プロフィール
かつて優秀な研究者だったその男は、恋人を失い、自身も生体兵器『ギア』の原型(プロトタイプ)として改造を施されてしまった。自分を改造した男『ギアメーカー』への復讐に執念を燃やす彼は、賞金稼ぎを生業としながら機会を伺っていた。人知を超えて生き続け『背徳の炎』と呼ばれる男は、いつも未曾有の危機に姿を現す。その無骨かつ強引なやり方で、世界を救っていく。
ミリーナの一言
ソルさんは細かいことは気にしない人ね。この間、エルがソルさんの服をアイロン掛けしてたら、ちょっと目を離して焦げ跡がついちゃったらしいの。だけどソルさんは「模様がついて得した」って言ってくれたんですって。そういう大らかさは、ソルさんのなんでも受け止められる優しさから生まれるのかも知れないわね。
イクスの一言
ソルさんは、サラダを食べるときにドレッシングをかけないんだ。それどころか、一人で食べるときは野菜を切らないし皮も剥かないらしくて、下手をしたら洗わずにそのまま……なんてこともあるんだって。豪快というか大雑把というか、とにかくすごい人だよ。そんなことを気にしてたら生き残れないって言われたんだけど、だとしたら俺も真似した方がいいのかな…… ?
キャラクター | HEAVYDAYS |
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ジョニー | 俺は雄々しく戦ったと愛する国を守ったとだから、泣かずに笑っておくれと~♪ |
ジョニー | ご清聴、感謝するぜ。 |
ソル | ………………。 |
ジョニー | だがしかし、悲しいかな、今日のお客はお前さん一人。天気が悪い中のゲリラライブじゃ、仕方ないか……。 |
ジョニー | それに、雨に打たれながらというのも乙なものだ。 |
ジョニー | 歌はどんな時も人の感情を揺さぶってくれる。そう思わないか ? |
ソル | 確かに、音楽は良いものだ。その意見には同意する。だが、生憎好みじゃねぇな。 |
ジョニー | ほう、さっきの曲はお気に召さなかったかな ?それじゃ、次はとっておきを披露しようじゃないか。 |
ソル | そうじゃない。音楽性の話をしてるんだ。 |
ジョニー | ……なるほど。なら、リクエストを受け付けようじゃないか。 |
ソル | 話聞いてたか ?音楽性が合わないって言ってんだ。 |
ジョニー | その音楽性を確認したくてな。どんな音楽が好みなんだ ? |
ソル | ……ロックだ。 |
ジョニー | ロック……ねぇ。念のため聞かせてもらうがお前さんの言うロックはどんな音楽なんだ ? |
ソル | 難しい質問だな。 |
ジョニー | というと ? |
ソル | 剥き出しの感情をぶつける音楽ってところか。楽器の決まりもない。鍋を使うやつもいれば、ドリルを使うやつもいる。 |
ジョニー | 鍋にドリルか ! そいつは面白いな !俺も試してみたくなってきたぜ。 |
ソル | だが、道具なんてなんでもいいんだ。唯一必要なものといえば心(ハート)だろう。 |
ソル | 誰にも縛られない。他人に笑われようが貫く事がロックなんだ。 |
ジョニー | 貫くこと……か。 |
ソル | あぁそうだ。社会のシステム、既成概念生きていればいろんな型にはまっちまう。 |
ソル | それが嫌だという反抗心がロックを作る。俺はそんな音楽が好きなんだ。 |
ジョニー | そうか、よくわかった。なら、俺がお前さんを満足させる。その思いを貫けば、それはロックじゃないのか ? |
ソル | フッ、そうかもな。 |
ジョニー | ということで、俺のナンバーを聞いてもらうぜ。絶対に満足させるからな。 |
ソル | ヘヴィだぜ……。 |
キャラクター | CORE |
ベルベット | あんたね、最近来たソルってのは。 |
ソル | だとしたら何だ ?随分と丁寧なご挨拶だな、お嬢ちゃん。 |
ベルベット | 悪かったわよ。つい警戒するのは癖みたいなものね。 |
ベルベット | 愛想がないのも礼儀に欠けるのも自覚してるつもり。 |
ソル | ふっ、そうか。愛想やら礼儀やらを持ち合わせてるなら剣なんて握る必要もないだろうからな。 |
ベルベット | かもね……。ところで……あんた、前の世界じゃ『背徳の炎』なんて呼ばれてたんでしょ ? |
ソル | 確かにそう呼ぶやつも居たな。それがどうかしたのか ? |
ベルベット | 理由を聞いてもいい ?嫌ならこれ以上は聞かない。 |
ソル | 遠慮するな。単純な理由だからな。 |
ソル | ある日突然、俺は人ではなくなった。そして全てを奪われた。それまでのささやかな日常さえも。 |
ソル | ただ、野郎が許せなかっただけだ。それが『背徳』だというなら、そうなのかもな。 |
ベルベット | 復讐って事…… ? |
ソル | そうなるな。お嬢ちゃんには滑稽な話だろうがな。 |
ベルベット | そんな事……ないわ。 |
ソル | ならいいが。お嬢ちゃんはなんでそんな事を聞いたんだ ? |
ベルベット | そうね……あたしも世界の救世主様に一発食らわせようと思ってるからかしら ? |
ソル | 一発食らわせる、か。そいつは悪くねぇ。 |
ベルベット | それで晴れてあたしは世界の敵でしょうね。まあ、今もだけど。 |
ソル | そいつは厄介な話だな。 |
ベルベット | でも、あたしはあたしのためにやり遂げる。……あんたは、ないの ?自分のしてることに、迷いや疑問を抱くことは。 |
ソル | あった。だが、忘れた。無駄だからな。 |
ベルベット | 無駄 ? |
ソル | 正しいかどうか考えるヒマもないくらいアレコレあったってのも理由だが結局、考えるだけ無駄だってことだ。 |
ソル | 野郎を探し出し、問い詰める。それで埒が明かなきゃ、ぶん殴りゃいい。四の五の言わずに、な。 |
ベルベット | ずいぶん物事を単純にしてしまうのね。 |
ソル | 単純なんだよ。実際にな。人間が勝手に難しくしてるだけだ。 |
ソル | もう少し含蓄のありそうな言い方をすれば自分の人生だ。後悔だけはするなってことだ。 |
ベルベット | 意外と月並みな言葉をくれるのね。 |
ソル | 生憎、小難しい話は苦手でな。 |