プロフィール
「クルスニクの槍」は、実は軍事兵器ではなく、リーゼ・マクシアと外の世界エレンピオスを隔てる壁を壊す為の装置だった。\nどちらの世界の人々も懸命に生きていると知ったジュードは、両方の世界を救う為に、ミラと共に戦う事を決意する…。
ミリーナの一言
イクスとジュードさんはすごく気が合うみたいなの。二人とも、本が好きで、よく貸し借りした本で盛り上がってるわ。\nオーデンセは小さな村で同世代の男の子が少なかったから、同じ話題で盛り上がれるのが嬉しいのかも。\nでも、ちょっとうらやましくなっちゃうかな。
イクスの一言
ジュードは、薬草や薬の知識がすごく豊富なんだ。俺も出かける時には、備えとしての薬を調べて調合したりはするけど、全然、比べ物にならないよ。\nそれに強い。文武両道って感じだ。\nでも、そんなジュードより強い筋肉ムキムキの女の子が居るなんて…。ジュードの生まれ故郷って一体どんなところなんだ。
キャラクター | 努力家ジュード |
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ルーク | ジュード ! ちょっと診察してもらっていいか ? |
ジュード | 診察…っていっても、僕はまだ研修中だけど、どうしたの ? |
ルーク | 俺じゃなくてこいつがな。 |
ミュウ | うみゅ~。体がダルいですのぉ。 |
ジュード | ミュウかい ? うーん…人間以外は専門外なんだけど…ちょっと診てみようか。 |
ジュード | たぶん風邪だろうね…。もう少し様子を見てそれでも熱が下がらないならこの薬草を使ってみて。 |
ジュード | 解熱効果がある薬草なんだ。でも眠気も飛んじゃうから今は温かくして睡眠を優先して。 |
ルーク | ありがとな。…それにしても、ジュードってすげぇよな。 |
ジュード | 僕が ? |
ルーク | 医者の卵なんだろ ? しかもまともな。 |
ジュード | え ! ? まともじゃない医者の卵っていうのがよくわからないけど…。 |
ジュード | でも、すごいってことはないよ。僕は、僕ができることを一生懸命やるだけ。 |
ルーク | 大したもんだと思うけどな。自分のやるべきことがわかってて、ちゃんと努力できるってのは。 |
ジュード | …だとしたら、それは仲間のおかげかな。 |
ルーク | うん。仲間って大事だよな。支えあったり、馬鹿なこと言いあったり。喧嘩したり、仲直りしたりさ。 |
ミュウ | ジュードさんとご主人様も仲間ですの。 |
ジュード | うん。嬉しいよ。これからもよろしく。 |
キャラクター | ジュードの毎日 |
セネル | ん ? あそこにいるのはジュードとパスカル ? |
ジュード | いいよね、すごく……。すべすべしてて……。ああ、すごく白くてなめらかだ。 |
パスカル | ふっふっふ~~。これが欲しいか~~ ? |
ジュード | 欲しいです ! ! |
パスカル | 欲しければ、あたしの言いなりに…… ! |
セネル | ……何やってるんだ、お前達。 |
ジュード | セネル ! ? |
パスカル | セネルも欲しいの ?このトウフフロマージュ ! ! |
セネル | トウフフロマージュ……ってなんだ ? |
ジュード | トウフとチーズを使った冷たいおやつだって。ミリーナが試作したんだけど数が少ないみたい。 |
パスカル | だから、あたしの作ったメガトンパンチ2号のテストパイロットになって欲しいって頼んでたの。 |
セネル | ミリーナが作った物なのになんでパスカルに権限があるんだ ? |
パスカル | だって、これを作るための冷却装置はあたしが作ったんだもん。 |
ジュード | うん、僕やるよ !トウフで作ったおやつなんてすっごく気になる。 |
パスカル | 技受ける側やってくれたらセネルにもあげるよー。 |
セネル | えっ……。大丈夫……なんだろうな ? |
パスカル | セネルなら問題ないって。爆発なんかしないから。いつも通りに戦うだけ ! |
セネル | はぁ……。 |
セネル | なんだ、最後の技……。あんなの食らったら夢に出そう……。 |
パスカル | むー。あの技を避けられるなんて、さすがセネルだよー……。改良の余地があるね。 |
パスカル | とにかく、ありがとう !はいっ、約束のトウフフロマージュ ! |
