プロフィール
天界の女神レオーネに仕える妖精。リアフィースへと降り立ち、道中で出会ったサラや救世主たちと共に厄災の種を回収する使命を担う。時には献身的にサラたちを支え、時には身を挺して襲い掛かってくる敵から仲間たちを守る。世界を救う使命の傍らで、仲間たちと過ごすかけがえのない日々を見守り続けたのだった。
ミリーナの一言
リッピは家事や料理が得意なの。サラたちと旅をしていたときも料理はリッピが用意していたそうよ。この前作ってもらったシチューもとっても美味しかったわ。お礼に大好きだって言ってたサクランボをプレゼントしたら、とても喜んでくれたの。あんなに嬉しそうに食べる顔を見ちゃったら、こっちまで笑顔になっちゃうわね。
イクスの一言
リッピから元の世界ではどんな旅をしてきたのか聞かせてもらったんだ。それを聞いたら、リッピは本当にアレンたちのことが大切なんだなって思ったよ。この世界に来てからも、いつも皆のことを見守っていて、お互い信頼しあってるって感じなんだよな。アレンたちもリッピのことを頼りにしてるし、まさに皆のお母さん……じゃなくてお父さん ? でもないか……。まぁ、とにかく、強い絆で繋がってるってことは間違いないよな。
キャラクター | そっくりさん |
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リッピ | さて、今日はまずお部屋のお掃除をば……むむっ ! |
リッピ | ――私に向けられる好奇心に満ちた視線。もしや…… ! |
三人 | じぃー…………。 |
リッピ | おや、パスカ様にイアハート様それにグラスバレー様でしたか。 |
カノンノ・G | あっ、ごめんねリッピ。お仕事の邪魔しちゃったかな ? |
リッピ | いえいえ、私はてっきりまたジェイド様が解剖したいと仰りに来たのかと……。 |
カノンノ・E | かっ、解剖 ! ? |
リッピ | いえ、ジェイド様の冗談だとわかってはいるのですがあの鋭い眼差しの中に宿る不気味な光を見てしまうとついつい身構えてしまいまして……。 |
P・カノンノ | だ、大丈夫だと思うよ。多分……だけど……。 |
リッピ | おっと、私の話ばかりではいけませんね。皆様、私に何か御用ですか ? |
カノンノ・E | えっと、用事ってわけじゃないの。リッピの働く姿を見てたらなんだかパニールのことを思い出しちゃって。 |
リッピ | パニール様、と仰りますと確かイアハート様の母君のようなお方、でしたよね ? |
カノンノ・E | うん。リッピに姿もちょっと似てるんだ。料理も得意だったんだよ。 |
カノンノ・G | そうそう、私と一緒だったロックスにも似てるなぁって、みんなに話してたんだ。 |
P・カノンノ | 私も、小さな体で一生懸命なリッピを見てたらモルモのことが頭に浮かんで来ちゃって。 |
リッピ | そうでございましたか。皆様のお顔を拝見するに、とても大切な方々のようですね。 |
リッピ | そんな方にそっくりだと仰っていただけるとは至極恐縮でございます。このリッピより一層、皆様のために頑張らせて頂きますよ ! |
カノンノ・E | ありがとう、リッピ。あっ、でも働きすぎは駄目だよ。たまにはお休みも取らないと。 |
カノンノ・G | それじゃあ、こうしない ?今日は私たちもリッピのお手伝いをするの !それなら、少しだけどリッピの負担も減ると思うんだ。 |
カノンノ・E | 賛成 ! どうかな、リッピ ? |
リッピ | よろしいのですか ? なんだか申し訳ない気もいたしますが……せっかくですのでお言葉に甘えさせてもらいますね。 |
P・カノンノ | うん、任せて ! お手伝いならギルドでも沢山やってきたんだよ。 |
リッピ | 頼もしい限りです !では、私は手伝って頂くお礼の準備をするとしましょう ! |
