プロフィール
人々は嘆いた。心優しき一人の女性と共に、聡明なシデン領当主の三男坊も死に絶えたのだと。悪漢の圧政に苦しむ人々を前にしながらも、彼は気まぐれに各地を渡り歩き、曲を弾き語る。そんな彼を人々は「道化のジョニー」と嘲笑う。だが事実は違った。宿敵を前に、彼は道化という舞台衣装を脱ぎ捨て、楽器を宝剣に持ち替える。シデン領に平和をもたらすため、そして今は亡き彼女の仇を討つために。
ミリーナの一言
今日のジョニーさんのライブも楽しかったわ。ジョニーさんは自分のライブはもちろんマギルゥのお笑いステージまで色々考えてくれて、まさにアジトのステージプロデューサーなの。ジョニーさんのおかげでアジトが今まで以上に賑やかになったし、何よりジョニーさんが元気になって本当によかったわ。ジョニーさん自身も今まで休養していた分、思いっきり活動できていて楽しんでいるみたい。次のライブはイクスとのセッションをリクエストしてみようかしら。
イクスの一言
ジョニーさんと森を歩いていた時に、近くの村の猟師さんに射られそうになったことがあったんだ。ジョニーさんの帽子のヒラヒラを鳥と勘違いしたみたいなんだけど、気がついた時には矢が目の前に迫ってて、もうダメかと思った。けど、ジョニーさんは咄嗟に俺の剣を鞘から引き抜いて、その矢を弾き飛ばしたんだよ。まさか楽器だけじゃなく、剣の腕もあんなに凄いなんて驚いた。謝ってきた猟師さんにも、俺は確かに自由気ままな鳥みたいなものだしなって、おどけながら一曲披露して、場を和ませてたし、すごい人だよな。まさに能ある鷹は爪を隠すってわけだ。
キャラクター | ジョニーナンバー |
---|---|
ジョニー | よし。俺も喉があったまってきた。マオ、進行を頼むぜ。 |
マオ | ジョニーナンバー早押しクイズ !それじゃあ次の問題……ソモサン♪ |
ジョニー | 風に呼ばれて~♪レンズ追いかけ~♪お金のために~♪すべてをかける~♪ |
ウッドロウ | セッパ ! ルーティ君だ ! |
マオ | ウッドロウ、正解 !これはルーティの曲でした ! |
ジョニー | ジョニーナンバーサーティワン「守銭奴の挽歌」だ、イエーイ ! |
キール | くそぉっ ! 早押しで負けた !ぼくも誰の曲かは知っていたんだぞ ! ! |
フィリア | 反射神経も試される……それが早押しクイズですからね。ウッドロウさん、さすがです。 |
マオ | それじゃあまだまだいくヨ !次はイントロじゃなくアウトロだけどわかるかな ?ソモサン♪ |
ジョニー | 俺はトンガリ~、トンガリ~頭だ~、イエーイ♪ |
フィリア | セッパ ! スタンさんです ! |
マオ | 正解 ! |
ジョニー | ジョニーナンバーサーティ「俺はトンガリ」だ。サンキュー♪ |
ウッドロウ | またフィリア君に並ばれてしまったね。 |
フィリア | 負けませんよ、ウッドロウさん。 |
ジョニー | おっと熱い展開になってきたな。 |
キール | くっ……ジョニー、マオ ! いいから次だ !次こそは、ぼくが正解してやる ! |
マオ | オッケー !キールの意気込みも聞けたし次の問題にいくネ !これは難しいけどわかるかな ? ソモサン♪ |
ジョニー | しゅー、しゅー、シューティングスター♪ボクのお願い叶えてネー♪ |
ウッドロウ | このナンバーは……いったい……。 |
フィリア | うーん……私にはわかりません……。 |
キール | そ、そんな……このぼくがわからないだと……。徹夜でジョニーナンバーを叩き込んだのに……。マオ、正解は何だ ! ? |
マオ | みんな、残念でした。正解は……これは「星の歌」だヨ♪ |
