プロフィール
自分のせいで神の眼が奪われた。同じ神に仕えるはずの大司祭と神官の二人に騙され、自分の知識が悪用されてしまったのだ。神の眼を取り戻すため不安と罪悪感をいだきながらも彼女は共に旅立つことを決意。そしてその旅路で彼女は出会った。自分の意志に応え力を授けてくれるという剣と、彼女の知識を頼りにしてくれる存在と。
ミリーナの一言
ついにアジトに初のメガネ女子鏡映点が来てしまったわ。フィリアがメガネのブリッジをクイッとやるたびに知的で素敵だなぁって惚れ惚れしちゃう。けどたまに切なくもなるの。だってフィリアの視線の先には……。神に仕える司祭様とはいえフィリアだって、普通に恋をする女の子なのよね。みんなが幸せになれればいいのにって思うわ。
イクスの一言
この前、フィリアがお菓子を作ってくれたんだ。お菓子の名前は「フィリア特製フルーツパフェ・ウィズ・チョコレートバナ~ヌおいしおいし」だったっけな。一口食べた瞬間、口の中で美味しさが爆発してびっくりしたよ。ボムの調合だけじゃなくお菓子作りも得意だなんてすごいよな。あれ……けどどっちも似てるといえば似てるのかも ?好きこそものの上手なれって言うもんな。やっぱりフィリアは爆発の天才だよ。
キャラクター | 目で見るな |
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フィリア | あ、あの……えっと……チャットさん。少しよろしいでしょうか。 |
デゼル | どこをどう見たらあんなガキに見える。帽子をかぶってることしか共通点もないだろ。 |
フィリア | す、すみません……デゼルさんでしたか。えっと……一緒にいるのはビエンフーさんであっていますか ? |
ラピード | グルル……バウバウッ ! ! |
デゼル | ラピードだ。今の間違いには相当怒ってるぜ。 |
フィリア | も、申し訳ありません !実はメガネをなくしてしまって……。私、メガネがないと何も見えないんです。 |
デゼル | 何も見えない、か。俺から言わせてもらえば中途半端に見てるから苦労してるように思えるがな。 |
ソーディアン・クレメンテ | デゼルよ。おぬしは目が見えぬじゃろ。ラピードも片目を失っておる。おぬしたちは不自由せんのか ? |
デゼル | いいや。むしろ今の状態には感謝してるぐらいだ。風を読む力が格段に上がったからな。 |
デゼル | おかげで目が見えなくなる前よりも遥かに広範囲を捉えることができる。 |
ラピード | ワンワン。 |
フィリア | 以前、医学書で読んだことがありますわ。人の体は視力が失われるとそれを補おうと別の感覚が鋭くなる、と。 |
フィリア | デゼルさんは天族ですし、ラピードさんは犬ですがきっと理屈は同じですわね。 |
ソーディアン・クレメンテ | フィリアよ。ならばおぬしも視覚に頼らず別の感覚を研ぎ澄ませてみてはどうじゃ ? |
フィリア | 別の感覚を ! ? 確かに一理ありますがそう簡単にいくでしょうか……。 |
ソーディアン・クレメンテ | 物は試しじゃて。さすがに風は読めんじゃろうしここはラピードを見習い嗅覚で勝負してみるのじゃ。 |
フィリア | わ、わかりました……。鼻に全神経を集中させて……。 |
ソーディアン・クレメンテ | では質問するぞ。あそこの席に座っているのはだ~れじゃ ? |
フィリア | くんくん…………あら。えっと、もしかして……ヒルダさんでしょうか ? |
ソーディアン・クレメンテ | 正解じゃ ! すごいではないか !では続けていくぞい。あっちで座っているのはだ~れじゃ ? |
フィリア | くんくん……あっ、わかりました。ジェイドさんです。 |
ソーディアン・クレメンテ | おぉ、2問連続正解じゃぞ ! |
ラピード | ワウン。 |
デゼル | ……ああ。俺もそう思った。こいつ、伊達に目が悪くねぇ。 |
ソーディアン・クレメンテ | では最後じゃ。今、部屋に入ってきたのはだ~れじゃ ? |
フィリア | ちょっと待ってくださいね。ええっと……くんくん―― |
パスカル | シェリアってばお風呂に入れってうるさいんだから。確かにずっと入ってなかったけど、弟くんの香水でギリ誤魔化せると思うんだけどなぁ。 |
ラピード | …………クゥン。 |
デゼル | チッ……クソ。俺も一瞬ヤバかったぜ……。 |
フィリア | …………。 |
デゼル | おい。なに突っ立ってる。はやく避難するぞ。 |