リッピ | 今日のおやつはパスカ様とイアハート様がお好きな焼きりんご、それにグラスバレー様がお好きなバナナケーキですよ。 |
二人 | やったぁ ! ありがとう、リッピ ! |
P・カノンノ | あれ ? でも、これだとお手伝いどころか私たち、またリッピにお世話になっているんじゃ……。 |
リッピ | いえいえ。お気になさらず、パスカ様。 |
リッピ | 私は、皆様が喜んで下さる姿を見るのが嬉しいのでございます。 |
カノンノ・G | ふふっ、リッピってやっぱり……。 |
カノンノ・E | うん、パニールたちみたいに優しい素敵な妖精さんなんだね ! |
キャラクター | 大切な絆 |
リッピ | 皆様、情報によりますと、この森の南の方角に盗賊団たちの根城があるとのことです。 |
サラ | その盗賊団のせいで街の人たちが困ってるんだよね ?私たちで何とかしなきゃ。 |
カナ | うん ! それじゃあみんな、レッツゴー ! |
カナ | ……わっ ! ! |
ゼファー | おい、カナ。どこに行くつもりだ ? |
カナ | ぐわっ ! ゼファー ! ?どこって、もちろん盗賊団の根城に……。 |
ゼファー | その根城があるのは南だってリッピが言っただろ。お前がいま向かおうとしたのは北だ。 |
カナ | そうなの ! ? 私、またやっちゃったのね……ごめんなさい……。 |
アレン | 大丈夫だよ。もし間違えても今みたいにゼファーがちゃんと止めてくれるから。 |
サラ | そうそう、カナのフードを掴むのはこっちの世界でもゼファーさんじゃないと。 |
ゼファー | なんで俺専門の役職みたいになってんだよ……。 |
リッピ | まあまあゼファー様、そんなに照れずとも。カナ様の動きに一番早く反応できるのですから偉大なことですよ。 |
ゼファー | 別に照れてねぇよ ! !つか、リッピ。他に敵の情報はないのかよ ? |
リッピ | はい。どうやら盗賊団は森に迎撃用の様々なトラップを仕掛けているようです。 |
サラ | それで、自警団の人たちも迂闊に手が出せなかったんだね。私たちも気を付けないと……。 |
リッピ | ――ですので、先ほど私が見回りをした際に大体のものは解除しておきました。 |
サラ | いつの間に ! ? |
リッピ | 他にも、盗賊団たちが利用するであろう脱出ルートに拘束用の魔法陣を仕掛けておきました。これで準備は万全でございます ! |
アレン | あはは……さすがリッピだね。 |
リッピ | これしきのこと、皆様をお守りするためならば造作もないことです。 |
リッピ | 万が一、相手が皆様を歯牙に懸けようものならこのリッピ、我が力の全てを奮って天誅を下す所存でございます。 |
リッピ | ……もう二度と、皆様が傷つくようなことは絶対にさせません。 |
サラ | リッピ……。 |
カナ | ――大丈夫よ、リッピ。私たちは、誰も傷ついたりしないわ。 |
リッピ | カナ様…… ? |
カナ | だって、皆が一緒にいるのよ。どんなことだって怖くないわ ! |
ゼファー | だな。こんだけ周到に準備してくれたんだ。あとは俺たちがリッピに負けねぇような働きをするだけだ。そうだろ、相棒 ? |
アレン | うん、次は僕たちが頑張る番だね。 |
リッピ | ゼファー様……アレン様……。 |
サラ | 行こう、リッピ。私たちと一緒に ! |
リッピ | ……はい、サラ様 ! |
リッピ | (レオーネ様……リッピは幸せ者です。かつて願った幸せがここにあるのですから) |
リッピ | (大好きな皆様が私に笑いかけてくれる。この笑顔を、この先もずっと――ずっと見守っていきたい) |
リッピ | (――それが、私の幸せなのです) |