プロフィール
突撃兵の異名を持つ地上軍中将。一度戦場に赴けば灼熱の剣閃を以て敵を焼き尽くす特攻隊長となり、そして同時に部下の命を尊び「生きて帰る」という信条を以て冷静に大局を見定める。世界を取り戻し、誰もが人を愛せるべき未来を掴むため、彼は人々を導く希望の灯火――英雄として天上軍との最終決戦に臨む。
ミリーナの一言
ディムロスさんはシャルティエさんが一人でいると駆け寄っていって一緒に訓練や食事をしようって、たとえ断られても熱心に誘っているわ。アトワイトさんのことも真剣に思っているように、部下に対しても愛情深い人なんだろうな。私もディムロスさんを見習って、もっと愛を持ちたいわ!
イクスの一言
ディムロスさんは声を聞くだけでその人が猛者だとわかるみたいなんだ。ガイアスさんと軽く挨拶しただけなのに、あれほどの剣の腕前を持つ男はそうそういないって瞬時に実力を見抜いていたよ。それにお互い他人とは思えないとも言っていたな。世界を超えた強い繋がりがきっと二人にはあるんだろうな。
キャラクター | いつの日か |
---|---|
ディムロス | ――ハァッ ! ! |
スタン | ――ぐはっ ! ! |
リオン | 勝負あり。勝者ディムロス。 |
スタン | はぁ……はぁ……。くっそぉ……どうして勝てないんだよ。 |
リオン | ディムロスが強いのは事実だが理由はそれだけではないようだな。お前たちの戦いをみて確信した。 |
ソーディアン・ディムロス | 気づいたか。 |
リオン | シャル。お前がまさか僕に隠し事をしていたとはな。 |
ソーディアン・シャルティエ | ち、違いますよ。別に隠していたわけじゃなくて伝える必要がなかっただけで……。 |
スタン | お、おい。ちょっと待ってくれよ。何の話をしているんだ ? |
ソーディアン・ディムロス | ソーディアンが最大パワーを発揮するにはある条件があるんだ。 |
スタン | 条件 ? |
ディムロス | それはソーディアンと |
リオン | スタンとディムロス、両者の技量を考慮しても不自然なほどソーディアンの出力や反応速度などに差があったのは、やはりそのためか。 |
スタン | そんな……それってつまり俺がディムロスを本当の意味で使いこなすことはできないって意味だよな。 |
リオン | お前だけじゃない。他のソーディアンマスター全員だ。僕を含めな。 |
ソーディアン・シャルティエ | ……坊ちゃん。 |
ディムロス | スタンくん。しかしながら君は、私が驚くほどソーディアンの私を使いこなしている。これは本当だ。 |
ソーディアン・ディムロス | ああ。まだまだ至らない点は多々あるがお前は出会った頃と比べ神の眼奪還の旅を通じ、とても成長したからな。 |
スタン | けど、俺……諦められないよ。なんか……すごく悔しいんだ。 |
スタン | 自分でもよくわからない。だけど俺、どうしても、ディムロスと一緒にディムロスさんに勝ちたいって思っちゃうんだ。 |
ソーディアン・ディムロス | ……スタン。 |
ディムロス | スタンくん。それには覚悟が必要だ。 |
スタン | ……覚悟、ですか ? |
ソーディアン・ディムロス | …………。 |
ディムロス | いまはわからないかもしれない。だが、君にもわかる日が来るかもしれないな。 |
スタン | ……ディムロスさん。 |
ディムロス | そのディムロスさん、だが。これからはもうやめてもらおう。私も「スタンくん」というのはやめさせてもらう。 |
スタン | えっ ? |
ディムロス | 私としても、君が私を超える日が来ることを楽しみにしているぞ、スタン。私の未来のライバルよ。 |
スタン | …… ! |
スタン | わかった ! よろしくな ! ディムロス ! ! |
ディムロス × 2 | ああ ! |
スタン | あっ……ごめん。いまのは人間のディムロスに対してで……。 |
ディムロス | ……臨機応変に使い分けてくれ。 |
キャラクター | 上司の務め |
ディムロス | さて……どうしたものか。 |
レイア | おつかれー、ディムロス。 |
ファラ | 浄玻璃鏡を届けに来たよ。 |
ディムロス | ああ。レイアくんとファラくんか。わざわざありがとう。 |
レイア | これくらい気にしないで。それより、何か悩み事でもあるの ?よければ相談に乗るよ ? |
ディムロス | いや、心配はいらない。少し、私の部下の今後について考えていただけだ。 |
ファラ | その部下って、もしかしてシャルティエのことじゃない ? |
レイア | さっき外で地面に落書きしながら何度も溜息をついていたけど……。 |
ディムロス | またか……。ああ、君たちの推察どおりシャルティエについてだ。 |
ディムロス | あいつはどうも一人で悩みがちなところがある。それもやはり自分に自信がないからだろう。なんとかしてやりたいのだが……。 |
レイア | それなら訓練が一番だよ !きっと強くなれば自分に自信もつくって ! |
