プロフィール
自らの加護の力“死神の呪い”故に妹の元を飛び出した地の聖隷。放浪の末アイフリード海賊団の副船長となる。呪いごと受け入れ、「自分の舵は自分で取る」…あるがままに生きる事を教えてくれた、アイフリード船長。彼の誇りすら奪おうとした、聖寮の理に拳を叩き込むため、導師とカノヌシに立ち向かう。
ミリーナの一言
アイゼンさんの得意料理、パルミエはエドナ様の好物なのよね。そこでアイゼンさんに、パルミエの半分をホワイトチョコ、もう半分をマンゴーソースでコーティングするのを提案してみたの。アイゼンさん早速作ってみるって言ってくれたの。私は紅茶を用意しなきゃね。エドナ様、喜んでくれるといいなぁ。
イクスの一言
アイゼンさんの持ってるカーラーン金貨の表が女神マーテル、裏が魔王ダオス…これって、クレスやロイドからも聞いた名前だ。まるで神話や伝承が、異なる世界、時間軸で繋がってるみたいだよな。ただの偶然なんだろうか。それとも、人間という生命体は同じ歴史を踏み、同じような存在を見出す宿命なのか…。って今、俺リフィル先生っぽい。
キャラクター | 冒険 |
---|---|
アイゼン | ここがケリュケイオンか。バンエルティア号には及ばないが中々 いい船だな。 |
アイゼン | しかし船が空を飛んでいる世界があるとは驚きだな。どんな機構で動いているんだ。 |
ライフィセット | そうだね。 僕らのいた世界じゃ空を飛ぶ乗り物なんてなかったしね。 |
ロイド | へー、そうなんだ。 俺たちの世界にはレアバードっていう 空を飛ぶ乗り物があったぜ。 |
ロイド | って言ってもケリュケイオンみたいに 大勢が乗る船じゃなくて、一人乗りで 頑張っても二人ぐらいしか乗れないけどな。 |
アイゼン | 少人数とはいえ空をかける乗り物があるのは 便利だな。 機会があれば乗ってみたいものだ。 |
カイル | オレたちのいた世界だと飛行竜とか、 空に浮かぶ空中都市があったよ。 |
アイゼン | 空中都市だと ! |
アイゼン | 移動手段ではなく空に街を作るとは 中々ロマンある世界なのだな。 |
カイル | そうかな… ? あんまりいい思い出はないんだけど…。 |
アイゼン | しかしこうやって話を聞くだけで 俺たちの知らないことが たくさんあるのだな。 |
ライフィセット | そうなんだよ。 僕たちの知らないこの世界のことを聞くと わくわくするよね。 |
アイゼン | そうだな。 時間があれば この世界を冒険してみたいものだな。 |
ロイド | それだったら俺も一緒に行かせてくれよ ! |
カイル | オレもオレも ! |
ライフィセット | 僕も一緒に行くよ ! |
アイゼン | 死神の呪いがあるから一緒に来ると 何が起こるかわからんぞ。 |
ロイド | 何が起きるかわからないから いいんじゃないか ! |
カイル | 冒険には危険はつきものだしね ! |
ライフィセット | だってさ。 |
アイゼン | ふん。 物好きな連中だな。 |
キャラクター | 骨董フェチ |
アイゼン | ……よし。ひとまず、すべて搬入完了か。 |
スレイ | うわぁ。すごい数の荷物だね。 |
アイゼン | ……来ていたのか ? |
スレイ | 伝令役でね。マギルゥも一緒だよ。 |
マギルゥ | メンドーな仕事押しつけられてのう。 |
スレイ | それで……この荷物は ?食糧でも日用品でもなさそうだけど。 |
アイゼン | お前には関係ないものだ。触るんじゃないぞ。 |
スレイ | う、うん。ごめん。 |
マギルゥ | なぁに。危険物ではないから安心せい。どうせただのガラクタじゃ。異世界に来てまでよくやるわい。 |
アイゼン | チッ……おい、マギルゥ。俺のコレクションをガラクタだと ? |
スレイ | コレクション ? |
アイゼン | ……この世界の骨董品だ。どうせ若造や女には価値がわからんだろうがな。 |
スレイ | えっ……ちょっと待って !いま骨董品って言った ! ? |
アイゼン | まさか……お前も骨董フェチか ! ? |
スレイ | 骨董……フェチ ? なにそれ ? |
アイゼン | まあいい。とにかくこの壺を見てみろ。 |
スレイ | すっげ ! この特徴的な紋様と形状……この壺、アスガルド帝国成立以前の十二王国戦国時代に作られたものだよね ! ? |
スレイ | ティル・ナ・ノーグの歴史書に描かれていたのは見たことあったんだけど、まさか現物を目の前で拝めるなんて思わなかった ! |
