プロフィール
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンの名が示す通り、セイルーン王国の第二王女。容姿は母親似、中身は父親似という周囲の感想がアメリアを端的に表している。聖王都と呼ばれ、赤の竜神を崇拝するセイルーンの巫女を務める彼女の心には、常に正義の炎が燃えさかっている。その拳に正義の祈りを込めて悪を粉砕する。文字通りの“鉄拳聖裁”がアメリアの信条かつ生き方なのだ。
ミリーナの一言
アメリアは元気で明るくて、とっても可愛い女の子よ。ただ、思い立ったら一直線というか猪突猛進というか……正義のためには周りが見えなくなることも多いわね。ファラとは気が合うみたいで、最近はレグルス流の武術を教わっているんですって。代わりにアメリアも何か教えてるらしいんだけど、周りはみんな不安がっているみたい。私はそんな風にまっすぐ過ぎるアメリアも素敵だと思うわ。
イクスの一言
アメリアは魔力を拳に乗せて戦うのが得意みたいだ。本人は正義の魂だって言ってるけど。彼女のお父さんは魔法も使わずに気合いと拳だけで実体のない幽霊や精神体を倒してしまうらしい。正義の心を高めて、いつかその域まで到達するのが目標だって言ってたよ。お父さんを目標にできるっていいよな。ちょっとアメリアが羨ましいよ。
キャラクター | 決め台詞 |
---|---|
ジューダス | 闇の炎に抱かれて消えろっ ! |
アメリア | ……かっこいい。 |
ジューダス | そこにいるのは誰だ。 |
アメリア | っ ! ? |
ジューダス | コソコソ隠れていないで出てこい。 |
アメリア | ちょっと待ってくださいね。よいしょ、うんしょ……。 |
ジューダス | ……おい。なぜ木に登り始める。 |
アメリア | よいしょっと……ふぅ。 |
アメリア | よくぞわたしの気配に気づきましたね !さすがと言わざるを得ません ! |
ジューダス | お前は、最近入ったやつか。僕に何の用だ。 |
アメリア | フッ……あなたの戦いぶりを見させていただきました。剣も魔術も使いこなすその実力、ゼルガディスさんにも匹敵する実力でしょう。 |
アメリア | ですが、一つだけ !どーしても認められないことがあります ! |
ジューダス | 認められない……だと。 |
アメリア | なぜ、“闇の”なのですか ! |
アメリア | せっかくカッコイイ決め台詞なのにそこはかとなく悪い感じが否めません ! |
アメリア | そこはもっとこう他にあるでしょう !正義とか、正義とか、正義とか ! |
ジューダス | 正義しかないじゃないか。 |
アメリア | 正義はすべてに通じるのです ! |
ジューダス | 意味がわからない。僕はもう行くぞ。 |
アメリア | いかせません ! とうっ ! |
ジューダス | お、おい、大丈夫か ! ? |
アメリア | 問題ありません !かすり傷です ! |
ジューダス | いや、かなり痛そうな音がしてたが……。 |
アメリア | そんなことより !今はあなたの決め台詞についてです !ぜひ、わたしにアイディアを出させてください ! |
ジューダス | 断る。僕にかまうな。 |
アメリア | いいえ、放ってはおけません ! |
アメリア | そうやって闇に傾倒するなど心に傷を負っているに違いありません !わたしが正義のなんたるかを教えて差し上げます ! |
ジューダス | いらないと言ってるだろう。くそっ、ついてくるな ! |
アメリア | いいえ、どこまでもついていきますよ !あなたの心に正義の炎が灯るまで ! |
キャラクター | 王女たち |
アメリア | こんにちは、ナタリアさん ! |
ナタリア | あなたは、アメリアさんでしたわね。そういえばきちんとご挨拶していませんでした。 |
ナタリア | 私はナタリア。ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディアですわ。 |
