プロフィール
災厄の種に取りつかれた兄を救うため、村を飛び出したリアフィースの少女。\n女神レオーネの導きで、石詠みの力を持つ救世主と共に旅する。多くの心強い仲間たちに助けられながら「世界で一番きれいな景色」を探す彼女の瞳は淀むことを知らない。
ミリーナの一言
サラは異世界の人っていっても、私たちと変わらない普通の女の子なのよね。なのに男の人たちに交じって、よく甲板で訓練してる。きっと守りたいものがあるのね。\nそれに周りの人を支えてあげられるような心の強さもあるの。とっても可愛くて健気な努力家よ。
イクスの一言
サラって、すっごく目がいいんだ。みんなが望遠鏡でやっと見える暗い星も見つけられるし、海の底の魚影もすぐに見つけてくれるから、船の旅にすっごく助かるよ。\n俺も漁村育ちだけどあそこまでじゃないからな。生まれつきなのかもしれないけど、本当にうらやましいよ。
キャラクター | 女の子らしさ |
---|---|
サラ | うーん…。 |
ミリーナ | どうかしたのサラ ? |
シェリア | 何か悩み事があるなら相談に乗るわよ ? |
サラ | いえ、悩みってわけじゃないんですけどこの船には女の子らしい子が多いなぁって思って。 |
サラ | ミリーナさんはすごく優しくて素敵なお姉さんって感じだし。 |
サラ | シェリアさんは面倒見がよくていいお母さんって感じですよね。 |
シェリア | えっ !お母さん ! ? |
ミリーナ | うふふ。ありがとう。 |
ミリーナ | でもサラも明るくて可愛い妹って感じで女の子らしいわよ。 |
サラ | そ、そうですか ? |
ミリーナ | もしかしたら サラは女の子として 見られたい相手がいるのかしら。 |
サラ | いやっ !別にそういうわけじゃ…。 |
ミリーナ | ふふ、わかったわ。それじゃあサラに似合う可愛い洋服を買いに行きましょう。 |
サラ | だからそういうわけじゃないですってばー !でも可愛い洋服は見てみたいかも…。 |
ミリーナ | それじゃあ決まりね。私、妹に服を選んであげるのが夢だったの。ねぇ、シェリアも一緒にどう ? |
シェリア | そうね。私もお母さんじゃなくてお姉さんに見える服を買うわ ! |
ミリーナ | あら、シェリアだってそのままでも十分素敵なお姉さんよ。海賊の服なんてりりしい色っぽさがあるし。 |
シェリア | ありがとう…。でもりりしい色っぽさよりやっぱり可愛いお姉さんがいいわ。 |
シェリア | よーし、こうなったらサラと一緒に 理想の女の子らしさを追求してみせるわよ ! |
キャラクター | たらこパン |
サラ | はぁ……たらこパン、食べたいな……。 |
ヒルダ | たらこパン ? |
サラ | あっ……すみません。お腹空いたなぁって思ったらつい、たらこパンのこと思い出しちゃって。 |
ヒルダ | ……そんなパンがあるのね。 |
カナ | サラの大好物なのよ。けどここの世界にはないみたいなの。私も久しぶりに食べたいんだけどな。 |
サラ | ! !この香りは…… ! |
カナ | サラ。どうかしたの ? |
セネル | お、ちょうどよかった。新作のパンを焼いたんだ。食べてみてくれ。 |
サラ | やっぱり……たらこパン !セネルさん、作ってくれたんですか ! ? |
セネル | 前にサラからたらこパンの話を聞いてちょっと興味が湧いてな。 |
サラ | うわぁ~、ありがとうございます !それじゃあ冷めないうちに ! |
一同 | いただきます。 |
サラ | おいしい~♪セネルさん、すごいです ! あの黄金のたらこパンにも引けを取らない味ですよ ! |
ヒルダ | なかなかね。 |
カナ | さすがだわ !これなら、たらこパン職人として大繁盛のお店を開けるはずよ ! |
セネル | なんだよ……その職人は……。 |
ヒルダ | 融資が必要になったら、アスター様にでも渡りをつけてあげるわ。 |
セネル | ヒルダ。話を広げないでくれ。あくまでパン作りは趣味だしましてたらこパン専門のパン屋になるつもりはない。 |
セネル | 第一そんなニッチな店、いったいどこに需要があるって言うんだ。 |
サラ | ! ? 私は毎日でも通います !むしろお店の手伝いだってします ! |
ヒルダ | ふふ…需要はあるみたいよ。 |
セネル | サラ……。 |
サラ | あっ……す、すみません。久々のたらこパンに感激してつい……セネルさん、気にしないでください。 |
セネル | ああ。冗談ってことにしておくよ。とにかく、たらこパンはまた作ってやるからこれで勘弁してくれ。 |
サラ | えっ ! 本当ですか ! ?嬉しいです ! 楽しみにしてますね♪ |
カナ | ふふっよかったね。サラ♪ |
