メルクリア
「兄上様……!今度こそ、わらわとずっと一緒に……」
「必ずビフレストを復活させるのじゃ」
テイルズ オブ ザ レイズ
性:女
年齢:?歳
身長:145cm(ヒール込み)
体重:36kg
CV:小林 由美子

プロフィール

これで亡者亡国を甦らせよう。彼女はリビングドールの草案を抱きながら、誰もが微笑む虚構の楽園に胸を躍らせていた。その希望に満ちた想像が、この世に更なる邪悪を創造するとも知らずに。気づけば、リビングドールを率いていた自分こそが、過去の傀儡となっていたが、もう自分では何もできない。毒に導かれるがまま全てを破壊された。だが同時に彼女を縛る無数の鎖も消えた。心を取り戻した彼女は、おぼつかぬ足で歩み始める。過去の楽園ではなく、兄の背を目指して。

ミリーナの一言

メルクリアは少しだけ雰囲気が変わった気がするわ。私たちの知らないところで、メルクリアもいろいろな経験をしてきたんでしょうね。ただ、一つだけ変わらないことは、メルクリアが可愛いってこと。本当は戦い合うより、ただひたすらナデナデしてたいのになぁ。お菓子を作ってあげたり、髪を結ってあげたり。ただ、今のメルクリアでも、さすがに私がそんなことしたら、魔鏡術の一つでも放ってきそうよね。残念だけど我慢しないと。けど、いつか仲良くなった時には、思う存分ナデナデしたいわ。

イクスの一言

ずっと気になっていたんだけど、メルクリアの語尾って独特だよな。「のじゃ」ってどういう意味なんだろう。誰かの真似をして言っているだけなのか、もしくはビフレストの方言なのか……。いや、もしかしたらビフレスト流の鏡士の修行かもしれないな。メルクリアは才能があるとはいえ、魔鏡術の勉強や鍛錬もあまり経験がないのに、あそこまで鏡士の力を行使できていて、それがずっと不思議だったんだ。もちろん勉強や鍛錬が不要なぐらい素質があるのかもしれないけど……こればかりは試してみないとわからないよな。よし、俺も試しに「のじゃ」口調の特訓だ !


キャラクターパジャマパーティー
メルクリアそれでは兄上様。わらわはもう眠りまする。
ナーザそれがいい。夜更かしは身体に障るからな。おやすみ、メルクリア。
メルクリア……………………………行ったようじゃな。アステル、ジュニア。もう出てきても大丈夫じゃぞ。
アステルあははっ。バレなくてよかったねぇ。もう少し隠れるのが遅れたら、ナーザさんのお説教で僕らのパジャマパーティーが台無しになるところだった。
ジュニアこれもアステルさんの開発した装置のおかげですね。廊下に設置したセンサーの反応でナーザ将軍が部屋に来るのを事前に察知できました。
アステル本当はリヒター対策の装置だったんだけどね。夜に研究してると、早く寝ろってうるさくて。
メルクリアしかし……よいのかのう。なんだか二人を欺いているようで少々胸が痛む……。
アステル「夜更かしはダメだ」って、パジャマパーティーを認めてくれないのがいけないんだよ。石頭の二人のことなんか、気にしない気にしない♪
ジュニア確かにちょっと罪悪感はあるけどたまにだったら夜更かししてもいいかなと思うよ。それに叱られることになっても三人一緒だしね。
メルクリアアステル……ジュニア……。
アステルそれじゃあメルクリアにはパジャマパーティーが初めての僕たちにどんなものか解説してもらおうか !
メルクリアなんと !  二人とも初めてだったとは !わらわもセシ……シドニーとの一度しか経験はないがぱじゃまぱーてぃーはとっても楽しいものじゃぞ !
メルクリアまず、ぱじゃまぱーてぃーとはパジャマ姿でお菓子と紅茶をつまみながら――
ナーザやはり、そういうことだったか。
メルクリア兄上様 ! ?  ど、どうしてここに……。
リヒター装置が反応しなかったことがそれほど驚きか ?
アステルあちゃぁ、リヒターには気づかれちゃったかぁ。完全にステルス化するためにはもう少し改良の余地があるんだな。
リヒター寝室にいないと思えば……まったく。
メルクリア兄上様 !  リヒター !こ、これは……その……。
ナーザメルクリア。俺もそのパジャマパーティーとやらに参加させてもらうぞ。
メルクリアそれはもちろん…………えっ ! ?あ、兄上様もぱじゃまぱーてぃーに ! ?
ナーザレイカー博士がいる限り素直にやめておこうとはなるまい。
ナーザならば、夜更かしが過ぎぬよう俺がタイムキーパーとして参加した方が俺にとってもお前たちにとっても得という話だ。
メルクリア兄上様……ええ、そうですとも !さあ一緒にぱじゃまぱーてぃーをしましょう !
バルドだけどその前に、ナーザはパジャマに着替える必要があるんじゃないかい ?
ナーザバルド、からかうのはよせ。別にこのままでもいいだろう。
メルクリアいえ、バルドの言うとおりです。ぱじゃまぱーてぃーではパジャマが正装。いかに兄上様でもパジャマになってもらわねば。
ナーザそれは…………いや、確かにそれが道理か。郷に入っては郷に従えというもの。いいだろう、パジャマはあるか ?
ジュニアあ、どうぞ。ナーザ将軍のはこれです。
アステルで、こっちはリヒターのね。
リヒター――な、何故俺まで……。俺は参加するとは言っていないぞ ! ?
アステル協調性が足りないねぇ、リヒターくん。さ、早く『正装』に着替えて。ふひひひ♪
メルクリアまさかリヒターも参加してくれるとは !これはなんとも楽しい夜になりそうじゃのう !
メルクリアさあ、みんなでぱじゃまぱーてぃーじゃ♪

