プロフィール
闘技場に、この男あり。ノイシュタットの貧しい少年は、その身一つで頂点にまで上り詰めた。並みいる強者たちを蹴散らし、勝ち星の山上に君臨する彼こそは、天下無双の強さを誇るチャンピオン。そして同時に、貧富の差にあえぐ民衆たちの希望の星。黄金のベルトを携えて戦う彼の姿に、人々は熱狂して、今日もその名を叫ぶ。マイティ・コングマンと。
ミリーナの一言
この前イクスと一緒にコングマンさんの試合を観に行ったの。対戦相手は武器を持っているのに、コングマンさんは臆せず先制攻撃を仕掛けにいったのよ。あの勇敢さには大興奮したわ。コングマンさんを含めて、チャンピオンにまでなる人は強さに自信もあるでしょうし、やっぱり怖いもの知らずなのかしら。そういえば、リリスがマギーおばさんっていう元チャンピオンと知り合いだって言っていたわね。同じ世界のチャンピオンみたいだし、コングマンさんも知っているかもしれないわね。今度聞いてみようっと。
イクスの一言
コングマンさんの筋肉って凄いよな。どうやったらあの鋼のような筋肉がつくのか気になって、丸一日、一緒に行動させてもらったことがあったんだ。そうしたら日がな一日筋トレをしていて驚いたよ。まさか筋トレの休憩で筋トレをするとまでは想像もしなかった。俺は鋼の筋肉どころか、全身に湿布を纏うことになったけど、コングマンさんは楽しそうにしていたし、やっぱり好きこそものの上手なれ、ってことなんだろうな。
キャラクター | 筋トレ上裸組 |
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キール | い、いつになったら空調設備は直るんだ……。クラースにイフリートを召喚してもらいたいぐらい寒いぞ……。 |
コングマン | はーっくしょい ! ! |
キール | コングマン、寒いなら服を着ろ。やせ我慢をして風邪を引いても知らないぞ。 |
コングマン | 今のは鼻がムズムズしただけだ。俺様は鋼の肉体を持つチャンピオン。ちっとも寒くなんかねぇ。 |
ザビーダ | 粋がるねぇ。だがそういうのは嫌いじゃねぇよ。てめぇの上裸も伊達じゃねぇみたいだ……はっ、はっ……ぶわっくしょい ! ! |
コングマン | おいおい、ザビーダよぉ。粋がってんのは、てめぇの方じゃねぇか ? |
ザビーダ | ぬかせ。今のはただのもらいくしゃみだ。 |
キール | はくちっ……うぅぅ……寒い……。 |
ザビーダ | ま、こっちはもう限界みたいだけどな。 |
コングマン | だらしねぇ。俺様を見習えってんだ……はっくしょい ! !う、うぅ……はっくしょい ! ! |
キール | やっぱりお前も寒いんじゃないか !いいからまずは服を着てくれ ! |
コングマン | 寒くねぇって言ってんだろ !俺様は凍え死んでも服は着ねぇぞ !なぁ、ザビーダ ? |
ザビーダ | モチのロンよ。 |
キール | お前たちがよくても見ているこっちが寒くなるんだ ! |
コングマン | それはてめぇの鍛え方が足りねぇからだ ! !服で隠そうが俺様にはわかるぜ !てめぇには筋肉が足りねぇ ! ! |
キール | なっ……そ、そんなことはない !これでも昔に比べれば筋肉もついたんだ ! |
ザビーダ | じゃあ見せてみろ。お前の筋肉を。 |
キール | ぼ、ぼくに脱げっていうのか ?お前たちのように上裸になるなんてぼくは死んでも御免だぞ ! |
コングマン | 断るってか ? それこそが自信のなさつまり筋肉のなさの表れだぜ ! |
コングマン | さあ、自信と筋肉をつけるためにもそして身体を温めるためにも一緒に筋トレだ ! |
キール | き、筋トレ ! ? |
コングマン | まずはヒンズースクワットを1万回 !いくぜ ! ! ふんっ、ふんっ、ふんっ ! ! |
ザビーダ | 面白れぇ ! 俺様も付き合うぜ ! |
コングマン | うおぉ、燃えてきたぁあ ! ! ! ! |
キール | か、身体から湯気がでているだと ! ? |
コングマン | ははっ ! どうだ、俺様の筋肉は !こいつを見てもまだ寒いか ? |
キール | 寒くはないが暑苦しい !上裸も筋トレもやっぱり御免だ ! |
キャラクター | 腕相撲とチャンピオン |
ジュード | 勝負あり ! 勝者はイオン ! |
コングマン | くっそぉ……また負けた。腕相撲のチャンピオンはお前のもんだぜ。噂には聞いていたが、こんなに強いとはな。 |
イオン | コングマンさんもお強いですよ。もう少し勝負が長引けば僕も危なかったです。ですから、そう気落ちしないでください。 |
コングマン | 別に落ち込んじゃいねぇよ。むしろ強敵と出会えて燃えてくるぜ。どうやってぶっ倒してやろうかってな ! |
イオン | そうでしたか。さすが、すごい向上心です。腕相撲勝負でも感じましたがコングマンさんには勇ましさがありますよね。 |
ジュード | うん。腕相撲だけじゃなくて普段の戦いでも感じるよ。武器を持っている相手にも臆せず向かっていく。なかなかできることじゃないもの。 |
コングマン | まあ、素手か武器かで言えば武器を持ってる方が普通は有利だからな。 |
ジュード | 僕の使っている護身術は、武器がない状況でも自分の身を護れることがメリットだけどコングマンの戦い方は、護身術でもない。 |
ジュード | コングマンは、どうして武器を持たずに拳で戦ってるの ? |
コングマン | まあ、話せば色々と長くなるが男らしく簡潔に言うならば理由は一つ ! |
コングマン | 武器に頼らず、鍛えあげたこの肉体でどんな困難も乗り越えていく ! |
コングマン | 鍛えた拳は裏切らねえ。裸からでも王者になれるってノイシュタットのガキどもにずっと見せてやりたいのさ。 |
ジュード | そうだったのか……。さすがチャンピオンにまでなった人は違うな。 |
イオン | コングマンさんは武器ではなく希望と勇気を握りしめて戦っているんですね。 |
コングマン | 良いこと言ってくれるじゃねぇか。お前は導師、俺様はチャンピオン。似たもの同士、気が合うみてぇだな。 |
イオン | 似たもの同士……かどうかはよくわかりませんがコングマンさんにそう言っていただけるのはとても嬉しいです。 |
コングマン | イオン。だが勝負に馴れ合いはなしだぜ。 |
コングマン | お前は腕相撲のチャンピオン。だがチャンピオンは俺様以外ありえねぇ。この矛盾は、次の勝負で正してやる。 |
イオン | はい。アニスから腕相撲は一日一回までと言われていますから、今日はもう無理ですが明日以降なら、いつでもお相手します。 |
コングマン | おう ! 楽しみにしてるぜ ! ! |