プロフィール
過去へ、未来へ。首から下げたペンダントの指輪を握りしめ、時空を超えながら、今日も彼女はダオスを追い続ける。ただ、ダオスに答えを問うために。どれだけ追い返されようと、別の時間に飛ばされようと、あきらめることはしない。それが彼女の意志だから。
ミリーナの一言
この前、朝食の時に牛乳の在庫がなかったそうなんだけど、それを聞いたロディとカナが、すごくショックを受けた顔をしていたの。他の飲み物はまだあったし、彼女達に勧めたら「朝から牛乳さんを一杯飲まないと始まらないんだよ ! 」ってものすごい勢いでロディに力説されたわ。本当に牛乳が好きなのね。可愛いロディとカナのためだし、牛乳は切らさないようにしないとね。
コーキスの一言
ロディ様はクレス様たち以外の人たちとも旅をしたことがあるらしいんだ。双子のディオとメル……って言ってたかな。ディオの風呂嫌いの為に、一緒に入ろうとしたのに真っ赤になって断られたって。相手がいくら子どもでも、その……まずいだろ。からかってきたり、掴めない所も多いけど、ロディ様は面倒見のいいお姉さんって感じなんだよな。
キャラクター | おいしいって言わせたい |
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ミント | あら、ロディさん。どうされたんですか ? 難しい顔をされて。 |
ロンドリーネ | あ、ミントとシェリア。実は、なんかお腹すいたなって思って、さっきまでご飯作ってたんだよね。 |
シェリア | あら、何を作っていたの ? |
ロンドリーネ | 今日はフルーツサンドだよ。で、その時たまたま居たリッドたちが食べたいっていうからお裾分けしたの |
ミント | そうだったんですか。……では、なぜそんな難しい顔を ? |
ロンドリーネ | うん、お裾分けしたのはいいんだけど、どう ? って聞いても返事がないか、不味くはない、としか言ってくれなくて。 |
シェリア | おいしい、じゃなくて ? |
ロンドリーネ | そ。不味くはない、だけ。それで顔見たら、メルちゃんとかディオくんみたいに変な顔しててさ。 |
ミント | 変な顔、ですか ? |
ロンドリーネ | うん。奥歯にものが挟まったみたいな、ね。私は普通に食べれるから、失敗したわけでもないはずなんだけど……。 |
シェリア | たしかに、見た感じは普通、よね ?特に変な匂いもしてないし。 |
ミント | そうですね。一口味見をさせていただいてもいいですか ? |
ロンドリーネ | どうぞどうぞ。 |
シェリア | 私も一口いただくわね。 |
ミント | ……。 |
シェリア | ……。 |
ロンドリーネ | ……ねえ。何か言ってよ。二人ともみんなと同じくらい変な顔になってるけど ! ? |
ミント | これは……。そうです。ロディさん。もう一度、作ってみましょう ! |
ロンドリーネ | え ? |
シェリア | 私も手伝うわ ! 見た目はきれいだし、ここまでできるならあとは味付けだけよ !次はきっとうまくいくわ ! |
ロンドリーネ | やっぱり味が微妙なんだね……。手伝ってもらえるっていうのはありがたいけど、いいの ? |
ミント | もちろんです。ロディさんは器用ですから、皆さんがおいしいとおっしゃるような料理をすぐ作れるようになります ! |
ロンドリーネ | ……それってさ、アイツもおいしいって言ってくれるかな…… ? |
シェリア | アイツって ?……あ ! もしかして、だれか食べてほしい人がいるの ? |
ロンドリーネ | え、あー……ま、まあ、何度食べさせても特にコメントがなかったからね。不味いか美味いかくらい言わせたいなって。 |
ミント | ええ、きっと言ってくださいますよ。 |
シェリア | ふふ、おいしいって言わせられるくらいまで何度でも手伝ってあげるから頑張りましょう ? |
ロンドリーネ | よーっし、アイツにおいしいっていわせるために頑張るぞー ! |
キャラクター | またこの世界でも |
ロンドリーネ | ……というわけで報告は終わり。ダオスは要注意人物リストから外しちゃって問題ないよ。 |
ガイアス | 情報提供、感謝する。カロル調査室の資料も更新しておくとしよう。ついでに、今後の活動についてだが―― |
ロンドリーネ | …………。 |
ルドガー | どうかしたのか ? |
ロンドリーネ | え、いや。なんでもないよ。 |
エル | なんでもなくない。ロディ、なんかちょっと暗いし。 |
ガイアス | ……ダオスも並行世界からの具現化だったか ?クレスたちと同じように。 |
ロンドリーネ | そういうこと。やっぱり私のことを知らなかった。 |
ロンドリーネ | 精霊の森の中で二人で過ごしたのも誕生日にこの指輪を託してくれたこともあのダオスは経験していないってことだよね。 |
ロンドリーネ | ……ずっとずっと追いかけてようやく再会できたと思ったのにな。 |
エル | エル、ちょっとその気持ち分かるかも。 |
ルドガー | ……そうだな。ジュードたちが俺たちを知らないって聞いたときはさすがにショックだったよ。 |
ガイアス | だが、この世界でも俺たちは互いに認め合うことができた。当時敵対していた俺とミュゼであっても。 |
ロンドリーネ | 敵対 ! ? そうだったの ! ?全然そんな風には見えなかった……。 |
ルドガー | いまでは俺と旅していたときと変わらない距離感だ。 |
ガイアス | たとえ共に歩んだ時がなくともあいつらの根底の部分は何も変わってはいない。 |
ガイアス | それはジュードたちやクレスたちだけじゃなくダオスも同じなのではないか ? |
ロンドリーネ | ……ダオスも。 |
ルドガー | きっとダオスともいまのクレスたちみたいに話せるようになるさ。 |
エル | エルもそう思う ! |
ロンドリーネ | ……うん、そうだよね。ありがとう、みんな。 |
ロンドリーネ | ダオスがいまどこにいるのかわからないけどすくなくともこの世界にはいる。 |
ロンドリーネ | また追いかけてみるのも悪くはないのかもね……。 |