プロフィール
極東支部支部長代理を務める傍ら、独立支援部隊「クレイドル」に属しなおも最前線で戦うゴッドイーター。かつては、大切な人を目の前で失ったトラウマから、精神的に危うく他者に対し攻撃的に振る舞うことも少なくなかった。とある任務中の事故により心身ともに衰弱するが、仲間の支えにより戦線復帰を果たす。その後は徐々に周囲に対し目を向けられるようになり、他者を慮り、他者の為に行動を起こせる強い意志の持ち主となる。
ミリーナの一言
この前、アリサさんがファラ生活向上委員会の人たちと話しているところを見たの。アリサさんに事情を聞いたら、部屋の片づけについて色々と教わっていたそうよ。綺麗にしたいんだけど整理整頓が苦手なんですって。しっかり者のアリサさんにも意外な一面があるってことね。でも、そういうギャップもとても可愛らしいと思うわ。
イクスの一言
アリサさんはアラガミと戦うだけじゃなくて、人々の生活区域を広げる支援組織でも指揮する立場にいるそうなんだ。最初は専門知識の習得や慣れない業務に忙殺されて大変だったらしいけど、仲間の人たちの協力もあって少しずつ成果が実ってきたんだってさ。アリサさんを見ていると、いつかアラガミがいる世界でも、人が笑顔で過ごせる場所をつくれるはずだって、そう思うんだ。
キャラクター | 一歩ずつ |
---|---|
エレノア | アリサ、街の警備を手伝っていただきありがとうございました。 |
アリサ(GEREO) | いえ、これくらいお安い御用です。エレノアさんこそ、忙しい中、街の人たちの為に頑張っているじゃないですか。 |
エレノア | 私は……自分に出来ることを一つずつこなしているだけですよ。 |
アリサ(GEREO) | 私もエレノアさんと同じ気持ちです。この世界でも私が力になれるのならって思うと自然と身体が動いてしまって……。 |
エレノア | そうですか。私たち、似た者同士かもしれませんね。 |
リフィル | でも二人とも、無理は禁物よ。疲労で倒れたら本末転倒ですからね。 |
エレノア | リフィル、聞いていたのですか ? |
リフィル | ごめんなさい。立ち聞きするつもりはなかったのだけど丁度アリサを捜していたら二人の話が聞こえてしまって。 |
エレノア | もしかして何か先約が…… ? |
リフィル | いえ、このあと、コロセウムに行ってミリーナと一緒に会議に出席してもらう予定なの。 |
リフィル | 供給物資の調整はアリサが持っている知識も役に立っているみたいなのよ。 |
エレノア | そうだったのですか。すみません、アリサ。時間ギリギリまで付き合わせてしまって……。 |
アリサ(GEREO) | いえ、必要な資料はすでに作成済みですし問題ありませんよ。 |
アリサ(GEREO) | それに、エレノアさんと話が出来て楽しかったです。 |
エレノア | アリサ……。では、今度はゆっくりお茶をしながら話しましょう。 |
アリサ(GEREO) | はい、ぜひよろしくお願いします。 |
リフィル | アリサは無理をする傾向があると思っていたけどどうやら私の杞憂だったみたいね。 |
アリサ(GEREO) | ……以前の私は自分でなんとかしないと、って一人で抱え込んでいました。 |
アリサ(GEREO) | でも、今は仲間の人たちのことも頼りにしようって、そう思えるようになったんです。 |
エレノア | そうですか。ならば、いつでも私たちを頼ってくださいね、アリサ。 |
アリサ(GEREO) | はい、有り難うございます。 |
リフィル | ねぇ、アリサ。さっそくだけれど例の話は会議が終わったあとに、ってことでいいかしら ? |
アリサ(GEREO) | あっ、あの件ですね、もちろん大丈夫ですよ。 |
エレノア | あの件 ? |
アリサ(GEREO) | はい、リフィルさんたちと一緒に料理をする約束をしていたんです。 |
エレノア | ええええっ ! |
リフィル | 私たちもいつまでも苦手なことをそのままにしておくのは良くないってこの前二人で話していたの。 |
アリサ(GEREO) | 誰でも最初から上手くできるわけではありません。何事も最初の一歩が肝心ですよね。 |
エレノア | ……ちなみに、アリサの料理の腕前は ? |
アリサ(GEREO) | 最近、魚を焼けるようになったんです ! |
エレノア | わっ、私 ! 今すぐベルベットを捜してきます ! ! |
キャラクター | 大切な贈り物 |
アリサ(GEREO) | ふぅ……このあたりの魔物は一掃できましたね。 |
ミント | はい。ですが、魔物の巣があるのは渓谷の頂上だそうです。 |
ミュゼ | そんな遠いところから麓の村まで下りてくるなんてご苦労なことね。 |
アリサ(GEREO) | 村の人たちが大事に育てた作物にも被害が出ているわけですし私たちで何とか解決できればいいのですが……。 |
ミュゼ | 人が育てた作物を勝手に取っちゃうなんて本当に困った魔物ね。 |
アリサ(GEREO) | ミントさん、ミュゼさん。少し休憩したら、また態勢を整えて……きゃ ! |
ミント | あっ、アリサさんの帽子が風で…… ! |
アリサ(GEREO) | ま、待って ! ! |
ミュゼ | 大丈夫よ、任せて。 |
ミュゼ | はい。これくらい、私なら簡単に取ってこれるわよ。 |
アリサ(GEREO) | ミュゼさん……。ありがとうございます。 |
ミント | 渓谷ですから、強風が起こりやすくなっているんですね。私も気を付けないと。 |
アリサ(GEREO) | すみません、私の不注意でした……。でも、本当に良かった……。 |
ミュゼ | そんなに、その帽子は大事なものなの ? |
アリサ(GEREO) | ……ええ、ある人からの贈り物で。 |
ミント | そうだったのですね。私も、アリサさんの気持ちが良く分かります。私の帽子も、母からもらったものですから。 |
ミュゼ | 大丈夫よ。二人の帽子が飛ばされても私がちゃんと取ってあげるから。 |
ミント | ……ふふっ、そうですね。ミュゼさんがいれば安心です。 |
ミュゼ | でも、羨ましいわ。私がジュードたちに贈り物をしたときは、今の二人みたいに笑ってなかったから。 |
アリサ(GEREO) | えっ ? |
ミュゼ | アリサの顔、とても嬉しそうよ。その人のこと、気に入っているみたいね。 |
アリサ(GEREO) | いや、その…… ! |
ミント | ミュゼさん、あまりからかうのはいけませんよ。アリサさんが困っています。 |
ミュゼ | じゃあ、話はこれくらいにしましょう。問題を解決したら、村の人からお礼のナップルを沢山貰う約束をしてるんだから。 |
ミント | あっ、ミュゼさん、待ってください。 |
アリサ(GEREO) | 嬉しそう、か。 |
アリサ(GEREO) | そんな感情を教えてもらったから私は自分のやるべきことを、見つけられたんですね。 |
アリサ(GEREO) | ここが私たちとは違う世界だとしてもやるべきことは変わりません。 |
アリサ(GEREO) | 私が力になれることが、きっとあるはずですから。 |