ファラ | そうそう。何が原因かは知らないけど体を動かしていれば自然と気分も晴れてくると思うな。 |
ディムロス | なるほど。健全なる精神は健全なる身体に宿るという。二人の意見は尤もだな。 |
シャルティエ | 見張り、終わりました……はぁ。それじゃあ今日はもう上がりますね……。 |
ディムロス | シャルティエ ! これから私と一緒に訓練に行かないか ? |
シャルティエ | えっ…………。 |
レイア | はいはーい ! わたしも参加させて !みんなで訓練した方が楽しいもん ! |
ファラ | じゃあ、わたしも ! まずは手始めに腕立て伏せ200回、その次は村の周りを100周 ! |
シャルティエ | 腕立て伏せ200回 ! ?それに村の周りを100周ってなんですかそのメニュー ! ? |
ファラ | いま言ったのは全部準備体操。本番はもっと厳しいよ ? |
レイア | ファラが前に話していたレグルス式の訓練だね !わたしも挑戦してみたかったんだ !大変そうだけど、だからこそ燃えてきた ! |
ディムロス | 善は急げだ。私たち四人でさっそく特訓を開始するとしよう ! |
二人 | おーっ ! ! |
シャルティエ | えっと、僕は……部屋に戻って読書をする予定が……。 |
ディムロス | シャルティエ。訓練のあとは私がメシをおごってやろう。楽しみにしておけよ ? |
シャルティエ | ありがとう、ございます…………うっうぅ。 |
レイア | よかったね、ディムロス。シャルティエに泣くほど喜んでもらえて。 |
ディムロス | これも上司の務めだ。 |
キャラクター | 堕ちた英雄 |
ジューダス | ――僕たちからの報告は以上だ。今のところ、特に大きな問題は起こっていない。 |
ディムロス | ありがとう、ジューダスくん。それにカイルくんもわざわざ資料を届けてもらってすまなかった。 |
ジューダス | 資料をまとめたのはウッドロウだ。僕たちはただ、あいつの使いでやってきただけだ。 |
カイル | それに、オレはディムロスさんたちに会えて嬉しかったです。部隊の人たちも元気そうで安心しました。 |
ディムロス | ああ。実は、情勢が落ち着いたらこの部隊も解散しようと考えていたのだが、残って力を貸してくれるという者たちが多くてね。 |
ディムロス | 小さな諍いや問題がまだある以上我々も休んではいられない。 |
カイル | そうですよね。オレたちも頑張らなきゃ !ね、ジューダス ! |
ジューダス | お前は首を突っ込みすぎるときがある。程々にしておくんだな。 |
カイル | えー、そんな言い方しなくてもいいだろ ?オレだっていつか、父さんみたいな立派な英雄になるんだから ! |
ディムロス | …………。 |
カイル | あれ、ディムロスさん、どうしたんですか ?オレたちが持ってきた資料に何か…… ? |
ディムロス | ……ああ、すまない。少し気になることがあってね。 |
ジューダス | ……バルバトスについてか ? |
ディムロス | ああ、先ほどジューダスくんから大きな問題は起こっていないと教えてもらったがやはり、奴の動向は確認しておきたかったんだ。 |
ジューダス | そうだな。今は大人しくしているとはいえいつお前の命を奪いに来るかわからないんだ。用心するに越したことはない。 |
カイル | ディムロスさん、もし、またバルバトスと戦うようなことがあったらすぐに連絡してください。オレ、必ず駆けつけますから ! |
ディムロス | ありがとう、カイルくん。……だが、奴が狙っているのは私の命だ。これ以上、君たちを巻き込むわけにはいかない。 |
ジューダス | ……それは、堕ちた英雄をお前たちの時代に生み出してしまったという責任か ? |
ディムロス | ……いや、そこまで言うつもりはないがもし、あの男が地上軍として戦い続けていれば英雄となっていた可能性は十分にある。 |
ディムロス | そういう意味では、バルバトスの裏切りを止めることが出来たのは我々だったのかもしれない。 |
カイル | ディムロスさん……それは……。 |
ディムロス | わかっている。そんなことは机上の空論であって考えるだけ無駄だ。 |
ディムロス | だからこそ、奴が私との因縁に拘るというのなら私も決着をつけるために戦うつもりだ。 |
ジューダス | そうか……ならば僕たちが余計な口出しをする必要はないだろうが、一つだけ言っておいてやる。 |
ジューダス | 天上軍に寝返ることを決め英雄の道を閉ざしたのはバルバトス自身だ。 |
ジューダス | その選択をお前の責任としているのなら間違っているのはあいつだ。 |
カイル | そうですよ ! それに、地上軍の為に最後まで戦ったディムロスさんが負けるもんか ! |
ディムロス | ……ありがとう、二人とも。そうだな、私と共に戦ってくれた者たちの為にも私は負けるわけにはいかない。 |
ディムロス | バルバトス……お前との戦いが避けられないのであれば引導を渡してやろう。 |
ディムロス | ――たとえ、何度挑んでこようともな。 |