プロフィール
世界樹が生み出したとされる星晶(ホスチア)を巡り、争いが絶えない世界『ルミナシア』。ギルド『アドリビトム』の仲間たちとともに世界の危機に立ち向かう中、彼女が探し続けた景色の正体を知ることになる。受け継がれていく世界の記憶、命の繋がりを知った彼女は、争いがなく互いが手を取り合っていく世界の創造を目指していくのだった。
ミリーナの一言
グラスバレーは絵を描くのが得意なの。見たことのないはずの景色が自然と頭に浮かんでくるんですって。私も見せてもらったんだけど、本当に不思議な景色ばかりだったわ。「たくさん知らない世界を知っていてうらやましい」って言ったら、一瞬すごく驚いた顔をしたあと、ミリーナ大好き ! って抱きつかれちゃった。ふふっ、とっても可愛いかったわ♪
コーキスの一言
グラスバレー様には何でもこなせる親代わりのヒトがずっと傍にいてくれたんだってさ。「コンシェルジュ」なんてみんなからは呼ばれていたみたいだけど、そういえばパスカ様やイアハート様も、一緒にいてくれたヒトがいたって言ってたっけ ?見た目だけじゃなくて、色々と共通点が多いからあの三人は仲が良いのかもしれないな。
キャラクター | 執事兼親代わり |
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ビエンフー | 姐さん。さっきから熱い視線を感じるんでフが~。 |
マギルゥ | これこれ。グラスバレー。あまりビエンフーを眺めすぎてはいかんぞ。お主の目に多大な悪影響を及ぼすやもしれん。 |
ビエンフー | ボクを目の毒みたいに言わないでくださいでフ ! |
カノンノ・G | あっ、二人ともごめんね。ビエンフーをみてたらつい知り合いのことを思い出して。 |
マギルゥ | お主の元いた世界の知り合いか ?もしやそやつもノルミンのような見た目なのかえ ? |
カノンノ・G | うん。ちょっと違うけどお人形みたいなところは同じかな。ロックスって言うの。 |
カノンノ・G | ビエンフーのシルクハットをみてたらロックスの執事服姿が目に浮かんだんだ。 |
ビエンフー | フォーマルな大人の服装を好む紳士、というのもボクと同じでフね。なんだか気が合いそうでフ。二人はどんな関係なんでフか ? |
カノンノ・G | ロックスはもともと私の両親の執事だったの。でも私が幼い頃に両親が亡くなってね、それからずっと彼が親代わりに私を育ててくれたんだよ。 |
カノンノ・G | そういえば、ビエンフーってマギルゥと昔からの知り合いみたいだしよくお世話をしてるよね。 |
カノンノ・G | もしかしてビエンフーもマギルゥの執事兼育ての親みたいな存在だったりするの ? |
ビエンフー | グラスバレー !よく気づいてくれたでフ !そう、話せば長いでフが―― |
マギルゥ | ビエンフー。口は災いの元じゃぞ ? |
ビエンフー | ね、姐さんの目が怖いでフ……。と、ともかくボクもロックスと会ってみたくなったでフよ。きっといい奴なんだってわかりまフ。 |
カノンノ・G | けど困ったところもあってねぽっちゃり体型が好みみたいで、ロックスの料理はカロリーが高いことが結構あるんだ。 |
カノンノ・G | 美味しいからって勧められるままに食べちゃうと気がついたら太ってたって人もたくさんいて……。本人はまったく悪気はないんだけどね。 |
マギルゥ | むっ。そういえば最近、儂も……。もしや……。 |
ビエンフー | …………ボ、ボクはちょっと用事が。 |
マギルゥ | ビエンフー、イタズラは楽しかったかえ ?儂が知らず知らずに肥えていく姿はさぞ滑稽じゃったろうな。 |
ビエンフー | お、落ち着いて欲しいでフ ! 誤解でフよ !それにたとえ太ってもまた痩せればいいだけじゃないでフか ! |
マギルゥ | なら悪いが運動に付き合ってもらおうかのう。いまは無性に拳を鍛えたい気分じゃ。言っておくが、お主に拒否権はないからの。 |
カノンノ・G | もしかして戦いの練習 ?私もロックスとよくやったよ。そこも同じだね。 |
ビエンフー | ビエーン ! そこは絶対違うでフ !ソーバーッド ! ! |
キャラクター | 思い出のケーキ |