ジュード | 運動の後にタンパク質取ると吸収が高まって筋肉が育つんだよね。それがこんなおいしいおやつで取れるなんて……。 |
パスカル | ジュードはいつも強くなることを考えてるんだねぇ。 |
パスカル | 二人共、前にデータを取った時より技の威力が上がってたよ。日々の努力の賜物ってやつかな ! |
セネル | 自分の鍛錬も欠かさないのはいいが、ジュードは他人のためにも働きすぎだ。いつか倒れるぞ。 |
ジュード | 医務係も研究も、好きでやってるし……。鍛錬も、頭を使いすぎた時にはリフレッシュにもなるしね。 |
セネル | 医者の不養生ってやつにはなるなよ。 |
ジュード | 大丈夫。不思議と疲れないんだよ。責任も、やることも、たくさんなのにね。 |
ジュード | うまく歯車がかみ合ってる感じ。迷わないで打ち込めるってこんなにも楽で、自由なんだね。 |
パスカル | ジュードなんか、幸せそう……。 |
ジュード | そう見えるとしたらみんなのおかげかな。 |
セネル | まったく……。そんなさわやかに言われたら何も言えなくなるな。 |
ジュード | ふぅ、ごちそうさま。そろそろキール研究室に行かないと。パスカル、セネル、じゃあね ! |
パスカル | いやぁ、キラッキラしてるねー。あたしもあんな風にきらめきたいなぁ。 |
セネル | ……十分、楽しそうだけどな ? |
キャラクター | 大人への一歩 |
アルヴィン | お、優等生。何見てるんだ~ ? |
アルヴィン | ……って、なんだ医学書か。 |
ジュード | なんだ、って……。何を見てると思ったの ? |
アルヴィン | ジュードくんもお年頃だから、キレイなお姉さんの写真でも見てたのかな~ってな。 |
ジュード | またそんなことを言って。アルヴィン、そういうところは変わらないよね。 |
アルヴィン | そういうジュードはすっかり大人になったよなぁ。昔だったら動揺してたのに。 |
ジュード | アルヴィンはずっと変わらないからなんだか落ち着くくらいだよ。 |
アルヴィン | ええ ! ? |
ローエン | ほっほ、これはアルヴィンさん、一本とられましたね。 |
アルヴィン | まったく、完敗だな。お、紅茶か。 |
ローエン | はい。ジュードさんが随分と根を詰めて勉強をなさっているようでしたので、息抜きでも、と。 |
ジュード | ありがとう、ローエン。ちょうどひと休みしようと思ってたんだ。 |
ローエン | それはよかったです。色々と学びたいという気持ちはわかりますが無理をしては何も身につきませんからね。 |
ジュード | うん、そのあたりのバランスも最近はわかるようになってきたんだ。 |
ローエン | それは良いことです。こうして若者は少しずつ大人になっていくのでしょうね。 |
アルヴィン | ホント、すっかり可愛げがなくなっちまって。ま、こっちに来てからも色々あったしそりゃそうかって感じではあるか。 |
ジュード | うん……普通に生活していたら出会わないような人たちもたくさんいたし、だからこそもっと学びたいと思うようになったんだ。 |
アルヴィン | いや、精霊の主と一緒に世界を巡る医学生ってのは相当普通じゃないと思うけどな ? |
ジュード | はは、それもそうだね。 |
ローエン | ジュードさんと同じようなことを他の方も感じているのかもしれませんね。 |
アルヴィン | だとしても、若者は遊び心も大切だと思うけどな~。 |
ジュード | またニヤニヤして……。その手には乗らないからね、アルヴィン。 |
ローエン | ほっほっほ、相手は手強いですね、アルヴィンさん。とはいえ、私もアルヴィンさんの意見はあながち間違いではないと思います。 |
ジュード | えっ、ローエンまで ! ? |
ローエン | はい。ジュードさんも、この世界で様々な経験をなされましたし……。 |
ローエン | さらなる知見を得るため私の『武勇伝』を、お茶請けに聞いていただくというのはいかがでしょう ? |
アルヴィン | それ、お茶請けになるような話なのか ! ? |
ローエン | さて、どうですかな ?聞いてのお楽しみということで……。 |
ジュード | そ……それは、その、ぜひ……聞いてみたい、かも……。 |
ローエン | ほっほっ、好奇心も大人への一歩です。では、じっくりとお話しましょう。ジュードさんの参考になるように、ね。 |