アイゼン | 同感だ。闇市の商人と命を賭けた交渉のすえこいつを手にした瞬間は俺も興奮を抑えられなかった。歴史的価値と芸術的価値を兼ね備えた一級品だからな。 |
スレイ | 今の時代の芸術品と見比べても見劣りしないどころかこっちの方がいいセンスだなって感じちゃうもんね。紋様がダイナミックかつ繊細でさ。 |
アイゼン | 特に太陽神ダーナへの賛美を象徴しているこの取っ手の部分の造形美がこいつを一級品たらしめていると俺は考える。 |
マギルゥ | うわぁ……アイゼンとここまで共通の趣味の話題で盛り上がれる変わり者がいるとはのう。 |
アイゼン | 今までの俺のまわりにはあまりいなかったタイプだ。やはり世界は広いな。 |
スレイ | あれ……ちょっと待って。暗くてよく見えないかもしれないけど壺の底部分に自然賛歌のモチーフが描かれてるんだ。 |
アイゼン | それがどうした。十二王国戦国時代の作品において太陽神ダーナへの賛美と自然賛歌のどちらも入れ込むという表現は一般的なはずだ。 |
スレイ | えっと……それは最新の学説で否定されてて……。 |
アイゼン | …………それ以上は言うな。 |
マギルゥ | あははっ。命を賭けてガラクタを手に入れてくるとはそれでこそ我ら悪逆非道の死神野郎アイゼンじゃ。 |
アイゼン | てめぇ。沈められてぇのか。ブツの価値は自分で決める。こいつはガラクタじゃねぇ。 |
スレイ | うん。その通りだと思う。確かに模造品ではあるけどこの再現度は凄いし、何より自分で頑張って手に入れたお宝だもんな。 |
アイゼン | わかってるじゃないか。やはりお前も立派な骨董フェチのようだな。 |
スレイ | 骨董フェチが何かよくわからないけど……骨董品の話で凄く盛り上がったんだしきっとそうだな。うん、オレは骨董フェチだ。 |
マギルゥ | うーわー。なんじゃのこのコンビは。骨董というより滑稽じゃわ。 |
キャラクター | その時はあいつのため |
アイゼン | 俺はそろそろケリュケイオンに戻る。じゃあな、エドナ。 |
エドナ | うん。じゃあね。お兄ちゃん。 |
アイゼン | …………ふっ。まさかあいつの背中を見ることになるとはな。 |
ザビーダ | ちょうど別れを済ませたか。 |
アイゼン | ザビーダ。何の用だ。 |
ザビーダ | お届けもんだ。可愛い女医さんからの頼みじゃ断れねぇからな。 |
アイゼン | 早いな。もう結果が出たのか。 |
ザビーダ | 言わなくていいのかよ ?アジトに来た理由。 |
アイゼン | 今後の対策を講じるためクラース精霊研究室での身体検査を受けただけだ。他意はない。 |
ザビーダ | お前が健康なんかに気を使う玉じゃねぇのはわかってる。だがよ、いちおう聞かせてくれ。 |
ザビーダ | 穢れの影響は大丈夫なんだろうな ? |
アイゼン | 問題ない。 |
ザビーダ | 今の所は、だろ ? |
アイゼン | ザビーダ。レプリカについてどの程度知っている ? |
ザビーダ | 質問に質問で返すんじゃねぇよ。 |
アイゼン | いいから答えろ。 |
ザビーダ | ざっくりとは知ってる。ルークがアッシュのレプリカだとかな。 |
アイゼン | レプリカであるルークは音素乖離という現象により死の淵に立たされていたところを具現化された。 |
アイゼン | そしてこの世界では音素乖離は停止し一命を取り留めた。 |
アイゼン | だが、精霊ローレライがこの世界に具現化されたことで音素乖離が再び進行する危険性が浮上したという。 |
ザビーダ | まさか……。 |
アイゼン | 特殊な存在が、その特殊性ゆえに身体を蝕まれていく現象。他人事のようには思えん。 |
ザビーダ | 俺たちも、何らかの存在が具現化されることで穢れの影響をまた受けるようになっちまう。そう言いてぇわけか ? |
アイゼン | ああ。そうなった場合、どうなるか。お前になら言うまでもないだろう。 |
ザビーダ | 俺にはそういう話をすんのかよ。 |
アイゼン | 約束は覚えているな ? |
ザビーダ | 当たり前だ。エドナちゃんがいる以上こっちの世界でも約束は変わらねぇよ。 |
ザビーダ | この世界でお前がドラゴンになったら俺様がきっちりぶっ殺してやる。 |
アイゼン | 頼んだぞ、フィルクー=ザデヤ。 |
ザビーダ | 任せとけよ、ウフェミュー |
アイゼン | わかっている。あいつはもう、泣き虫ではないからな。 |