カノンノ・G | よしっ、出来た ! |
ライラ | 上手く焼けていますね。あとで皆さんにもお声がけしましょう。 |
アイゼン | これは、ケーキの匂いか ? |
ライラ | アイゼンさん。はい、グラスバレーさんとバナナケーキを作っていたんです。 |
ライラ | なんでも、大切な家族との思い出の品だとか。 |
カノンノ・G | ライラさんがお菓子をつくるのが上手だって聞いて、手伝ってもらっていたんです。 |
カノンノ・G | 私、レシピは教えてもらっていなかったのでなかなか味が再現できなくて……。 |
アイゼン | それでライラの手を借りていたというわけか。 |
カノンノ・G | はい、ライラさんのおかげでロックスがいつも作ってくれてたものに近づけたと思います。 |
アイゼン | ……そうか。 |
カノンノ・G | 良かったらアイゼンさんも食べていきませんか ? |
アイゼン | すまない、このあと出かける予定なんでな。代わりにエドナを誘ってやってくれ。 |
カノンノ・G | そうですか……残念。 |
ライラ | では、次の機会にぜひ。 |
カノンノ・G | そうだ。アイゼンさん。コニャックっていうものが手に入るところを知りませんか ? |
アイゼン | コニャックだと ? |
カノンノ・G | はい、コニャックをきかせたバナナケーキが私のお父さんは好きだったみたいなんです。 |
カノンノ・G | お酒が好きな人たちにはそっちの味のケーキも用意しようかなって。 |
アイゼン | そういうことか。レイヴンのやつは別の意味でも大喜びしそうだな。 |
アイゼン | わかった。手に入ったらお前にも届けるようにしよう。 |
ライラ | ふふっ、皆さんの楽しみが増えましたね。 |
カノンノ・G | ありがとうございます !ライラさん、アイゼンさん。 |
カノンノ・G | みんなが喜んでくれると私も嬉しいです。 |
カノンノ・G | そっか……。ロックスもきっと、こういう気持ちで私たちのことを見守ってくれていたんだね。 |
ライラ | さあ、グラスバレーさん。あとは切り分けて、お茶会の準備をしておきましょう。 |
カノンノ・G | うん ! |
キャラクター | 命の繋がり |
カノンノ・G | よいしょ、と。トマトの収穫はこれで終わりかな ? |
オリエ | はい。みなさん、お疲れ様でした。 |
カノンノ・E | 本当に疲れた~ !畑仕事って、こんなに大変だったんだね。 |
P・カノンノ | でも、頑張った分、きっと今日のご飯は美味しくなると思うよ。 |
カノンノ・E | そうだね ! あー、帰ったらお腹いっぱいご飯が食べたいなぁ。 |
カノンノ・G | でも、その前にこの畑のおじいさんに報告しなきゃ。 |
オリエ | あの、その方が今回のお仕事の依頼者さんだったのですか ? |
カノンノ・G | うん。おじいさん、ギックリ腰のせいでしばらく畑のお世話が出来なくて困ってたんだ。 |
カノンノ・G | それで、私たちが代わりにお世話を引き受けたんだ。 |
カノンノ・E | 最初は大変だったよね。ちゃんとお水をあげても元気がなくなったり……。 |
P・カノンノ | 畑が動物に荒らされちゃったときもあったよね。 |
カノンノ・G | あのときはショックだったけどおじいさんは、いつものことだって笑って許してくれて……。 |
カノンノ・G | 私たちもすっごく勉強して毎日交代でお世話したんだよ。 |
オリエ | なるほど。その結果、立派なトマトを収穫できた、ということですね。 |
カノンノ・E | うん ! 実ったのを見たときは本当に嬉しかったなぁ。 |
P・カノンノ | でも、不思議だよね。それからお店で並んでいるトマトを見るとちょっと感動するようになっちゃった。 |
カノンノ・E | あっ、それ私も同じ !この子たちも誰かが一生懸命育ててくれたんだって思うと目がウルっとしちゃって……。 |
カノンノ・G | そうだね。きっとそれは、私たちが命の繋がりを感じ取れたからだと思うよ。 |
オリエ | 命の繋がり、ですか ? |
カノンノ・G | えっとね、私たちは誰かから少しずつ命をもらって今日を生きてるの。 |