三人 | 星の歌 ! ? |
ジョニー | ちなみにこれはジョニーナンバーじゃなくマオのナンバー「星の歌」だ。特別にカヴァーさせてもらったのさ。 |
マオ | つまり、ひっかけ問題でしたー。あははっ。面白かったネ、ジョニー ! |
ジョニー | ああ。まさに狙い通りってな。ちょいとした俺たちからのサプライズ。楽しんでもらえたか ? |
キール | ちょっと待て ! クイズにひっかけ問題はつきものだがジョニーナンバー以外を出題するのはさすがにどうなんだ ! |
ジョニー | まあ、落ち着け。人生にはこういう予想外のことはつきものだろう。 |
フィリア | そ、それは確かに……。 |
ジョニー | そう、それこそが人生さ。それに予想外のことがあるからこそ人生は面白いってもんだろ ? |
ウッドロウ | ああ。それには私も同意せざるを得ない。ある意味、予想外が人生を作ると言ってもいいだろう。 |
ジョニー | そう、そういうことさ。キール、わかっただろう。人生は色々。クイズも ? |
キール | い、色々…… ? |
二人 | 正解 ! |
キール | ジョニーナンバー早押しクイズはどこいった ! ? |
キャラクター | 光の名 |
ジョニー | 風よ、もしも願いが叶うのなら俺の言葉を伝えて欲しい♪そうさ、国で待ってるあの子の耳に♪ |
ジョニー | 俺は雄々しく戦ったと愛する国を守ったとだから、泣かずに笑っておくれと♪ |
ジョニー | ジョニーナンバースリー「守り人のバラード」……ってな。 |
エレノア | その歌声、やはりジョニーでしたか。さっきの歌、とてもいい歌ですね。 |
ジョニー | おっと、お前さんは……。 |
エレノア | エレノア・ヒュームですよ。アジトも人が増えましたから名前を覚えるのも大変ですよね。 |
ジョニー | いや、ちゃんと覚えてるぜ。そんな良い名前を忘れるわけないだろう ? |
エレノア | 良い名前……ですか。ありがとうございます。 |
ジョニー | その様子だとお前さんも自分の名が気に入ってるみたいだな。 |
エレノア | ええ……この名は、私の母がつけてくれた名前なんです。村の宝玉にちなんで……。 |
ジョニー | 村の宝玉 ? |
エレノア | はい。村に加護をもたらす宝として私の村で代々大切にされていた宝玉です。暗闇でも輝きを放つその宝玉の名前が―― |
エレノア | ――「エレノア」。「エレノア」は「光」という意味なんです。 |
ジョニー | 「光」か………ふっ、なるほど。 |
エレノア | ジョニー、どうかしましたか ? |
ジョニー | いや、すまない。実は、俺の……ダチにもお前さんと同じ名前の奴がいてな。そいつのことが思い浮かんじまった。 |
エレノア | そうだったのですね。まさか私と同じ名前の方がいらっしゃるとは。 |
ジョニー | まぁ、もう亡くなっちまったがな。 |
エレノア | あっ……すみません。 |
ジョニー | いいんだ。俺の方こそ、すまなかった。柄にもなく昔話なんてするもんじゃないな。 |
ジョニー | それにしても「エレノア」は「光」か……。暗闇でも輝きを放つ宝玉が由来とは実に良い名前じゃないか。 |
ジョニー | お前さんにも……そしてあいつにもぴったりの良い名前だ……。 |
エレノア | ……ジョニー。そのエレノアさんのこと今でも大切に思っているのですね。 |
ジョニー | さあな。俺は道化のジョニー。今を気まぐれに生きる風来坊さ。 |
ジョニー | というわけで、たった今閃いた新曲を披露するぜ。こいつは俺からの礼だ。お前さんに捧げるとするぜ……エレノア。 |