プロフィール
記憶を失った少女が唯一覚えていたのは、一人の男の優しい眼差しだった。その男が大海賊アイフリード、自分の祖父だと信じ、己が素性を探るべく冒険へと旅立つ。やがて真実は明らかとなり、少女は悲壮な決意の末に、自らの手で、祖父と信じた者へ別れの銃弾を撃ち込んだ。辛くても泣かない。そう誓っていても零れ落ちる涙。その涙をぬぐい去り、少女は新たな仲間と歩き出す。
ミリーナの一言
パティから『おでんケーキ』というお菓子の話を聞いたの。あまりにも斬新だったから、試しに作って欲しいって頼んだんだけど「物好きなのじゃ」って笑われちゃったわ。でも、あんなに料理上手で可愛いパティが作るんだもの、きっと私の想像を超えた味だと思うのよね。一度でいいから食べてみたいわ。
イクスの一言
ユーリさんをメロメロにする服をデザインしてくれってパティに頼まれたんだ。なんでも、以前もドレスを作って見せたのに、ほとんど反応がなかったらしい。女の子の服なんて、どう作ればいいか悩むけど、「今回はイクスの趣味を煮詰めたような服で、一発逆転を狙うのじゃ」って言ってくれたから、気合いを入れてデザインしないとな。
キャラクター | アジトの権力者 |
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ファラ | ――レシピはこんな感じ。どう、わかった ? |
パティ | バッチリなのじゃ !後は何度も作って、ファラ姐のオムレツをモノにできるように研究するのじゃ。 |
ファラ | そうだ、ベルベットのシチューのレシピはもう聞いた ? |
パティ | 『ウリボアの肉たっぷり、なのにさっぱりシチュー』じゃろ ?あれも極めるまでは大変そうじゃが頑張るのじゃ。 |
パティ | 他におすすめの料理はあるかの ? |
ファラ | そうだなぁ、クレアのピーチパイは絶品だよ。あとはセネルのパンも美味しいし……。 |
パティ | ふむふむ……。 |
ルドガー | 待たせてごめん。料理のレシピを集めてるんだって ? |
エル | エルもおじゃましまーす。 |
パティ | お世話になるのじゃ。料理上手な者に声をかけてコツを教わってるところなのじゃ。 |
ファラ | パティだって料理上手なのに、努力家だよね。やっぱりユーリのお嫁さんになるための修行 ? |
パティ | それもあるがの。目標は常に大きくなのじゃ !さ、ルドガー、トマト系のレシピを頼むのじゃ ! |
ルドガー | ああ、いいよ。えっと―― |
エル | ダメ ! トマト反対ー ! |
パティ | じゃが、ルドガーのトマトレシピは美味しいと評判なのじゃ。教えてもらわないと困るのじゃ。 |
エル | なんでパティが困るの ? 別にいいじゃんそんなにいっぱいお料理おぼえなくても。トマト料理がふえて困るのはエルのほうだし。 |
パティ | ……くっくっく聡い子じゃな。もう一息だったのに……。 |
ファラ | どういうこと ? |
パティ | バレてしまっては仕方ないのじゃ。うちは、料理上手な者たちのレシピを |
エル | バレる ? ちょっと何いってんのかわかんない。 |
ルドガー | 権力者って……料理とは全然関係ないような……。 |
パティ | 一家の食事を預かる者が権力を握る !それに気づいておらんとは、とんだ甘ちゃんなのじゃ。 |
パティ | ルドガーとて、きっとその料理の腕で知らぬ間に誰かの人生を変えたり世の中を動かしたりしてるはずなのじゃ ! |
ルドガー | ははっ、そんな馬鹿な……。 |
ファラ | 大げさだよ、パティ。 |
パティ | いや、ファラ姐のオムレツのために生きようとする奴がいるかもしれん。それほどに、料理とは人を左右するものなのじゃ ! |
パティ | そんなこんなで、うちが全レシピを |
カロル | あ、パティ、またやってるの ?食事を制するものが――みたいなやつ。 |
エステル | 今度はアジトの権力者を目指すんですね。頑張って !それと、今夜はマーボーカレーが食べたいってユーリが言ってましたよ。 |
パティ | ユーリのためならお安いご用なのじゃ~。アミィのレシピを試してみるのじゃ♪ |
エル | ねえ、ケンリョクシャって、ごはんを作る人のこと ? |
ファラ | そうみたい。もしかしたら、わたしたちも立派な権力者になれるかもしれないね、ルドガー。 |
ルドガー | 平和な世の中になりそうだな……。 |
キャラクター | アイフリード |
チャット | やはりすごいですね。ケリュケイオンは。ボクのバンエルティア号にも引けをとりませんよ。 |
アイゼン | そうか。好きなだけ見ていくといい。 |
チャット | はい。それではお言葉に甘えて。 |
アイゼン | あいつは本当に機械が好きだな。 |
パティ | なのじゃ。アジトでも、機械いじりが好きな連中となにやら作っておるようじゃからの。 |
アイゼン | 将来有望か。なるべくケリュケイオンの隅々まで立ち入れるようにガロウズにも言っておこう。 |
パティ | アイゼンは面倒見がよいの。昔、うちの側にもそんな奴がおったのじゃ。 |
アイゼン | それは、アイフリードの側に、という意味か。 |
パティ | うむ、参謀なのじゃ。頭が切れて、戦闘術にも長けてしかもいい男での !まるでアイゼンみたいだったのじゃ。 |
パティ | そっちのアイフリードは、どんな奴なのじゃ ?うちみたいに、キュートでお茶目だったりするのか ? |
アイゼン | フッ、正反対だな。むさ苦しいヒゲ男だ。だが……馬鹿みたいに懐がでかくて面白いやつだった。 |
パティ | ……だった、か。 |
アイゼン | …………。 |
パティ | ま、その口振りから察するに二人の仲はよくわかったのじゃ。良き友と出会えて、アイフリードは幸せ者じゃな。 |
アイゼン | そういうお前はどうなんだ ? |
パティ | もちろん、うちも幸せなアイフリードじゃぞ。アイゼンのアイフリードにだって負けないのじゃ ! |
アイゼン | ほう、随分と強気だな。 |
パティ | うちの幸せのために、命を張った奴がおるからの。でなければ死んでいった者に顔向けできんのじゃ。 |
アイゼン | ……そうか。お前とは、将来良い心水が飲めそうだな。 |
パティ | そうじゃな。じゃが、うちはユーリ一筋なのじゃ。間違っても惚れてくれるな、なのじゃ ! |
アイゼン | ふ……わかっている。 |
チャット | アイゼンさん、パティさん、お待たせしました。は~、やっぱり機械って崇高です……。 |
パティ | チャットも戻ってきたし、アイフリードの会(仮)、そろそろ始めるのじゃ !さて、まず何するかの ? おでん食うか ? |
アイゼン | ……そのネーミングを何とかしろ。 |