プロフィール
少女は遥か遠い惑星からやってきた。最強の戦闘種族「夜兎族」として生まれた者は決して戦いの運命からは逃れられない──。そう思っていたのはいつのことだったか。血なまぐさい用心棒稼業から足を洗い、今やその日暮らしの半分居候。それでも誰よりもよく食べ、よく眠り、その怪力で依頼ごと粉砕する「万事屋銀ちゃん」の紅一点。酢こんぶ片手にかぶき町で今日もがめつく、意地汚く、逞しく生きている。金はないが義理はある。それが少女の新しい生き方である。
ミリーナの一言
神楽ちゃんはとっても力持ちなの。道を塞いでいた大きな岩を片手でひょいっと持ち上げて、空の彼方に投げ飛ばしてくれた時は思わず拍手しちゃった。あれだけの事をすれば当然お腹が空くだろうと思って、その日は私が腕によりをかけて夕食を作ってあげたの。そしたらすっごくたくさん食べてくれて……。口いっぱいに頬張った神楽ちゃんの可愛さったらもう……! 永遠になでなでしたくなっちゃったわ!
イクスの一言
魔物を見た神楽さんが「定春……」って言って触ろうとしてたんだ。慌てて止めたけど、一歩間違えば危なかったよ。元の世界で飼っていた動物のことを思い出したみたいなんだ。少し寂しそうだったから、ユーリさんのラピードみたいにいつか具現化されるかもしれないよって慰めてみたんだけど……。よく考えたら、その時の魔物ってすごく大きな熊だったんだよな。神楽さん、いったい何を飼っていたんだろう。
キャラクター | キャラ被り |
---|---|
神楽 | エドナ、聞きたいことがあるネ。 |
エドナ | 何 ? |
神楽 | この間、エドナが戦っているところ見たヨ。もしかして、おまえも夜兎族アルか ? |
エドナ | ……話の流れがよくわからないけど質問の答えは「いいえ」よ。ワタシは夜兎族じゃなくて、天族だもの。 |
神楽 | なんだ、じゃあただのキャラ被りだったアルか。 |
エドナ | キャラ被りって言い方なんだか釈然としないんだけど。 |
神楽 | 可愛くて毒舌で、人気投票も上位。妹キャラってところもおんなじネ。 |
神楽 | これは由々しき事態アルな……。ファンの奪い合いになるネ。 |
エドナ | あなたが何を言ってるのかワタシにはちっとも理解できないわ。 |
神楽 | 考えるな ! 感じるアル !今私たちに必要なのはとにかく個性を持つことアル ! |
神楽 | とりあえず、被ってないとこを伸ばすアル。個性重視でいいとこ探して、オンリーワン目指すアル ! |
神楽 | たとえば、エドナの傘にぶら下がってるそれネ。人形アルか ? てるてる坊主的なものアルか ?もしかしてエドナ……人形に話しかけちゃう系アルか ? |
エドナ | ちょっと、勝手に触らないで。 |
神楽 | よく見たらこの人形、服着てないヨ。てことは全裸マスコットアルか !帽子の中はどうなってるネ ? 確かめるアル ! |
??? | ……ぬああああっ ! !我の姿を侮辱するでないッ ! ! |
神楽 | おおっ、人形が喋ったアル ! |
エドナ | 人形じゃないわ。彼はノルミン天族最強の漢よ。自称だけどね。 |
フェニックス | 自称に非ず !我が名はフェニックス !ノルミン天族最強の漢なり ! |
神楽 | これ、エドナのペットアルか ? |
エドナ | まあ、そんなとこね。 |
フェニックス | 我はペットではない !なぜなら、我は不死鳥 ! 我が名はーー。 |
神楽 | 私もペット飼ってるアル !定春いうネ ! とっても可愛くてでっかいアル ! |
神楽 | あ ! またキャラ被ったアル ! |
フェニックス | くっ……またしても秘かに練習した段取りが……。 |
エドナ | ハァ……もういいでしょう。別に、お互い被ってても。 |
神楽 | エドナは気にしないアルか ? |
エドナ | どうでもいいわ。 |
神楽 | そっか ! だったら私たちお揃いネ !仲良くするアル ! |
エドナ | ……何でいきなりそうなるのよ。 |