フィリア | …………神、よ。 |
パスカル | フィリア ! ? いきなり倒れてどうしたの ! ? |
ソーディアン・クレメンテ | ……やはりメガネが一番のようじゃな。 |
キャラクター | この想いは永久に |
フィリア | …………あっ。 |
カイル | もうダメだっ ! !こんなの解けるわけがない ! ! |
フィリア | …………。 |
カイル | フィリアさん ! ?ごめんなさい、うるさかったですよね。 |
フィリア | いいえ。お気になさらず。それより、お困りのようですわね。 |
カイル | リフィル先生の宿題が難しくて……。しかもこれが終わるまで遊びに行っちゃいけないんですよ。 |
カイル | はぁ……これからリアラとデートだっていうのにな。 |
フィリア | デ、デートですか……。お二人は仲がよろしいのですね。 |
カイル | はい ! なんて言ったってオレはリアラの英雄でリアラはオレにとって運命の人ですからね ! |
カイル | 思い起こせば色々なことがあったなぁ……。そうだ。フィリアさんにもお礼を言わないと。 |
フィリア | 私に、ですか ? |
カイル | 当然ですよ。だってフィリアさんが仲間の大切さを教えてくれたことが、オレがリアラと一緒に旅をするきっかけだったんですから ! |
フィリア | は、はぁ……。 |
カイル | って、ごめんなさい。えっと……これは……。 |
フィリア | カイルさんの時代の話ですね。 |
カイル | はい……。 |
ソーディアン・クレメンテ | フィリアがそのようなことを……。感慨深いのう。 |
フィリア | きっと、私が経験した旅は私が大人になっても、おばあちゃんになっても、ずっと心の中で大切に残っているんですね。 |
カイル | そうだ ! フィリアさんが旅をすることになったきっかけも聞かせてくださいよ ! |
フィリア | それよりも、宿題はいいのですか ? |
カイル | そうだった ! ! あぁ……どうしよう。わからないものはわからないよ……。 |
フィリア | 諦めてはダメですよ。私もお手伝いしますから。 |
カイル | フィリアさんが ! ? いいんですか ! ? |
フィリア | 私の知っている範囲で精一杯お教えしますわ。 |
フィリア | 今の私たちは仲間なのですから。 |
キャラクター | 変わった自分 |
ディムロス | まさかあの場所が魔物の巣だとは……。 |
エステル | 魔物の討伐に向かったユーリとスタンは、あの場所が魔物の巣になっているとは知らされていません ! |
フィリア | 魔物は調査時点で数倍ほど増殖していたようです。一体ずつ倒してどうにかできる数ではありませんし囲まれてしまえば撤退することもできなくなります。 |
ディムロス | 討伐するにしろ救出をするにしろ群がる魔物を一掃する手段が必要だな。 |
エステル | わたしが行きます ! ! |
ディムロス | 落ち着け。君の実力は認めているがさすがに一人で対処できる数ではない。 |
エステル | 厳しいのはわかっています。それでも行きたいんです。 |
エステル | 仲間の危機を放っておく事なんてできません。わたしを行かせてください ! |
ディムロス | お、おい。だから一度落ち着けと―― |
フィリア | エステルさん。待ってください。 |
エステル | フィリア……。 |
フィリア | 私も一緒に行かせてください。 |
エステル | ……。 |
フィリア | 私とエステルさんで一緒に術を放てばきっと魔物を倒しきれると思うんです。 |
フィリア | 危険なことは分かっています。ですが……それでも私も行きたいんです。 |
フィリア | スタンさんと出会って、私は変われました。だからスタンさん……大切な仲間のために自分のできることをしたいんです。 |
エステル | わたしがユーリと出会って、仲間と旅をして変われたようにフィリアも……。 |
エステル | わかりました。一緒に行きましょう。 |
フィリア | はい ! |
ソーディアン・クレメンテ | というわけじゃ、ディムロス。ここは二人の乙女心を尊重してやってはどうかのう。 |
ディムロス | ……止めても聞かないということか。わかった、では二人を信じよう。村人たちの避難などは私に任せろ。 |
エステル | はい ! お願いします ! |
フィリア | 行きましょう ! 二人を助けに ! ! |