リトルクイーン
「フォドラの子よ……。あなたの行く末を見届けましょう」
「また、ヒトは同じ過ちを繰り返すのね」
テイルズ オブ グレイセス エフ
性:不明
年齢:?歳
身長:?cm
体重:?kg
CV:南條 愛乃

プロフィール

フォドラを滅ぼすヒトが憎い。それが、唯一持ち得た感情だった。だからヒトを拒絶する。それ以外に語り合うすべを知らないから。だが、あの少女は違った。ヒトを愛しヒトと共に生きようとする少女。わたしと同じフォドラの子。少女はヒトと過ごす時が違うことに苦しんでいた。ならば、すべてをひとつにしてしまえばいい。そうすれば少女の痛みも悲しみもすべて“わたし”に変わるのだから。

ミリーナの一言

リトルクイーンとソフィはよく似ているわ。見た目だけならソフィより少しお姉さんね。でも、ずっと一人でいたから、あまり人と話すことに慣れていないみたい。だから、ソフィは「自分がお姉さんになるんだ」って張り切ってるわ。わからないことを教えてあげて、言葉で上手く伝えられない時もフォローして、早くみんなと仲良くなれるようにしてあげるんですって。お姉さんというよりお母さんかも。私も、早くリトルクイーンと仲良くなりたいわ。だって、あんなに可愛い女の子とお話ができるなんて絶対に楽しいに決まっているものね !

イクスの一言

リトルクイーンの生まれた星は人類によって滅びかけたって聞いた。ラムダの話を聞いたときも思ったんだけど、国や技術が発展すると人は自分が一番偉いと勘違いしてしまうのかもしれない。俺はこの世界を守るために強くなっているつもりだけど、それで蔑ろになっているものもあるんだろうか……。もしかしたらアスベルは、そういうことをしてしまわないよう、必死にリトルクイーンやラムダの心を知ろうとしたのかもしれないな。


キャラクターお姉ちゃん
ベルベットどうしたの、ソフィ ?って、なんでその子もいるのよ。
ソフィベルベットに、謝りに来たの。
リトルクイーンあなたの認識を操ったことは謝るわ。……ごめんなさい。
ベルベットべつに謝る必要なんてないわよ。あんたのやったことは気に入らないけど一緒にいる間は、それほど悪い気分じゃなかったわ。
ベルベットたとえウソでも、幻でもあたしはラフィを守れていたから……。
ベルベット感謝しているとは言わないけどそのことでチャラにしてあげるわ。
リトルクイーンチャラ ? それはどういう意味なの ?
ベルベットもう怒ってないってことよ。
リトルクイーンそう……。
ソフィよかったね。許してもらえて。
リトルクイーンそうね。
ベルベットまったく……これで用は済んだ ?あたしはもう行くわよ。
ソフィ待って、ベルベット。姉弟って、どんな感じ ?
ベルベット急にどうしたのよ。
ソフィわたしとこの子は家族だから。
ベルベットああ、そういうこと。ソフィはお姉ちゃんらしくしたいのね。
ソフィわたし、お姉ちゃん ?
ベルベット親子ってほど歳が離れてないし。だったら姉妹じゃない。
ソフィ姉妹……わたしがお姉ちゃん…… ?
ベルベットあんたも呼んであげたら ?お姉ちゃんって。
リトルクイーンお姉ちゃん…… ?そう呼ぶことに、どんな意味があるの ?
ベルベット意味なんて言われるとこっちも困るけど。そもそも、そんな棒読みじゃ……。
ソフィ……ッ !
ベルベット……これでも充分嬉しそうね。
ソフィわからない。でも、すごく、すごく…… !
ベルベットはいはい。わかったから落ち着きなさい。あんたも、もうちょっと感情を込めて言えるようにならないとね。
リトルクイーンなぜ ?
ベルベットそれは自分で考えなさい。理由がわかれば自然と呼べるようになるわ。
リトルクイーン……わかった。考えてみる。
ベルベットソフィも、あまり無理強いはしないようにしなさい。
ソフィベルベット、お姉ちゃんって何をすればいい ?
ベルベットなんでもいいわよ。聞かれたら答えてあげればいいし。心配ならついていてあげれば ?
ソフィうん、わかった。ありがとうベルベット。
ベルベットはいはい。
ベルベット……お姉ちゃん、ね。

