード | ワフッ……。 |
ノーマ | 仕方ないなぁ~。そんなに羨ましいならユーくんも、ラッぴんのことをラッぴんって呼んでくれてもいいのだよ ! |
ユーリ | そりゃどうも。んじゃ行くか、ラピード。 |
ラピード | ワンッ ! ! |
ノーマ | ちょっとちょっと ! !何で呼んでくれないわけ ! ! |
ノーマ | ほら ! ! ラッぴんも呼んでほしそうにユーくんのこと見てるじゃん ! ! |
ラピード | フン……。 |
ユーリ | んなことねぇみたいだぜ ? |
ノーマ | そうなの ? もしかしてラッぴん……あんまり気に入ってくれてない感じ ? |
ラピード | フン……。 |
ノーマ | え~、そんなぁ~。可愛いと思うんだけどな、ラッぴん。 |
ユーリ | ま、素直にラピードって呼んでやれって。 |
ノーマ | だって、ラッぴんはラッぴんなんだもん ! ! |
ノーマ | よ~し、そうと決めたらあたしももっとラッぴんと仲良くなって気に入ってもらうぞ~ ! お~ ! |
ユーリ | っつーか、ラピード行っちまったけど。 |
ノーマ | むむ ! 逃がさないぞ、ラッぴん ! |
ユーリ | ……ラピードも苦労が絶えねえな。 |
キャラクター | 夢の続き |
ノーマ | さぁ、みんな ! お宝目指してはりきっていくよー、おー ! |
セネル | 二人とも悪いな。ノーマに付き合ってもらって。 |
スレイ | 全然 ! オレたちもウェルテス領の遺跡を調査したかったんだ。な、ミクリオ。 |
ミクリオ | ああ。前に調査に来た時は、トラップが多くてゆっくり探索することができなかったからね。 |
ノーマ | ふっふ~ん、そういうことなら任せといて !この凄腕トレジャーハンターのあたしならトラップなんてちょちょいのちょいってね ! |
セネル | おい、ノーマ。言っておくが俺はモーゼスみたいな目に遭うのはごめんだからな。 |
ノーマ | 大丈夫、大丈夫~ !全く、心配性だなぁセネセネは。 |
ノーマ | 大体、セネセネたちと合流するまではこの大陸の遺跡を一人で回ってたんだよ。 |
ノーマ | だから、ある程度対策とかもちゃ~んと予習済みってわけ。いつまでも昔のあたしだと思ったら大間違いだからね ! |
セネル | はいはい、わかったわかった。そういうことにしておくよ。 |
ノーマ | あー ! その言い方絶対信用してないじゃん !いいもん ! あたしにはもうスレっちとミクすけがついてるんだからねー。 |
ミクリオ | ミクすけって……また僕に変なあだ名が……。 |
スレイ | あはは……でもさ、ノーマが一緒ならオレの夢にも一歩近づけるかも。 |
ノーマ | ん ? 夢 ? |
スレイ | オレさ、この世界でもたくさん遺跡を見て回りたいんだ。それが今のオレの夢。 |
ミクリオ | スレイ。『僕たちの』だろ ? |
スレイ | ごめんごめん、そうだった。 |
セネル | おい、スレイにミクリオもその辺にしとかないとノーマにいいように使われ……ん、ノーマ ? |
ノーマ | ……そっか、夢、か。うん、夢を持つことはいいことだよね。 |
ノーマ | あたしも、ちゃんとこの世界で見つけなきゃね。新しい夢……。 |
セネル | ノーマ、お前……。 |
ノーマ | って、な~んてね !ささっ ! ちゃっちゃとお宝ゲットするよ~ ! |
セネル | ……なぁ、ノーマ。 |
ノーマ | な、何よ、セネセネ。 |
セネル | 見つかるといいな、お前の新しい夢。 |
ノーマ | セネセネ……。 |
スレイ | うん ! もし見つかったら、協力するよ ! |
ミクリオ | もちろん、僕も一緒にね。 |
ノーマ | ……えへへ。ありがと、みんな。まぁ、そのときが来たらセネセネたちにもたぁ~っぷり手伝ってもらうからね ! |
キャラクター | コソコソしていたのは…… |
ノーマ | おっ、完成してる~。ふっふふ~、さっきから美味しそうな匂いしてたんだよね、バームクーヘン♪ |
ノーマ | さ~って、一足先にいただきま~……。 |
クロエ | ノーマ、何をしている ? |
ノーマ | !……って、なんだ、クーじゃん~。グー姉さんが帰って来たのかってびっくりした~ ! |
クロエ | 何を驚く必要がある。……まさか、つまみ食いでもしていたのか ? |
ノーマ | ええ~、そんなんじゃないって~。 |
クロエ | あからさまに怪しい顔を……。やはりつまみ食いか ! |
ノーマ | まあまあ、そんな怖い顔しないでよ~。ほら、出来たてのバームクーヘン、美味しいよ。 |
ノーマ | はい、あーん♪ |
クロエ | ッ ! もぐっ…… ! |
ノーマ | ん~、いい食べっぷり !これでクーも共犯だね~。 |
クロエ | もぐもぐ……美味い……。ではなく ! |
クロエ | か、勝手に人の口につっこんで共犯扱いするな ! |
ノーマ | ええ~、でも、食べちゃったのは事実だし ? |
クロエ | だ、だが……。 |
ノーマ | こういうのってさ、こっそり食べるのがいいよね~。なんていうか、罪の味 ? |
クロエ | そ、そんなこと…… ! |
ノーマ | まあまあ、いいじゃん、たまにはさ !クーだって、こういうのちょっとは興味あったりするんじゃない ? |
クロエ | それは―― |
グリューネ | あらぁ、二人とも何をしているの ? |
クロエ | ! ! グリューネさん !い、いや、これは…… ! |
グリューネ | クロエちゃんも、ノーマちゃんと一緒にお茶の時間かしらぁ ?先に食べててね、って言ったものねぇ。 |
クロエ | ……え ? |
ノーマ | ふふふ~、実はね、つまみ食いじゃないんだ~。普通に食べてていいよって言われてたの♪ |
クロエ | なっ……騙したのか ! ? |
ノーマ | あたしは何も言ってないよ~ ?ま、クーの面白い反応が見られるとは思ってたけど。 |
クロエ | ノーマッ ! |
グリューネ | まあ、二人とも仲良しなのねぇ。 |
クロエ | なっ……仲良し…… ? |
ノーマ | あははっ、さすがグー姉さん。ってわけで、今度こそゆっくりお茶の時間にしよ ! |