プロフィール
大人達の思惑に振り回され、一人ぼっちでいた女の子。そんな日々から連れ出してくれたのはジュードだった。受容され甘やかされるだけの関係が、友達じゃない。彼女は傍らに並び立ち、見届ける友達としてミラとジュードと最後まで行こうと決めた。
ミリーナの一言
エリーゼはプロピンキストなの。エリーゼたちの世界には「ちょーピンクかわいいもの」があるらしいんだけど、プロのピンキストにしか見せられないんですって。すごく気になる…。でも、プロになるには過酷な試験があるんですって。エリーゼは本当にピンクが好きなのね。ピンクに一生懸命な姿、きゅんとしちゃうな。
イクスの一言
ティポって何だろう? あの何とも言えぬ手触り、伸縮自在の身体…。増霊極(ブースター)に不必要なはずのおしゃべりの機能…。ジュードはよく飲み込まれてるけど中はどうなってるんだろう? 知らない方が幸せなのかもしれないと思うのに抑えきれないこの気持ち…。こういうのを恋とは…言わないな。恋だったらどうしよう。
キャラクター | ティポのピンチ |
---|---|
ティポ | エリーゼ、大変だよー ! |
エリーゼ | どうしたのティポ ? |
ティポ | 可愛いマスコットである ぼくの存在意義がピンチなんだよー ! |
エリーゼ | えっ ! ? それってどういう… |
ミュウ | みゅーみゅーみゅー♪ |
ティポ | 見て、あの愛くるしい姿を ! |
ティポ | この船には すでにあんな可愛いマスコットが いるんだよー ! |
ティア | …はぁ。 ミュウ…何もかも愛らしいわ。 |
ティポ | おまけにバリボーなファンもいるし ! 不思議生物のくせに― ! |
エリーゼ | だ、大丈夫です ! ティポにはミラがいます ! ミラだってバリボーですし… |
エリーゼ | それに、ティポは戦えるっていう 強みがありますよ ! ミュウは戦闘に参加しませんから… ! |
ティポ | そっかー。ぼくって 可愛くて、戦えるし、もしかして 敵なしってヤツー ? |
エリーゼ | そうです、ティポ。 だから元気出して…。 |
ラピード | ワフ ? |
ティポ | うわーん ! バホー ! |
キャラクター | なつかしい目線 |
エリーゼ | はぁ……。 |
チェスター | うーん。獲物いねぇなぁ。ティポ、もうちょっと上飛んで探してくれよ。 |
ティポ | はぁい。 |
チェスター | 街の子供たちに仲間外れにされたことまだ気にしてんのか……。また別の友達作りゃいいのにな。 |
ヒルダ | 頭ではわかっていても、心は傷つくわよ。私も、自分の世界では異端だったから気持ちはわかるわ。 |
ティポ | わっ、なんかいたよ !チェスター ! |
チェスター | 来たか !よし、そのまま引き付けろ ! |
ヒルダ | お見事。本当に狩りが得意なのね。 |
チェスター | ティポを連れてきて正解だったな !獣ってのは空中で動くものに反応する習性があるんだよ。 |
エリーゼ | それで連れて来たんですか ?ひどいです ! |
ティポ | ぼくのモチモチボディをそんな目で見てたの ! ?チェスターのすけべ ! |
ヒルダ | やっと大きな声出たわね。 |
エリーゼ | あ……。 |
ティポ | だいたい何なのあいつらー ! |
チェスター | お、そうだそうだ。溜まってることあんなら吐き出せ。 |
エリーゼ | みんなで、おもしろそうなカード遊びしてたんです。けど、仲間に入れてもらえなくて……。 |
ティポ | しかも、ぼくのことキモチワルイって言うんだよー。 |
チェスター | そっか……。そんなこと言われちゃキツイよな。 |
チェスター | でもよ、そいつらの方が可哀相だぜ ?エリーゼとティポの良さもわからずみすみす友達になり損ねたんだから。 |
エリーゼ | …… ! |
ヒルダ | どうしたの、エリーゼ。目を丸くして。 |
