プロフィール
たおやかな笑みを絶やさない、天然ボケ気味の美女。その正体は世界の存続と繁栄を司る“時の紡ぎ手”たる女神で、己と対を為す“虚ろなる導き手”たる女神と戦い続けている。遺跡船に現れた際、己の力の大半を封印して人間の姿で降臨するも、意図に反して記憶まで封じてしまう。だが案ずるなかれ。彼女は今日も朗らかに笑って和やかな空気を振りまき、皆に癒しを与えている。
ミリーナの一言
この間、スパーダさんがアイゼンさんやヒスイさんやアッシュさんたちと揉め事を起こしていたの。私、止めに入ろうとしたんだけど、そこにグリューネさんが現れて「ケンカはダメよぉ。仲良くしましょう ?」って微笑んだ途端、みんな気まずげに顔を見合わせて黙り込んだ後、もうこんなことはしないって立ち去っていったのよ。グリューネさんの笑顔はみんなを和ませる力があるのね。素敵だわ。
イクスの一言
信じられないものを見てしまった。厨房に行ったら、アーチェとナタリアとリフィル先生とマルタの四人が料理の特訓をしててさ。身の危険を感じて逃げようとしたら、グリューネさんが現れたんだ。それから「美味しそうな匂いがするわねぇ」なんて言って、料理を一口食べちゃったんだけど、全然平気で笑ってるんだ……。グリューネさんって鉄の胃袋でも持ってるのかな……。
キャラクター | 記憶喪失 |
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ソフィ | …………。 |
グリューネ | あらぁ ?ソフィちゃん、お姉さんに何か用事かしら ? |
ソフィ | シャーリィに聞いたんだけど、記憶喪失って本当 ? |
グリューネ | うん、そうなのよぉ。お姉さんね、セネルちゃんたちと知り合う前のこと、なぁんにも覚えてないの。 |
ソフィ | そうなんだね。実は、わたしも記憶喪失だったんだ。だから、とても人ごとには思えなくて。 |
ソフィ | よかったら、グリューネが記憶を取り戻すためのお手伝いをさせてほしいんだけど……。ダメかな ? |
グリューネ | まあまあ。ソフィちゃんって、と~っても優しい子なのねぇ。お姉さん、感動しちゃったわぁ。 |
グリューネ | それじゃお言葉に甘えて、ソフィちゃんにも手伝ってもらっていいかしら ? |
ソフィ | もちろんだよ。それで、わたしは何をすればいいの ? |
グリューネ | とりあえず、お姉さんと一緒に、た~っくさんいろんな場所を見て歩いてほしいの。それをきっかけに何か思い出すかもしれないから。 |
ソフィ | うん、わかった。それじゃ、さっそく出発しようか。 |
グリューネ | ええ、行きましょう~ ! |
ソフィ | ただいま。 |
レイア | あっ、おかえり~ !もしかして、二人でお出かけしてたの ? |
ソフィ | うん。グリューネが何かを思い出すきっかけを作るために、あちこち歩いてきたんだよ。 |
グリューネ | …………あっ。いま、急に頭の中に何かが浮かんできたわ。 |
ソフィ | ほんと ?それで、何を思い出したの ? |
グリューネ | レイアちゃんの作ってくれたサイダー飯、シュワシュワでと~ってもおいしかったわぁ。また今度ご馳走してくれると嬉しいわねぇ。 |
レイア | そうそう、あのシュワシュワ感が妙にクセになるの !気に入ってくれて、わたしも嬉しいよ。言ってくれたら、またいつでも作ってあげるね ! |
レイア | ……って、あれ ?それって昨日の晩ご飯のことだよね ? |
グリューネ | あっ、言われてみればそうかもしれないわねぇ。 |
ソフィ | よかったね、グリューネ。大事なことを思い出せて。 |
グリューネ | ええ、本当によかったわぁ。これもソフィちゃんのおかげよぉ、ありがとう。 |
レイア | あは、あははは……。先は長そうだね……。 |
キャラクター | ピクニック |
グリューネ | 今日はとってもいいお天気ねぇ。素敵なピクニックになりそうだわ~。 |
シャーリィ | ふふっ、そうですね !早起きしてお弁当を作った甲斐があります。 |
クロエ | なあクーリッジ。このあたりは眺めもいいし、ここで腰を落ち着けてはどうだろう ? |
セネル | ああ、そうだな。俺、あっちの泉で水を汲んでくるよ。キュッポたちも手伝ってくれるか ? |
モフモフ三兄弟 | わかったキュ~ ! |
シャーリィ | よろしくね、お兄ちゃん !わたしたちは、お弁当の準備をしておくから。 |
グリューネ | 早く戻ってきてねぇ。 |
セネル | ああ、わかった。行ってくるよ。 |
グリューネ | セネルちゃんも、ホタテちゃんたちも行ってらっしゃ~い ! |
グリューネ | ――えーっと。……これから何をしたらいいのかしら ? |
クロエ | そうだな。まずはシートを敷くとしよう。 |
シャーリィ | わたしとクロエがこっち側を持ちますから、グリューネさんはそっちを持って、向こうまで広げてもらえますか ? |
グリューネ | ええ、わかったわぁ。 |
シャーリィ | ねえ、クロエ。わたしたち、いつかみんなで輝きの泉にピクニックに行こうって言ってたでしょ ? |
クロエ | ああ。グリューネさんの記憶が戻ったら、そのお祝いに……という話だったな。 |
シャーリィ | うん。あの時とだいぶ状況は変わっちゃったけど、一緒にピクニックに行けて、本当にうれしい……。 |
クロエ | ……そうだな。 |
グリューネ | シート、広げてきたわよぉ~。 |
グリューネ | あらぁ ?ねえ、シャーリィちゃんもクロエちゃんも、どうしてそんなしんみりした顔をしてるのかしら ? |
クロエ | あ……。い、いや、これはその……。 |
シャーリィ | ……あの、グリューネさん。グリューネさんはわたしたちに何も言わず、突然いなくなったりしませんよね ? |
グリューネ | そんなの、当たり前じゃない~。 |
シャーリィ | ほ……本当、ですか ? |
グリューネ | ええ、もちろんよぉ。だってお姉さん、みんなのことが大好きだもの。 |
グリューネ | いつかまた、今日みたいに晴れた日に、もっと大勢でもう一度ピクニックをしましょうよ。ね? |
シャーリィ | は、はいっ ! |
クロエ | 是非とも ! |
グリューネ | ふふっ、と~ってもいいお返事ねぇ。お姉さん、嬉しいわ。 |
グリューネ | じゃあ、セネルちゃんたちが戻ってくる前に、お弁当の準備をしちゃいましょう。 |
二人 | はいっ ! ! |