プロフィール
自称ノルミン天族最強の漢ノルミン・フェニックス。彼は今日も土産のマスコットに扮し、たとえ傘に吊るされようとも演技がバレようとも、自身の持つ「不死鳥」の加護で憑魔、穢れ、ドラゴンからその少女を守り続ける。それは彼女の笑顔を取り戻すため、そして、かつて拳を交わした友である、少女の兄「死神」との約束のために。
ミリーナの一言
フェニックスは夜なべして作った身代わりの人形を、エドナ様が傘につけてくれているのを見て、感動のあまり号泣していたわ。エドナ様は人形がないと傘のバランスが悪いからつけているって言っていたけど、きっとそれだけじゃなんだろうな。私もイクスに、私の人形をプレゼントしてみようかしら。
イクスの一言
フェニックスはこの世界でも、ノルミン独立闘争を考えているみたいだ。けど他のノルミンたちはノルミンタウンでの暮らしに満足しているらしくて、誰も相手にしてもらえずに断られ続けているらしい。それでも諦めないのは、さすが不死鳥の名を持つ漢だよな。俺にもその心の強さを少し分けてほしいよ。
キャラクター | 鳳凰天駆 |
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ルカ | ううっ……誰だろ。僕を手紙で呼び出す人なんて。「時は来た」なんて書いてあったけど……。 |
ルカ | あれ ? あそこにいるのって……。 |
スタン | おっ、ルカだ !おーい、こっちこっち。 |
リッド | なんだ、もしかしてお前も手紙を貰ったのか ? |
ルカ | えっ ? それじゃあ……。 |
クレス | ああ、僕たちも呼ばれて集まったんだ。「我の大事な約束を果たすため、同胞を求める !そのための力量を測りたく候」って書かれてあったよ。 |
ルカ | 僕と同じ内容だね。でも、一体誰がこんな手紙を……。 |
フェニックス | 盟約の——そして、審判の時は来たれり ! |
ルカ | なっ、なに…… ! ? |
フェニックス | ふっ、よく来たな。審判を下す前に覚えておくがいい。我が名は——。 |
スタン | おおっ、フェニックスじゃないか !お前、ノルミン天族の中で最強の漢なんだってな。 |
ルカ | 手紙の差出人はフェニックスさんだったんだね。どうりで内容が暑苦しいと……。 |
フェニックス | 我が名はフェニックス !ノルミン天族最強の漢なり ! |
リッド | それ、スタンがさっき言ってるぞ。 |
フェニックス | くっ……、秘かに練習した段取りが……。 |
クレス | それで、フェニックスさん。僕たちをこの場所に呼んだ理由は何ですか ? |
フェニックス | ふっ、今こそ汝らに審判を下すとき ! !我が友の妹の仲間として相応しいか我自身が見極めてやろう ! ! |
クレス | 我が友の妹……。それって、エドナのことですか ?じゃあ、手紙にあった約束というのは……。 |
フェニックス | 然り ! !全ては我が友との約束のため我が友の妹の仲間に足る漢たちか我が見極める ! |
フェニックス | 遠慮はいらん。手紙に記したことが全てなり !今こそ我が同胞としての証を…… ! ! |
フェニックス | お前の鳳凰天駆を見せてみろ ! ! |
リッド | 鳳凰天駆 ?なんでまた……。 |
フェニックス | 知りたくば、力を示してみせよ ! |
クレス | ……わかりました。フェニックスさんがそこまで望むのなら僕も全力でお相手をします ! |
フェニックス | さあ、かかって来るがいい ! ! |
クレス | いくぞっ ! !——鳳凰天駆ッ ! ! |
フェニックス | ……ぐっ、これは ! ?日頃の鍛錬の積み重ねが生み出した見事な鳳凰天駆ッ ! ! |
スタン | よっしゃあ、次は俺だな ! |
スタン | うおおおおおおおっ !——鳳凰天駆ッッ ! ! |
フェニックス | なんと……実に力強い鳳凰天駆 ! !燃え盛る炎を纏いし姿は、まさに鳳凰なり ! ! |
リッド | オレもいくぜ ! !——鳳凰天駆ッ ! ! |
フェニックス | こっ、これは…… ! ?試練を越えし者が生み出す鳳凰天駆 ! ?このような使い手がいようとは……。 |