神楽 | よく考えれば最近は一人よりグループの方が人気出るネ。 |
神楽 | ユニットで売り出せば人気爆発アル。握手券つければCD売れまくりネ ! |
エドナ | ちょっと。くっつかないでよ。 |
神楽 | じゃあ、さっそく二人で遊びにいくネ。仲良くなってコンビの結束を高めるアル。 |
フェニックス | 結束 ! ? これぞまさしく我が同胞たちに必要なもの !汝のその心意気、我も最後まで見届けさせてもらおう ! |
神楽 | 言ってること全然わかんないネ。エドナ、こいつも一緒に連れてくアルか ? |
エドナ | もう、好きにしてちょうだい……。 |
キャラクター | アネゴと姐御 |
神楽 | げふーっ、ごちそうさまアル。お腹いっぱいネ ! |
エル | エルもお腹いっぱいー。ごちそうさまでした。 |
ミラ | ちょっと神楽。顔中ソースだらけよ。 |
神楽 | お、気づかなかったネ。 |
ミラ | こら ! 裾で拭いたら服が汚れちゃうじゃない ! ? |
ミラ | ……はぁ。仕方ないわね……。ちょっとじっとしてなさい。 |
神楽 | う~っ、くすぐったいアル。 |
ミラ | じっとしてなさい。もう少し我慢できるでしょ ? |
神楽 | うう……アネゴがそう言うなら我慢するアル。 |
ミラ | そのアネゴって呼び方いい加減止めてほしいんだけど……。 |
エル | ねー、なんで神楽はミラのことアネゴって呼ぶの ? |
神楽 | アネゴはアネゴネ。正確にはアネゴ二号とか、金のアネゴとかアネゴマークツーとかアル。 |
エル | ミラはミラですー !エルのミラに変な名前つけないでよね ! |
ミラ | 別にあなたのミラって訳でもないけどね……。 |
エル | だいたい、神楽って子供だよねー。顔中ソースでベッタベタにするなんてさ。 |
ミラ | そういうエルも、ついてるわよ。 |
エル | ええっ ! ? ウソっ ! |
神楽 | あははは ! エルはお子様アルな。 |
エル | 子供じゃないもん !エルはちゃんと大人だよ ! |
ミラ | あ、ほら、エルったらまたトマト残して。好き嫌いしてると大きくなれないわよ ? |
エル | あうう……。 |
神楽 | エルはトマト食べられないアルか。 |
神楽 | 私はなんでも食べるアル !むしろ食べちゃいけないものも食べてるネ ! |
ミラ | 神楽、それは自慢にならないわよ……。 |
神楽 | エル、こっち向くアル。私がフキフキしてあげるネ。 |
エル | えっ、ちょっ ! ? そうじゃなくて……ふぎゃっ ! |
神楽 | そーれ、フキフキ。お客さん、かゆいところはございませんか~。 |
エル | ふにゃあああああっ ! ? |
神楽 | よし、一丁あがりヨ !これで完璧ネ ! ! |
エル | むううう、これっぽっちも完璧じゃありませーーーん ! ! |
ミラ | ふ……ふふ……あはははっ。 |
ミラ | 二人とも、案外いいコンビじゃない。ルドガーみたいに、神楽もエルの相棒にしてあげたら ? |
エル | だ、駄目 !エルのアイボーはルドガーだけ ! |
神楽 | なんだ、子供が遠慮なんてすんなヨ。 |
エル | 子供じゃないもん ! |
神楽 | あっ、いいこと思いついたネ。相棒がダメなら、私がエルのアネゴになってやるアル。 |
エル | えっ ? |
神楽 | 私のアネゴがミラで、エルのアネゴが私ネ。アネゴのアネゴなら、アネゴも同然。アネゴが二人いれば世話焼かれ放題アル ! |
ミラ | ふふっ、随分と強引な考えね。 |
エル | えっと、アネゴとアネゴで……。うう~、なんか混乱してきちゃった。 |
神楽 | 決まりアルな !じゃあ今日から一緒の部屋で寝るネ !私の世界じゃ、家族は川の字になって寝るアルヨ ! |
ミラ | 全く……しょうがないわね。今日だけは付き合ってあげる。 |
エル | ミ、ミラが行くならエルも一緒に行く ! |
神楽 | よーし、お風呂入ってパジャマに着替えたら私の部屋に集合アル ! |