プロフィール
異世界リアフィースを覆った驚異、”災厄の種”を浄化するために、旅をする少年。戦士たちの想いが刻まれた特殊な石から英雄を召喚する、”石詠み”の力を持つ。記憶を失っていたが、仲間たちとの冒険の中で自身の数奇な運命を思い出し、”全てを救う救世主”として困難に立ち向かっていく。
ミリーナの一言
アレンは治癒術がすごく得意なのよ。傷ついた仲間のところにすぐに駆けよって、どんな傷もたちどころに治してしまうの。誰かを助けることに、いつも一生懸命──そういう所が、みんなを惹きつけるんだと思うわ。
イクスの一言
アレンは、リアフィースの救世主様だってリッピが言ってたんだけど、すごくわかるよ。仲間が傷つけられたり、誰かを守る為に戦う時──絶対に助ける、っていう強い想いを感じるんだ。そういう時、いつも優しい笑顔のアレンが、みんなに勇気をくれる\救世主\"って顔になるんだよな。"
キャラクター | 本の世界に大冒険 |
---|---|
アレン | こんにちは、クラースさん。 |
クラース | やぁ、アレン、どうしたんだ ? |
アレン | クラースさんって、沢山本を持ってらっしゃるんですよね。 |
アレン | 今、少し時間が空いてて。もし良ければ、読ませてもらえませんか ? |
クラース | そんなことか。この部屋にあるもので良ければ、自由に読んでくれて構わないよ。 |
アレン | ありがとうございます。 |
クラース | ただ、気にいるものがあるかどうか……。研究の為に集めた本が多いものでね。 |
アレン | それは、大丈夫だと思います。色んな種類の本を読むの、好きなので。 |
アレン | ──えっと……この本は……。 |
クラース | それは、生物図鑑だな。 |
アレン | わぁ。色んな地域の生き物が解説されてる。面白そうです。読んでみます。 |
アレン | こっちの本は学術書ですね。古代の……文字についてのものかな。 |
クラース | ああ、理解するのはかなり難解なものだ。あまりオススメはしないな。 |
アレン | 大丈夫です。こういうものがあるんだな、って、知れるだけで楽しいですから。 |
アレン | これは旅行記かな。行ったことのない場所の話って、わくわくするんですよね。 |
アレン | わぁ、これは哲学の本ですね。色んな人の考え方を知ると、心が豊かになりますよね。 |
クラース | お、おいアレン。随分沢山手に取っているが、全部読むのか ? |
アレン | はい。全部、面白そうですからあ、こっちはもしかして── |
リッピ | クラース様、失礼します。アレン様がこちらにいらっしゃると伺ったのですが。 |
クラース | ああ、リッピか。 |
リッピ | お昼の支度が整いましたので、お呼びに参りました。 |
クラース | ……アレンは、いるにはいるんだが。 |
リッピ | …… ? |
アレン | …… |
クラース | ──読み始めてからずっと、本の世界に入り込んでしまっているようでな。声をかけても聞こえていないようだ。 |
リッピ | おお。読書モードで、ございますね。アレン様は、実に本がお好きなのです。 |
リッピ | 旅の途中でも、空いた時間には本を求めて書店を覗いたりしておりました。 |
リッピ | 一度読み始めると、集中してしまうのです。 |
クラース | 随分楽しそうに読んでいるから、邪魔するのも悪くてな。 |
リッピ | しばらくしてから、お声がけするといたしましょうか。 |
アレン | あー ! 面白かった !あれ ? え、もう、夕方 ! ?気づかなかった… |
キャラクター | 神様へのお願い |
アレン | サラ ! 仕掛けるよ ! |
サラ | うん ! 行こう ! |
二人 | はぁぁぁぁぁっ ! |
シング | わぁ~。アレンとサラの連携ってすごいね。息ぴったりだ。 |
サラ | ふふっ。たくさん特訓したから、ですね。みんなを助けてくれる、アレンを守れるように。 |
アレン | 僕もそうだよ。前に出る、サラを守れるように。 |
シング | そっか。お互いに、そう想っていることが、強さの秘訣なんだね。 |
シング | うん。感じるよ、二人のスピリアが──心が、繋がっているって。 |
アレン | そうか、ソーマ使いにはそういう気持ちが、分かるんだね。 |
シング | うん。 |
