プロフィール
死が理解できない、それゆえ命を弄んだ男。そして生み出した技術フォミクリー。\n過去の過ちがルークという形をとって目の前に現れ、ヴァンがその野望実現の手段として、封印したはずの彼の技術を用いていると知った時、彼は過去と向かい合う事になる。
ミリーナの一言
不思議な人よ。頭もいいし場の空気も読めるのに、わざと変なことを言ってかき乱そうとするの。ものすごく年上なのに手のかかる弟って感じよ。だけど私が鏡士の技を教えている時は凄く真面目なの。そういえばここでなら違う未来があるかもしれないって言ってたけど何のことかしら。
イクスの一言
俺、ジェイドさんに遊ばれてる気がするんだ。この間年齢を聞いたら、四捨五入して40歳だって言われたし、目が赤いのは人の生き血を吸っていたからだって言うし。吸血鬼なんですかって聞いたら死体をあさる死霊使いですって…。\nからかわれてるんだよな。冗談であってくれ、頼む。
キャラクター | 愛情の行方 |
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ジェイド | …なるほど。つまり鏡士の能力というのは極めて遺伝的なものなのですね。残念です。 |
ミリーナ | ジェイドさんって好奇心が旺盛なんですね。 |
ジェイド | 好奇心は猫を殺すと言いますがこれは性分なのでしょうね。 |
ミリーナ | うふふ、ジェイドさんにも命が九つありそうですね。 |
ジェイド | ひどいことを言いますねぇ。 |
ミリーナ | すみません。でもジェイドさんってなんとなく親近感があるんです。 |
ジェイド | なるほど。これは興味深い。私も自分とあなたにある種の共通点があることには気づいていました。 |
ジェイド | 最大の違いは、愛情の持ちようでしょうか。 |
ミリーナ | ジェイドさんの口から愛情なんて単語を聞くとは思わなかったです ! |
ジェイド | 別に私が愛情深いわけではありませんよ。どちらかというと、有り余る愛情を持て余し気味なのがあなたです。 |
ミリーナ | そうでしょうか… ? |
ジェイド | 手段を選ばぬもの同士と言うことで一つだけ忠告するなら、あなたはその愛情を少しでいいから自分に向けた方がいい。 |
ミリーナ | どういう意味ですか ? 私、自分のこと結構甘やかしているつもりですよ ? |
ジェイド | いずれわかるときがくるでしょう。 |
ミリーナ | 難しいです。ジェイドさんの愛情はどこに向いているんですか ? |
ジェイド | 自分です ♪ |
ミリーナ | ふふふ ! はぐらかしているんですね ! |
ジェイド | …さぁ、どうでしょうかねぇ。 |
キャラクター | 罪の足音 |
ルーク | これ、ジュードが検査してくれた結果。 |
ジェイド | ……ふむ。問題ないようですね。ここでは第七音素の乖離が完全に止まっている。今のところ別の弊害も出ていないようです。 |
ルーク | ……悪いな。毎回色々調べてもらって。 |
ジェイド | それはジュードに言ってあげて下さい。彼も秘密を守ってくれていますからね。 |
リフィル | ……リフィルです。ちょっといいかしら。 |
ジェイド | おや、珍しい。どうぞ。 |
リフィル | あら、ルークも一緒だったのね。 |
ルーク | あ、えっと……。うん。 |
ジェイド | また何かお説教ですか ? |
リフィル | 30を過ぎたいい大人を叱るほど、暇じゃなくてよ。それより、ジェイド。鏡映点リストに漏れがあるのではなくて ? |
ジェイド | 漏れ……ですか ? |
リフィル | ディストが具現化しようとしている人物がリストアップされていないのだけれど。 |
ルーク | ! ! |
ジェイド | ……ああ、その話をあなたから言われるとやはりどきりとしますね。 |
リフィル | やっぱり、わざと抜いたのね ? |
ジェイド | すみません。まぁ、少なくともディストはあの人を具現化することはないと思いますし具現化させないようにする筈ですので。 |
リフィル | ……なんだか込み入った事情のようね。 |
リフィル | そこに触れるつもりはないけれどチェスターだって、外部から心をアニマサーチされてアミィを具現化されたのよ。 |