キャラクター新たな一歩
メルクリアこ、これしきの……荷物…………。
リヒターメルクリア。無理をするな。その荷物は俺が運ぶ。
メルクリアし、心配は無用じゃ。これはわらわが引き受けた役目。わらわが最後まで――
リヒター伏せろ !  積み荷が崩れる !
メルクリアなっ ! !
リヒターくっ…… ! !
メルクリアリヒター !  大丈夫か ! ?
リヒターだから無理をするなと言っただろ !あやうく生き埋めになるところだったんだぞ !
メルクリアす、すまぬ………。やはりお主の言うとおりであった……。
リヒター……わかればいい。手に負えないと思ったら、他人を頼れ。一人で抱え込む方が迷惑になる。
メルクリアリヒターは……大人じゃのう。
リヒター
メルクリアジュニアの言った通りじゃった。わらわは子供……ただのわらしじゃった。いや、きっと今もそうなのじゃろう。
メルクリアリヒターよ。わらわは亡国の皇女でしかない。今のわらわはアスガルド帝国の聖母どころか客分の扱いですらなくなったのじゃ。
メルクリアただの子供であるわらわはお主のために何をすればいい……。わらわはいったい何ができる……。
リヒターさあな。俺もお前が思う程大人という訳じゃない。だが……その答えを自分で見出せるようになることが大人になる……ということかもしれんな。
リヒターそれに俺は、ようやく子供になれたお前にそんな大層なことは期待していない。
メルクリア……ようやく子供になれた ?  わらわが ?
リヒター今までのお前は大人の操り人形でしかなかったからな。ようやく人形が人間に……子供になったんだ。焦ることはない。
メルクリアそう、か…………。じゃが大きな過ちを犯したわらわであっても大人になれるのじゃろうか……。
リヒターうじうじと後ろを振り返るな。豚になるぞ。俺が教えてやった筈だぞ。勇気は夢を叶える魔法、だとな。
メルクリア……勇気は夢を叶える魔法。
リヒター過ちの責任を取るのは当然だ。だが、それに囚われすぎると足が止まる。勇気を持って、恐れず、前に進め。
メルクリア……う、うむ !  よくわからぬが、わかった !
リヒターでは行くぞ。お前はこの小さい荷物を持て。今のお前には少し重いかもしれないが無理と言うこともないだろう。
メルクリアよかろう !  わらわに任せておけ !
リヒターああ、しっかり運べ。転ぶなよ。

キャラクター思い出のよすが
メルクリアどうじゃ !  この美しいコレクションは。見るが良い、嗅ぐが良い。深い海の香りがするであろう。
マークⅡおっ、ご機嫌だな。お姫様。コレクションってこの貝殻のことか ?
ジュニアわぁ、色とりどりで素敵だね…… !これ、この間の海水浴で集めてきたの ?
メルクリア海水浴ではない、あくまで偵察任務じゃぞ。……まぁ、海水浴もしたのじゃが。
コーキスへぇ、色んな形があって面白いな~ !でも、こんなに沢山必要だったのか ?
メルクリア鈍いのう、コーキスよ。これはそなたたちへの土産じゃ !
メルクリアわらわたちだけで、海の思い出を独り占めするのは勿体なかろう。海の素晴らしさを、皆にもお裾分けせねばと思うてな。
コーキスよしっ !  それじゃ、俺はこのデカいやつ !
メルクリア勝手に持っていくでない、うつけがっ !それは兄上様のぶんじゃ。おぬしにはこの小さいのを授けようぞ。
コーキスえ~っ、ボスだけズルいな……。
ナーザ……なんの話をしている ?
メルクリアあ、兄上様…… !  わらわは、あの砂浜で集めた貝殻を皆に見せていたのです。
ナーザああ……、あれか。そういえば、随分と熱心に集めていたな。
ジュニア僕たちへのお土産だそうですよ。思い出のお裾分けだ、って。
ナーザ……思い出、か……。
メルクリアジュニアは好きなものを持っていくが良いぞ。おぬしは見る目がありそうじゃからな。
ジュニアそれじゃ、そっちの水色のをもらうよ。マークはどれがいい ?
マークⅡじゃ、俺はこいつにしとくかな。……ついでに、出払ってる連中のぶんも持っていってやるとするか。
ナーザ…………。
メルクリアあの、兄上様……どうかなさいましたか ?わらわの顔を見て……。
ナーザ……メルクリア。海はそんなに楽しかったか ?
メルクリアは、はい !  それはもう……。兄上様とご一緒でしたから。
ナーザ……そうか。ならば、良かった。この貝殻、俺も一枚持っていって構わぬか。
メルクリアあ !  お待ちくださいませ !兄上様には、このとっておきの法螺貝を……。
ナーザいや、この小さい物でいい。思い出のよすがに大きさは関係あるまい。それに……。
メルクリアそれに…… ?
ナーザいや、なんでもない。これが気に入ったというだけだ。
メルクリアそうなのですか……。では、そちらをお持ちくださいませ。
ナーザ(……小さくてお前に似ているから、などと言ったら機嫌を損ねるかもしれぬからな)
ナーザ(思い出のよすが、か……。死者にそんなものは不要と思っていたが。この貝、大事にせねばな)