エリーゼ | 初めて友達ができた時のことを思い出しました。 |
エリーゼ | ジュードは、今のチェスターみたいに怖がるわたしの目線に合わせて話しかけてくれたんです。 |
ヒルダ | へぇ。ジュードらしいわね。 |
ティポ | うれしかったよねー。でも、ジュード、最近そういうことしなくなっちゃったー。 |
ヒルダ | それは、ジュードがエリーゼを一人前って認めてるからじゃないの ? |
チェスター | すまねぇ。オレも別に子供扱いしたつもりじゃないんだが……。 |
エリーゼ | わかってますよ。チェスターは、ちょっと女心がわかってないだけで、とっても優しいんですよね。 |
チェスター | えっ ! ? |
エリーゼ | チェスターにも、対等に見てもらえるようにわたし、がんばりますね ! |
ティポ | 見てろー、チェスターめ !ばっちこーい ! |
チェスター | おっ。おおう ! ?何だそりゃ ! |
ヒルダ | フフッ。女の子って、面白いわね。 |
キャラクター | ピンキストへのいざない |
エリーゼ | じー……。 |
アリエッタ | な、何…… ?そんなに見ないで……。 |
エリーゼ | ! ご、ごめんなさい。 |
ティポ | エリーゼのこと怒らないで~ !悪気はなかったんだよ~。お買い物に来たらたまたま見かけたから~ ! |
アリエッタ | べ、別に、怒ってるわけじゃ、ない……です。けど、なんで見てたの…… ? |
エリーゼ | あの……アリエッタ、でしたよね…… ?ルークたちから、話は聞いてたんですけど……ピンキストになれるかもって、思って。 |
アリエッタ | ピンキスト ? |
ティポ | ピンクかわいいものを極めた人のことだよー !たとえば、ぼくとか~。 |
アリエッタ | ……うん、かわいい。そっか……。ピンクかわいい……でも、アリエッタも…… ? |
エリーゼ | はい。アリエッタ、とってもすてきなピンクの髪だからピンクかわいいものを身に付けたらきっと似合うと思うんです。 |
アリエッタ | そう……かな ? |
ティポ | そうだよ ! 自信を持って !エリーゼたちと立派なピンキストを目指そうよ~ ! |
アリエッタ | エリーゼ……たち ? |
エル | エリーゼ~ !ルドガーとのお買い物終わったからこっちにきたよ ! |
ティポ | あ、エル~ ! やっと来たね~ !今ね、ピンキスト仲間を勧誘してたんだよ~ ! |
エル | あ、えっと……アリエッタ、だったよね ?アリエッタも一緒にピンキストをめざすの ?それじゃあ、エルの仲間だね ! |
アリエッタ | え、えっ ?まだ、アリエッタ、そんなこと言ってない……。 |
エル | えー、そうなの ? せっかくピンクかわいい髪の毛なんだからエルと一緒にピンキストをめざそうよ ! |
エリーゼ | 仲間になってくれたら嬉しいなあって思ったんですけど……だめ、ですか ? |
アリエッタ | 仲間……アリエッタが ? |
ティポ | そうだよ~ !ピンクかわいいピンキストになるために一緒にケンキューとかしちゃおー ! |
アリエッタ | ……うん。協力してもいい、です。 |
二人 | 本当 ! ? |
エル | やった~ !じゃあ、さっそく今日のケンキューしよ !ピンクかわいいお姫様に聞くの ! |
アリエッタ | ピンクのお姫様……エステルのこと ? |
ティポ | そうだよ~ ! ピンクのお姫様 !ピンキストのアコガレだよね~。 |
エリーゼ | 今日のお買い物、エステルも一緒に来てるんです。お店とか、一緒に見ようって言ってくれてて……アリエッタも行きませんか ? |
アリエッタ | ……わかった。ピンクかわいいもの、一緒に探してあげる。 |
エル | ピンキストのカンユー、成功だね ! |
エリーゼ | はいっ !これからよろしくお願いします、アリエッタ ! |