アメリア | これはこれはご丁寧に。わたし、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンです。 |
アメリア | わたし、ナタリアさんとお話してみたかったんです ! |
ナタリア | まあ、光栄ですわ。それにとても嬉しいです。確かアメリアさんも王族でしたわよね。 |
ナタリア | 異世界の王族の方とお話をすると見識が広がり、様々な気づきがありますし。 |
アメリア | そうなんですね ! わたし、自分と同じような立場の人って姉さんくらいしか会ったことがなかったので ! |
ナタリア | お姉様がいらっしゃるの ?私は一人っ子なので少し羨ましいですわ。どんな方ですの ? |
アメリア | そうですね……魔術の才能もあって、勉強熱心で── |
ナタリア | まあ、立派な方ですのね。 |
アメリア | 自信過剰で、すぐ調子にのって失敗するんですが立ち直りも早くて、いつも朗らかに高笑いをしてました。 |
ナタリア | 前向きな方ですのね ! |
アメリア | お母さんが暗殺された時、その場に居合わせたせいですごく責任を感じて……。 |
ナタリア | それはお気の毒に……。さぞや嘆かれたことでしょうね。 |
アメリア | ええ、自分の力不足を嘆いて修行の旅に出ました。 |
アメリア | そのまま長いこと帰ってこないのでどこかで道に迷ってるんだろうともっぱらの噂です。 |
ナタリア | ですが、お姉様は第一王女なのですわよね ?大丈夫なのですか ? その……心配では ? |
アメリア | だいじょーぶです。生きてればそのうち帰ってきます。それに、旅に出るのはうちの家系の宿命というかそーゆー性格なんです。みんな。 |
ナタリア | 確かに、城に閉じ籠もっているのは窮屈ですものね。私も半分くらいはそれが理由でルークたちの旅に同行したのかもしれません。 |
アメリア | はい。やっぱり人生は太く短くぱーっといきたいですよね ! |
ナタリア | ぱ、ぱーっと…… ? 太く短く ? |
ナタリア | ああ、民の為に自らの命や財貨を惜しまずそして不要に長く玉座に居座るようなことをしない。そういう意味ですわね ! |
アメリア | なにより、リナの近くで蠢く陰謀の気配 !それを見過ごすことはできませんでした ! |
ナタリア | 国のため……ですね。わかりますわ。 |
アメリア | やっぱり、巨大な悪を討ち滅ぼすことこそが王女の使命だと思うのです ! |
ナタリア | なるほど。確かに、王族だからこそ前に立ち国難を迎え討たねばならないのかもしれません。 |
アメリア | うちのお父さんもそうでした。 |
アメリア | 暴力を嫌う父さんも、いざ悪を前にすれば正義の心が燃え上がり、その拳は魔族すらも叩きのめしたそうです。 |
ナタリア | あなたのお父様はすごい方ですのね。もしや、何か特別な力をお持ちなのですか ? |
アメリア | いえ、とくには。しいて言えば、地上最強の平和主義者ですかね。 |
ナタリア | 平和主義なのに地上最強。なるほど。正しく力を使うため、正義の心を持ち正義の心をもって、力を行使するということですわね。 |
アメリア | あ、なんだかわたしばかりしゃべってますね。話しやすいからかなー。 |
ナタリア | そう言っていただけて嬉しいですわ。私も、興味深く聞かせていただきました。 |
ナタリア | 文化の違いでしょうか。いくつか、疑問に思うところもありましたが私たち、仲良くなれるような気がいたしましたわ。 |
アメリア | ありがとうございます !実は、初めてお会いした時からナタリアさんにはとても親近感をおぼえていたんです。 |
ナタリア | まあ、それは何故でしょう? |
アメリア | とくにあの服 ! すごく懐かしさと親しみを感じました ! |
ナタリア | あ、あれは、私の趣味ではありません !そこに親しみを感じるなんてやはり異世界の文化は難しいですわ……。 |