プロフィール
オラリオ最大派閥ロキ・ファミリアに所属する第一級冒険者。その美貌と、細身の長剣を巧みに扱う姿から『剣姫』と呼ばれる。しかし、その優美な二つ名とは裏腹に、アイズの中には怪物(モンスター)を倒すことへの執念ともいうべき意志が燃えさかっている。彼女がそれほどまでに怪物(モンスター)を憎む理由を知るものは、ロキ・ファミリアの中にもごくわずかしかいない。
ミリーナの一言
アイズは口数が少なくて表情もあまり変わらないの。でも、それは自分の感情を表に出すことが少なかったせいなのかも知れないわね。話をしていてわかったの。本当はすごく純真で、年相応に色んなことを敏感に感じ取っている女の子なんだって。きっと今がアイズの心の成長期なのね。アイズの心がどんな風に表れるのか、今からとっても楽しみだわ。
イクスの一言
アイズはすごく頼りになる剣士なんだ。だけど、ゴースト系の魔物を相手にする時だけは、気を付けた方がいいかもしれないな。この前、古い砦を探索している最中にスーッと黒い影が目の前を横切ったんだ。何かなと思った次の瞬間には、アイズが魔法を発動させていて……あっという間に砦が半壊しちゃったんだよ。もう探索どころじゃなくなって大変だった。正直、今までで一番アイズの強さを実感した瞬間だったな。
キャラクター | 女子たちの楽しみ |
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ティア | ここが私たちのアジトよ。確か、空き部屋がまだあったと思うわ。 |
アーチェ | 部屋はちゃんと男女別々だから安心してね。 |
アイズ | うん。わかった。あの……ここはファミリアのホームようなものなの ? |
ティア | ファミリアって、あなたの世界の組織のことよね。確か、神様を中心にした集まりだって。 |
アイズ | そう。神の眷族(ファミリア)になれば恩恵を授かって魔法やスキルを得られる。 |
アーチェ | あたしたちは、そういうのじゃないかなー。こうやって集まってるのもそれぞれ理由があるし。 |
ティア | しいて言うなら、イクスやミリーナに賛同したからここにいるって感じかしら。 |
ティア | だから、それぞれ好きなことをして結果的に協力しているだけの人も多いわ。 |
アイズ | 私に、できることあるかな……。 |
アーチェ | なーに言ってんの。あんなに強いんだもんそれだけでもじゅーぶんだって。 |
アーチェ | あ、でも気をつけてよね。剣の腕が立つって聞くと、すぐに戦いたがる男どもがここにはわんさかいるんだから。 |
アイズ | そう、なの ?別に、私はかまわないけど。 |
アーチェ | ダメダメ ! いったん相手にしたらその後は勝っても負けてもしつこいんだから ! |
ティア | そうね。最初から相手にしないほうが賢明よ。 |
アイズ | わかった。そうする。 |
アーチェ | アイズはやりたいこととかないの ?けっこーみんな好き勝手してるよ。 |
ティア | 研究所を作ったり、遺跡を探索したり。元の世界では出来なかったこともここならできるかもしれないわ。 |
アイズ | できなかったこと……わからない。ずっと、怪物(モンスター)と戦うことしか考えてこなかったから。 |
ティア | アイズ、あなた……。 |
アーチェ | よーし、決めた ! |
アーチェ | ここで、戦うこと以外にもアイズのやりたいこと見つけよ ! |
アイズ | 私の、やりたいことを見つける……。 |
ティア | 私も協力するわ。一緒に考えていきましょう。 |
アイズ | ……うん。やってみる。ありがとう。アーチェ、ティア……。 |
アーチェ | 手始めに、オシャレとかしてみる ?買い物のあとは、もちろんカフェでお茶よ ! |
ティア | いいわね。さっそく大きな街に行きましょう。 |
アイズ | うん。 |
キャラクター | あの味を求めて |
アイズ | モグモグ……ううん、違う。 |
クレア | そう、これもダメなのね。 |
ベル | あれ ? アイズさん。何してるんですか ? |
アイズ | ちょうどいい。ベル、これ、食べてみて。 |
ベル | これ……もしかしてジャガ丸くんですか ! ? |
アイズ | そう。食べて、感想を聞かせて。 |
ベル | うわぁ、ここでも食べられるなんて。じゃあ、さっそく……あむ。モグモグ……。 |
アイズ | ……どう ? |
ベル | はい、美味しいです !確かにこれはジャガ丸くんですね ! |
アイズ | …………。 |
ベル | あれ ? アイズさん ?なんでそんな残念そうな……。 |
クレア | 私なりに再現してみたんだけどアイズが好きなのはこれじゃないって言うの。 |
ベル | アイズさんが好きなジャガ丸くんって……。 |
アイズ | 小豆クリーム味。 |
クレア | そのアズキクリームっていうのがわからないの。アイズたちの世界の食べ物なのよね ? |
ベル | そうなんですけど、僕も作り方までは……。 |
クレア | そう。やっぱりいろいろ試してみるしかないのね。今度はベリーを練り込んでみたわ。どうかしら ? |
アイズ | あむ……モグモグ……。 |
アイズ | これも……違う。 |
ベル | 道は険しそうですね……。 |
アーチェ | あれー、みんな集まって何やってんの ? |
アーチェ | おっ、なんだか美味しそうなものが。もしかしてクレアの手作り ! ? らっきー♪ |
アーチェ | いっただっきまーす……あむっ……。うーん、美味しいっ ! |
ベル | このままでも充分美味しいですよね。ジャガ丸くん。 |
アイズ | うん。ただ、私が好きだった味とは違う。 |
アーチェ | ふーん。よくわかんないけど、確かにもう少しアクセントがあってもいいよね。 |
アーチェ | そうだ ! いいこと思いついた ! |
アーチェ | ここにすずちゃんからもらった『あんこ』ってやつとクレア、このクリームちょーだい。 |
クレア | え、ええ、かまわないけど。 |
アーチェ | これとこれを合わせて……あむっ。うん ! 大成功 ! おいしー ! |
ベル | なかなか、独創的ですね……。 |
アイズ | ……あむっ。 |
ベル | あ、アイズさん ! ? |
アイズ | これ…… !これこそ、求めていた味…… ! |
ベル | ええええっ ! ? |
アイズ | ありがとう、アーチェ…… !あなたの、おかげ。 |
アーチェ | え ? な、なんだかよくわかんないけどま、あたしにかかればとーぜんよねっ。 |