プロフィール
多くの犠牲を払い、突き進んで生き抜いた最後…溢れるのは後悔と懺悔か。運命の歯車へ引き戻す存在は時空に干渉し、彼に新たな生を与えた。辿ることが出来なかった世界を再び旅する皮肉な奇跡。許される筈がない存在である自分は仮面の下へ隠し、かつて旅を共にした青年の息子に名を与えられた。『ジューダス』と。
ミリーナの一言
ジューダスさんって無口な人かと思っていたんだけど…カイルをフォローするのはもちろん、からかう時もあって…。本人には否定されちゃったけれど、お兄さんみたいなのよね。リアラとはまた違った感じだけど、扱いが上手なのは一緒に旅をしてきたからなのかしら ?
イクスの一言
この前、遠巻きに何かを見ているジューダスさんを見掛けたんだ。横顔しか見えなかったんだけど、何処か懐かしそうな感じで、ちょっと寂しげだったな。声を掛けたらはぐらかされちゃったけど、スタンさんにルーティ…それとリオンを見てたみたいだ。カイルとの旅のことでも思い出して、重ねて見てたのかもしれないな。
キャラクター | 邂逅 |
---|---|
リオン | …お前は何者だ。 |
ジューダス | ジューダス…。 そう名乗ったはずだ。 |
リオン | カイルにお前と間違われたことがある。 体格、声、剣の太刀筋、そしてどうやら 仮面に隠された顔も僕と瓜二つのようだな。 |
マリアン | ジューダス様はリオン様の遠いご親戚と 伺っておりますが…私が知る限り、 そのようなお家はございません。 |
リオン | お前は僕だ。 |
ジューダス | ……いいや、違う。 僕はお前だった。 だがいまはジューダスという一人の人間だ。 |
リオン | まさか…未来の存在ということか ? それなら僕は元の世界で…。 |
ジューダス | 知る必要はない。 少なくともこの世界では お前はすべてを失わずに済んでいる。 |
リオン | …そうだろうな。 |
マリアン | リオン様……。 |
ジューダス | お前は何度でも 同じ道を選ぶのだろう。 |
リオン | ああ。 |
ジューダス | 来たるべきときがきたら すべてを話す必要が でてくるかもしれないな。 |
リオン | わかった…そのときまで もうお前には何も尋ねまい。 |
ジューダス | それでいい。 この世界でお前が手に入れることが できたものを大切にしろ。 |
ジューダス | 僕もそうさせてもらう。 |
マリアン | あの…ジューダス様、お待ちください。 紅茶を用意しております。 |
ジューダス | ありがとう…。だが遠慮させてもらう。 カイルとリアラが待っているんだ。 |
ジューダス | それでは失礼……マリアンさん。 |
キャラクター | 雪合戦 |
カイル | すごいや ! 雪で一面が真っ白だ ! |
スタン | せっかくだし雪合戦でもするか ! |
カイル | 賛成 ! オレもやりたいなって思ってたところだったんです ! |
ジューダス | ……全くお前たちは。揃って単純な奴らだな。 |
スタン | たまにはこういうのも悪くないだろ。ジューダスも一緒にやろう。大勢の方が楽しいしな。 |
ジューダス | 僕はやらないぞ。そういうガキくさい遊びはとっくの昔に卒業を――っ ! |
カイル | ちっ。よけられた。もう一度だ ! くらえ ! |
ジューダス | ふっ……甘いな。僕に雪玉を当てて挑発するつもりのようだがその手には乗らない――。 |
ヒスイ | いてっ。 |
ヒスイ | おい、ジューダス。雪国育ちの俺に雪合戦を挑むとは良い度胸してんじゃねぇか。 |
ジューダス | 待て。いまのは僕じゃなくカイルが―― |
ヒスイ | 問答無用だ ! くらいやがれっ ! ! |
ジューダス | くっ……連射だと ! ?片手で雪玉を投げつつ同時にもう片方の手で新しい雪玉を作っているというのか ! ? |
カイル | すごいよヒスイさん !よっしゃあ、オレも加勢するぞ !スタンさんも援護を ! |
スタン | わかった ! 任せろ ! |