リフィル | 可能性がゼロではないことぐらいわかっているわよね。 |
ジェイド | ……確かにその通りです。 |
リフィル | ルーク。あなたはその人物を知っているのね ? |
ルーク | し、しらない……。 |
リフィル | フフ……。嘘つきね。いけない子。 |
リフィル | でも、今日は騙されておきます。そちらの仲間達と話し合ってちゃんと解決してからリストに載せてちょうだいね。 |
ジェイド | あなたは本当に嘘が下手ですねぇ……。 |
ルーク | し、仕方ないだろ。でも、どうするんだ。あれってネビリム……さんのことだろ ?ディストが具現化しないってどうして言い切れるんだ ? |
ジェイド | 私とディストが甦らせたかったのは殺されたときの記憶があるネビリム先生です。その前では意味がない。 |
ジェイド | 具現化では決して為し得ないんですよ。殺された記憶がある状態での具現化では成功した直後に、先生は死ぬと言うことですから。 |
ルーク | ………………。 |
ジェイド | ……しかし、いずれ話さなければいけませんね。私の愚かな行いについて。 |
ルーク | 俺は……愚かでも、気持ち……わかるから。やり直せたらって……。 |
ジェイド | 馬鹿ですねぇ。あなたが泣いてどうするんですか。……でも一応、お礼ぐらいは言っておきましょうか。 |
ジェイド | ……ありがとう、ルーク。 |
キャラクター | いつものこと |
ガイ | この街の異変調査の結果、街の人に報告してきたぞ。 |
ジェイド | それはありがとうございます、助かりました。こちらも少々野暮用がありましたので手分け出来てよかったですよ。 |
ガイ | 野暮用、なあ……。 |
ガイ | あ、それで思い出した。さっき妙な話を聞いちまったんだが……。 |
ジェイド | あまり掘り下げたくない気はしますが……なんです ? |
ガイ | ……この街に、やたらとよくしゃべって薔薇がなんだと自称する高圧的な男が現れたらしい。 |
ジェイド | おやおや、それはそれは……。 |
ガイ | 俺は見かけてないがもし本当にいるなら早めに離れたほうが―― |
ディスト | 見つけましたよ、ジェイド ! ! |
ガイ | ……はは、遅かったか。 |
ディスト | こんなところであなたに会うとは思いませんでしたね !それほどこのディスト様に会いたかったとは知りませんでしたよ ! |
ジェイド | それはそうでしょうねえ。私もそのような事実は知りません。 |
ガイ | いい笑顔だな……。 |
ディスト | そんなあなたに素晴らしい情報を捧げましょう ! |
ジェイド | いりません。 |
ディスト | この街では私の技術を駆使して作られた雪像が展示されることになっています ! |
ガイ | バッサリ切られても続けるのか……。 |
ディスト | その雪像の中に ! なんと !この私、薔薇のディスト様をかたどったものがあるのです ! |
ディスト | 今朝完成したばかりですがジェイド、あなたには特別に今から案内して差し上げましょう ! |
ジェイド | そうですか、それは光栄ですが……。その雪像とは、街に入ってすぐのところにあるもので間違いありませんか ? |
ディスト | おやおやおや~ ?そうですかそうですか、私に焦がれすぎて既に見学してきた後ということですね ! |
ジェイド | いえ、もしかしたらそうかもしれないというものが崩れ落ちているのを見かけたので。 |
ディスト | な、何 ! ? 崩れていた…… ! ? |
ジェイド | ええ。足元が折れたようでしたから、制作中に何か不具合があったのでしょうね。 |
ディスト | な、なんと…… !これから始まる祭では私の雪像がメインの展示物だというのに ! |
ディスト | こうしてはいられません、すぐに直してこなければ ! |
ジェイド | さて……これで問題はありませんね。用事も終わりましたし、帰りましょうか。 |
ガイ | 『野暮用』って、もしかして……。 |
ジェイド | 自然現象というのは何が起こるかわかりませんから不幸な事故もありますよね。 |
ガイ | はは……はいはい、わかりましたよ。ま、いつも通りっていうことで、世界は平和だな。 |