ルカ | はあああああっ ! !——鳳凰天駆ッ ! ! ! ! |
フェニックス | 見える ! 見えるぞッ ! !汝の中に眠りし、熱き咆哮の炎と翼が…… ! ! |
クレス | だっ、大丈夫ですか、フェニックスさん ! ? |
フェニックス | ……笑止 ! ! 我は何度でも蘇る ! !なぜなら ! 我は不死鳥 !我が名はフェニックス ! ! |
フェニックス | さすが鳳凰天駆を体得せし者たちよ……。認めよう。エドナを託すに足る漢たちと。 |
フェニックス | だが ! 汝らの鳳凰天駆には更なる高みがある ! !汝ら自身が不死鳥となり舞い上がるのだ ! ! |
クレス | なんだ ! ? フェニックスさんの周りに炎が渦巻いて…… ! ? |
フェニックス | 我こそが天翔ッッ ! ! ! ! |
ルカ | す、凄い……。これが、フェニックスさんの力……。 |
フェニックス | 我も汝らと同じ天翔の炎翼を持つ者なり。我の不死鳥の姿を見せることにより汝たちとの同胞の証とさせてもらう ! |
スタン | ああ、フェニックスの熱い想いは伝わったぞ ! |
ルカ | じつは,最初はあの手紙を疑っていたんだけど今日ここに来てみて本当によかったよ ! |
リッド | オレの鳳凰天駆にも磨きをかけていくぜ ! |
クレス | まさか、こんな形でも僕たちには繋がりがあったんだね。 |
フェニックス | さあ、我が同胞たちよ !今ここに ! 我と共にエドナを守護する不死鳥の翼を羽ばたかせるのだ ! ! |
キャラクター | 盟約 |
ヴィクトル | アイゼン、お前に客が来ているぞ。 |
アイゼン | 俺に客だと……お、お前は ! ? |
フェニックス | 久しいな、我が友よ ! |
アイゼン | フェニックス……。 |
フェニックス | 友の顔を一目見ようと思っただけだ。 |
アイゼン | それだけじゃ無いんだろう ? |
フェニックス | さすがだな、我が友よ。汝に言っておきたいことがある。 |
フェニックス | …………すまぬっ !我の不死鳥の加護にもっと力があれば汝が妹と再び別れることもなかったというのに……。 |
アイゼン | お前の加護の問題ではない。俺は俺の意思でここにいるんだ。 |
フェニックス | だが ! このままでは我が我を許せぬのだ ! |
アイゼン | ……何を言ってるんだ、お前は ? |
フェニックス | 我は汝の死神の力を完全には封じられなかった。この世界では不死鳥の加護は一時的なものであり汝もそのことは理解していたはず。 |
フェニックス | 即ち、我が不死鳥の加護が無くなる前に汝は妹と別れを済ませたのではないのか ? |
アイゼン | ……はぁ。とんだ勘違いをしているようだな。いいか、フェニックス。俺は……。 |
フェニックス | ……我を殴れ。 |
アイゼン | なっ…… ! ? |
フェニックス | 我を殴れと言ったのだ ! !汝に殴られることによって自らの戒めにするのだ。 |
アイゼン | ……下らん。 |
フェニックス | 頼む。我が最強であるために必要なことなのだ。汝が首を縦に振るまで我は帰らぬぞ ! |
アイゼン | ……何を言っても聞かないようだな。 |
フェニックス | 遠慮する必要はない。なぜなら、我は不死鳥 !我が名はフェニ……。 |
アイゼン | フンッ ! ! |
フェニックス | ぐはっ ! ! |
アイゼン | 気は済んだか ? |
フェニックス | ……な、なかなかいい拳だったぞ、我が友よ。 |
アイゼン | ……フェニックス。アジトから出ていく前に俺からも言っておけばよかったな。 |
アイゼン | ……また、お前の力で妹を守ってやってほしい。俺の願いは、それだけだ。 |
フェニックス | ! !ああ、友よ ! その願いしかと受け止めた ! ! |
アイゼン | 頼んだぞ、フェニックス。 |
ヴィクトル | 随分と暑苦しいやつだったな。 |
アイゼン | だが、あいつが傍にいればエドナの身も安全だ。 |
ヴィクトル | 自分の妹を任せられるほどの実力者なのか ? |
アイゼン | あいつは約束を守り続けてきた。俺にとっては、それだけで信用に足る漢だ。 |