アレン | シングにそう言ってもらえると、嬉しいな。 |
アレン | 想いが強さになるって、本当にそうだよね。きっと、自分の中の誓いが、そうさせてくれてるんだと思う。 |
シング | 誓い ? |
アレン | サラと──強さも弱さも預けあいながら、隣に並んで一緒に冒険していくこと。 |
アレン | ずっと、繋いだ手を離さないように。優しい暖かさを、渡せるように在るんだって──そう、決めたんだ。 |
シング | そっか。だから、二人のスピリアを感じると、オレまであったかい気持ちになるんだね。 |
サラ | ……アレン。えっと……ちょっと、照れちゃうけど……。嬉しいよ。ありがとう。 |
シング | あははっ。二人って、なんだか夫婦みたいだね。 |
サラ | ふ── ! ? って、シングさん !変なこと言わないで下さい。 |
シング | だって、そういうスピリアを感じるんだよ。ずっと一緒に、隣にいるって。そういうことじゃ── |
シング | あれ ? どうしたの、アレン ?顔を抑えて… ? |
アレン | なんだろう……僕、もしかして、凄く恥ずかしいこと言ってたかな、って思って……。 |
シング | えー ! ちょっと、今さらじゃない ?アレン。 |
アレン | ははは……でも──素直な気持ちなんだ。神様にお願いしたくらい、ね。 |
アレン | ──うん。この願いを、力にするんだ。 |
シング | うん ! アレンのスピリア、輝いてるよ。きっと、ずっと強くなるよ ! |
キャラクター | 僕の瞳に映るもの |
アレン | ここが村の子供たちが言っていた森の中にある秘密の泉……綺麗だね。心が落ち着くよ。 |
サラ | うん。一緒にかくれんぼをしたお礼にって教えてもらったけど、森の中にこんな場所があるなんて知らなかったね。 |
アレン | けど、あの子たちやけに僕らを急かしてたよね。確かに綺麗な泉だけど、早く来ないといけない理由があったのかな ? |
サラ | 着く頃には日も落ちちゃうだろうからまた別の日に行こうって話したらすぐ向かうよう念を押されたもんね。 |
アレン | 泉はじっと見てなきゃダメって言われたけど特に何か変わった様子もないよね。 |
アレン | サラ、せっかく一緒に来てもらったのにごめんね。街から結構遠かったし、疲れてない ? |
サラ | ううん、大丈夫 ! それにしても相変わらず子供たちの遊びに誘われるなんて、どこにいてもアレンはアレンだね。 |
アレン | 目が合ったらなぜか囲まれちゃって。でも一緒に遊ぶの楽しいよ。あれ、僕、子供っぽいかな ? |
サラ | ふふっ、そんなことないよ。私、アレンのそういうところ好きだな。 |
アレン | ありがとう。僕もサラのこと好きだよ。 |
サラ | えっ ! ? |
アレン | ? どうしたの ?あ ! 待ってサラ、足怪我してる。 |
サラ | へぁっ ! ? そ、そ、そう ?全然気づかなかったよっ ! |
アレン | 森の中を抜けるときに葉っぱで切っちゃったんだろうね。いま治すからじっとして。 |
サラ | うん、おねがい……って、あっ ! ? |
サラ | ちょ、ちょっと待って !アレン、泉を見て ! |
アレン | ん ? どうしたの……うわぁ…… !泉が光ってる ! |
サラ | ね、ね ! すごい綺麗 ! !泉の底がキラキラ輝いて……まるで星が空から落ちてきたみたい…… ! |
アレン | 泉の底……そうか。この泉の底の鉱石が月の光を受けて輝いているんだね。 |
アレン | イクスから借りた本に書いてあったんだ。この鉱石は満月の光を受けると光る性質があるんだよ。 |
サラ | そうなんだ。あれ…… ? だんだん暗くなってきちゃった。 |
アレン | もう終わりみたい。ちょうどこの時刻だけ、木々の隙間から月の光が泉に差し込むんだね。 |
アレン | 子供たちが見せたかったのはこれだったのか。ほんの一瞬しか見れないから、あんなに必死に急ぐように言ってくれたんだね。 |
サラ | ねえ、アレン ! また満月の日に来ようよ !今度はリッピとゼファーさん、カナも一緒に。この綺麗な景色をみんなと見たいんだ ! |
アレン | ふふっ……うん、約束。また来よう。 |
サラ | ? アレン、なんで嬉しそうなの ? |
アレン | 綺麗な泉以上に僕の一番見たかったものがちゃんと見られたから、かな。 |