プロフィール
魔王ダオス。その正体は母なる星デリス・カーラーンを救うためアセリアに舞い降りた異星人であった。母星とそこに住む10億の民を救うには世界樹ユグドラシルが生み出す「大いなる実り」を手に入れるほかない。しかしマナを大量に消費する魔科学の影響で世界樹は枯れ果てようとしていた。彼は決意する。我利のみを求め魔科学を使う人間どもを抹殺せねばならないと。たとえ自身が\悪\"と呼ばれようとも。"
ミリーナの一言
元の世界でもダオスは世界樹を、そして多くの人の命を救うために行動していたのね。クレスさんたちにとっての\悪\"も、別の見方をすれば”善”になる。……けど、もしイクスが殺されたら、どんな理由であろうと私は復讐を誓うわ。"
イクスの一言
ミリーナがさらわれたとき、絶対に許さないって思った。だからクレスたちの気持ちもよくわかる。でも、ダオスも目的があって……。元の世界でどうなったかわからない。クレスたちもダオスも互いに幸せな結末にたどり着いてくれることを願うよ。
キャラクター | 闇のマナ |
---|---|
ダオス | ………………。 |
テネブラエ | おや、あなたは確か、ダオスさんではありませんか ? |
ダオス | 鏡士の仲間か。……人間ではないな。 |
テネブラエ | はい。私はテネブラエと申します。ラタトスク様のしもべである闇のセンチュリオンです。 |
テネブラエ | ラタトスク様が守護していた大樹カーラーンとは違う世界樹があると聞き、アゼリア大陸まで足を伸ばしてみたのですが、いやぁ、奇遇ですねぇ。 |
ダオス | カーラーン、だと ! ? |
テネブラエ | はい。ラタトスク様が守っていた大樹――こちらの大陸風に言えば世界樹の名前です。 |
テネブラエ | どことなく姿も似ているような……。……いえ、でも大きさや枝振りが違いますね。 |
ダオス | お前も異世界から来たのだったな。そこにはカーラーンと呼ばれる世界樹があるのか……。 |
テネブラエ | やはりそこに食いつきましたか ! |
ダオス | ……何 ? |
テネブラエ | ふっふっふ。誤魔化そうとしても無駄です。私は世界のマナの調整を役割として担っている誇り高き闇のセンチュリオンですからね。 |
テネブラエ | 先ほどの世界樹を見つめるあなたの瞳を見てピーンときました。あなたの世界樹に対する想いを。 |
ダオス | …………。 |
テネブラエ | ずばり、あなたはマナフェチですね ? |
ダオス | ……何を、言っている。 |
テネブラエ | いえいえ。わかっていますとも。マナの象徴とも言える世界樹どれだけ眺めていても飽きないですよねぇ。 |
テネブラエ | エンコードの影響か、マナもこの世界に存在するエネルギーの何かへと変質しているようです。 |
テネブラエ | ですから、今我々が世界樹から浴びているこのマナが本当の意味でマナであるのかは判別できませんがそれでも懐かしい気分にさせられます。 |
テネブラエ | 闇の次に心地のいい感覚です。 |
テネブラエ | いやぁ ! マナは素晴らしいですね。マナは最高ですよ。闇の次に。はっはっは。 |
ダオス | よくしゃべるネコだな。 |
テネブラエ | 失敬な ! ネコではありません !犬でもタヌキでも妖精でもなくセ・ン・チュ・リ・オ・ンです ! |
ダオス | 知ったことか。だがお前がマナや世界樹を大切に思っているのはよくわかった。 |
ダオス | 人間にもその心があれば……。 |
テネブラエ | あなたの嘆き、私にはわかりますとも。ラタトスク様もそうでした。さあ、このテネブラエに思いのたけを全てぶつけてください。 |
テネブラエ | 暗くて熱いマナトークを繰り広げようではありませんか ! |
ダオス | それは遠慮しておく。 |
キャラクター | 普遍 |
アミィ | エル。もうそろそろだよ。この先に綺麗なお花が咲いてたの。 |
エル | はやく行こ。チェスターが追いつく前に見つけちゃおうよ。 |
? ? ? | …………待て。 |
アミィ | えっ ? 誰 ? |
ダオス | そこから先は崖になっている。 |
ルル | ナァ ? |
エル | ホントだ !草に隠れて見えないけど崖になってる。危なかったぁ。 |
アミィ | ありがとうございます。崖になってたなんて全然気付きませんでした。 |
ダオス | ……自然を観察していればわかる。 |
エル | 自然 ? |
アミィ | あっ。地面から鏡柱がいっぱい突き出てる。これのせいで地盤がズレて崖ができたのかな。 |
ダオス | どこの世界でもかわらん。私欲に溺れた無知なる振る舞いにより人間どもは自分で自分の首を絞める結果を招くのだ。 |
ダオス | 魔科学の技術も魔鏡の技術もかわらんな。 |
エル | ……行っちゃったね。 |
アミィ | うん。 |
チェスター | へへっ。やっと追いついたぜ……って、二人ともどうして立ち尽くしてるんだよ。早くアミィの見つけたっていう花を摘みに行こうぜ。 |
アミィ | あっ。お兄ちゃん。待って、そこから先は崖になってるんだよ。 |
チェスター | 崖 ? うわっ、本当だ。アミィ、教えてくれてありがとな。 |
アミィ | さっき綺麗なお兄さんに教えてもらったの。 |
チェスター | はぁ ? 綺麗なお兄さんだ ? |
エル | 少し変わった感じの人だったよ。 |
チェスター | へぇ。まぁわざわざ忠告してくれたってことは悪い奴じゃないのかもしれないな。 |
チェスター | けどアミィ。人って言うのは見かけじゃないんだ。気をつけろよ ? |
アミィ | うん。わかってるよ。なんだか今日のお兄ちゃんは心配性だな。 |
エル | エル、わかったかも。アミィがさっきの人を綺麗なお兄さんって呼んだからチェスター、やきもちやいてるんだ。 |
チェスター | ち、違えよ !とにかく崖を迂回して先に向かうぞ !早くしないと置いていくからな。 |
アミィ | あっ。待ってよ、お兄ちゃん。 |