キャラクター | 甘える練習 |
サラ | よしっ。食べ物の買い出し終わり。えっと次は……。 |
アレン | 洗濯物なら僕が干しておいたよ。 |
サラ | え、アレンが ! ?今日は私が当番のはずじゃ……。 |
アレン | 買い出しだけじゃなく他にも色々と手伝いをしてたでしょう ?ちょっと休んだ方がいいんじゃない ? |
サラ | 私ならまだ大丈夫だけど……あっ私を気遣ってくれたんだね。 |
アレン | 誰かの役に立ちたいって頑張れるのはもちろん、サラのいいところだよ。 |
アレン | けど、頑張りすぎて疲れちゃわないよう自分自身のことも大切にね。僕になら全然甘えてくれて構わないから。 |
サラ | ……本当に甘えてもいいんだよね ? |
アレン | もちろんだよ。前にも言ったとおりね。 |
サラ | じゃあ……お手伝いはこれくらいにして休憩。アレンと一緒におやつが食べたいな。 |
アレン | そういう気分かなと思って持ってきたんだ。リッピ特製のアップルケーキだよ。さあ、どうぞ。 |
サラ | さ、さすがアレン……気が利くね。ありがとう。 |
アレン | どういたしまして。それで、他には ? |
サラ | えっ、まだ ? |
アレン | だってこれくらいならいつものことでしょう ? |
サラ | そ、そっか……じゃあ明日の掃除当番だけどもしよければ一緒にやってくれない ? |
アレン | お安い御用だよ。他はない ? 何でも言ってくれていいからね。 |
サラ | え~……えっと、そ、それじゃあ……アレンが私にケーキを食べさせて ! |
アレン | そんなことでいいの ? はい、どうぞ。あーんってして。 |
サラ | …………。 |
アレン | サラ ? どうしたの ?急に固まっちゃって。 |
サラ | な、なんだか恥ずかしくなっちゃって……。けど自分で頼んだことなわけだし最後までやりきらないとだよね。 |
サラ | って、また私、変に頑張ろうとしてる……。もうっ、甘えるのって難しいよ~。 |
キャラクター | 冒険者たちの朝 |
サラ | ただいま~ ! いい汗かいた~ ! |
カナ | あっ、おかえりなさい、サラ。朝ごはんの準備、出来てるわよ。 |
サラ | えっ ! ? ご、ごめんねっ !もうこんな時間になってたんだ……。軽めの運動のつもりだったんだけどなぁ。 |
アレン | サラ、今日はどんな特訓メニューをしてきたの ? |
サラ | えっと、砂浜でランニングしてそのあとは近くの島まで泳いで帰ってきたよ。 |
ゼファー | 『近く』の島……ねえ。サラのことだから、あんま信用できねぇな。 |
サラ | ほ、本当ですってば。確かにいつもより時間はかかっちゃいましたけど。 |
リッピ | 冒険者としての特訓を今もなお欠かさない姿勢はご立派かと。 |
アレン | うん、サラが頑張り屋さんなのは僕たちもよく知っているからね。 |
サラ | あ、ありがとう、アレン……。でも、面と向かって言われると少し恥ずかしいかも。 |
カナ | ……やっぱり、私にも必要なのかもしれないわ。 |
カナ | ねえ、サラ ! 明日から私もサラの特訓に付き合わせてくれないかしら ! |
ゼファー | おいおい、また急なこと言い出しやがって……。飯の前に変なもんでも食ったか ? |
カナ | 何も食べてないわよ !むしろお腹はペコペコなんだから。 |
ゼファー | じゃあ、なんでそんなこと言い出すんだよ ? |
カナ | あのね、私、最近いつも以上に転ぶ気がするの……。 |
カナ | だけど、サラと一緒に特訓したら足腰が強くなって転ばなくなるような気がするのよ ! |
ゼファー | そういう問題じゃねぇと思うがな……。 |
カナ | お願い ! せめて転ぶのは一日で三回……いいえ ! 二回くらいにしたいの ! |
サラ | カナ……うん、わかった !カナが本気だってことは伝わってきたよ。 |
サラ | でも、やるからには私もとことんやるよ。覚悟はいい ? |
カナ | ええ ! 望むところよ ! |
ゼファー | おいおい、俺たちはほったらかしかよ。ま、サラに任せときゃあ問題ねえか。 |
リッピ | はい。ですがお二人とも、健康な身体作りはまず食事から、ですよ。 |
サラ | そうだね。実は、私もお腹ペコペコだったんだ。いつもより、いっぱい食べちゃいそう……。 |
アレン | 大丈夫、たくさん用意してるから二人とも好きなだけ食べてね。 |
サラ & カナ | は~い ! |
ゼファー | やれやれ。明日から特訓を始めるってやつの顔じゃねえな。 |
アレン | けど、あの二人らしいと思うよ。 |
リッピ | はい。どんなときでもお二人には笑顔がお似合いです。 |