ジューダス | おい ! もうやめろ !僕はやらないと言っているだろ。というより何故、僕だけを狙う ! ? |
ソフィ | ジューダス、わたしも混ぜて。雪合戦やってみたい。 |
ジューダス | 待て、ソフィ !僕は雪合戦などやっていな……っ !さ、さすがに4人相手では避けきれん。 |
ヒスイ | いまがチャンスだ !雪玉を撃ちまくれ ! |
カイル | あはは。ジューダスってば雪玉に当たりまくってどんどん雪ダルマみたいになってってるよ。 |
ジューダス | き、貴様ら…………。 |
ジューダス | いい加減にしろ ! そこになおれっ ! ! |
カイル | うわっ ! ジューダスが剣を抜いた ! !みんな逃げろ~っ ! ! |
コハク | なになに ? 激・炎熱地獄雪合戦 ?それとも無限減殺オニごっこかな ?ジューダス、わたしも混ぜてくれる ? |
ジューダス | どうして雪だるま式にガキくさい奴らが集まってくるんだ !僕は遊んでるわけじゃないと言っているだろ ! |
キャラクター | ソーディアンとマスター |
シャルティエ | ジューダスくん、マシュマロが焼けたよ。自然の中でキャンプ、まさに最高の休暇だよ。あ、次はリンゴを焼いてみよっか ? |
ジューダス | リンゴでもパイナップルでも何でも構わんが休暇のキャンプなら僕ではなく同じ部隊の仲間とした方がいいんじゃないのか ? |
シャルティエ | ……そんな簡単に言わないでよ。僕だって色々悩んでるんだからさ。それで、また話を聞いてほしいんだけど……。 |
リオン | お前たち、何をしている。焚き火で焼いた食べ物の匂いを漂わせてそんなに魔物に見つかりたいのか。 |
ソーディアン・シャルティエ | どうせそっちの僕が言い出したんだろ !どうしてそんな軽率なことしちゃうかなぁ !ディムロスが魔物に気をつけろって言ってたのに ! ! |
シャルティエ | 魔物の話って……あぁ ! !もしかして今朝の朝礼で話してた件 ! ? |
魔物 | ――グルルルッ |
ジューダス | 伏せろ ! 後ろだ ! !――月閃光 ! |
シャルティエ | あ ! ジューダス君の剣が折れて…… !あの魔物、硬いですよ ! |
ジューダス | そのうえ素早い……。次の反撃……かわしきれん。 |
リオン | くそ、ここからじゃ間に合わん !シャル、頼めるか ! ? |
ソーディアン・シャルティエ | ジョニーのとき以来ですね。わかりました。 |
リオン | いくぞ ! ! |
シャルティエ | リオン君 ! ? なに剣の僕を投げてるの ! ?しかもそっちは魔物じゃなくジューダス君だよ ! |
ジューダス | ! |
リオン | 僕のシャルを貸してやる !受け取れるものならな ! |
ジューダス | ふっ、甘く見られたものだな。取り逃すはずが……ないっ ! ! |
ソーディアン・シャルティエ | ナイスキャッチです !この勢いでこっちが反撃を食らわせてやりましょう ! |
ジューダス | もちろんだ ! いくぞ――千裂虚光閃 ! ! |
シャルティエ | よしっ ! 倒した ! !ジューダス君もリオン君もそしてソーディアンの僕もやるじゃないか ! ! |
ジューダス | 世話になったな、シャルティエ。 |
ソーディアン・シャルティエ | ……いえ、お役に立てたのならよかったですよ。 |
リオン | やはりソーディアンマスターだったんだな。お前のシャルはどうした。 |
ジューダス | 愛想を尽かされてしまったのでな。神の眼に突き刺し、別れてきた。 |
ソーディアン・シャルティエ | ど、どういうことですか ! ? |
リオン | ……それがお前たちの決めた道なら僕から言うことはない。 |
ソーディアン・シャルティエ | 坊ちゃん……。 |
シャルティエ | ジューダス君も僕のソーディアンマスター……。どういう経緯でそうなったのかよくわからないけどどうりでさっきの戦う姿も様になってた訳だ。 |
ジューダス | そうでもないさ。やはり『自分の剣』でなくてはどうにも手に馴染まんのでな。 |