プロフィール
集落の人々から希望――メルネスとして期待される日々は息苦しかった。そんな中で出会った、外から来た少年は、彼女に広い夢を持たせる。しかし、それが悲劇の始まりだった。襲撃された集落、姉の、友人の、死。陸の民からの迫害に、猛りの滄我との同調。恋い慕ったセネルと、仲間へと向けた憤り。セネルとの対話の末、彼女は歩みだす。困難な、共存の道へと。
ミリーナの一言
海水浴の時にシャーリィが水の中に潜った時、彼女の髪の毛がきらきら輝いていたの。すごく綺麗で、見た瞬間に思わず声をあげちゃった !よく聞いたら、シャーリィは水の民っていう種族で、水中呼吸も可能だし、水に浸かると髪が輝くんですって。まるで絵画みたいな光景だったわ。女神様みたいに綺麗だったの。次にまた泳ぎに行くことがあったら、もう一度見せてもらえるといいなぁ……。
コーキスの一言
朝、シャーリィ様が何でかフライパンとおたまをもって廊下を歩いてたんだよ。何してんのかと思って声を掛けたら「これからお兄ちゃんと格闘する」っていうから、セネル様と喧嘩すんのかと勘違いしちまったぜ。ルーティ様からいつまでも起きない連中を起こす方法の話になって、アレを教えてもらったんだってさ。間近で聞いちまったから耳が痛かったぜ。シャーリィ様も苦労してんなぁ……。
キャラクター | 友達 |
---|---|
カナ | ふふ、同い年の子が増えてうれしいわ。 |
レイア | 近い年の子は結構いるけど、同い年ってなるとねー。 |
シャーリィ | 確かに、お兄ちゃんと同じくらいの方は結構いますけど……。同い年って案外少ないんですね。 |
レイア | だから、同い年の子は全員友達 !って勝手に計画立てちゃってたりして。 |
カナ | それ賛成 !私はレイアとシャーリィと友達になれてうれしいわ♪ |
シャーリィ | わ、わたしも……嬉しい、です。友達、ほとんどいなかったから。 |
カナ | なら、ここでいっぱい作りましょ !めざせ友達100人 ! |
レイア | そうそう !折角の機会だしね♪ |
シャーリィ | はい、そうしますね。 |
レイア | シャーリィ、ちょっとまずいかなって思うんだけど、聞きたいことがあって……。 |
シャーリィ | なんでしょう ? |
レイア | セネルと名字が違うのって……。 |
シャーリィ | あ、お兄ちゃんって呼んでますけど、本当に兄妹というわけではないんです。色々あって、兄妹を演じてた名残りで……。 |
シャーリィ | わたしたち、水の民というのは、元々名字を持っていないんです。 |
シャーリィ | わたしのフェンネスというのは『誠名』というものなんですよ。 |
カナ | まことな ? |
シャーリィ | わたしたちの性質に沿った名前を集落の長や、民の中で偉い人とか……そういった方々に与えてもらうんです。 |
レイア | 性質に沿ったってことは、「フェンネス」にもシャーリィの性質に沿った意味があるってこと ? |
シャーリィ | ええ。フェンネスは、「祈る人」という意味を持っています。 |
カナ | わあ、素敵ね !シャーリィにピッタリだわ !他にはどんな名前があるのかしら。 |
シャーリィ | 他の人だと、テルメスで「始まりの星」。ゼルヘスで「祝福」。ウェルツェスで「希望」などがありますよ。 |
レイア | うわぁ、どれもいい名前だー。その名前をもらった人たちは、すごく素敵な人たちなんだろうね。 |
シャーリィ | はい、とっても素敵な人たちです。 |
キャラクター | 親しい人が増えました |
セネル | シャーリィ。アジトのみんなとはうまくやっているのか ? |
シャーリィ | うん。何も問題はないよ。お兄ちゃん、いきなりどうしたの ? |
セネル | いや。最近、シャーリィと話せる機会が減ったと思ってな。少し気になったんだ。 |
シャーリィ | はじめはお兄ちゃんかクロエとしか話す相手がいなかったけど今では色んな人と話すようになったからじゃないかな。 |
セネル | そういうことか。ならよかった。 |
セネル | あっ。シャーリィ、すまない。さっきの店に忘れ物をしたみたいだ。ここで待っていてくれないか ? |
シャーリィ | うん、わかった。早く戻ってきてね。 |
シャーリィ | ……ふふっ。お兄ちゃん、突然変なこと言い出したと思ったらわたしのこと心配してくれてたんだ。 |
シャーリィ | わたしがみんなとうまくやれてるってことを伝えれば安心してくれるかな。 |
ゼロス | おっ、シャーリィちゃ~ん♪こんなところで偶然出会えるなんて俺さまたち運命の赤い糸で結ばれてるのかな ? |
シャーリィ | あっ。ゼロスさん、お久しぶりです。お元気でしたか ? |
ゼロス | シャーリィちゃんに気にかけてもらえるなんて俺さまティル・ナ・ノーグで一番の幸せ者だなぁ !おかげで元気がさらにどーんと100倍よ。 |
ゼロス | せっかくだから二人でお茶でもしない ?シャーリィちゃんの笑顔を見ながら飲むお茶は幸せの味がすると思うんだよなぁ。 |
シャーリィ | …………ゼロスさん。 |
シャーリィ | ありがとうございます ! ! |
ゼロス | ……へ ? いきなりどうしたのよ ! ? |
シャーリィ | 実は、しいなさんからゼロスさんはアジトの女性全員に声かける極悪ナンパ野郎だから注意しろって言われていたんです。 |
ゼロス | しいなのヤツ……。 |
シャーリィ | けど、わたしだけゼロスさんにナンパされたことがなかったから嫌われているんじゃないかとずっと不安で……。 |
ゼロス | シャーリィちゃんを嫌うなんてありえないって !今まで声を掛けられなかったのはたまたまよ。 |
ゼロス | ほらー、シャーリィちゃん、いつもセネルと一緒だからめんど……じゃなくて、声をかけられなかったのよー。 |
シャーリィ | はい。だからナンパしてもらえて安心しました。ゼロスさん、ありがとうございました。 |
ゼロス | どういたしまして。それじゃあ、早速そこのカフェで俺さまと愛の語らいでも―― |
シャーリィ | ごめんなさい。ゼロスさんにナンパされたのは嬉しいですけどナンパに応じるつもりは全くないんです。 |
ゼロス | ここで断る ! ?さっきまで完全に行く流れだったのに ! ? |
セネル | シャーリィ。戻ったぞ。 |
シャーリィ | お兄ちゃん ! 聞いて聞いて !わたし、ゼロスさんにナンパされたの。 |
セネル | 何だと ! ? おい、ゼロス !どういうつもりだ ! ! |
ゼロス | 俺さまが聞きたいくらいだわ ! ! |