カノンノ・G | だから、その繋がりに感謝して毎日を生きていかなくちゃいけないんだよ。 |
オリエ | ……そうですね。私、グラスバレーさんがいつもご飯を食べるときに感じていたことがわかった気がします。 |
オリエ | グラスバレーさんはいつも、「いただきます」と「ごちそうさま」を気持ちを込めて言っていましたから。 |
オリエ | グラスバレーさんにとってとても大切な言葉だったのですね。 |
カノンノ・G | うん。食べることも生きることもきっと当たり前だと思っちゃいけない。 |
カノンノ・G | だから、このトマトだって誰かに大切に食べてもらわなきゃ。 |
P・カノンノ | ねえ、だったらこの後お店で売られるまで手伝うのはどうかな ? |
カノンノ・E | あっ、それいいかも !どんな人が買っていくのか見たいし ! |
カノンノ・G | ふふっ、そうだね。私たちの育てたトマトでたくさんの人に喜んでもらおう ! |
キャラクター | あなたに見せたい景色 |
ライラ | わあ~ ! 噂には聞いていましたが、綺麗な島ですね ! |
エステル | そうですね ! それに、空気もおいしいです。これがジルディアなんですね。ティル・ナ・ノーグに生まれた、新しい島。 |
カノンノ・G | すごく素敵でしょ ? この島の魅力を早くみんなにも知ってほしかったから、今日はライラさんとエステルさんと一緒に来られて嬉しいな。 |
ライラ | こちらこそ、誘ってくださって嬉しいです。グラスバレーさんは、よく遊びにいらしてるんですか ? |
カノンノ・G | うん ! パスカやイアハートと一緒にね。来る度に新しい発見があって楽しいの。生き物たちも、どんどん増えてるんだ。 |
エステル | なんだか、島そのものの生命力を感じます。生き物たちと一緒に、島も成長を続けているんですね。育ち盛りの赤ちゃん……でしょうか。 |
カノンノ・G | ふふ、赤ちゃん…… ! |
エステル | わたし、何かおかしなことを言ってしまいましたか ? |
カノンノ・G | ううん。前にイアハートがね、この島はラザリスが生まれ変わったみたいだねって言ってたの。赤ちゃんみたいなラザリスを想像したら……。 |
エステル | そうだったんですね。ラザリス……今はまだ眠ってるんですよね。 |
ライラ | 目を覚まして、この島の美しさを目の当たりにしたらきっと驚かれるでしょうね。 |
カノンノ・G | だといいな。驚いて……そして好きになってもらえたらって思う。 |
エステル | そのためにも、わたしたちがまずこの島を好きになってたくさん楽しまないとですね !このあたりでお茶にしませんか ? |
ライラ | そうしましょう ! グラスバレーさんとバナナケーキを焼いてきたんです♪ |
カノンノ・G | 隠し味に必要だったコニャックも手に入ったからこれまでで一番美味しく仕上がったんだよ。早速―― |
カノンノ・G | あれ……今何か、声が……。 |
オリジナル・カノンノ | ……グラスバレー、聞こえる ? |
カノンノ・G | オリジナル・カノンノ !うん、聞こえるよ。久しぶりだね。 |
オリジナル・カノンノ | ジルディアは順調に育っているみたいね。……ラザリスも、落ち着いているわ。 |
カノンノ・G | よかった……。 |
オリジナル・カノンノ | 目覚めはまだ遠いけれど、前よりも私の声を聞いてくれるようになってきているの。今日は、あなたに伝えたいことがあってね。 |
オリジナル・カノンノ | ラザリスが、何度も思い返している絵があるの。あなたが描いたルミナシアとジルディアの未来の絵よ。 |
カノンノ・G | ラザリス…… !あの時は、拒絶されてしまったけどもう一度、見たいと思ってくれてるのかな。 |
オリジナル・カノンノ | 目が覚めたら、また見せてあげて。 |
カノンノ・G | うん…… ! うん ! 絶対、見せるよ ! |
オリジナル・カノンノ | ラザリスのこと、お願いね。 |
カノンノ・G | ありがとう。またね。オリジナル・カノンノ。 |
エステル | グラスバレー、大丈夫です ?お茶が入りましたよ♪ |
カノンノ・G | ありがとう ! すぐ行くね ! |
カノンノ・G | ……約束だよ、ラザリス。 |