キャラクター温かいヒト
ヴェイグこうやって、クレアとお茶を飲むのも久しぶりだな。
クレアヴェイグ、ずっと忙しかったものね。
リトルクイーンヴェイグ……。
ヴェイグおまえは……。……何か用でもあるのか。
リトルクイーンあなたに謝りに来たの。
ヴェイグ……謝罪は必要ない。
ヴェイグおまえは自分を守るためにやったんだろう ?認識を歪められたことは、気分の良いことではないがそれを今さら責めるつもりはない。終わったことだ。
リトルクイーンそう……。
ヴェイグどうした ? まだ何か言いたいことがあるのか ?
リトルクイーンベルベットにも、同じようなことを言われたわ。だけど、わたしは……。
リトルクイーン……上手く言葉にできない。
クレアもしかして、ヴェイグに謝りたかったんじゃなくてもっと他のことを伝えたかったんじゃないのかしら。
リトルクイーン他のこと…… ?
クレアヴェイグはあなたを守っていたって聞いたわ。
ヴェイグそれは、この少女がクレアに見えていたからだ。意識ははっきりしているようで根本的な部分がすり替わっていたように思う。
クレアそれでも、この子はあなたに守られていたとそう感じたのよ。
リトルクイーンソフィが言っていたわ。誰かと一緒にいると温かいんだって。
リトルクイーン前はわからなかったけど、今ならわかる。ヴェイグとベルベットは温かかった。
クレアそう、あなたは嬉しかったのね。二人が側にいてくれたことが。
リトルクイーンこういう時、ヒトはどうするの ?
クレアたったひと言「ありがとう」でいいのよ。
リトルクイーンありがとう…… ?
クレア感謝を伝える言葉よ。誰かに嬉しいをもらったら、そう言うの。
リトルクイーンヴェイグ……ありがとう。
ヴェイグ……ああ。
リトルクイーン……不思議。これが嬉しい…。
クレア感謝するのもされるのも、とても素敵なことよ。あなたにもそれが感じられたのね。
リトルクイーンええ……あなたの名前を教えて。
クレア私はクレアよ。
リトルクイーンクレア……覚えたわ。クレア、ありがとう。
クレアどういたしまして。よかったら一緒にお茶をどう ?ピーチパイもあるわ。
ヴェイグああ、そうするといい。
リトルクイーン……いいの ?
ヴェイグおまえはもう仲間だろ。今度はオレの意思で守る。
ヴェイグ……それに、クレアのピーチパイは美味しいだろ ?

キャラクター守るべきもの
シェリアソフィ !  魔物がそっちに行ったわよ !
ソフィわたしは大丈夫。―― ! ?  シェリア、危ない !
シェリアえっ ?  ――きゃっ ! !
リトルクイーン…………っ !
シェリアま、守ってくれたの…… ?ありがとう。おかげで助かったわ。
ソフィ手強かったね。二人とも無事でよかった。
リトルクイーン…………。
シェリア……どうしたの ?  どこか怪我した ?
リトルクイーンいいえ。わたしは無傷……。ただ、不思議に思っただけ。
ソフィ何が不思議なの ?
リトルクイーンわたしが、ヒトを守ったこと……。フォドラの敵を……わたしが、この手で。
ソフィシェリアは敵じゃないよ。だから守ってくれたんだよね。
リトルクイーンそう……それは知っている。あなたが、教えてくれた。このヒトたちは、敵じゃないと……。
リトルクイーンでも、今の感覚は何か……違う。敵じゃないから、だけでは説明できない。とっさに体が動いていた。
リトルクイーン覚えているのは……恐怖を感じたこと。シェリア、あなたが――
シェリアえっ ! ?  わ、私が怖いってこと…… ?別に怖くないわよね、ソフィ ! ?
ソフィうーん……今はちょっと目が怖いよ、シェリア。
リトルクイーン……そうじゃないの。確かに、以前はヒトが怖かった。でも、今の恐怖は違う――
リトルクイーンわたしが怖かったのは、あなたが傷つくこと。わたし自身が傷つくことよりも。どうして ?  わからない……。
ソフィそっか……わたし、わかったよ。あなたは、シェリアを大事だと思ったんだね。
リトルクイーン大事……わたしが、ヒトを ?
ソフィ「ヒト」じゃないよ、シェリアだよ。……わたしの家族で、あなたの家族。
リトルクイーン家族……シェリアが無事だとわかってわたしの胸が温かくなった。この温かさが、家族ということ…… ?
ソフィ今はまだ、ぼんやりしているかもしれないけど一緒にいればだんだんわかると思うよ。わたしも、そうだったから。
シェリアソフィ……。そうね。二人とも私の大事な家族だわ。今度危ない時は私があなたを守るわね。
ソフィうん、わたしも !  一緒に守るよ。
リトルクイーン……ありがとう。
リトルクイーンわたしの新しい、大事なもの……家族。わたしはもう、一人じゃない……。
リトルクイーン――守ってみよう、この『家族』を。フォドラは失くしてしまったけれど……。もう、失くしたくないから。