プロフィール
繁栄世界テセアラの神子。クルシスの神託により仕組まれた生い立ちを持つ。降りしきる雪の中、運命を狂わす魔術の一撃はゼロスではなく実母の命を奪った。母は彼に重すぎる呪詛を残して。彼は運命を呪う、何故自分が「神子」なのだと。たった一人の肉親である妹を神子に、そうすれば全てから解放されると信じて。
ミリーナの一言
ゼロスさんってロイドたちと旅をしている時はナンパばかりしてたらしいわ。特有のスキルが役に立ったとか何とか…。特有のスキルって何なのかしら ?それに一見お調子者に見えるけど、時々とても寂しそうな顔になったりもするの。とても複雑な心を持っている人なんだと思うわ。
イクスの一言
コレットに聞いたんだけど、ゼロスさんには母親違いの妹がいるらしいんだ。理由があって離れ離れらしいけど、お互い気に掛けてたりして…仲が良さそうな兄妹なんだって。ゼロスさんもそうだけど…今一緒に旅をしてくれている人たちって、意外とお兄ちゃんが多いんだな。
キャラクター | 魚心あれば |
---|---|
カロル | よいっしょ……。よいっしょ……。 |
ゼロス | お、何してんの。がきんちょ。 |
カロル | がきんちょじゃなくてカロルだよ。見ればわかるでしょ。本を運んでるんだよ。 |
カロル | カロル調査室で必要な資料がケリュケイオンの図書室にあるって聞いて取りに来たんだ。 |
ゼロス | ふーん。でもそんなに積み上げてちゃ前が見えねーんじゃねーの ? |
カロル | 大丈夫だよ。……多分。 |
ゼロス | おいおいおい、危なっかしいなぁ。ほら、貸してみな。 |
カロル | え ? 一緒に運んでくれるの ? 本当に ?なにか下心があるんじゃないの ? |
ゼロス | 下心って、ひでぇ言い種だな。何よ、俺さまに手伝われるの嫌な訳 ? |
カロル | そ、そうじゃないけど……。ロイドがゼロスは女の人以外には冷たいしめんどくさいって。 |
ゼロス | はぁ ! ? そりゃないぜ、ハニー……。 |
カロル | でも、そんなことなかったね。へへ、カロル調査室のゼロスの項目は書き換えておいてあげるよ。 |
ゼロス | 俺さまのこと、なんて書いてるんだよ。 |
カロル | 色魔って書いとけってリフィル先生が……。 |
ゼロス | じゃあ「孤独を愛する麗しの神子。世の女性たちはゼロス様の優しさに釘付け」……って書いといて。 |
カロル | ――うん、わかった。レイヴンの項目を見よって書いとく。 |
ゼロス | えーっ ! ? 俺さまあのくくりかよ。 |
ゼロス | ま、いいか。このままアジトに行けば子供に優しいゼロス様ってことで女の子からモッテモテ確実だからなー。 |
カロル | やっぱり下心あったんじゃないか……。 |
キャラクター | 父性 |
ルドガー | よし、そろそろ行くか。エル、ルルのブラシは入れたか ? |
エル | あ ! 忘れた !エル、取ってくる ! |
ルドガー | おい、急に走ると―― |
エル | うわっ ! |
ゼロス | おっとと !俺さまの胸に飛び込んでくるとはエルちゃんもなかなか積極的だねぇ。 |
エル | あっ、ゼロス ! |
ゼロス | おっ、可愛いエルちゃんに俺さまの名前を覚えてもらってたとは……俺さま、大感激 !何なら、ゼロスくんって呼んでくれてもいいんだぜ ? |
ルドガー | 悪い、ゼロス。 |
ルドガー | エル、急に走ると危ないだろ。それからゼロスに謝るんだ。 |
エル | ごめんなさい。 |
ゼロス | いいってことよ。それで、そんなに慌ててどうしたんだ ? |
エル | えっとね、ルルとルドガーとお出かけするんだけどルルのブラシを忘れたから取りにいくの。 |
ルドガー | だからって、いきなり走り出したら危ないだろ。それにエル、部屋までの道覚えてるのか ? |
エル | むっ、エル一人だって行けますー。 |
ゼロス | ははは、お前たちホント親子みたいだよな。 |
エル | エルとルドガーはアイボーですー。それにパパはルドガーと違ってご飯にトマト入れないし、エルを子供扱いしないもん。 |
ゼロス | はは、そうか。ヴィクトルはいい親父さんなんだな。 |
エル | 当たり前でしょー。それに子供を守るのは親のギムだし ! |
ゼロス | おっ、エルちゃんわかってるねえ。……でもまあ、そういう親父ばっかりじゃねえのが悲しいよなあ……。クラトスとか。 |
エル | クラトス……ってロイドのパパでしょ ?二人も仲良しだよね。この前もロイドに何か教えてたよ。 |
ゼロス | ああ、ロイドくんはテストの点数がな……。ってまあ確かに今はあんな感じだけどよ。 |
ゼロス | ……ったく最初からそうしとけってんだ。こっちでもてめえのガキ振り回しやがって。 |
ゼロス | ――ルドガー、お前は大丈夫だと思うけど親代わりのアイボーとして絶対にエルちゃんを悲しませるんじゃねえぞ ! |
ルドガー | あ、ああ……。わかった。 |
ルドガー | けど、ゼロスって子供好きっていうか面倒見いいんだな。この前もカロルを手伝ってやってただろ ? |
ゼロス | お、見ちゃったな、ルドガーくん !俺さまとしては麗しいご婦人方に見ていてほしかったんだけど。 |
ゼロス | エルちゃんもルドガーくんに愛想尽かしたらまた俺さまの胸に飛び込んておいで ? |
エル | えー、それはヤだな。でも、パパくらいカッコよくなったら考えてあげる。 |
ルドガー | はは、ゼロスは良い父親になるかもな。 |
ゼロス | ……父親ねえ。いやいや、それはないわ。 |
ルドガー | え ? |
ゼロス | ――なーんつって。 |
ゼロス | せっかくルドガーくんが、父性という俺さまの新たなミリキを発見してくれたんだからこいつを武器に未来のハニーたちをナンパするか ! |
ゼロス | よ~し、今日はどのカワイ子ちゃんを誘おっかな~。待ってろよ、俺さまの未来のハニーたち~ ! |
ルル | ナァ~。 |