プロフィール
ギルド『海凶の爪』に所属し、イエガーに付き従う少女。共にイエガーに仕えるドロワットとは救児院で一緒に育ち、双子のような間柄でもある。ゆるい雰囲気のドロワットとは対照的に、ゴーシュはいたって固く生真面目で、それはイエガーへの揺るがぬ忠誠心にも表れている。普段から厳しい口調のため近寄りがたく感じるが、救児院の子供たちからは慕われており、時折ドロワットと共に訪れては交流を持っていたようだ。
ミリーナの一言
いつもしっかりしているゴーシュだけど、イエガーさんがいない時に少しだけ不安そうな表情をするの。心配になって声をかけると、気のせいだって突っぱねられちゃう。その姿を見るたびに、思いきり抱きしめてあげたくなるわ。だってそんな時のゴーシュは、まるで迷子の子供みたいなんだもの。ユーリさんたちから聞いたけれど、元の世界でイエガーさんがいなくなったことが本当に辛かったみたい。ゴーシュたちが心から安心して笑える世界になるように、私も頑張らないといけないわね。
イクスの一言
この間、この世界でゴーシュたちが身を寄せていた、エリックたちがいる施設を訪ねたんだ。そうしたら、着くなり子供たちに「ゴーシュお姉ちゃんたちはどこ ?」って尋ねられたよ。今回は来てないことを伝えたら酷くがっかりしてたけど、だったらこれをゴーシュたちに渡してくれって、可愛い花の髪飾りを作ってくれたんだ。すごく慕われてるんだな。そういえばゴーシュはきれいな向日葵の髪留めをしていたっけ。もしかして可愛いものが好きなのかもな。
キャラクター | 子供のお菓子 |
---|---|
コハク | さあ、わたしのスピリアを感じて !とっておきの――味噌パン ! |
エル | おミソおいしい ! コハク、プラス1ポイント。 |
ベルベット | これで決めてやるわ。手作りクッキー ! 温かいミルクを添えて ! |
エル | サクサクおいしい ! ミルクに浸けるとやわやわだ~。ベルベット、プラス2ポイント。 |
ゴーシュ | お前たちは分かっていない。水と砂糖のみ、コストも材料もシンプルイズベスト……水アメだ ! |
エル | あまくておいしい ! それに楽しい !ゴーシュ、プラス3ポイント ! |
コハク | うっ……、確かに水アメ練るのは楽しいかも。 |
ベルベット | 遊びを加えてくるなんて、やるわね。 |
ゴーシュ | ちなみに少しの間だが練るのに必死な子供たちが静かになるぞ。 |
ルドガー | ……エルを迎えに来たんだけど何してるんだ ? |
ドロワット | 安くて子供受けするお菓子を選んでるんだぉん。施設の子たちに差し入れするのよ。 |
ルドガー | なるほどな。それでエルが呼ばれてたのか。でも……。 |
エル | けぷっ、ふぅ……。ねえ、次のお菓子は ? |
全員 | ! ! |
ゴーシュ | 今日はここまでだ。続きは後日にしよう。 |
ベルベット | そうね。少しづつとはいえおやつとしては食べすぎ。 |
コハク | エル、また次、よろしくね。 |
エル | え~、まだまだいけるよ !今日はごはん抜きにすればいいし。ね、ルドガー。 |
ルドガー | ええっ ! ? |
ゴーシュ | ……エル、あの男は好きか ? |
エル | ルドガーのこと ? 当然でしょ。ルドガーはエルのアイボーだもん。 |
ゴーシュ | だったら今日は終わりにしよう。相棒が心配している。 |
エル | ルドガー……、エル、心配させたの ? |
ルドガー | まあ、少しな。それにごはん抜きはちょっと寂しいよ。エルが俺の料理を食べてくれると嬉しいから。 |
エル | そっか……ごめんね。じゃあ今日はおわり ! |
ゴーシュ | よし ! それと、きちんと栄養を摂らないと駄目だぞ。まともな食事ができるというのはとても幸せなことだからな。 |
ドロワット | うん、それホントマジなのよ~。 |
エル | わかった。けど、それならお菓子も栄養のあるものがいいのかなぁ……。 |
ゴーシュ | そうだな。ん ? となると……。 |
エル | さっきのゴーシュのポイント、一つ減らすね !水とお砂糖だけなんでしょ ? |
ゴーシュ | その通りだ ! わ、私は、何という事を……。 |
エル | みんな、ごちそうさまでしたー ! |
キャラクター | 思い出の帰還 |
ゴーシュ | イエガー様、お体はいかがですか ? |
イエガー | アイムファイン。問題ナッスィンね。 |
ドロワット | 良かったのよ~。じゃあゴーシュちゃん、アレ。 |
ゴーシュ | わかってる。イエガー様、これをどうぞ。 |
イエガー | コンパクト…… ? アンビリーバボー、これは…… ! |
ゴーシュ | はい。キャナリ姐のものです。 |
イエガー | ユーたちがファインドを ? |
ゴーシュ | いいえ。これはその……天を射る矢(アルトスク)のレイヴンが持っていたんです。 |
イエガー | 彼が……。 |
ドロワット | そのコンパクトだけはどうしても取り戻したくてキャナリ姐の弓と交換に手に入れたのぉ~ ! |
ゴーシュ | 勝手なことをしてすみません ! イエガー様 ! |
ドロワット | お仕置きは覚悟の上だにょん !でもでも、元々そのコンパクトは、イエガー様が―― |
イエガー | ノンノンノン。二人とも、グッジョブでした。 |
ゴーシュ | イエガー様……。 |
イエガー | ……これを手にする日が来るとはドゥーノットシンクね。 |
二人 | …………。 |
イエガー | ミーはリルビー、休ませてもらいます。二人も、どこかでエンジョイしてきなサーイ。 |
イエガー | ミッションコンプリート。ゴホービデス。 |
ドロワット | アイアイサー !遊ぶぞぉー、オー ! |
ゴーシュ | ドロワット、はしゃぎすぎだ。それではお休みなさいませ。イエガー様。 |
イエガー | ゴーシュ。ドロワット。良い休暇を。 |
ドロワット | ついに届けちゃったのね~。 |
ゴーシュ | 届けたな。 |
二人 | …………。 |
ドロワット | それじゃさぁ……っ……もう泣いていいよねぇ ? |
ゴーシュ | まだだ。イエガー様に声が……聞こえて……。 |
ドロワット | もうゴーシュちゃん泣いてる~。 |
ゴーシュ | だってやっと……やっとイエガー様に届けられた……。『生きているイエガー様』にあのコンパクトを……。 |
ドロワット | ぐすっ……キャナリ姐、良かったよぉ。イエガー様のところに帰れたのねん。 |
ゴーシュ | ああ。お帰り……キャナリ姐……。 |